赤ちゃんはいつからお座りをさせる?一人座りに対応できる時期

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2017/09/02

一生懸命一人でお座りをしようとしている赤ちゃん

産まれてからずっとねんねばかりだった赤ちゃんがコロコロと寝返りをするようになると、ふにゃふにゃだった身体もだいぶしっかりしたように感じますね。

この頃になると、赤ちゃんの中には寝転がってばかりいることが嫌になってきたのか、寝かせておくと不機嫌な声を出してパパやママを呼ぶ子も出てきます。

そんなとき、パパやママが膝の上に抱っこして座らせてあげたり、ベビーチェアに座らせてあげるとニコニコして喜ぶことがあります。

赤ちゃんがお座りしたそうな仕草を見せるとすぐにお座りをさせてあげたくなりますが、少し前までは寝てばかりいた赤ちゃんを急に座らせてもいいのか気になりますよね。

赤ちゃんの身体はいつから一人で座ることができるようになるのでしょうか。月齢ごとの身体の変化や赤ちゃんからのサインを観察してみましょう。

赤ちゃんのお座りはいつから?月齢ごとの経過

赤ちゃんがお座りをするには、2つのパターンがあります。

  • あおむけやうつ伏せで寝た状態から自分でお座りの体勢になる
  • パパやママが赤ちゃんをお座りの形にする

本来は、寝転んだ状態から赤ちゃん自身でお座りの体勢になるのが自然なのですが、今はベビーチェアなどもあるので、大人が赤ちゃんをお座りの状態にすることも多いかと思います。

では、赤ちゃんの身体がお座りの状態になる、またはパパ・ママによってお座りをさせてもらうことに対応できるのはいつ頃からなのでしょうか。平均的な赤ちゃんの成長に沿って見ていきましょう。

【6か月の赤ちゃん】支えてもらえば少しの間ならお座りが可能

生後6か月は多くの赤ちゃんが寝返りをできるようになる頃です。身体も少しずつ成長し、筋肉もついてきていますが、まだひとり座りはできません。

お座りの姿勢をとらせると座っているように見えますが、まだ重たい頭をしっかり支えることができず、ひとりでは前後左右にバタンと倒れてしまいます。

パパ・ママが赤ちゃんの身体を左右から支えてあげたり、クッションなどでガードするなどの方法をとれば短時間の間ならお座りができますが、まだ目を離せない時期です。

【7か月の赤ちゃん】手をつかなくても背筋を伸ばして座れるように

お座りの姿勢をとらせると、背筋を伸ばして上手に座れるようになってきます。まだ完全に安定はしていませんが、座った状態でおもちゃをつかんだりもできるようになります。

しかし、何か周りのものに興味を持ってその方向へ動こうとすると、身体がついていかずにバタンと倒れることもあります。

座っていられる時間は長くなり、一見目を離しても平気に見えるかもしれませんが、まだまだ不安定です。お座りの姿勢をさせている間は目を離さないでくださいね。

【8か月の赤ちゃん】お座りをしたまま両手を使えるくらいに安定

この頃になると、四つん這いになってずりばい、ハイハイができるようになる赤ちゃんもいます。寝た状態から四つん這いになってクルクル方向転換する子も出てきます。

そうなると、自分でお座りをするようになるまでもうすぐです。四つん這いからお座り、お座りからハイハイ、またお座り…というように、自由に動く中でひとりでお座りをするようになります。

バランスを取る感覚もつかめるようになり、腰も安定し、見ていてもどっしりと安定感がでてきます。両手におもちゃを持って倒れずに座っていられるようになるので、ひとり遊びが上手になります。

安心してお座りさせるために!発達とひとり座りOKのサイン

一般的な月齢ごとの成長に沿って、ひとり座りまでの過程を見てきましたが、体重や身長にもバラつきがあるように、赤ちゃんの成長というのは本当に個人差が大きいものです。

8か月になったからひとり座りができるかというと、全ての赤ちゃんがそうだとは限りません。早い子がいれば遅い子もいます。しっかり座れるようになったのは9か月以降という赤ちゃんもたくさんいます。

ここでは、身体の発達の順番を知り、赤ちゃんひとりひとりの身体の発達具合から、ひとり座りができるかどうかを判断する目安を見ていきます。

赤ちゃんの身体の運動機能は頭から下の方にむかって発達していく

日を追うごとに動けるようになっていく赤ちゃんですが、身体の色々な場所が動かせるようになるのはきちんと順番があります。

赤ちゃんの身体は、頭から足の方へ、身体の中心部から末端の方へという順番で発達していきます。そして最終的には立って歩けるようになります。

自分の意思で身体を動かすことを随意運動(ずいいうんどう)といいますが、安定したお座りができるためには、この随意運動が背骨の端までできる状態になる必要があります。

頭から足の方へと身体が発達していくなかで、赤ちゃんの背骨の端まで筋肉や神経が行きとどき、骨盤を支えられるようになったとき、ひとりで安定したお座りができるようになるわけです。

背筋がピンと伸びたらひとり座りOK!お座りの姿勢を観察

背骨の端まで筋肉や神経が発達すればひとり座りの完成ですが、きちんと発達しているのか、赤ちゃんの身体の中をのぞいてみることはできませんよね。

赤ちゃんの背骨の筋肉や神経が発達したことを確認するためには、赤ちゃんをお座りさせたときの姿勢を観察してみてください。

  • 床に手をついていない
  • 上半身がぐらぐらしない
  • 身体がぐにゃりと前側に折れず、背中がピンと伸びる

このような状態になれば、ひとりで座れるようになったと考えてよいでしょう。ただ、まだハイハイをしない赤ちゃんの場合は、お座りに疲れてしまって、床に倒れてしまうこともあります。

そのときに頭や身体をぶつけてしまったり、自分の思う通りの体勢をとれなくて泣いてしまうことも。ハイハイをするまでは、安定してお座りしていても長時間目を離すことはやめましょう。

機嫌良くお座りして遊んでいても、途中でパパ・ママが抱っこしてあげたり、赤ちゃんが嫌がらなければ寝かせて休憩をさせてあげてくださいね。

安定したひとり座りができるまで焦らずに見守って

月齢ごと、そして身体の発達の面からひとり座りができるまでの過程を見てきました。育児書などでは月齢ごとに成長過程をまとめてあるものも多いですが、赤ちゃんの成長は個人差があります。

この記事内でも月齢で見ると8か月頃にはひとり座りができるようになってくると書きましたが、あくまでも目安ととらえてくださいね。

9か月を過ぎ、10か月近くになってからひとりでお座りができるようになる子もいます。お座りが遅くて心配というパパ・ママは小児科に相談したり、お座りの練習を手伝ってあげてもいいでしょう。

お座りの練習方法についてはこちらの記事に載っているので、参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの身体は毎日発達しています。昨日できなくても、今日はひとりで座れるかもしれません。赤ちゃんの成長を楽しみながら、お座りの様子を見守ってあげてください。

▼赤ちゃんのお座りの練習についてはコチラも参考にしてみて!

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