保育園見学で見るべきは施設と人。判断ポイントをチェック!

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2017/08/28

保育園の保育士さんと一緒に楽しんでいる園児

保育園見学で実際に保育園の様子を見ることができる時間は、30分~せいぜい1時間半程度です。

大切な我が子を預ける園を決めるための園見学では、ママの目でしっかりその園の良し悪しを見ておきたいですよね。

限られた時間の中で効率良く・見落としなく見学をしたい!見学時のポイントについてお伝えします。

まずは施設をチェック!広さや安全は大丈夫?内装や園庭も!

園見学では、実際の保育室や園の設備を見ることができるのが大きな魅力ですよね。

「あぁ保育園ってこんな感じなのか~」と眺めて見学終了とならないよう、子供の居心地の良さや安全面に着目しながら、施設をチェックしてみましょう!

保育室のスペース・区切りをチェック!

まずは、入園をしたら毎日過ごすことになる空間について見てみましょう。

保育室は、子供が日中メインで過ごす大切なスペースです。子供の人数に対して広さは十分にあるでしょうか?

認可保育園の場合、広さに関する国の基準を満たしていることにはなっていますが、以下のような理由で非常に狭く感じることがあります。
  • 使っていない机やいすが出しっぱなしにしてある
  • 室内を仕切っていて、自由遊びや運動の時間でも限られた狭い空間に子供が密集している
  • 全体的に乱雑であったり、保育に適さない場所がある

整理整頓やきちんとしたスペース分けがされていて、子供たちがのびのび過ごすことができそうな保育室かをチェックしてみてくださいね!

また、0歳児と1歳児以上の異年齢を同じスペースで保育している場合には、0歳児用の区画(ほふく室)が設けられているかもチェックしてください。

歩いたり走りまわる子供たちと、ハイハイや伝い歩きの赤ちゃんが常時共に過ごす保育室は、常に危険と隣り合わせです。

0歳児入園を考えているママは、ベビー用スペースをしっかりと見ておいてください!

安全対策は大丈夫?整理整頓は同時に子供の良い手本となる!

安全対策がきちんとされているかもチェックしておきましょう。

  • 子供の背丈以下の窓に落下防止柵がある、完全に施錠されているか
  • 子供の手の届く位置に危険なものは置かれていないか(小さい物・刃物・洗剤等)
  • 子供の手の届く位置にあるドアや引き出しにロックがされているか
  • 壁やロッカーなどの角はクッション材で保護されているか
  • 事務室・調理室・階段等は安全対策がとられているか(特に2階以上に3歳児未満のクラスがある場合)
  • 廊下・階段や床は滑りやすくないか、子供用手すりが適宜あるか
  • 非常口の前が荷物や棚で塞がれていないか
  • おもちゃや子供の個人ロッカーは整理整頓されているか

「子供の自主性を尊重」という理由で、おもちゃ箱や個人ロッカーに乱雑に物が詰め込まれている園もあるようですが、子供が片付けた後に保育士が手直しをするものです。

見学者が来る時に直されていない場合、日頃から先生の意識が低い、人手が足りていないなどが予想できます。

散らかり、はみ出し、半開きの引き出しは、だらしなく見えるだけではなく、踏む・引っかかる・ぶつかるなどの『怪我のリスク』に繋がります。整理整頓=安全と覚えておきましょう。

整理整頓に取り組む先生の姿は、子供にとって良い手本・習慣作りになります。

トイレの環境、衛生状況をチェック!

園生活をしていく上で、毎日欠かせない行為の一つに排泄がありますね。トイレの衛生状況が悪いと、保育室への悪臭や病気の元となってしまいます。

見学の際は、必ずトイレのチェックも欠かさないようにしましょう。

  • 明るく、スリッパや備品はきちんと整えられているか
  • 便器や床がひどく汚れていないか
  • ドアでの仕切り、換気、保育室への臭い対策はしてあるか
  • 【4・5歳】大きい子供用のトイレでは、半個室や仕切りの配慮はあるか
  • 【1~3歳】トイレは高さや便器の形が使い易いか、おまるの場合は衛生的な保管状況か
  • 【0歳~】オムツの子供のためのオムツ替えスペースや環境は?
  • オムツを破棄するゴミ箱の蓋は?使用済みオムツが転がっていないか?
トイレは、外部から見えにくくトイレトレーニングの時間は先生方もバタバタしがちなため、つい環境づくりは後回しになってしまいがちな場所です。

しかし、子供の健康にも成長にもとても大切な場所です。細やかな配慮が行き届いている園を選ぶ参考にしてみてください。

園庭はある?散歩ルートや近隣の公園もチェックポイント!

「園庭があることが園選びの必須条件」というママも多いようですね。

認可保育園の場合、園庭の有無に関わらずしっかりと外遊びは保育内容として保障されているので大丈夫です!

園庭が無い、あってもとても狭い場合は、日常の外遊びは基本的には近隣へのお散歩や公園遊びになります。

外遊びは、園内外問わず室内での遊びよりも安全面できになることは多いですよね!
園庭がある場合
  • 広さは十分か
  • 地面は転んでも安全?(コンクリートや砂利部が多過ぎないか)
  • 建物裏など保育士の死角箇所に柵などの対策が取られているか
  • 尖った棒がむき出しになっていたり足をかけて転びそうな場所はないか
  • 子供の顔の高さに特に危険な遊具や道具がないか
  • 夏場は日陰になる場所や熱中症対策が取られているか
園庭が無い場合
  • 園の近隣に大きな道路や危険な道路はないか?(散歩コースや保育士の配慮は?)
  • よく遊ぶ公園はどこか
  • 子供がまだ歩けない場合は、お散歩や公園遊びはどうしている?
園庭がない場合の懸念点

  • 公園には他の園や地域の子供たちがいて思うように遊べない可能性
  • ゴミ等で危険・不衛生な環境になってしまっている場合
  • 道路での安全面が気になる

「園庭がなくても外遊びはしてもらえる」と心得つつも、「園庭があること」が選ぶポイントの場合は、園庭のある園限定で見学されると良いかもしれません。

給食室も見せてもらおう!

保育園では、入園後は基本的に毎日給食があります。毎日1~3回(おやつを含めて)は食べることになる保育園での食事。その内容や作られる場所は、ぜひ見ておきたいポイントですよね。

しかし、見学者にもオープンな園もあれば、ガラス越しに見学OK、給食室内と外部との接触の影響から見学NGなど園によってさまざまです。

見学ができた場合には、実際の調理の様子や盛り付けてある食器を見てみることで、雰囲気を掴むことができます。運が良ければ段階別の離乳食も見れることもあります。

見学NGな場合でも、給食のディスプレイや写真を見せてもらい量や雰囲気を掴んでおきましょう。それもない場合には、献立表を見せてもらうだけでも参考になります。

認可外保育園や情報公開に閉鎖的な園は、食事面について内容や量など必ず確認をしておきましょう。

またアレルギー対応についても聞いておく必要があります。

見学会の他に給食の試食会がある園もあるので、足を運んでみても良いですね!

先生はどんな人?子供への愛情や関わり方を見てみよう!

園にはどんな先生がいるのか、先生たちが子供とどう関わっているのかを見ることも大切です。入園が決定したらお世話になる可能性が高い園の先生。

ママと離れて長い時間過ごすことになる子供に安心感を与え、安全に楽しく成長をサポートしてくれる先生の多い園かどうかは、非常に重要ですよね。

身だしなみや清潔感を大切にしているか

先生は保育士として相応しい格好をしているでしょうか。

人手不足が顕著でとにかく職員を増やしたい園は「服装・髪型自由」と謳って人材を確保しているケースもあります…。

きちんとした園であれば、先生方は子供と関わるのに相応しい格好をしているはずです。
  • 動きやすい服やエプロンを着用しているか?汚れていないか
  • ジャージの裾を踏んだり、裸足で保育をしていないか
  • アクセサリーははずし、爪は短く整えられているか
  • 顔に髪の毛がかかっていないか、長い髪はまとめ、尖ったヘアピンはしていないか
  • 過度なメイクで、香水はしていないか

これらが守られていないと、時として子供の病気や怪我につながってしまいますし、だらしない格好は、危険な上に子供の手本となりません。

第一印象でプロ意識への疑問をもってしまいますよね。

「人を外見で判断してはいけない」のですが、職業人として相応しい格好をしているかどうかは園選びでは大切な基準です。

保育士の人数は十分?不安定な保育状況でないか、基準もチェック!

保育園では、保育士一人が見ることのできる子供の人数が、年齢毎に決まっています。年齢が低いほど、同じ人数の子供に対して先生の数は多いはずです。

特に0歳や1歳の少しでも目を離すと常に危険と隣り合わせになる低年齢の子供たちに、先生はきちんと複数配置で目を配っているでしょうか?

保育士の人数が足りないからと、小スペースに過密に子供を集めすぎていたり、テレビの前のチェアに座らせたままであったりという園は考えものです。

先生の人数は適切で、しっかり子供たちの安全や遊びに集中をしているか、是非チェックしてみてくださいね。

保育士一人が見ることのできる子供の人数を厚生労働省の資料を基に表に示します。0歳クラスには大人が多く感じられるくらいが、適切な環境です。

子供の年齢 保育士一人が見る子供の人数
0歳児 3人
1・2歳児 6人
3歳児 20人
4歳児~ 30人

著しくこの基準を下回る先生数である場合は、保育の質や安全面が心配です。さりげなく普段の保育状況を質問してみると良いですね。

▼保育園見学時の注意点と質問内容についてはコチラも参考にしてみて!

表情や言葉遣いは適切?あいさつや子供への語りかけもポイント!

子供と関わる大人の表情は、まだ言葉を発することのできない小さな子供にもその雰囲気が伝わります。

先生が常に疲れた顔をしていたり、楽しい読み聞かせや活動中にずっと怖い顔をしていては、子供たちはとても不安になってしまいます。

ただし、もし悪いことをした子供がいる場合は、怒った顔や悲しい顔を見せて子供と一緒に解決策を考えることも。

「先生が常にニコニコ笑顔」というのは印象が良いですが、その場に適切な表情をしているか、子供としっかり向き合っているかをチェックしてみてくださいね。

同時に言葉遣いも大切です。子供を呼び捨てや「お前」呼ばわり等は言語道断ですが、つい感情に任せて気になる言葉を発してしまう先生が多いのも事実。

見学者が来ている時ですらそれが露骨であれば、日頃はなおさらでしょう。

また、子供への対応だけでなく、見学者である私たちに対してあまりにも無愛想である場合も考えものです。

  • 子供の手本となるな愛想よいあいさつ
  • 寝かしつけなどでそれができない場合にも笑顔で会釈

こういった先生方の多い保育園を選びたいですね。

何より愛情が一番!丁寧な保育がおこなわれているか

どんなに清潔な身だしなみで丁寧な言葉・大人への顔向けが素敵な先生でも、子供への愛情がまったく感じられないような先生には、大切な我が子を預けたくはありません。

愛情をはかるポイントに基準はないですし、どう感じるかというのは個人の感性によるところが大きいものです。でも子供に日々愛情をかけ、たくさんのサポートをしているママの直感で見えてくるものはあると思います。

幼い子供を人として尊重して丁寧に保育しているなどの視点で見てみてください。

子供の様子が日常の様子を物語る!年齢毎のチェックポイント

子供の様子は何より日常の保育環境そのものを教えてくれるでしょう!

大人はある程度場に応じた言動を心がけることができますが、子供はそうはいきません。見学時には、ぜひ子供の表情や言動にも注目してみてくださいね!

理想としては“子供たちがいきいき楽しそうな保育園”が良いですが、子供たちの不安や問題点はそれ以上に目に留まりやすいものかもしれません。

少々の問題ならば小さな子供たちの集団社会である保育園にはつきものではありますが、ママがあまりにも気になる場合のものはしっかりと対応を見ておきましょう。

年齢毎の見学ポイントを紹介します。

【0・1歳】泣いている子が多すぎないか!?先生の対応と併せてチェック!

赤ちゃんはどんなに信頼をしている大人の元でも頻繁に泣いたり、ママでもお手上げの原因不明の癇癪を起すこともありますよね。

この年齢の子供たちが見学時に泣いていても、通常範囲であれば微笑ましい保育園らしい光景と捉えることができるでしょう。

しかし日頃の保育に何か子供たちが不安になる大きな要素が隠れている可能性もあります。

  • 午前中の落ち着いた時間なのに、ほとんどの子が大泣き…
  • ハイハイや歩ける子の多くが、窓際や入口のフェンスにしがみつきママを求めているように見える
  • 急に「ギャー」というような激しい泣き方が聞こえる(先生の死角で転倒やトラブルが起こった可能性大)
  • うつぶせやベッド柵を下ろしたまま寝かされている子がいる

日頃から人手不足であったり十分欲求が満たされていない、先生の愛情が子供に伝わっていない可能性があるかもしれません。

その時たまたまかもしれないので、不安であれば時間を置いてもう一度保育室を見せてもらって確認しておきましょう。

【2・3歳】いきいき楽しく活動できている?散漫な子が多すぎる様子は注意

赤ちゃんより物の理解が進み、少しずつ集中力がついてくるこの頃の子供たち。

一般的に園見学はクラス毎に楽しみながら何かに取り組む時間を見られる場面が多く、子供たちは皆楽しそうに歌ったり手を動かしたりをしています。

しかしまだまだ幼い年齢なので、気分・体調で集団から外れてふてくされたり、イヤイヤと立ち歩いてしまう子もいます。

ここでのチェックポイントは、そういった行動をしているのが一人や二人ではなく、ほとんどの子の場合。

先生の話を聞けていなかったり、目の前の画用紙には見向きもせず走り回ったりしていないかを見ておきましょう。

  • 先生との信頼関係ができていない
  • 日頃から活動が子供にとって魅力的でない
  • 日頃から「今は○○をしようね」という雰囲気ができていない(自由遊びと集団生活のメリハリができていない)

特に3歳児の場合は、子供20人に対して先生1人だと収拾がつきません。

少し落ち着きがなくても、先生たちが協力しあってしっかりと子供の気持ちに向き合っているようであればまだ良いです。

しかし先生も見て見ぬふりの状態であれば、日頃の様子が心配になりますね。子供が楽しめる活動、子供の興味が湧くような指導がされているかもチェックしてみてください。

【4・5歳】子供同士の関わりや言葉遣いを見るチャンス!

人遊びや先生との関わりだけでなく、お友だちとの会話や遊びもどんどん増えてくる年齢の子供たちが、子供同士でどんなやりとりをしているかにも着目してみてください。

  • 列に割り込んだり押したりする
  • お友だちにきたない言葉を遣ってしまう
  • ふとしたことから喧嘩になってしまう

こういった状況が見られます。しかし大切なのはそこからです。

先生が適宜声かけや仲裁に入ったり、周りの子が「○○くん並んでね」と言うと並び直すなどといった場面があれば良いでしょう。

しかし誰かが大泣きしたり怪我をするまで先生が気づかない・関わらない場合には、日頃からの保育環境があまり良くないのかもしれません。

保育園入園はゴールではなく、5歳児の卒園までの長い集団生活のスタートです。

今は赤ちゃんの我が子の園選びでも、時間が許す限りできるだけ多年齢のクラスを見学させてもらってみてくださいね。

あくまでも緊張する日!温かく見守って

最後に、どの年齢にも言えることですが、見学者が来ている時間は、子供たちにとって「いつもと違う時間」です。

緊張もしますし、ママと来ているお友だちを見て寂しくなってしまう子もいます。人見知りで知らない人の気配がしただけで大泣きしてしまう子もいるでしょう。

「びっくりさせてごめんね、お部屋に入れてくれてありがとう」という気持ちで温かく見守ってあげてくださいね。

「あまりに言葉遣いがひどいなぁ…」と感じた場合には、施設見学終了後に担当の先生にさりげなく感じたことを伝えたり質問をしてみてはいかがでしょうか。

我が子の園生活を想像しながら有意義な見学を!

園見学は限られた時間の中でたくさんのポイントを見る必要があり、妊娠中やまだ幼い子供を抱っこしながらの参加はなかなか大変です。

しかし、「来年からはこの場に○○(我が子)もお世話になるのかなー」といった視点で見てみると、とてもワクワクすると思いませんか?

同時に、「安全安心かしっかり見ておこう」「先生やお友だちはどんな人かな?」といった関心もグッとアップするかもしれませんね。

園見学をすることにはたくさんのメリットがあり、施設や人を見ることができるのも、実際に足を運んだ方だけの特権です!

ぜひ効率良く有意義な見学にしてくださいね。

▼保育園見学のおすすめの時期についてはコチラも参考にしてみて!

▼保育園見学の予約電話のかけ方についてはコチラも参考にしてみて!

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