いつからどのくらいOK?子供のカフェイン食品や飲料への対策!

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2017/03/17

いつからどのくらいOK?子供のカフェイン食品や飲料への対策!

カフェインが子供の心身や成長にあまり良くないとわかっていても、緑茶やウーロン茶を飲ませなければならないシーンや、子供自身が「チョコレートを食べたい」という日もいずれはやってくるでしょう。

実際に、カフェインが子供にとってまったくNGというわけではありません。

しかし、胃腸機能が未熟で、一生に関わる味覚形成の面でも大切な時期にいる低年齢の乳幼児期には、カフェインを含んだ飲食物を与えるかの判断は慎重に行っていかなければなりません。

この項目では、以下の点において順番に子供とカフェインについて考えていきたいと思います。

  • 子供にとって悪影響のないカフェイン量の基準
  • 子供が飲んでも良いコーヒーの量や与え方
  • 緑茶やウーロン茶等、カフェインを含むお茶類を子供に与える基準
  • チョコレートの健康への影響と与える時期の目安

お子さんにカフェインの入った飲み物や食べ物を与える際の、参考にしてください。

悪影響のないカフェイン量の基準をチェック!

摂取しても悪影響のないカフェイン量の基準は、以下の表の通りです。(「大人」は参考値です。)カナダの保健省が発表し、日本でも内閣府の食品安全委員会が基準として公表しています。

一日あたりの悪影響のない最大摂取量 飲み物に換算
子供(4~6歳) 45mg/日(※1) コーラ1缶(355ml)に含まれるカフェインの量:36~46mg(※2)
子供(7~9歳) 62.5mg/日(※1) ※2に同じ
子供(10~12歳) 85mg/日(※1) ※2に同じ
健康な成人(妊婦以外) 400mg/日 コーヒー マグカップ3杯(237ml/杯)

※1:平均値であり、子供は「2.5ml/体重/日」を目安に計算します。

カフェインの基準値だけを見ると、4歳以上の子供は一日にコーラ1本程度であれば飲んでも大丈夫ということですね。ミルクチョコレート(50g/枚)であれば、4~6歳の子供のケースでは一日3枚程度はOKです。

(コーラ飲料やチョコレートを飲食することでの糖の摂取量や虫歯の問題等、別の課題はここでは除きます。詳しくは後述します。)

一般的な範囲で飲食を楽しみ、毎日のように摂取し続けなければ(※3)、4歳以上の幼児はカフェインのリスクにさらされる心配もさほど心配はいらないでしょう。

※3:カフェインが体から排出されるまで、個人差がありますが1日以上かかる場合も多いです。続けて摂取を続けると、体内のカフェイン量が増えていくことにも気をつけたいですね。

しかし、コーラ飲料は500mlのペットボトルであると基準値を超えますし、チョコレートも子供に自由に与えると、「甘くておいしい」と、どんどん食べてしまいますよね。

子供に自由に与えるのではなく、これらを与える際にはコップやお皿に適量を入れてあげるようにしてくださいね。

大人の真似をしたい!コーヒーを飲みたい子供への対応術

また、子供が大人のようにコーヒーを欲しがった際に、コーヒーにミルク(牛乳)を多目に入れたカフェオレ(または既製品のカフェオレ)を飲ませているママも多いと思います。

カフェオレは、製品にもよりますが100ml中に40mg前後のカフェインが含まれています。

こちらも子供が飲みやすいようにと砂糖が大量に入った甘いものも多いので、子供にカフェオレを飲ませる際にはカフェインのリスクと合わせて、以下のように調節してあげてみてくださいね。

  • 既製品のカフェオレにさらにたっぷりミルクを入れて、風味と満足感を味わわせてあげる
  • 既製品のカフェオレそのものを楽しみたい子供には量を少なめに与え、他にお茶等を用意する
  • たっぷりのミルクの中にコーヒー浸出液を一さじだけ入れてあげる
なお、同じティースプーン一杯の量とは言えども、子供にコーヒーを与える際にそのままの浸出液を飲ませるのは好ましくありません!(大人が飲むようなブラックコーヒーや微糖コーヒー等)

子供の形成途中の味覚と胃がびっくりしてしまいます!必ずミルクでカフェオレのように薄めて飲ませてあげてくださいね。紅茶の場合も同じく、ミルクティーを作ってあげる感覚でOKです。

▼子供の体にカフェインがもたらすリスクについてはコチラも参考にしてみて!

どうしてもそのままのものを…という場合には、カフェインレスコーヒーをあげるのがおすすめです。

タンポポコーヒー等、コーヒーの風味を楽しみながらカフェインを気にしなくても良いコーヒーもいろいろ出ています。(種類によりますが、刺激や苦味・独特のクセも一般的なコーヒーより抑えられたものが多いです。)

なお、はじめにお伝えしたように、全日本コーヒーの見解では、「12~15歳以上で、大人並みに体重が50kgを超えている場合には、大人と同じようにコーヒーを飲んでも構わない」となっています。

小学校高学年くらいになったお子さんがコーヒーを飲みたがる場合には、お子さんの体重や健康状態等を加味しながら、パパやママがどの程度まで許可をするかを判断してあげても良いでしょう。

しかし、まだ成長過程の子供であることも考慮し、心配な場合は専門家と相談しながら量や飲ませ方を調節してみてくださいね。

お茶類は様子を見ながら!0歳児には与えない方が良い!

食品安全委員会の資料では、子供という表記は4歳以上となっていました。

では、3歳までの乳幼児はどうなのでしょうか。

結論から述べると、カフェイン含有量の多いコーヒーはNG!(玉露もコーヒーよりカフェインが多いので避けるべきですが、この時期に乳幼児が玉露茶に出会う場面はほとんどないでしょう。)

そして、カフェイン含有量も少なめで、その味に子供が依存する可能性も低い煎茶やウーロン茶に関しては、以下のように考えると良いでしょう。
  • 0歳…胃腸機能が最も未熟であるため、いずれも飲ませない(お茶は麦茶を推奨※4)
  • 1歳…0歳同様飲ませない(※4同様)方が好ましいが、飲ませる場合は薄めて少しずつ
  • 2歳…子供用コップ1杯程度ならOKだが、少し薄めた方が好ましい
  • 3歳…よほど煮立てたり渋いものでなければ、適量飲ませてもOK
いずれの場合も、出先で出していただいた際やそれしかない場合等場面を限定し、家庭ではカフェインレスの「麦茶」または、カフェイン含有量がかなり微量である「ほうじ茶」を乳幼児には飲ませてあげるようにしてくださいね。

4歳以上は緑茶や烏龍茶は基準値内でOK!給食に緑茶が出る地域も!

また、煎茶やウーロン茶等のお茶類に関しては、ティーポットや急須一杯分のお茶を煎じても、カフェイン含有量は20mg程度でした。

4歳以上の標準体型の子供であれば、1日1リットル程度未満の摂取であれば、カフェインが悪影響を及ぼす基準となる量には達しません。

たしかに、外遊び後や食事中や入浴後等、一日のすべての水分補給を緑茶でおこなうとなると、基準値を超えてしまうケースが増えてしまいます。

しかし、適度に水や麦茶や牛乳等他のカフェインの入っていない飲み物も飲みながら、緑茶やウーロン茶を日常の一部に取り入れていくのは、もうこの年頃の子供たちにはリスクはほとんどないでしょう。

ちなみに、筆者は小学生時代お茶の名産地である県に住んでいたのですが、年中毎日、給食の時間になると、クラスに一つ大きなやかんが運ばれていました。

中身はもちろん緑茶です。お茶屋さんでいただくような濃い緑茶ではありませんでしたが、しっかりと鮮やかな黄緑色をした、(茶葉で色付けした程度の白湯ではなく)緑茶そのものでした。

これを、小学生たちは持参したコップに好きなだけ入れて飲むことができたのです。

給食には牛乳もありますし、「飲み過ぎてその後腹痛になっては困る」や「一人が取りすぎると他の子の分がなくなる」といった観点から過剰摂取には注意が呼びかけられていましたが、筆者のいた地域ではどこの小学校でも緑茶があるのが普通の光景でした。

小学生の子供たちには緑茶を飲むことを控えさせるどころか、免疫力の増強や殺菌作用等、緑茶のパワーで子供たちが元気になるよう、むしろ積極的な摂取が推奨されていたのです。

カフェイン含有量の数値から見えるリスクの少なさや、このような事例があることからも、4歳以上の子供が緑茶やウーロン茶を好んで飲むようになっても、カフェインによる悪影響はもうあまり考えなくても良いでしょう。

万が一、緑茶等を飲み子供が眠れなくなった等影響が見られた場合には、影響の受けやすさ(感受性)にも個人差があるため、カフェインレスの飲み物を与えるか、専門家に相談しながら飲む量を調整するようにしましょう。

チョコレートは3歳から!他の問題と併せてもやはり積極摂取は避けたい!

最後に、カフェイン含有量は決して多くはないものの、やはりその乳幼児への影響が気になるチョコレートについて考えてみます。

イライラするとチョコレートが食べたくなる、チョコレートがなくなるとさらにイライラする…といった状態を指す「チョコレート依存症」という言葉を聞いたことがありませんか?

または、その中毒性・中毒症状に「自分が当てはまる」と感じられている大人の方も多いかもしれませんね。

正式な病名ではありませんが、毎日「ストレス」だの「疲れ・疲労感」だの「やる気を出すため」だのと、何かと理由をつけてチョコレートに手が伸びてしまうこの状況は、一種のアルコールや薬物への依存と同じ状態のようです。

チョコレートがこの依存状態を作り出す原因は、以下の原因と行動の連鎖によるものです。(依存症のサイクルには諸説ありますが、一例です。)

  1. 甘くておいしいチョコレートを、初めは嗜好品として楽しむ
  2. 多量の糖分が含まれているチョコレートを食べると血糖値が上がり、ストレスが和らいだりやる気が出る感じがする
  3. おいしい・ストレス解消・やる気アップ等をチョコレートの効能と感じると共に、時間が経ち血糖値が下がるとボーっとしたり再びストレスを感じたりし、またチョコレートが欲しくなる
  4. 適量で満足できず食べ過ぎ(依存)となり、糖質だけでなくカフェインや脂肪も大量摂取してしまう(食べ過ぎるとカフェインの興奮作用等も影響してきますね)

チョコレートは、少しだけ食べる(食べさせる)つもりでも、つい「もっともっと!」となってしまう要素の多い、要注意のお菓子です。

たくさん食べたり、頻繁に食べ続けることにより、以下の症状やリスクを引き起こす可能性も高まってきます。(【 】内は小児に特徴的なリスクです。)

  • 消化不良・下痢
  • 胃もたれ・ムカムカ(吐き気)・嘔吐
  • メタボリックシンドローム【小児肥満】
  • 糖尿病【小児糖尿病】
  • 虫歯
  • カフェイン過剰摂取による諸症状(この記事でこれまで挙げてきた諸症状)
このように依存性や体へのさまざまな悪影響が懸念されるチョコレートは、結果的にカフェインを摂りすぎるという問題にもつながります。

我が子をチョコレートに依存する子供にしたくないパパ・ママは、早くとも3歳まではチョコレートを与えないようにしましょう。また、ココアを与え始める時期も同基準で考えて良いでしょう。

3歳という年齢は、胃腸等子供の体の機能の発達面を考えた目安であるとともに、子供の味覚形成にも大きく関わってくる年齢なのです。

3歳までに味の濃いものや砂糖をたくさん含んだものを食べておいしいと感じてしまうと、薄味や自然の味ではものたりないと感じてしまう子供になってしまうリスクが上がります。

3歳まではカフェインレスが基本!自然の甘味と麦茶で正常な発育を促そう!

上のような理由から、3歳未満の子供に甘味を味わわせてあげる時には、チョコレートではなく以下のようなものを取り入れてみてください。

  • さつまいもやかぼちゃ等、甘みの強い野菜
  • イチゴやみかん等のフルーツ(フルーツは自然味ですが糖分も多いので与えすぎには注意)
  • お菓子を与える場合は赤ちゃん用のクッキー等ほのかな甘みのものを少量

これらはもちろんカフェインレスですし、あらゆる観点からチョコレートよりも子供に適しています。

また、先述の緑茶やウーロン茶等の例と合せても、やはりこの成長や体の土台をつくるためにとても大切なこの時期には、できるだけ不要な刺激は与えないのが一番です。

「無添加」「オーガニック」等、子供に与える食品を選ぶ際は、自分たちが口にするものを選ぶ時よりも慎重に品定めをされるママは多いですよね。その考慮のポイントの一つに、「カフェインレス」も追加してみてください。

カフェインは微量であれば「即健康被害」といった大事には至らないことがほとんどですが、「たくさん眠ること」や「日々心も体も成長していくこと」が仕事の小さな子供の体に、カフェインは全く必要のない物質です!

子供が小さいうちはママもカフェインレスな生活でみんなが穏やかに!

今回は子供のカフェイン摂取による影響をテーマとして取り上げているためあまり触れませんでしたが、妊婦さんや授乳中のママが摂取したカフェインも、微量ですが胎児や赤ちゃんに影響をもたらすということもわかっています。

また、卒乳後の子供と過ごしている際でも、子供の横でママやお兄ちゃん・お姉ちゃんだけがおいしそうにコーヒー(コーヒー牛乳)やチョコレート等を味わっていると…小さな子供も、自分も欲しくなってしまいますよね。

子供の生活からできるだけカフェインを排除したいと思う際の対策・方法として、まずはママも思い切ってカフェインをできるだけ摂らないようにしてみるというのも一つでしょう。

とはいっても、妊娠前はコーヒーや紅茶が大好きだったママがいきなりそれらをすべて絶つとなると、大きなストレスともなってしまいますね。

そんな時には、カフェインレスコーヒー(デカフェ、たんぽぽコーヒー等オーガニックコーヒー)やカフェインレスティー(ルイボスティー等)を取り入れてみるのも良いですね。

今や、デカフェはベビー用品店のプレママコーナー等妊娠・授乳期のアイテムを取り扱っているお店だけにとどまらず、多くのスーパーやインターネットサイトでも豊富なラインナップがあります。

また、コーヒーチェーンややコンビニのレジ横コーヒーでも、カフェインレスのものをオーダーできるお店がどんどん増えてきています。

これらをチョイスすることで、ママのストレスも減りますし、もし子供が「ちょっとちょうだい」と言ってきても、カフェインによる悪影響を考える必要なく「ちょっと大人な気分」を子供に味わわせてあげられますよね。

チョコレートやコーラ飲料等も、大人や上の子が飲食する光景を見ることのない家庭では、小さな子供が積極的に「欲しい欲しい!」とねだる可能性は低くなりますね。

子供の健康を守るとともに、ママ(できればパパ)も、少しの間だけ自分たちもカフェインを我慢して他の楽しみを見つける生活を心がけてみてはいかがでしょうか。

カフェインを絶つ(減らす)ことで、初めは少しストレスがかかるかもしれませんが、だんだん「眠れない」「なぜかドキドキする」といったカフェインによる症状に悩まされることも減り、家族みんなの穏やかな生活につながるかもしれません。
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