怒る数秒前に発想転換!イライラで子どもに八つ当たりをしないコツ

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2015/09/29

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365日、毎日休みのない育児は時にイライラがママの心を支配します。これは子育てをしている人であれば理解出来ると思います。

そのイライラが小さいうちに、「子供八つ当たり」することなく上手に解消できていればいいのですが、ある日突然、爆発してしまうということもありうると思います。

感情の糸が切れたように怒ってしまう数秒前に、「発想の転換」でそのイライラを上手に解消してみませんか?

怒りスイッチがONになりそう!発想の転換をしてみましょう

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お子さんの年齢は、いくつでしょうか。もしかしたら、魔の2歳児や悪魔の3歳児と呼ばれる年齢ではありませんか?だとしたら、そのイライラはあなただけの感情ではありません。

同じ年頃の子供を子育て中のママの多くが、同じようにイライラしてしまうことに悩んでいます。ママのイライラのその原因は、何でしょうか。

もしかしたら、いつも同じことが原因で毎回イライラしている、ということが多いかもせいれません。

自分と対等ではない!「生まれてまだ数年の小さな人間」と考えて

「食事の時間にイライラする!」ということはありませんか?例えば、これから皆で食事の時間だとします。食事の際には手をきちんと洗ってから食卓に着き、全員が揃って「いただきます」の挨拶をしてから食べ始めますよね。

食事中は会話を楽しみながらも食事に集中して、「ごちそうさま」の後には自分が使った食器類を片付ける・・・と言った、私達からすれば当たり前の行動がなぜできないのかと、我が子を見ながらイライラしてしまうといった感じです。

目の前の子供は、生まれてからまだ数年しか経っていません。まだまだ、親や周りの大人から教えてもらわないと何一つ分からず、何もできない小さな人間なのです。

これから一つずつ、何度も教えてもらいながら多くのことを覚えていきます。それなのに、いつの間にか自分と対等に見てしまっているから、イライラしてしまうのだと思います。

カッとなって怒ってしまいそうになる、その数秒前に、子供に対して「生まれてまだ数年の小さな人間」なのだから仕方がないという発想の転換をしてみてください。それができれば、ママ自身がだいぶ楽になると思います。

一瞬で、目の前の小さな我が子が、とても無邪気で愛おしく思えてくるかもしれませんね。

子供は、身体的にも精神的にも、まだまだ未発達である

食事中に食器をスプーンで叩いて音を出してみたり、何度注意してもこぼさないと食事ができなかったり、手でつまんで食べてみせたり・・・。ママがイライラしてしまうこれらの行動は、ママが嫌いでわざとやっている訳ではないのです。

イヤイヤ期と言われる年齢の頃の子供は、脳が未発達なために、言葉で感情を上手く表現できずに癇癪を起こしたり、食事の際にはまだ上手に食べられないことがあるそうです。

何事にも、練習をすることは上達するためにとても大切なことです。食事の際、特に離乳食期に子供の好きなように手づかみ食べを十分にさせることが大切と言われるのも、このためなのですね。

食事中に食器を叩いて音を出すことは、一般的に考えれば非常識なことですが、成長過程の子供として見れば、好奇心が育ってきていると捉えることもできますね。

このようにに捉えることができると、ママのイライラも少なくなります。

ただし、外食時や他所のお宅にお邪魔している時など、他の人がいる場ではあきらかにマナー違反で迷惑にもなりますので、家庭内限定にしましょう。

子供を怒っている自分の顔を、一度鏡で見てみて!

「子供を怒っている最中の自分の顔を鏡で見てみたら、すごい形相で驚いた」と、知り合いから聞いたことがあります。確かに、怒らなければいけない場面ではメリハリをしっかりとつけて表情にも感情を出すことが大切です。

それから知人は、本当に必要な場面以外では、怒らないように一呼吸おけるようになったと言います。褒める時はオーバーなくらい喜びを表現して、イライラが募ってきたら、鏡の中のあの怒りの形相の自分を思い出すのだそうです。

喜怒哀楽は、まだ言葉で上手に感情を言い表せない、幼い子供の大切な感情表現でもあります。ママも人間ですから、やはりイライラを抑えられない場面もたくさんあると思います。

そのような時には、まず言葉や行動ではなく、顔の表情で喜怒哀楽を表現してみるのはいかがでしょうか。嬉しい、怒り、悲しい、楽しい。そうすることで、自然と一呼吸おくことができますし、感情にまかせて行動してしまうことも防げると思います。

それ以外の方法の1つ「育児日記」でイライラを抑えよう!

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それでも愛おしいはずの我が子が、とんだ小悪魔に見えてしまう時もあるかと思います。そのような時にはぜひ、「育児日記」を付けることをおすすめします。

子育てをしていると、一日があっというまに過ぎてしまいますよね。夜に子供を寝かしつけながら一緒に眠ってしまい、残りの家事や自分のことが何もできずに朝になってしまったという経験もあるのではありませんか?

そのような繰り返しですと、なかなか1人で心を落ち着かせて過ごせる時間を作ることができず、感情の整理もできないまま翌日を迎えることになってしまいます。

できれば短時間でもいいので、子供が眠った後、1人で静かに過ごせる時間を作りたいものです。そこでおすすめなのが、育児日記です。育児日記といえば、子供が生まれた時につけた経験があるというママもいらっしゃるかもしれませんね。

私も書いた経験があり、ミルクを飲んだ時間や排便の回数、また離乳食が始まればその内容や赤ちゃんの体調や様子など、細かく記入しました。そこまで詳細でなくていいので、子供の行動や様子を通して、自分が思ったことを書いてみましょう。

文字にすることで自分の感情を整理することができますので、怒りのスイッチを探すのに役に立つかもしれません。一日数行でかまいません。所要時間が数分でしたら無理なく、毎日続けられそうな気がしませんか?

子供の成長日記として読み返すとまた面白いと思います。子供も、自分の記憶があまりない幼少期の様子を知ることは、楽しいものだと思います。

もしも将来、一緒に読み返す機会ができたとしたら、「こんなことがあったんだね」なんて、笑い話になることでしょう。

実際に怒る時のポイントは「手短に」かつ、「理由を添える」です

発想の転換やママに合った様々な方法で、日々のイライラを抑えていても、子育てにはしつけも必要ですので、怒らなければいけない場面も出てきます。そういった時に、どのように怒るのが効果的か、「怒り方」についても見ていきましょう。

怒る必要がある事例

  • 他人に迷惑をかけた時
  • 命にかかわる時

例えば、自分の子供がお友達と一緒に遊んでいたとします。そこでもし、我が子がお友達のことを叩いて泣かせてしまったとしたら、どうしますか?理由がどうであれ、まずは叩くのはいけないことだと教えなければいけません。

いきなり「だめでしょう!」と頭ごなしに叱って、お友達に謝らせるのでは、怒られたことへの恐怖心しか残らず、なぜいけなかったのかが分かりません。

これでは「ママがいたから怒られてしまった。ママがいないところでなら、叩いても大丈夫だ」との、誤った理解の仕方をしてしまう可能性もあります。

この場合でしたら、まずはママ自身が真っ先にお友達に謝るといいでしょう。ママが謝る姿勢から、いけないことをしてしまったのだということを、少しずつでも理解し始めるかもしれません。

そして、我が子に対しては「○○ちゃん。お友達を叩くのはよくないよ。お母さんも悲しいし、お友達はもっと悲しいと思うよ。どうして叩いてしまったのかな?」と、その理由に耳を傾けるようにします。

おそらく、子供の口からは正確な答えは望めないと思いますが、この場合はまず子供の心に寄り添って、共感してあげましょう。子供の心を落ち着かせてから、叩くことはいけないことだと教え、お友達に対してお詫びするようにします。

必ず、なぜいけないのか子供に分かりやすい理由を添えて、手短に済ませることが大切です。その場限り」を鉄則にして、後からは言わないようにしましょう。

繰り返し、何度でも注意することは多いもの…とに割り切ってみて!

先程も少し述べさせていただきましたが、子供はまだ脳が未発達の段階ですので、記憶することも十分にできません。

ママの興味を引くためにわざと同じことをする場合もありますが、ほとんどは注意されたことをインプットできていないため、「何度注意しても同じことをする」こともあるのです。

繰り返し、何度でも子供に教えるつもりで、こちらが根気強くなることも大切だと思いますし、そのように先に割り切ってしまえば、ママもだいぶ楽になるのではありませんか?

もしも八つ当たりしてしまったらいつも以上の愛情を!

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イライラが抑えられない、でもみんなも一緒で当たり前だからしょうがない…と思われる方もいらっしゃると思うのですが、まずはその考えを改めてみませんか?

そして、原因は色々とあると思いますが、周りに相談したり、また割りきってしまうことで解決できる問題であれば割りきってしまうというのも1つの手だと思います。

でもやっぱりイライラしてしまうーという場合には、是非紹介した方法でまずは乗りきれるかを試してみてください。

もしそれでも、イライラにまかせて八つ当たりしてしまうことがあったとしたら、素直に子供に謝って、いつもより少しだけ長くふれあう時間を作りましょう。ママがたっぷり注いだ愛情は、きちんと子供に伝わっています。

もし可能でしたら、自分が我が子と同じ頃の様子を、両親や親類に聞いてみるのもいいと思います。案外、同じような行動をしていたり、当時母親が同じ思いを抱いていたのが分かったりするかもしれません。

自分が同じ頃のことを思い出してみると、我が子に共感できる部分もあるかもしれませんね。違った角度から我が子を見る、いいきっかけになる場合もあります。

イライラは誰にでもあり、またそれ以上に子どもへの愛情が必ず存在しています。どうか自信を持って、これからも共に育児に励みましょう。

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