赤ちゃんに節句の人形などお祝いをいただいたお返しは?内祝いのマナーや相場

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2017/03/22

赤ちゃんが生まれた際のお祝である出産祝い等で、もう内祝いについては把握済み・実践済みというパパやママも多いかもしれませんね。

しかし、生まれてすぐに「初節句」を迎える赤ちゃんもいたり、出産内祝いよりも先にこちらの記事を読んでくれている方も居られるかもしれませんね。

お祝をもらったら内祝いを贈るのがマナーです!今一度、内祝いについて、意味やマナー、相場などを押さえておきましょう。

内祝いとは?現代ではありがとうのお礼の気持ちがこもったお祝い返しのこと

そもそも、「内祝い」とはなんなのでしょうか。伝統行事に関連して、そもそもの意味や背景から、内祝いを考えて行こうと思います。

「内祝い」は、「うちいわい」と読み、もともとは「内輪だけの祝い」といった意味でした。親しい間柄だけのお祝いですね。

昔は、婚礼・出産等、めでたいことにたいして村単位等大勢でお祝いをしてくれた際に、お祝をしてくれた方々を招いてもてなし、お返しをしていました。

しかし、現代では皆忙しかったり遠方であったり、人との直接の繋がりもうすれてきていたりと、なかなか集合したりちょくせつもてなすことはむずかしくなりましたよね。

そこで、現代ではお祝いをしてくれた方に対して、返礼品という形(もの)でもって、「ありがとう」という気持ちをお返しするようになりました。これが「内祝い」です。

「初節句」に対しての内祝いは、親族や友人等が「赤ちゃんが無事初めての3月3日(5月5日)を迎えられておめでとう。これからもすくすくと育ってね」という気持ちを込めて贈ってくれた金品に対してのお礼の品、ということになりますね。

「初節句」の内祝いには2つのパターンがある!

このような意味を持つ内祝いですが、「初節句」の内祝いの仕方には、大きく分けると2つのパターンがあります。

  1. 雛人形や五月人形を贈ってくれた方には、「初節句」のお祝いの席への招待&お土産の品を手渡すのがマナー
  2. その他のお祝いをくれた方や、遠方の方へは内祝いの品を贈るのがマナー

「1」のパターンでは、伝統的な内祝いの「招いてもてなしてお返し」といった意味合いが強いですね。この際には、それぞれの「初節句」の祝い方の項目で紹介したお祝い膳等でおもてなしをしましょう。

その際、手ぶらで帰ってもらうのは悪いので、少し手土産になるような品を用意しておくと良いでしょう。

こちらは、祖父母等親しい間柄の方に、直接お料理等でおもてなしをしたうえでの手土産となりますので、その方々の好みや自分たちの気持ちといった形であれば、特に品や金額に決まりはありません。

祖父母が伝統を重んじたり、返礼品に強いこだわりがありそうな場合は、おもてなしのお料理を豪華にしたり、好物を先に聞いておくと良いかもしれませんね。

今回の記事では、直接招いてお返しをすることができない「2」のパターンについて、お返しの時期や相場について見ていきます。

内祝いはいつ贈る?お祝いをいただいてから3週間~1ヶ月を目安に!

上項目の「1」のパターンでは、内祝いの品は手土産ということになりますので、お祝い当日までに用意をしておくと良いでしょう。

では、以降「2」のパターンについてです。親族・友人等への一般的な内祝いについてですね。

内祝いは、いただいてから3週間~1ヶ月を目安に贈るのがマナーです。遅くとも1ヶ月経つ頃には相手の手元に届いているようにしたいですね。

デパート等でパパ・ママ自身が品定めをし、その場で伝票を書いて郵送する場合には2~5日程あれば先方に届きますが、次に紹介するオリジナル商品をオーダーする場合やインターネット通販サイトを利用してお返しをする場合は、日数がかかる場合も多いです。

贈るのに日数がかかる場合があることも考慮し、お祝をいただいたら早めにお返しの準備を始めましょう。

内祝いの相場は?「半返し」を心がけて

内祝いの相場は、いただいた金品の2分の1~3分の1程度の金額のもの、と考えておくと良いでしょう。

大体いただいたものの半分程度のお返しをすることから、この考え方を「半返し」と言ったりもします。

たとえば、10000円をいただいた場合には、3000~5000円台程度の品をお返しすると良いですね。

しかし、実際にはベビー用品やカタログギフト等、具体的な金額のわからないお祝いをいただくことも多いです。

なので、現金や商品券をいただいた場合も含め、実際に大切なのは、具体的なお返しの金額よりも感謝の気持ちということですね。

お祝いの金品以外にも日頃赤ちゃんのお世話等でお世話になっている身内の方や、目上の方には気持ち多めの内祝いを贈る、といったパパ・ママも多いようです。

しかし、いただいたお祝い以上に高価なものをお返しするのは、相手に気を遣わせてしまうためNGです。

こちらが「気持ちなので」と伝えても、相手はまた「こんなに高価なものをもらったのだから、内祝いにお返ししなくては…」となってしまいますよね。「半返し」程度がお互いが心地良いのです。

一般的な相場を「半返し」と押さえておき、これを目安に内祝いの品選びをしましょう。

内祝いを贈る際知っておきたいマナーと喜ばれるオリジナル商品を紹介!

内祝いは、現金や商品券でお返しするのではなく、相場に見合った商品でお返しするのが良いでしょう。

喜ばしいことなので、商品に以下のように熨斗を選び、つけて贈ります。

  • 包装紙は選べる場合は明るいおめでたいものを
  • 紅白7本の蝶結びの水引
  • 熨斗の表書きは「内祝」
  • 熨斗の下半分には子供の名前(下の名前のみ)

そして、具体的な商品の前に、上で少し触れたオリジナル商品のオーダーについても知っておくと選択肢が広がります。

オリジナル商品とは、赤ちゃんの写真や名前を入れた内祝いの商品です。たとえば、以下のようなものをいただいたり見たことはありませんか?

  • 赤ちゃんの写真が缶や箱に印刷されたクッキー
  • 赤ちゃんの名前入りのカステラ
  • 赤ちゃんの名前入りの瓶(お酒、ジュース等)
  • 商品そのものにではないが、赤ちゃんの写真と紹介カードが添付されたギフト

親族の方は赤ちゃんの可愛い記録が手元に残るのは嬉しいですし、遠方の知人の方にはなかなか実物の赤ちゃんを見てもらうことができない分、写真や名入りの品を贈ることで赤ちゃんを身近に感じてもらえるのではないでしょうか。

インターネット通販サイトで取り扱っている場合が多いですが、デパートや専門店でも対応してもらえる場合もあるので、気になるサイトやお店は早めにチェックしておくと良いですね。

筆者の経験上、インターネット通販サイトでは、写真や赤ちゃんのデータの作成がサクサク進み、イメージもその都度確認できるのでおすすめですが、いずれの場合も、オリジナル商品は発注から2週間程度はかかるものと思っておいた方が無難です。

商品にこだわったり、相手に喜んでもらえる工夫をプラスするのは良いことですが、お返しが遅くなりすぎるのはタブーです。

これらを検討される場合は、「初節句」のお祝いが終わったらすぐに取りかかるくらいの気持ちが必要です。

内祝いには何を贈る?喜ばれるおすすめギフトも紹介!

最後に、内祝いに贈ると良いものについて紹介します。

実際の先輩ママの口コミや、内祝いを取り扱うお店・サイト等がおすすめしている贈り物を参考にした紹介となります。

相場と相手の好み等を考慮しながらパパ・ママが気持ちを込めて選ぶというていでは、「これを贈らなければならない」といった決まりはありませんが、主には以下のようなチョイスがおすすめされているようです。

親族に贈ると喜ばれるもの
赤ちゃんの写真や記録とともに、以下のようなものが人気のようです。

  • 銘茶
  • 少し高価なブランドお菓子
  • フォトフレーム等の記念品

お茶やお菓子の缶やグッズに赤ちゃんの写真が入っているものが、形として残りやすく実用性もあって喜ばれるようです。

フォトフレームは、「初節句」の記念写真を入れて、手紙を添えて内祝いとしても、喜ばれそうですね!高価な節句飾りを贈ってくれた祖父母への贈り物(内祝いに限らず)としても良いでしょう。

また、祖父母等が都合が合わなかったり遠方等で直接お祝いに参加できずおもてなしができない場合には、祖父母にもこれらの内祝いを用意して贈ると喜ばれるでしょう。
目上の方や知人に贈ると喜ばれるもの
親族以外の方には、以下のようなものがおすすめです。

  • 小分け菓子や冷蔵食品の詰め合わせ
  • お酒やジュース等
  • 流行の菓子やお取り寄せグルメのような商品

親族とは逆に、赤ちゃんの紹介(特に写真)は別添えのカードか食べてしまえるものにした方が、相手が処分や保管に困らないため良いとされるという考え方もあります。

相手の好みがわからない場合に商品券やギフト券、旅行券などを贈る方もおられるようですが、金額がはっきりとわかってしまうことから、内祝いにはタブーといった考え方が強いようです。

何を選べばよいかわからない場合には、各ギフト会社やメーカーのおすすめや人気商品を参考にするのも良いでしょう。

必ず内祝いをすることを忘れずに!

ギフトは心がこもっていることが一番大切です。悩む時間がなかなかないかもしれませんが、贈る相手をイメージし、何が合うのか考えて決めましょう。こういった心は贈られた側にも伝わります。

「ありがとう」の言葉と共に、ぜひ素敵なお返しを贈って下さいね。

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