妊娠前から検診や予防接種を受けて妊娠しやすい健康な体作りを!

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2017/06/01

妊活前から検診などをしっかりとうけて健康な体を意識している女性

「赤ちゃんを授かりたい」と思うのは女性の自然な願望です。

基礎体温の記録をして排卵リズムを把握することも大事ですが、まずは健康な体でいることが大事です。

胎児に影響が出ないよう予防接種後の2か月程は避妊することになるので、早めに準備を整えていつでも妊娠していいように準備しておきましょう。

妊娠してから病気にかかるととても大変です。子宮に筋腫が見つかって管理入院をしたり、妊娠初期に風疹にかかると胎児の心臓などに悪影響をおよぼすこともあります。

検査や予防接種から健康な体づくりをはじめていきましょう。

妊娠前から準備!受けておくべき検査

たとえ病気が見つかっても、早期発見できればその分治療を進めることができます。自分の体を把握しておきましょう。主な検査は次の通りです。

健診名 内容
身体測定 体重・身長の測定
血液検査 貧血の有無や血糖値などを調べる
血圧測定 妊娠高血圧症候群の可能性がないかチェック
心電図 心臓に疾患がないかチェック
尿検査 肝臓と膀胱のチェック
胸部レントゲン撮影 肺や心臓のチェック
乳がん検査 乳腺の癌のチェック
子宮ガン検査 子宮頸部細胞診で早期発見を目指す
内診 子宮の状態をチェック
超音波検査 子宮筋腫などがないかチェック
おりもの検査 クラミジアなど性感染症の有無のチェック

上記が主な検査になります。職場で健診を受けている方は他に受けるべきものがないか、病院で相談してみるとよいでしょう。

また乳がんや子宮ガンの検査は、市が実施していることもあります。自分が対象者になっていないか、お住いの市のホームページで確認することをおすすめします。

乳がんは若いほど進行が早いと言われているので、早期発見が大切です。妊娠中は胸が大きくなり、マンモグラフィーの診断が難しくなるので妊娠前の検査が最適です。

妊娠前に治療を終えておきたい性感染症

おりもの検査で性感染症が発覚した場合、治療を受けておきましょう。

男性と女性、パートナーどちらも治療をしておく必要があります。一方が完治していても、夫婦生活により感染を繰り返すおそれがあるからです。

夫婦二人で協力して子育てができるよう、一緒に検査を受けることから始めてみてはいかがでしょうか。

見落としがちな歯科検診も受けておくと安心

妊娠して母子手帳をもらうと、ママの歯の状態を記録するページがあります。このようなページがあるのは、妊娠・出産・子育て中に歯を悪くする女性が多いからです。

赤ちゃんが生まれると定期的に歯科に通うことが難しくなります。また母乳で育てるママは特にカルシウムが不足になりがちで、歯にも影響します。

妊娠中の方は麻酔が気になると思いますが、影響がないように局所麻酔をしてくれるので大丈夫です。

健診に行ったら、虫歯や歯周病・治療や口腔ケアをしてもらいましょう。歯石をとると虫歯や歯周病の予防になります

治療期間は個人差がありますが、中期の歯周病の治療ですと半年ぐらいが目安になります。虫歯も歯周病も進行するほど治療期間が長くなるので、妊娠予定の半年前には健診を受けましょう。

アメリカや日本の研究や調査では、歯周病のまま妊娠すると早産の危険があるという報告もありますので、妊活に必要な健診といえます。

妊娠を計画する前に予防接種の計画をたてよう

定期接種の状況は年代によって違います。自分の母子手帳を確認して、どのような予防注射をしてきたか確認しましょう。

特に妊娠中に風疹にかかると子供に障害が出ることがあり、とても怖い感染症です。予防接種で防ぐことができるので、まずは記録を確認することが大事です。

予防接種を打ってあるかどうか確認しておくべき病気は、風疹・はしか(麻疹)・インフルエンザ・水痘・おたふくかぜがなどです。

病名 特徴
風疹 風疹ウィルスによる感染症。妊娠中に感染すると胎児に「先天性風疹症候群」になる可能性がある。
はしか(麻疹) 麻疹ウイルスによる感染症。抗体がないと非常に感染しやすい。成人では重症化するおそれがある。
インフルエンザ 妊娠中に感染すると早産を引き起こすことがある。
水痘 発疹や発熱をともなう感染症。妊娠中に感染すると胎児が「先天性水痘症候群」になる可能性がある。
おたふくかぜ ムンプウイルスによる感染症。流産を引き起こす可能性があるといわれている。

以前に接種したことがあっても抗体値が下がっていくので、どの予防接種を受けるか医師と相談して決めましょう。

「先天性水痘症候群」は低出生体重や四肢低形成などを引き起こす可能性があります。今までに水痘にかかったことのない方や抗体を持っていない方は注意が必要です。

妊娠してから病気にかかると治療が限られてしまいます。赤ちゃんのためにぜひ接種を検討してみてください。接種後2か月は避妊を忘れないように注意しましょう。

また女性だけでなくパートナーの男性も受けましょう。女性や胎児に病気をうつすことを予防できます。

妊娠の予定がなくても定期的に検査を受けていこう

赤ちゃんを授かると、少しずつ今までの生活が変わっていきます。妊娠・出産・育児は女性にとって大きなライフイベントです。

「赤ちゃんがほしい」と思って排卵日を意識することはあっても、「予防接種を受けておこう」とはなかなか気が付かないことだと思います。

病気によって妊娠・出産が難しくなる可能性もあります。妊娠前から体調に気を配っておくと後悔がありません。

一人目が大丈夫だったからと油断せずに、二人目・三人目と無事に授かるためにも定期的な健診を続けていきましょう!

▼婦人科健診の内容や当日の注意点についてはコチラも参考にしてみて!

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