いくらが適切?子供のお小遣いの金額を決めるポイント

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2017/08/01

子供のお小遣いをいくらにしようか思案する様子

子供にあげるお小遣いの額に悩んでいるという人は多くいます。日本の平均的なお小遣いの金額は、いくらくらいだと思いますか?

お小遣いの金額は、家庭の事情やお小遣いでどこまでやりくりさせるのかなどによっても、考え方が変わってきます。

平均的なお小遣いの額や頻度などをチェックして、自分の子供へのお小遣いの額の参考にしてください。

年齢別のお小遣いの平均金額

まずは金融広告中央委員会が行った「こどもの暮らしとお金に関する調査」(第3回)2015年度版の結果から、お小遣いをいくらくらい貰っているのか、ということを調べた結果を見てみます。

この調査では学年ごとにお小遣いを月に1回もらっているこどもの平均額とお小遣いを時々もらっている子供の平均額を調べたものです。

学年 月に1回 ときどき
1・2年生 1,004円 1,004円
3・4年生 864円 923円
5・6年生 1,085円 1,246円

学年によってもばらつきがありますが、おおむねひと月でもらうお小遣いの金額は小学生は1,000円程度というのが平均金額になっているということが分かります。

また月に1回お小遣いをもらう子供よりも、ときどきお小遣いをもらう子供の方が少し多めにお小遣いをもらっているということも見えてきます。

お小遣いをもらう頻度

同じ金融広告中央委員会が行った調査で、お小遣いをもらう頻度についても調べたもがあります。

お小遣いは定期的にあげているのか、必要な時にあげているのかなどがこの調査の結果でわかります。

学年 毎日 週に1回 何日間かに1回 月に1回 ときどき
1・2年生 4.2% 9.3% 1.9% 13.4% 57.3%
3・4年生 1.9% 7.0% 2.2% 32.1% 47.8%
5・6年生 1.4% 5.9% 1.6% 45.0% 38.3%
小学校低学年ではお小遣いが欲しいと言われた時や、お祭りやイベントなどの時に、その時に使えるお小遣いをあげているという家庭も多いようです。

子供の成長とともに、徐々に毎月1回といった定期的なお小遣いに変わっていく様子が分かります。

お小遣いの金額はどうやって決めたらいいのか

では子供のお小遣いの金額は皆さんいったいどのように決めているのでしょうか?調べているといくつかのパターンが見えてきました。

そのパターンについて紹介していきます。

学年×100円

毎月定額制でお小遣いをあげている家庭で比較的多く見らえるのは学年×100円とう金額設定です。

1年生なら100円、2年生なら200円となるもので、6年生が600円となるというものです。

小学生からお小遣いをあげている家庭にはこの学年によってお小遣いの金額を決めていることは多くなっているようです。

年齢×100円

4歳で400円、5歳で500円となり、小学校4年生なら6歳~7歳になるため600円~700円のお小遣いとなります。

先ほどと似ているようですが、こちらは年齢×100円という金額設定です。小学校入学前からお小遣いをもらっているという家庭では比較的多く見られる方法です。

お手伝い1回について10円

定額制ではなく家事などをお手伝いしてくれたことに対して、1回10円などのお小遣いを報酬としてあげるという家庭もあります。

頑張ってお手伝いをしてくれた時には、沢山お小遣いをもらうことが出来るという報酬制です。

子供のころから収入を得るためには働くことが必要という金銭教育をしたいという家庭ではよく見られる方法です。

お手伝いの難易度によって金額設定が変動するという家庭も比較的多く、難しい仕事をすればそれだけ金額相場が上がるとう経済観念も学ばせることが出来ます。

▼お手伝いの報酬として子供にお小遣いをあげることについてはコチラも参考にしてみて!

小学生の間は一律500円

学年や年齢にかかわらず、小学生の間は一律500円といったように、一定の期間は同じ金額のお小遣いをあげるという家庭もあります。

お小遣いはあくまでも子供が自分自身で自由に使えるお金なので、ある程度の金額をあげることが金銭感覚を身に着けさせるためにも必要です。

計画性を持って使える、コントロールしながら使える金額帯として500円というラインを決めていることが多くなります。

一律という家庭には1,000円をお小遣いとしてあげているという家庭もあります。

欲しいときにその都度

小学生以下の家庭では、比較的多いのが子供が欲しいというときにその都度あげているというパターンです。

例えば地域のお祭りなどに行くときに500円程度のお小遣いをあげている、というケースや、こども会のイベントの時にはジュース代や飲食代をお小遣いとしてあげているというパターンです。

買い物などに行ったときに子供が欲しいというものは親が考えて買ってあげることも多いので、定額制のお小遣いは不要。という考えを持つ家庭にはこのタイプが多くなっています。

お小遣いの金額に決まりはありません

お小遣いで購入するものにルールを決めてあげることで、意外に少額のお小遣いでも満足度を上げていくことが出来ます。

例えば、ゲームソフトはプレゼントとして買ってあげたり、お年玉のような大きな金額のお小遣いをもらうときに購入させる。

TDRのパスポート代のようなレジャー費扱いで家計から出す。カードゲームのようなものはお小遣いで払うというようなルールです。

何をお小遣いで購入し、何を親が買い与えたりプレゼントとして渡すのか。ということは各家庭の工夫次第です。

子供のお小遣いの金額には決まりがあるわけではありません。各家庭の経済事情などによっても異なります。一概にこの年齢ではこの金額ということではありません。

ただ、子供がしっかりとお金を管理してコントロールできる金額を渡すということは大切です。

子供がしっかりお小遣いを管理する方法も合わせて考えてお小遣いの金額を決めていくことが必要になるようです。

▼子供のお小遣い制導入のメリットデメリットについてはコチラも参考にしてみて!

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