連れ子付きで再婚、妊娠…子どもに寂しい思いをさせないコツ

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2015/12/18

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周りを見渡しますと離婚してしまったというご家庭もかなり多くなってきている時代になってきました。多くは子供がいる中での離婚です。

その中で子連れで再婚する、というケースも増えているようです。

連れ子のいる場合の再婚は想像するだけでも大変そうですが、更に新しく子供が出来たとなったらどう対応していけば良いのでしょうか。

シングルマザーは余裕がない…でも子供には不安な気持ちを見せてはいけない!

連れ子がいると、やはり一人で働いて暮らしているのより大変なのは事実です。今まで専業主婦でいたママも、離婚をきっかけに母子家庭になって仕事を始めたという声は多々耳にします。

また母子家庭では生活が厳しいとわかっているので、実家へ戻って住居費と生活費を多少なりとも節約している方もいます。

私も昔はフリーで仕事をしていたので、いつ仕事がなくなって生活出来なくなるかと考えて自然にストレスを抱えていた時期がありましたが、母子家庭のお母さんは子供を育てての仕事なのでさらにそのプレッシャーは大きでしょう。

けれど、正社員でも男性より収入が少ないというケースが多々見受けられます。皆さん必死で生活しているので、余裕がないご家庭がほとんどではないでしょうか。

生活していくこと自体が一番になるのは当然ですが、目の前の子供から目を背けるわけにはいきません。て子供と触れ合う時間が短くても、頻度を増やす事は必要でしょう。

特に小学校に入るまでは手をかけてあげるようにと言われています。小学生になったら目を使って見守るようにします。小さい子ほど不安を抱いて夜泣きする事もあります。ママの不安な気持ちはあまり見せないように頑張っていかなくてはなりません。

再婚の話は、子供の様子を見ながら時間をかけて説明を

離婚で母子家庭や父子家庭になったとしても、やはり人生70年や80年時代なのでまだまだパートナーが欲しいと思っている方も多いのではないでしょうか。

いい出会いがあり、ふとした事からお付き合いが始まればもしかすると結婚という流れになるかもしれません。

再婚は喜ばしい事ですが、問題は自分の子供です。まだ小さい赤ちゃんならば新しいパートナーとすぐに馴染めるかもしれませんが、物心つく幼児くらいになっているとより複雑な悩みを抱える事も多いでしょう。

子供はわざと自分を見て欲しいと、意地悪をしたり暴力的になる事もあります。

でも再婚を考えているようならば、我が子の揺れる気持ちを理解してあげましょう。言葉で安心する子には「あなたが一番だよ」といつも伝えてあげます。

私もですが、あまり「かわいい」を連呼するのが苦手…というタイプでしたら「○○ちゃんはいろいろと知ってて凄いね」というように、さりげなく褒めてあげましょう。子供は得意な事、好きな事を褒められると、親が自分をよく見てくれていると感じます。

互いに子供がいるならば、我が子には特に慎重に話す

お互いに子供がいる二人の再婚。新しい父親や母親が出来る上に自分たちの兄弟が出来るというのは子供にとっては衝撃的な事だと思います。自分たちと同年代の子供ならば嫉妬心が生まれやすくなります。

自分とかなり年齢が離れているならば、距離感が生まれる可能性があります。

大人同士は愛が芽生えて結婚を考えますが、正直子供にとっては知らない人と知らない子供が一緒に暮らす生活を喜べないのも不思議ではありません。

こういったお互い連れ後の場合、中途半端に我が子に説明せず同居を始めてしまって絶対にいけません。

好きな相手の子供に好かれたいという一心で、なぜか先方の子供が気になってしょうがないという事態に陥りやすいのですが、本来は目の前にいる子供を第一にしなくてはならないのです。

極論を言えば、我が子がどうしても相手との再婚を渋るようならばその再婚を諦めるくらいの覚悟が必要になります。

「どうして今再婚しなくてはならないのか」「もう少し時間をかけて話をしていかなくてはならないのか」など冷静に振り返る時間を作りましょう。

自分にしか子供がいない場合は、相手より自分の子供に愛情を持とう

自分に子供がいて相手に子供がいない場合、これは相手に頑張ってもらう事がキーポイントです。相手に子供がいないと、子供がいるこちらの気持ちを優先してくれないケースもあるので注意が必要になりますが、そこはどうしても納得してもらうしかありません。

相手から見たら「子供が大事なのもわかるけれど、こっちを見て欲しい」と言われるかもしれませんが、ここは相手に向き合ってしっかりと我が子が大事である事を説明しましょう。

こちらのことを愛している方ならば理解してくれると思うのですが、時に「自分だけを見て欲しい」と思う大人もいます。こうなると再婚しても決して上手くいきません。再婚したら大人はある程度相手のペースに合わせる事が出来ます。

なぜなら互いに愛情があるからです。ところが子供に限れば、先方の事を大好きなケースでない限りは相手のペースに合わせる事は出来ません。子供に我慢させたり相手のペースに合わせたりする事は決してお勧めのやり方ではありません。

子供の事を一番に見つめているあなたを愛してくれる相手でないと、この先もきっとうまくいきません。

我が子の隣りに自分が寝るという些細な事でもいいのです。再婚相手に納得してもらい「ここだけは譲らない」という子供との絆を作ります。「お風呂は絶対に自分と入る」「習い事の送迎は自分が行う」などでもいいと思います。

自分と子供の時間を自然に作れるように、無理のない範囲でルールを決めてみませんか?

子連れで出かけて相性を見てみて!結果によっては対策を練る

自分の子供と相手が上手くいくのかが再婚する上で本当に大事なポイントとなります。実際に会わせてみない限り子供と相性がいいのかはわかりません。再婚をしたいと思ったのならば、子連れで相手と出かけてみるのは基本です。

もちろん相手が気を遣っていつもとは違う状態になっているとは思いますが、それでも子供とどう接してくれるのかを冷静に見る事が出来ます。思ったよりも子供と仲良く出来るタイプもいますし、子供と相性が合わないタイプもいます。

一度会っただけで波長が合う事はあまりないので、数回出かけてみて相性を見るほうがベストです。

しかし何度出かけても波長が合わないとなれば、再婚するのが本当に良いのか今一度じっくり検討したほうがいいでしょう。

愛している人と一緒に暮らしたいという気持ちはよくわかります。ただそこに自分の子供や、時に相手にも子供がいるのであれば話はそう簡単ではありません。

子供が不幸になってしまう家庭は決して長く続きません。

時間はたっぷりかけていくのが前提!大人の都合より子供の様子を第一に優先

子供がいるとシングル同士の結婚とは全く違うと思っていいでしょう。結婚するまでのハードルがいくつもあって、それらを乗り越える事でようやく再婚へと踏み切れるという流れです。

でも子供がいて生活が苦しい、気持ちにもゆとりがないと急いで結婚したくなると思う気持ちはわかります。しかし子供が幸せにならなくては、その家庭は結局破綻してしまうという可能性が高くなります。

入籍するまで時間がかかっても仕方ないと割り切り、子供の様子を気にかけていく生活をしてください。そのためには最低限、妊娠が入籍より先という事態だけは避けなくてはなりません。

芸能人などをはじめ、案外妊娠がきっかけで再婚する方も多いようですが、自分だけは最低限妊娠をきっかけに再婚するという選択をしない決めて実践して欲しいと思います。

再婚後に妊娠!その後の家族関係は一体どうなるの?そしてどうすればいい?

めでたく再婚した後に二人の子を妊娠した、というケースもあるでしょう。先ほど記したように再婚前に妊娠してしまうと大きな問題に繋がる可能性があるのですが、再婚までスムーズに行くためには出来る限り避けたほうが無難です。

再婚後に妊娠が判明したとなると少し話は違います。もちろん新しい家族が増える事で、子供たちの中では喜んだりする事もあるでしょうし、複雑な思いを抱く事もあるでしょう。喜んで見えても実は不安でいっぱいな子供もいて当たり前です。

妊娠がきっかけでいい方向にも悪い方向にも動く可能性があるため、問題は大きいと思います。

我が子には動揺させない!今まで以上に必要なのは子供との時間です

今まで自分ばかり向いてくれていたママが、妊娠すると再婚の場合でなくても揺れ動く子供は必ずいます。もちろん小さいと妊娠がよくわからないという事はあります。

しかし幼稚園に行くくらいの子供には、周りに下に兄弟がいる家庭もいるのでママのお腹が大きくなるというのも少し認識出来るはずです。

せっかく新しい家庭が出来て家族のポジションが安定してきているところに新しい一員が加わるとなれば、今まで通りにいかなくなるのは当然かもしれません。

まずは妊娠がわかったらパートナーに話をしてから、我が子にも話をしてあげる事になると思います。

ここで変に騙したり嘘をついたりするのは後で問題になるかもしれないので、素直に公表するのがいいでしょう。

そして大事な事は出産したらどうしても赤ちゃんと向き合う時間が増えるので、妊娠中は100パーセントに近い部分で目の前の我が子をかわいがってあげましょう。「生まれてくる赤ちゃんが楽しみだよね」と子供と楽しんで過ごせる事を目標にしたいものです。

パートナーへは理解を求めて!子供の順番はつけないこと

新しい命にパートナーはとても喜んでくれると思います。しかしどうしても新しい命を優先させてしまいすぎる方もいるので、ここには注意をしなくてはなりません。つい無意識のうちに子供に順番をつけたがる事もあります。

また逆に子供のほうから「自分はこのお家で何番目に好き?」と聞いてくる事があるかもしれません。

確かにみんな同じように自分達の子供ですし、中には顔がかわいいとか愛らしい性格だとか自分ととても仲良く出来るというような事で順位をつけたくなるかもしれませんが、ここはぐっと我慢します。

我が家でもよく末っ子が順位をつけたがり、自分を一番にしたいという狙いがよく見えるのですが、少し大きくなってきたので「ママは順位をつけるのは良くないと思うんだ」と具体的に説明するようにしています。

またパートナーにはお腹の子を待ち望む気持ちはわかるけれど、ほどほどにするようにとも伝えましょう。

新しい命をお祝いするには、今いる子供のケアが一番大事です

命を授かったのはとても嬉しい事で盛大にお祝いしたい事だと思います。再婚のカップルでも同様でしょう。命が誕生するのは当たり前と思われますが授かるだけでも奇跡ですし、母子ともに元気で出産を終えるのはまた奇跡でもあります。

ついついそればかりに目を向けてしまいがちなのですが、今いる我が子にしっかりと目を向けてあげてください。

やはり再婚して自分の母親を取られてしまった…と少なからずでも子供が思っているところに、また赤ちゃんがとなれば子供の心は複雑です。

再婚後に生まれた赤ちゃんは何も知らないで成長しますが、連れ子で再婚した子は悲しみを味わっている事も多いでしょう。

自分の幸せを一番に考えたくなる気持ちはよくわかるのですが、目の前の子供を一番幸せにしてあげてください。

その事は再婚前からパートナーとしっかり話し合い、決して揺るがない約束にして欲しいと思います。

忙しい日々の中、子供と向き合う時間は意識しないとなかなか作れません。子供を授かったならば子供のお世話をする事もしなくてはならないですし、自分の時間も欲しいのは当然です。

どちらが大事かと言えば子供になるでしょう。しかし子供に依存過ぎるのも問題です。

べったり密着するのではなく、お風呂・寝るとき・寝る前の読み聞かせなどマイルールを作って子供との時間作りを始めてみましょう。

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