保育園に子供を預ける罪悪感と職場での罪悪感と戦うママのための魔法の言葉

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2017/03/17

「保育園に行きたくない!」と涙を浮かべる子供を無理矢理に保育園に連れていく事が、辛いと感じるママは意外に多いと思います。

子供のためにも一生懸命働きたいけど、ママと一緒にいたい子供に我慢させてまで働く意味はあるのか?と自問自答をしながら、子供への罪悪感と戦っていませんか?

そして職場に対しても、早退したりなどで周りに迷惑をかけてしまっている…という罪悪感を持って常に働いていることでしょう。

その罪悪感を希望に変えて、笑顔で過ごせる素敵なワーキングマザーになりましょう。子供との向き合い方を3つご紹介します。

一生懸命働くママが罪悪感を払拭し、本当に頑張っているあなたがもっと輝く方法、どう子供と向き合っていけば良いのかについてその方法を3つの視点でご紹介します。


1.子供が1歳ならママも1歳!子供と共に成長している事を受け入れてみて

母親の務めとして何でも完璧にこなす必要はありません。子供を泣かせてしまったり辛い思いをさせてしまっても、それは子供と共に成長する過程で一緒に解決すればいいのです。

子供が産まれたその日からママも全てが初めてで、沢山悩んで沢山手こずって大変でしたよね。子供はこの世に誕生してから当たり前のように初めての事だらけですが、ママだって一緒なのです。

母親としてスタートしたその日は、ママとしての誕生日でもあります。

人として今までどれだけの経験を積んできたとしても、子育てに関しては分からない事や不安に思う事があって当然です。

子供が1歳ならママも1歳。

子供との生活は経験した事のない日々の連続です。子供が17歳になればママも17歳で、17歳の子供との生活は当たり前ですが初めての事。

兄弟がいても同じです。上に兄弟がいるからと言って経験したとは限りません。なぜなら兄弟でも性格が違えば子育ての仕方も違うからです。すべてが参考書通りに上手くいくわけではないのです。

何でも子供の思いを受け入れる必要はありません。だって子供が産まれたその日から、親子一緒に成長しているのですから。

子供が転んで泣いたり失敗して学ぶのと同じように、ママも間違えながらでも子供と一緒に幸せに向かって前へ進めればそれでいいと思います。

子供と一緒に解決策を探してみよう!

肩の力を抜いて、毎日少しずつでいいのです。どうしたら保育園を楽しみにしてくれるか、行きたくないと家から出れずにいる習慣をどうしたら変える事ができるかを、子供と一緒に考える事が大切です。

私も子供と一緒に考えています。

子供「明日保育園行きたくない」
ママ「どうして?」
子供「だってママと一緒におうちで遊びたいもん」
ママ「そうだね。ママも〇〇くんと一緒に遊びたいと思うよ。今度のお休みはいっぱい遊ぼう。じゃ、保育園で何したら楽しいかな。〇〇くんは車で遊んだり、ねんどが好きだもんね」
子供「うん、好き!今度ね、保育園でねんどしたいの」

このように子供と一緒に保育園が楽しみになる方法を、お互いの妥協点を探り合いながら親と子供の両方が納得できる落とし所を見つける事が大切です。

こういった会話の仕方はこれから子供が成長し社会に出るにあたっても、身に付けるべき重要なコミュニケーション方法です。

そしてママとのスキンシップを通して話し合うことで子供自身も、自分の気持ちを理解する事に繋がります。

2.「ごめんね」は子供を困惑させてしまう言葉…「ありがとう」と声掛けしよう!

罪悪感を持っていると、どうしても「ごめんね」という気持ちが出てしまいがち。でもそれは『ママは子供にとって悪い事をしている』事を認めているのと同じです。

働くママは子供に「ごめんね」と謝らならければいけない事は何ひとつしていません。なぜなら、働く事は悪い事ではないからです。

「ごめんね」と謝る事は子供にとっても良い影響はありません。ごめんねは意識をして使わないように心掛けたいものです。

例えば、母親に「ごめんね」と言われた子供はその言葉をどう受け取るでしょうか。

子ども「保育園に行きたくない」
ママ「ごめんね、ママお仕事なの」

子ども「まだ、ねんねしたくない」
ママ「ごめんね、明日も保育園だから寝ようね」

優しいママのよくある会話でも、実は子供の言葉の受け取り方はとても複雑です。

ママが「ごめんね」と言ってしまうと、『ママは悪いことをしているんだ』と子供は解釈します。

仕事に行く事も子供を保育園に連れていく事も、子供が「悪い事」と受け取ってしまうとますます保育園に行きたくない子になってしまいます。

「ごめんね」は使わない事。

強制的にでも使わない・思わない事で、ママの罪悪感も自然と静まっていくはずです。

「ごめんね」を使わずに魔法の言葉「ありがとう」を具体的にどう使えばいいか?使い方を紹介

子供が保育園に行ってくれたから、ママもお仕事をする時間ができて助かった事、嬉しかった事を素直に伝える事が大切です。

保育園に子供をお迎えに行った時には「ありがとう」を使うように意識してみてください。

子供「保育園に行きたくない」
ママ「そっか。保育園に行きたくないのね。ママも子供の時そう思うこともあったな」と、気持ちを受け取り共感してあげます。

その後、保育園へお迎えの時に「ありがとう」という気持ちを伝えます。

ママ「今日もありがとう。ママも〇〇ちゃんのおかげでお仕事頑張れたよ!」

子供はママが大好きだから、ママが喜ぶと子供も喜んでくれます。ママが罪悪感を抱えながら渋々働くより、楽しく仕事をしているママの姿を見せるほうが子供にとっても良い影響があるのは当然です。

笑顔で子供に感謝の気持ちを込めて「ありがとう」を沢山使ってみてください。

3.ママである前に、ひとりの人間だと割り切ろう!

母である故に、親としての責任感・義務感に追われて、不安や焦りを感じながら働くママは少なくありません。

ただでさえ子育てと仕事の両立は大変です。時間が足りなくて全てが中途半端になってしまったりする事はよくある事です。

母として家をキレイにしておかなくてはならない、食事は手作りでなければならない、子供と遊んであげなければならないと、家庭の事全てにおいて責任感を背負い込む必要はありません。

あなたはママである前に、ひとりの人間です。

できない事もあればできる事もあります。親だからと言って全ての労力を子供に注がなくてはいけない理由はありません。

ママだって自分の時間を楽しんでいいですし、自分の能力を伸ばして社会に貢献する事も大切な事です。

子供もいづれか大人になったら仕事をします。その時に一生懸命働いてきた母親は、親として子供に働くことの大切さ素晴らしさを教えられる人になれます。

あなたはママである前にひとりの人間としての存在価値を高めていく事も重要であり、それはとても素晴らしい事なのです。

子供の環境への適応能力を信じて温かく見守ろう

保育園に預ける時に大泣きしていた子供が心配で、猛ダッシュしてお迎えに行ったはいいけど、意外と楽しく過ごしていたなんて事はありませんか?

子供は自分が生きる環境に対する適応力が高く、最初こそは慣れずに1日中泣いていた子もある程度の時間を過ごし経験を重ねると、今まで泣いていたのがウソのように楽しく過ごしているなんて事もよくある話です。

大人は環境が変化するとストレスがあったり馴染めなかったりすることが多々ありますが、子供は環境適応能力が非常に高く、想像以上に日々いろいろな力を身に付けています。

子供は本能的に今いる環境に、自分の力だけで少しずつ馴染む事ができるのです。

子供がもし泣きじゃくっていても必要以上に罪悪感を持たずに、まずは一歩引いて温かく見守ってあげましょう。

もし朝の登園前に子供が行きたくないと激しく泣く日が続いて手に負えない状況だったり、入園してから1カ月以上通っても慣れた様子が見られなければ、積極的に保育園の先生に相談してみてください。

ママが1人で罪悪感を抱え込んだりしないようにするためにも、自分の辛い気持ちや不安な事をしっかりと言葉にする事も大切です。

子供の園での様子や帰宅してからの過ごし方、子供への声掛けの方法など小さな事でも疑問に思った事は何でも相談してみましょう。

仕事への戸惑い…会社への罪悪感はありがとうという感謝の気持ちを伝えて対策

出産前の1人の女性としての働き方と、子供が生まれてからの働き方が明らかにガラッと変わったママがほとんどだと思います。

必要であれば夜遅くまで働いていた人も、子供がいると柔軟に時間に対応する事が困難になってしまいますよね。

ベビーシッターなどの外部サービスに頼れば、もっと長い時間働けるかもしれません。しかし仕事と子育ての両立を目指しているママにとっては、そこまでして仕事に時間を費やす事は避けたいですし、何より子供の精神面が心配です。

仕事に対して時間に融通が利かなかったり、子供が理由で早退や欠勤も多い中で「会社に迷惑をかけながらこのまま働いていても良いのだろうか」と罪悪感を抱くママも少なくないでしょう。

確かに会社の立場から見れば、以前より都合が悪くなって困ったという部分があるのも否定はできません。

しかし仕事と子育てを両立させると決めたママが、会社に対して罪悪感を抱く事は本当に正解でしょうか。

その職場を選んだのは自分、前向きな姿勢で働こう

出産前の自分よりも会社に貢献できなくなったとしても、復帰してまた働く事を選んだのは自分です。

長く働きたかったらベビーシッターに子供をお願いしたりする方法がある中で、時短勤務や欠勤が増える事を見込んで仕事を始めたのは自分自身です。それなのに会社に対して罪悪感を持つ事は間違っています。

会社には迷惑をかけてしまう事も多々あるでしょう。

しかしそこでめそめそしたり悔んだりするのではなく、そんな自分を雇ってくれた会社やサポートしてくれる職場の人たちに、感謝の気持ちを表現する事のほうが大切な事です。

もし早退してしまう事があった時には家で落ち着いたら、頃合いを見て会社へ電話を入れ、その後の進捗状況を確認したり一言お礼を述べるたりすると良いでしょう。

欠勤をする場合にも、事前に自分の管理している書類は誰でも分かるように日頃からしっかり整理をしておく事も大切です。そして欠勤しても必ず会社へ電話を入れ、協力してくれている職場のスタッフへお礼を伝えましょう。

感謝を表現するときには職場の人たちに迷惑をかけてしまっているなと感じたときに、すぐ言葉にする事が重要です。

人と人との信頼関係は、そんな小さな気遣いや行いが大切なのだと思うのです。

会社では罪悪感よりも「ありがとう」という気持ちを表現する事が大切。

そして前向きな姿勢で自分のキャリアアップのために、できる限りの事を精一杯取り組んでいきましょう。

自分が選んだ道だからこそ、迷うことなくポジティブに行動すべきですね。

働く時間の自由が利かないのは、子供との幸せな時間を手に入れた証!

「本当はもう少し仕事を片付けて帰りたいけど、保育園にもうすぐお迎えに行く時間…」なんて思うことはありませんか?

働く事はまったく嫌ではないのに、職場のスタッフに頭を下げながら残りの仕事をバトンパスし、気まずい思いをして帰宅するなんて事はよくある光景ですね。

『時間さえあれば対応できるのに』という現実は、仕事を頑張りたいママにとっては心底辛いものです。

出産前のように自由に働けなくなった事をストレスに感じるママも多いでしょう。

しかしそんな状況も裏を返せばそれはママが幸せな証です。

仕事に使えなくなった時間は代わりに大切な我が子のために費やしていますよね。ママのことが大好きな子供と一緒に、楽しい過ごすために時間を使っているのです。

それは自由に働けなくなった分幸せを手に入れたという事。そう思えば辛い思いも少し楽になるはずです。

他の社員に迷惑をかけてしまう自分も柔軟に仕事に対応できない自分も、大切な我が子を授かった事と引き換えに存在しています。

子供がいる生活は、とても楽しく素晴らしいもの。日々子供と一緒に入れる時間の幸せを噛みしめながら過ごしてみたら良いかと思います。

時には自分のために思いっきり仕事をすることも大事

子供との時間を最優先するという事が前提ではありますが、時には仕事に対して柔軟に対応する事も大切です。

仕事でここぞという時には、ベビーシッターや夫など身の廻りの人に子供を任せて、仕事に対応するのも良い事です。

仕事と子育てはバランスが大事と言っても、たまにはどちらかに比重が傾く事だってあります。

仕事が遅くなり子供と共有する時間が減ってしまったのであれば、どこかで穴埋めをするか一緒にいる時間の質を高める事で解決できる事がほとんどです。

子供とのコミュニケーションは時間の長さではなく質が大事。

家に帰ってもバタバタしてしまって、子供にあれしてこれしてと言いながらイライラして過ごしていても意味がありませんよね。家事をしながら片手間で子供と会話をするのもよくありません。

しっかりと子供と向き合い、会話をしたり絵本を読んだり一緒に遊んだりする時間を優先させる事が必要です。

時間に余裕がないのであれば、洗濯や掃除が多少残っていても気にしない思考を持つ事も母として大切な事だと思います。

子供が楽しく通えているのなら罪悪感は持ち過ぎなくていい!魔法の言葉の力を信じよう!

子供に対して抱く罪悪感は子供を愛しているからこそのママの素直な反応ですから、無理に気持ちを押し込む事はありませんが、必要以上に罪悪感を持つ必要もありません。

確かに子供は皆、ママとずっと一緒にいたいというのが本音です。しかし考えて欲しいのは、ママは子供に対して悪い事はしていないという事。

ママだって自分と戦いながら必死に働いているのです。

時短勤務のため肩身の狭い思いをしていたり、育休のせいでブランクがあり初歩的なミスをしてしまったりして、仕事でも苦労する事も多いのが現状です。

そんな風に、仕事と子育てに挟まれどちらにも悪い者扱いされている様な気分だと心が持ちません。仕事も家庭も一生懸命頑張っているだけなのに、なぜ罪悪感を持つ必要があるのでしょうか。

罪悪感を持たないようにするためには、何よりも頑張っている自分を褒めてあげて自信を持つ事。

仕事も子育てもすべて完璧にこなせるママなんていません。そんな自分も認めてあげてください。頑張っているママが「罪」であったり「悪」であったりする事は何ひとつありません。

だって、必死に子供の事を一番に考えているママほど素敵で素晴らしいものはないのですから。

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