子育ての悩みは自治体の支援で乗り切る!サービスを活用するコツ

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2017/02/09

妊娠中や小さな子どもを子育て中に、身の回りに頼れる人がいなくて、不安を抱えているママも多いですよね。

里帰り出産をして半年ほどで、パパのいる場所に帰ったのだけど、パパは仕事に出かけているし、子連れだと出かける場所も限られてしまい、部屋で子どもとママだけ…。

子どもはかわいいのだけど、自分だけ取り残されたような気分になったり、美容院やカフェに行く暇もなかったりして、気分転換がなかなかできない方もいますよね。

都道府県、市区町村ごとに子育て支援サービスは違いますが、自治体ごとの子育て支援サービスで解決できる悩みもありますよ。

また、子育ては何かとお金も掛かるものです。公共機関に申請すればもらえる補助金などもあります。

公共機関や住んでいる自治体にはどんな支援があるのか知っておくと、いざという時に役に立ちます。

自分の住んでいる街にもそんな制度があったの?と後で知り、利用すれば良かったなぁ…なんて、後悔のないようにしたいですよね。

妊娠中、子育て中のパパ・ママたちが受けられる支援について、いくつか紹介しますね。

妊娠したら調べよう!自治体・公共機関の妊娠・出産時の支援

子どもを育てるために得られる支援は、自治体によって違います。最初に自分の住んでいる地域の子育て支援サービスと、公共機関で受けられる支援を調べてみましょう。

自治体の窓口に妊娠したことを申請をすると、母子健康手帳が交付されると同時に、受けられるサービスについても説明されることが多いです。

妊娠・出産の時に受けられる支援には、どんなものがあるのかを調べてみました。

  1. 【働いている妊産婦の権利】トラブルは労働局に相談
  2. 【両親・母親学級】参加することで妊娠への不安を軽減!
  3. 【妊婦一般健康診査補助券・受診券】妊娠中定期検診のチケット配布
  4. 【風しん予防接種費用助成】妊娠を希望する場合は確認要
  5. 【出産手当金】健康保険から産休中給料の受け取りがない時に支給
  6. 【先天性代謝異常検査】検査の公費負担
  7. 【新生児聴覚検査】初回検査費用助成
  8. 【出産祝い】自治体による祝いはいろんな形…移住ねらいもあり
  9. 【産じょく期ヘルパー制度】で産後の辛い時期を乗り切る!

これらについて詳しく紹介していきますね。

【働いている妊産婦の権利】トラブルは労働局に相談

妊娠すると職場に迷惑をかけてしまうという思いから、検診を受けに行きにくかったり、仕事を辞めなければいけないと、考えたりしているママもいますよね。

働いている妊産婦は事業主に申し出れば、検診や保健相談を受けるために必要な時間を確保することが出来ることは、母子保護規定により決められています。

妊産婦とは妊娠中から産後1年を経過していない女性のことです。医師から受けた説明を伝えるために「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用して下さいね。

また、働いているママで妊娠したと同時に、退職を促されたり解雇されたりすることは、男女雇用期間均等法第9条の規定により禁止されています。

厚生労働省は、妊娠したことによる事業主とのトラブルについて、早期解決のための援助を実施しています。トラブルがあった場合は早めに各都道府県の労働局に連絡して下さい。

妊娠中及び出産後の女性労働者が、健康診査等を受け、医師等から指導を受けた場合は、その女性労働者が受けた指導を守ることができるようにするために、事業主は勤務時間の変更、勤務の軽減等必要な措置を講じなければなりません。ー中略ー
事業主が母性健康管理の措置を適切に講ずることができるように、女性労働者に対して出された医師等の指導事項を的確に事業主に伝えるための「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用しましょう。

妊娠中の権利なのですが、援助して頂いている職場の人へ、感謝の言葉を伝えられると良いですね。

【両親・母親学級】参加することで妊娠への不安を軽減!

妊娠から出産までの流れを説明してくれる「両親・母親学級」(開催される教室によって名前は異なります)というものがあります。

【参加することのメリット】

  • 妊娠中の生活の仕方が分かり、不安を軽減することができる
  • 出産時期が同じくらいのママ友ができる
  • パパも両親学級に参加することで、妊娠や出産後の育児について理解できる
【主催者】
  • 医療機関: 医療機関で開催される場合は、分娩室や産後に過ごす部屋、分娩方法などの説明などが受けられる場合があります。
  • 市区町村の自治体: 自治体で開催される両親・母親学級は、複数回開催されることが多く、出産後の育児や、子どもの定期健診についての説明も詳しく受けることができます。
  • ベビー用品・育児用品メーカー: 最近ではベビー用品メーカーが、助産婦などを講師として迎えて行うところが増えてきました。(ベビー用品のお土産つきなどの特典があることも!)
【内容】

内容は開催される機関によってことなりますので、余裕があれば複数の場所で受けてみることをお勧めします。

一般的な内容を紹介しますね。

  • 妊娠中の食事や生活の仕方の説明
  • 沐浴(赤ちゃんのお風呂の入れ方)
  • 妊婦疑似体験(ジャケットを着てパパも妊娠体験
  • おむつ替えの方法
  • 呼吸法や乳房マッサージなどの指導
費用は開催場所や自治体によって異なりますが、無料~テキスト代+お茶代くらいのところが多いです。

両親学級・母親学級で出会ったママ友とは、親密な付き合いが出来る場合があります。不安な妊娠・子育ても、ママ友のおかげで乗り切れることもあります。

【妊婦一般健康診査補助券・受診券】妊娠中定期検診のチケット配布

市区町村によって、妊婦一般健康診査無料チケットの配布状況は異なりますが、14回~無制限に設定されています。

また、受診券か補助券かは自治体によって異なります。

  • 受診券…受診できる検査項目が記載されているもの
  • 補助券…補助金額が記載されているもの

母子手帳の交付と同時に配布されます。妊婦歯科健康診査や乳児一般健康診の補助もある自治体もありますので、確認をしてみて下さいね。

【風しん予防接種費用助成】妊娠を希望する場合は確認要

自治体によっては「妊娠を希望する女性」や、「妊娠中の女性の家族」に対して、風疹予防接種の助成を行っている場合があります。

妊娠を希望している場合は抗体検査を受けて、風しん抗体価が低い場合は、予防接種を受けることをお勧めします。

妊娠中は接種できませんが、ご家族に予防接種を受けてもらってくださいね。

妊娠初期に風しんにかかると、先天性風しん症候群にかかる可能性があります。赤ちゃんの心臓に奇形が生じたり、耳が聞こえなる、目が見えにくくなるなどの障がいが現れたりします。

【出産育児一時金無料】健康保険から直接医療機関に!

健康保険の被保険者または被扶養者で、妊娠4ヶ月以上で出産した場合に1児につき42万円(死産の場合は39万円)支払われます。

出産後退院時に支払いをする必要がなく、42万円よりも支払いが多い場合は、差額のみを医療機関に支払います。

42万円よりも金額が少ない場合は「差額申請書」を提出すれば、差額を受け取ることができます。

例えば、支払いが38万だった場合は、差額の4万円を受け取ることができます。差額は申請をしないと貰えないので注意してくださいね。

出産一時金については、全国健康保険協会公式サイトに詳しく記載されていますので、確認をしてみて下さい。

全国健康保険協会公式サイトURL(子どもが生まれたとき)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat315/sb3080/r145

【出産手当金】健康保険から産休中給料の受け取りがない時に支給

産休中には給料を受け取ることが出来ないため、出産手当金を下記の場合に受け取ることができます。

出産日(出産が予定日より後になった場合は出産予定日)以前42日から出産日の翌日以降56日までの範囲内で、会社を休み給与の支払いがなかった期間支給されます。

※多胎妊娠の場合は出産日(出産が予定日より後になった場合は出産予定日)98日以前から支給されます。

産休の期間の説明図

一日当たりの支払額
【支給開始日以前の12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額】÷(2/3)

全国健康保険協会公式サイトに、詳しい内容が書かれていますので、確認をしてみて下さいね。

全国健康保険協会公式サイトURL(出産手当金について)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat315/sb3090/r148

【先天性代謝異常検査】検査の公費負担

生まれてきた赤ちゃんが、先天性代謝異常症に掛かっている場合は、放置しておくと重篤な障害が発生する可能性があります。

早期発見ができれば、食事療法や治療により、発症を防いだり、重い症状を出ないようしながら、日常生活を送ることができます。

実施主体は都道府県および政令指定都市で、公費負担で行われています。詳細は自治体のホームページや窓口で確認して下さい。

【新生児聴覚検査】初回検査費用助成

新生児聴覚検査の助成については、住む地域によって違っています。聴覚検査を受けることをお勧めしますが、受ける際には市区町村の助成についても確認してみて下さいね。

初回検査公費負担を実施している市区町村は、平成26年度の政府の調査では6.3%(109/1,741市区町村)でした。

公費負担を実施している市区町村の中でも、全額公費負担、一部公費負担、上限額の範囲内で負担と、助成の仕方はまちまちです。

聴覚障害も早期発見され、聴覚の補助や、コミュニケーションなどへの援助を行うことで、言語の発達を促すことができ、言語IQの数値が高くなります。

東大病院耳鼻咽喉科の報告によると、発見年齢を0歳、1歳、2歳の群に分け、就学年齢時にWPPSI知能検査で評価すると、発見年齢が早いほど有意に言語性IQの数値が高くなる.

【出産祝い】自治体による祝いはいろんな形…移住ねらいもあり

出産祝い金については自治体によって違います。地域振興券の交付や、いろんな特典が受けられるカード、お祝いの品など様々です。

移住を促進している地域では、第1子5万円、第2子20万円、第3子100万といった高額な金額を支払われることがあります。(地域によって金額と年齢は異なります。)

おむつやおしりふきの支給、商品券の支給など、知っていると助かる情報もあります。

いずれも、申請をしないともらえない場合が多いので、忘れがないように確認をしておきましょう。

出産を期に引っ越しを考えられているようであれば、出産祝いについても調べておくとお得ですよね。

【産じょく期ヘルパー制度】で産後の辛い時期を乗り切る!

核家族でパパが仕事に出かけてしまうと、子供と二人きりで、産後に心細い思いをしているママもたくさんいますよね。

私も産後2か月くらいは睡眠不足の中、授乳、おむつ替えと自分の食事だけで手いっぱいになってしまいました。

また、一人でいる時に何かあったらどうしよう…という、不安もありました。

自治体によっては産じょく期ヘルパー制度を、実施しているところもあります。産後1か月間という区切りもありますが、辛いと思ったら利用してみるのも良いですよね。

自治体の子育て支援!子どもが産まれたらもう一度確認

自分たちの住んでいる市や町の子育て支援制度は、子どもを産む前に説明を受けていたけど、忘れてしまったりすることもありますよね。

また、引越しなどで住む場所が変わると、受けられる支援サービスも変わってきます。まずは自治体窓口で説明を受けることが大切です。

自治体窓口が混みあっていたり、出かける回数を減らしたいと思われるママもいますよね。

自治体のホームページを見てみると、説明されていなかったサービスが掲載されていることもあります。一度、確認をみることをお勧めします。
  1. 【児童手当】の申請忘れに注意!引っ越しの時も忘れず申請
  2. 【乳幼児医療補助・子ども医療費助成制度】病気の時も安心して受診
  3. 【保育サポート制度】ママの用事の時は子育てヘルパーを利用
  4. 【一時預かり・病児・病後児保育】急な預け先が必要な時に
  5. 【保育料補助】早期に子どもを預けなくてはいけない時に助かる制度
  6. 【認可外保育施設入所児童保護者助成金】認定保育園に入れない時に!
  7. 【私立幼稚園保護者負担軽減補助金】私立幼稚園通園の負担軽減
  8. 【チャイルドシート補助金・支援】いらなくなったチャイルドシートも活用

他にもいろんな制度がありますが、この8つの制度を紹介しますね。

【児童手当】の申請忘れに注意!引っ越しの時も忘れず申請

児童手当は、日本国内に住む0歳以上から中学卒業までの児童を持つ養育者に対して、支給されます。

※中学校に通ってない児童も、中学卒業の年齢までは受け取ることができます。

毎年6月頭に児童手当の現況届が届くので、提出期限を守って提出してくださいね。提出しないと児童手当はもらえないので注意が必要です。

提出を忘れた場合もさかのぼっては支給されることはないので、早めに申請をするようにしてくださいね。

引越しした時も申請が必要になりますので、忘れないようにしましょう。

【乳幼児医療補助・子ども医療費助成制度】病気の時も安心して受診

子どもの医療費の自己負担については、自治体によって異なります。全額負担、一部負担、年齢、通院、入院、申請方法も異なりますので、自治体の情報を確認しましょう。

また、自分の住んでいる自治体以外で、医療費が掛かった場合は、一度自己負担し、後で申請をすればもらえる場合がありますので、領収証などは保管しておいてくださいね。

自治体によっては「おたふくかぜ」や「季節性インフルエンザ」の予防接種についても、助成のあるところもあります。

自治体の情報を確認して、申請忘れのないようにしたいですね。

【ファミリーサポート制度】ママの用事の時は子育てヘルパーを利用

子育て中は自分の時間がなかなか持てず、行動が制限されてしまって、自分の思うように動けなくなることがたくさんありますよね。

  • 美容院に行きたいけど、子どもが小さいし預けるところがない
  • 買い物やママの習い事、残業で幼稚園や保育園のお迎えが出来ない
  • 病院で検査を受けたいけど見ていてくれる人がいない
  • 結婚式に招待されたけど、小さな子連れでは行きにくい
  • 仕事をしているけど学校や幼稚園は休みだけど、仕事が休めない

などの時に、利用できるのがファミリーサポート制度です。

時間払いの有料の制度ですが、事前に登録することによって利用できます。

ファミリサポート制度は困ったときに、助けて欲しい依頼会員と、援助をしたい提携会員から成り立っています。

ファミリーサポートセンター公式サイト内から全国のサポートセンターの検索ができますので、住んでいる地域のサポートセンターを確認してみて下さいね。

ファミリーサポートセンター公式サイトURL
http://www.jaaww.or.jp/service/family_support/

【一時預かり・病児・病後児保育】急な預け先が必要な時に

子育て中のママ、普段は家で子どもを見ているのだけど、冠婚葬祭やリフレッシュなどで子どもを預けたい時に助かるのが一時預かりをしてくれる保育所・保育施設です。

まだ保育所に入っていなくても、一時預かり可能な保育施設がある市区町村もあります。

また、普段は保育所や幼稚園に預けているまたは小学校に通っているのだけど、病気で預けることができないのだけど、仕事を休むことができないワーキングママもいますよね。

そんな時は病児・病後児保育をしてくれる制度があります。医師や看護師が、病児・病後児を見てくれるので、働くママ達も助かりますよね。

【実施するのは…】
市町村(特別区と一部事務組合)または、市町村が認めたものへの委託。

【実施内容】
保育を必要とする乳児・幼児または理由があって保護者が保育できない児童(小学生)が病気にかかっている場合に、保育を行う事業

【場所】
保育所・認定子ども園・病院・診療所等に付設された場所。または、病児・病後児のための専用の施設。

事業の対応型
病児対応型 病気の回復期に当たらない場合で、症状は急変する可能性が低い時に、
保育所、認定子ども園、病院、診療所などの専用スペースで一時的に
保育する。
病後児対応型 病気に回復期で集団生活が困難な期間、保育所、認定子ども園、病院、
診療所などの専用スペースで一時的に保育する。
体調不良児対応型 保育所などでの保育中に微熱などの体調不良になったときに、保護者が
迎え に来るまでの間保育所等で緊急対応したり、保育所等に通う子ども
に対して保健的な対応をとる。
非施設型(訪問型) 回復期に至らないまたは、回復期で集団保育が難しい期間に、子どもの
自宅で一時的に保育する

厚生労働省が補助金を出して推進している事業ですが、まだまだ需要に対して、施設が足りていないのが現状です。

保育を必要とする乳児・幼児又は保護者の労働もしくは疾病その他の事由により家庭において保育を受けることが困難となった小学校に就学している
児童であって、疾病にかかっているものについて、保育所、認定こども園、
病院、診療所、その他の場所において、保育を行う事業。

近くの病児・病後児を預けることができる施設を、先に確認することをお勧めします。登録が必要な場所もありますので、事前登録をしておけば緊急時も安心ですよね。

預けようと思っていた施設がいっぱいになっている場合もあります。

  • いくつか調べておいて、登録しておく
  • 会費制になっていて100%預かってくれる施設に登録しておく

利用頻度や予算なども考慮して、いざというときの対策も考えておきたいですね。

一般社団法事 全国病児保育協議会のサイトから、病児病後児預かり施設を調べることが出来ます。

一般社団法人 全国病児保育協議会公式サイト
http://www.byoujihoiku.net/list/

未登録に施設もありますので、各自治体のホームページや病院のホームページなどで確認をしてみることをお勧めします。

【保育料補助】早期に子どもを預けなくてはいけない時に助かる制度

助成金額も地域によって違いますが、もともとの保育料自体も保育施設によって違うので、助成金だけでは負担額は分かりませんよね。

認可保育所と認証保育所の差額を助成している自治体や、一律の金額を助成している自治体など様々です。

認可保育所
国が定めた設置基準を満たしていて、各都道府県知事によって、認可された施設です。公的資金の補助があるため保育料が比較的安くなっています。
認証保育所
東京都独自の制度です。国の定めた基準では都心では設置が難しかったため、大都市特有のニーズを盛り込んで、企業経営感覚を発揮した独自の基準を設定たものです。

○現在の認可保育所だけでは応えきれていない大都市のニーズに対応しようとする都独自の制度
○大都市の特性に着目した都独自の基準(認証基準)を設定
○企業の経営感覚の発揮により、多様化する保育ニーズに応えることのできる新しいスタイルの保育所を設ける

住んでいる自治体の保育施設と保育料補助については、早めに調べた方が良さそうです。

子どもを早期に保育園に入れなければいけない事情がある場合、低年齢になるほど保育料は高くなります。保育料の補助があるとありがたいですよね。

【認可外保育施設入所児童保護者助成金】認定保育園に入れない時に!

認定保育園に入所申し込みをしているけど、入園が保留になっている場合など、認定外保育施設にとりあえず入園を考えている方もいますよね。

認定保育園に比べて、認可外の保育施設の保育料は高額な場合が多いです。

自治体によっては認可外保育園に入っている児童の保護者に、一定の金額を支払う制度や、認定保育園の保育料との差額を支払ってくれる制度があります。

金額は自治体によって異なります。

殆どの自治体の助成条件はこんな感じです。

  • 保護者が子どもを保育できない状態にあること
  • 認定保育園に入所申し込みをしているが、入園不承諾または保留になっていること

所得制限を設けている自治体もありますので、各自治体のホームページを確認するか、窓口に問い合わせをしてみてくださいね。

【私立幼稚園保護者負担軽減補助金】私立幼稚園通園の負担軽減

私立幼稚園は、入学金や学費が高い場合が多いですよね。何かと費用がいるので少しでも補助が出ると助かりますよね。

国(文部科学省)から一部の助成を受けて、自治体が私立幼稚園に通わせている保護者にたいして「私立幼稚園保護者負担軽減補助金」を出す制度があります。

世帯条件・世帯収入・何番目の子どもかどうかなどの条件により、補助金額は違うので、自治体のホームページの中の、補助金額一覧表を確認してみてくださいね。

【平成27年度補助単価 文部科学省資料を参考に作表】
下記の表は文部科学省の「幼児教育の段階的無償化に向けた取組の推進」資料より入れ込みをしました。

階層区分 平成27年度補助単価
(年額)
保護者負担額
(年額)
第Ⅰ階層:生活保護世帯 308,000円 0円
第Ⅱ階層:年収約270万円まで 272,000円 36,000円(3,000円/月)
第Ⅲ階層:年収約360万円まで 115,200円 192,800円
第Ⅳ階層:年収約680万円まで 62,200円 245,800円

国の示す補助金そのままの自治体、プラスαで補助の出る自治体と、補助金額は自治体によって違います。第2子以降は第1子よりも補助金が多く出ます。

幼稚園を通じての申請になりますが、途中入園等で申請し忘れの無いように注意してくださいね。

【誕生日・入園・入学祝い金】地域振興券を発行する自治体も

自治体からの祝い金では、びっくりするくらい高額な金額を受け取れる地域もあります。

第4子誕生時20万円、1歳の誕生日40万円、小学校入学時40万円と少子化を防止と地域への定住を促している政策のようですね。

また、小学校の入学祝い金として「地域振興券」を受け取れる自治体もありますよ。

【チャイルドシート補助金・支援】いらなくなったチャイルドシートも活用

赤ちゃん用のチャイルドシートは高額ですが、使用する期間は意外と短いのでもったいないなぁ…。なんて、思われているママ達もいますよね。

自治体によっては下記のような制度もありますので、購入を考える前に確認をしてみて下さいね。

  • 不用になったチャイルドシートを譲渡する制度
  • 上限金額を決めて補助金が出る制度
  • チャイルドシートを貸出する制度
普段は車を使用しないのだけど、里帰りの時だけチャイルドシートが必要になる場合もありますよね。

そんな時は借りたい地域の交通安全協会に、問い合わせをしてみて下さい。無料~安価有料で貸し出しをしているところもあります。

私も里帰りの時に利用しましたが、無料で貸し出しをしてくれました。ただし、交通安全協会の会員であることが貸し出しの条件になります。

子育ての悩みは早めに打ち明けて!自治体の子育て支援窓口

当たり前のように子育てをしているママたちを見て、自分も同じように自然にできるようになると思っていたけど、子育ては何かと行き詰まることが多いですよね。

自分が思っている以上に、他のママ達も悩んでいる場合が多いですよ。子育てに悩んでいるが身近に相談できる相手がいない…。

どんな内容をどこに相談すれば分からず、悩んでいるママもいますよね。1人で考え込まずに第3者に相談することで、苦しかった気持ちが楽になることもあります。

直接出かけにくい場合は、電話やメールで相談してみて下さいね。相談する内容によっては他の場所を紹介される場合もあります。

地域によって、相談窓口の名前は異なります。役所のホームページなどで確認をしてみてください。

相談するときには何を悩んで、何を相談したいのかまとめておくことをお勧めします。

いざ、相談するときに緊張して、肝心のことが言えなかったり、聞けなかったりする可能性がありますよね。

  1. 【子育て支援センター】日々の悩みを相談
  2. 【保健センター】子どもの発育の相談
  3. 【児童福祉課・子育て支援課】保育所や幼稚園入園などの相談
  4. 【幼児クラブ】親子で楽しんで参加…他のママとの悩みの共有

この4つを紹介しますね。

【子育て支援センター】日々の悩みを相談

自治体によって名前は違いますが、自治体の子育て支援をしている課では子育ての悩みを聞いてくれます。

自治体によってはカウンセラーによるカウンセリングを無料で行ってくれるところもあります。日常的な悩みも相談できます。

子育て支援センターは、同じくらいの年齢の子どもを遊ばせることが出来る広場を解放しているところもあります。

地域によって違いますが、未就園児、未就学児の子どもが集まってくるので、同じ年齢の子を持つママや、先輩ママと友達になれることもありますよ。

【保健センター】子どもの発達の相談

他の子どもよりも発育が遅い気が…。言葉がなかなか出てこないなど、子どもの健康状態や言葉の発達について悩まれているママ達もしますよね。

子どもの発達についての相談にのってくれるのが保健センターです。保健センターへの相談は予約制の場合が多いです。

あらかじめ、電話で日程の相談をしてから出かけてくださいね。

【児童福祉課・子育て支援課】保育所や幼稚園入園などの相談

保育園や幼稚園の入園のこと、補助金、学童保育、児童手当のことなど、子育てに対する質問や相談をするのは児童福祉課または子育て支援課になります。

待機児童の情報や、保育園や幼稚園の支援金の情報を聞くことが出来ます。幼稚園や保育園に入園予定のある場合は、一度は相談窓口で情報収集してみることを、お勧めします。

子育てに関する悩みは児童福祉課または子育て支援課など、自治体の子育て支援窓口に一度相談してみると、相談内容にあった窓口を紹介してくれます。

また、一人親家庭の支援なども行っています。1人で抱え込まずに、まずは相談してみて下さいね。

育休が1年なので子どもを1歳から保育所に…と考えているママ達もいますよね。でも、実際には待機児童もいて、入れたい時期から入れられないという方が多いです。

職場復帰予定がある場合は、保育所の空き情報なども確認しておきましょう。

空きがない場合に0歳児から申し込みをしておいて空きが出れば入るという形を取っている方もいます。

利用時期に生後2か月以降、生後4か月以降と施設によって異なります。保育施設についての説明をしてもらって、見学がてら状況を施設に確認しておいても良いですね。

保育施設や幼稚園、子ども園などの情報をもらったら、早めに見学をして、参加可能な行事などには参加してみると、雰囲気や先生とのふれあいができますよ。

【幼児クラブ】親子で楽しんで参加…他のママとの悩みの共有

幼児クラブは児童福祉課や子育て支援課などが運営している、未就園児または、未就学児が集まって、親子で親睦を深める為に設立された教室です。

幼児クラブの中で、子育ての楽しさや悩みを分かち合いながら、お子様も他の子どもたちと接することで、ルールを覚えていくことができます。

幼児クラブの中でも、育児相談をできるところもあります。同じ悩みを抱えているママに出会いや、先輩ママに相談して解決なんてこともあるかもしれません。

子どもたちも楽しめますので参加してみて下さいね。

自治体のサービスを知って、少しでも肩の力を抜いた子育てを

子育てには何かと悩みがつきものです。時間のこと、お金のこと、子どもの成長のこと…。

忙しいママたちは、なかなか調べたり、相談したりという時間すら取れないかもしれませんが、知っていれば活用できる公的サービスもあります。

子どもが産まれたら、住んでいる自治体や公的なサービスについて調べて活用し、少しでも余裕のある子育てをしたいですね。

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