つわりの辛さをわかって欲しい…旦那に理解してもらう伝え方

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2017/07/11

夫につわりの辛さを伝えている妻の様子

男性が経験することがない「つわり」。

「理解して!」「察してよ!」と女性が思っていても、なかなか難しいです。

そうはいっても、やはりパートナーである夫にも理解をしてもらいたいところですよね。

どうやって夫につわりのつらさを伝えればいいのか、ちょっと考えてみませんか?

「理解できない」を前提に!「察して」は無理だと心得よう

女性は、いちいち言葉に表さなくても、つらい状況を察して欲しいと思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、ただでさえ「察する」ことが苦手だという人が多い男性に、経験することのない「つわりのつらさ」を察してもらうことは非常に困難です。

ここは、もう「察してもらうことは無理」だと思ってしまった方が、イライラせずに済むと考えてしまいましょう。そもそも、伝えたところでわかってくれる夫ばかりでもないことが現実なのですから…。

して欲しいことやわかって欲しいことは、とにかく「口に出して」伝えるようにしましょう。

「何かをしてあげたいけれど、何をすればいいのかわからない」とオロオロして困っている夫もいます。

明確に希望を伝えれば、夫も希望に応えて動きやすくなりますよね!

  • 「水を持ってきて欲しい」
  • 「柑橘系のフルーツが食べたい」
  • 「ごはんが作れない。わたしの分も買ってきて欲しい。(食べられそうなものも伝えましょう)」
  • 「とにかく眠気が強い。今日は何もできなさそう」
  • 「洗濯物のニオイがつらい。干してもらいたい」
つわりの種類は、人それぞれ。また同じ人でも、その日によって辛さや食べられそうなものがコロコロ変わってしまうことも、つわりの厄介なところです。

そういう日替わりで変わる症状についても、「こういうものなの」と伝えておきたいですね。

「昨日まで食べられていたトマトが今日から無理になった!」ということも起こるかもしれない…。それがつわりなのですよね。

▼妊娠中の妻が喜ぶポイントについてはコチラも参考にしてみて!

感情的にならない!数字&理屈を使って冷静に

妊娠中は情緒不安定になりやすくなるものです。つわり中は、さらに体調不良が重なるため、ささいなことでも不安になったりイライラしたりしてしまう女性も多いでしょう。

ただでさえ、女性は「感情に訴えて」ものを伝えることをしがちです。しかし、聞き手の男性は、「感情に訴えられる」ことが苦手であることも往々にしてありがちですよね。

夫、特に理系の思考力で物事を判断する夫に対しては、数字や理屈を引っ張り出してきて、冷静に事実を伝えることをおすすめします。

  • 「つわりは、個人差があるけれど、8割くらいの妊婦に起こる症状なんだって」
  • 「大体妊娠16週目くらいには落ち着く人が多いんだって。だからそれまでは家事ができないこともあるかもしれない。協力して欲しい」
  • 「つわりの原因はわかってないらしいけれど、黄体ホルモンが分泌されるからとか、赤ちゃんを異物だと思って母体が過剰反応しているからとか、いろんな説があるらしいよ」
「とにかくつらいの!労ってよ!」と訴えたい気持ちを一旦落ち着かせ、「つわりってこういうものなんだって」と説明して、夫にも興味を持ってもらいたいですね。

また、妊娠がわかってもたばこをやめてくれない・目の前で吸われるという夫に困っている方もいるでしょう。

そうした夫にも、ただ感情だけで「やめて!」と叫ばず、たばこがどれだけおなかの赤ちゃんに害が及ぶのかどうかを、客観的事実を基にして伝えましょう。

それでもどうしてもやめてもらえない場合は、たばこだけはガマン禁物。ママがその場から離れてくださいね……!

マイナーなつわり症状は雑誌や医者の話を引き合いに出して知ってもらおう

妊娠前、つわりにどのようなイメージを持っていましたか?

「炊きたてごはんのニオイに吐き気を催す」、「とにかく吐いてばかり」、「酸っぱいものが欲しくなる」、このようなマンガやドラマでも描かれるような症状をイメージしていた人も少なくないのではないでしょうか。

女性ですら、こうした「一般的な」イメージを持っているくらいなので、知識が女性より少ない男性にとっては、この症状以外のつわりが想像できなくてもしかたがないですよね。

中には、「妊娠がわかる最初のきっかけに、1度吐くだけというものがつわりだと思っていた」という男性もいるのです。

しかし、実際には「吐きづわり」以外のつわり症状に苦しんでいる女性も多いもの。

特に、眠気が止まらない「眠りづわり」の場合、「ただダラダラ怠けているだけじゃないのか」と夫に指摘されて辛い思いをした女性もいるのです。

また、親族や友人の中につわりが軽かった人がいると、その人が夫のつわり基準になってしまい、妻の辛さがわからないというケースも。

「それって本当につわりなの?気のせいじゃなくて?」とどこか疑いがちな夫には、マタニティ雑誌や本に書いてあるつわりについてのページを見せたり、健診の際に医者に「これもつわりですよ」と言ってもらったりして、信じてもらいましょう。

つわりは病気ではなく、元気な赤ちゃんを産むために必要な時期であることを、感情からではなく、証拠から冷静に伝えたいものですね。

これだけつらいんです!男性にもわかる状況でたとえよう

「つわり」そのもののつらさを男性にわかってもらうためには、男性が経験するであろう例を出して、つらさを想像してもらいましょう。

特に「吐きづわり」であれば、例が出しやすい症状ですよね。

「数週間、ずーっと二日酔いや船酔いが続いている感じ」といえば、お酒を飲む夫は「うわあ」と想像しやすいのではないでしょうか。
  • 「眠りづわり」は「眠気の出る薬を飲んで眠くてしかたがない状況が延々と続く」など。
  • 「食べづわり」は「食べていないと車酔いしているみたいに気持ちが悪くなる」など。

「とにかくつらい!しんどい!動けない!」だけではなく、夫にもつらさが想像できるたとえを取り入れることで、「それはしんどいね…」という共感を引き出すことができますよ。

これは嫌だ!を上手に伝えよう

つわりの辛さだけではなく、夫の言動に対して、「これは嫌だ!やめて欲しい!」と思うこと、ありますよね。

そうしたことを、ただひたすら飲み込み続けていると、いつしか夫への感情が冷め切ってしまうかもしれません。

上手くいくかどうかは夫次第でもありますが、上手に自分の気持ちを伝える言い方、考えてみませんか?

▼つわり中のだんなのうざい言葉や態度についてはコチラも参考にしてみて!

妻の「しんどい」をスルーしないで!

妻の「つわりがつらい」というメッセージをスルーする夫には、腹を立てるのではなく、「スルーされて悲しい」、「淋しい」という気持ちを前面に出して伝えてみませんか?

「つわりの症状でつらくて精神的にも弱ってるの。背中をさすってくれたら助かる」など、「助けて欲しい」、「寄り添って欲しい」という気持ちを出せたらいいですね。

また、しょっちゅう飲み会や遊びに出かけてしまう夫に対して、「心細いから一緒にいる時間を増やして欲しい」とお願いしてみることも、方法の1つでしょう。

「あなたが悪い」と頭ごなしに言われるよりも、「私が寄り添っていて欲しいと思っている」と「私」を主語にして言われる方が、素直に動きやすくなりますよね。

目の前で晩酌しないで…!お酒好き夫への伝え方

夫婦でお酒が好きだったけれど、妊娠した今、妻はガマン…。さらにつわりでつらい状態なのに、夫は今までどおり、晩酌をし続けている…。

そんな夫には、「つわりでしんどいし、本当は私だって飲みたいのだから、目の前で飲まれることはつらい」と相手を責めないように伝えましょう。

「私が見ていないときに飲んで」など、夫にすべてガマンさせないような言葉を添えられたらよいですね。

また、人によってはお酒臭いにおいがつわり症状を悪化させることもあるでしょう。

「無理!」と拒否するのではなく、「お酒を飲んだあとは、においで気持ち悪くなってしまうから、近づかないで欲しい」など、「お酒のにおいがダメ」ということをきちんと伝えておくことも大切ですね。

理解から共感、気づかいに!夫に上手に伝えてみよう

「何も手伝ってくれない」、「サポートしてくれてもいいのに」、「なんで私ばっかり…」と夫の態度に不満を持っている女性も多いでしょう。

しかし、その夫の態度は、「つわり」に対する無理解からきているのかもしれません。

特に、目に見えて「吐く」という行為がないつわり症状の場合は、夫にとってはなおさらつらさを想像しにくいものです。

上手に伝えて理解してもらえると、共感が生まれ、妻を気遣える夫に成長を遂げてくれるかもしれません!

今回の例をご参考にしつつ、工夫をして伝えてみて下さいね。

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