新生児のへその緒ケア。消毒はいつまで?おへその知識で不安解消!

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2018/10/29

赤ちゃんのへその緒を消毒したりケアしている様子

へその緒の取れていない新生児のおへそを見て、とまどった経験のあるママも多いでしょう。

「見た目にもデリケートな患部をどう扱ったらいいか分からない」という声が多いへその緒が付いたおへそ。

産院でへその緒の消毒キットを貰ったものの正しい使い方が分からなかったり、看護師さんからは「自然乾燥でお願いします!」のひとこと以外何もなくて困ったという方も。

正しいやり方が分からないほど不安なことはありませんよね。今回は新生児のへその緒の消毒の仕方や期間、おへその状態について紹介します。

へその緒の消毒は本当に必要?産院の方針に従って!

お母さんと赤ちゃんを10カ月もの間しっかりと繋いでいたへその緒。生きるための栄養や酸素を行き交わせる大切な親子の絆です。

出産と同時にへその緒はその役目を終え、ハサミでカットされて一部が赤ちゃんのお腹に残ります。

産院で数日のうちに取れてしまう子もいれば、退院後しばらく付いたままの子もいます。

どちらにしてもこの赤ちゃんのおへそからポロっと取れたへその緒が、その後桐箱などに入れて記念にとっておくことになるへその緒です。

へその緒

へその緒が付いた状態のおへそは見た目にも痛々しかったり、赤くジュクジュクした部分が見えることもあるので、ママは「触れてもいいの?」ととまどったりすることも多いです。

昔からへその緒が取れて乾くまでは消毒を続けることが基本でした。しかし最近は、「水で流して清潔な状態を保ち、水分を拭きとって自然乾燥させる以外は基本的に何もしない」というやり方をする産院も増えてきています。

おへその消毒方法

実はどちらが正しいという正解は今のところないのが現状です。どちらの方法をとってもおへそのトラブルの原因になったという結果もありません。

したがって自分が出産した産院の方針に従うのが良いでしょう。

【消毒する場合】おへそ消毒はへその緒が取れて患部が乾くまで毎日継続!

おへその消毒をする際の手順です。

  1. 沐浴の後、タオルやガーゼハンカチなどでよく水分を拭き取る
  2. 消毒液を含ませた清潔な綿棒でおへその根元や中を消毒する
  3. 乾燥剤を振りかける
  4. 清潔なガーゼを当ててテープで留める

取れかかったへその緒がついているおへそは痛々しく見えたりもします。しかしすでに神経は通っていないため、痛みはありません。

思わずそーっと触れたくなりますが、意外としっかり消毒液を塗ってあげて大丈夫です。

おへその消毒

反対の手でへその緒を持ち上げて、根元まで消毒液が行き渡るようにしましょう。

おへそのケア方法

産院でおへその消毒キットを貰っていない方は、ベビー用品店やネット通販などでおへその処置セットを購入することも可能です。臍帯セット(臍帯:さいたい=へその緒)と呼ばれていることもあります。

市販の消毒薬で代用する方もいますが、赤ちゃん用の消毒セットは消毒用エタノールが使われており、より刺激が少なく乾きやすいという特徴があります。できれば専用のものを使用した方が安心です。

消毒はへその緒が取れて患部が乾いた状態になるまで続けます。それを過ぎれば特別なケアをする必要はありません。

【自然乾燥させる方法の場合】ママのお世話の負担が軽減!

冒頭でも述べた通り、最近は自然乾燥のみで消毒などは行わないという産院も増えています。

ただし自然乾燥と言っても、何もせずに放ったらかしにしておく訳ではありません。いくつかのポイントがあるので確認してみましょう。

  • 毎日沐浴させ、おへその周囲は清潔に保つことを心がける
  • 沐浴後は清潔な綿棒で細かいところまで水分を吸い取る
  • オムツがおへそに当たらないように折り曲げたり、切込みなどを入れると良い

おへそにオムツが当たらないようにする

沐浴後、タオルで体を拭いた後に綿棒を使っておへその細かいところまで水分を吸い取ります。その際へその緒を持ち上げて根元まできちんと拭き取ることが大切。

消毒液や粉状の乾燥剤を使用しないため、おへそ周辺をガーゼで覆う必要はありません。

オムツがおへそやへその緒に直接当たってしまうことが多いので、おへその下までオムツを折り曲げたり、おへその部分に切込みを入れてなるべく空気に晒されている状態を作ります。

おむつを折り曲げてもOK

自然乾燥させるやり方は消毒の手間やガーゼの手当てなど細かい作業を省くことができるので、忙しいママには優しい方法かもしれませんね。

おへその状態に不安を感じたら受診を

へその緒が取れるまでの期間は個人差があり、産後数日で取れる子もいれば一カ月たってもまだついている!という赤ちゃんもいたりなどさまざまです。

なかなか取れないと言っても決して異常な訳ではなく、自然に脱落するまで待つことが基本です。

へその緒は自然に落ちるまで待つ

しかし以下のような症状がある場合は受診してみることをおすすめします。

  • 膿が出ている
  • 臭いがある
  • おへその周辺まで赤く腫れている
  • 出血が止まらない

稀ですが、おへその病気やトラブルが起こることもあります。ひどくなる前に受診して状況を把握することが大切です。

おへそから少量の出血をすることは意外とよくあります。しかし量が多かったり、5分ほどしてもなかなか血が止まらない場合などは迷わず病院へ問い合わせましょう。

おへそのトラブルがあるときは病院へ行こう

母と子を繋いでいた唯一の絆を大切にする習慣!

母と子を繋いでいた唯一の絆を大切に

日本にはへその緒を記念として保管する習慣が広く残っています。

これは世界的に見ても珍しい風習だと言われています。

考えてみれば、へその緒は母親の一部であると同時に子どもの一部でもあるという不思議な器官です。母親にとって子どもたちが自分自身から生まれたという唯一の証拠でもあります。

そんな不思議で神秘的なへその緒。いつの日か、成長した子どもたちと懐かしくへその緒を眺める日が訪れるのかもしれませんね。

▼へその緒の正しい保管方法についてはコチラも参考にしてみて!

みんなのコメント
  • ひ、、、、、、、、、こさん

    すごいです。天才ですわ。

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