おやつはいつから?量は?赤ちゃんに負担のない与え方と人気のおやつ

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2018/05/09

赤ちゃんが離乳食期にバナナをおやつで食べている様子

離乳食が進んでくると、そろそろ、おやつもあげてみようかな~?と考える方もいると思います。

でも、本当に必要なの?いつから始めたらいいの?どんなおやつをあげたらいい?悩みもでてきます。

おやつの必要性、あげる時に気を付けたいことをお話するとともに、みんなはどんなおやつを選んでいるか?おすすめのおやつを紹介します。

赤ちゃんのおやつを始めるのは離乳食完了期頃から

赤ちゃんにおやつといっても、どんなものをいつから与えていいのか?そもそも必要なのかと迷いますよね。

あげるタイミングや注意点などについて挙げていきます。

▼離乳食完了期についてはコチラも参考にしてみて!

おやつは何のためのもの?食事で足りなかった栄養を補給できる!

離乳食が進むと、1日に食べる回数が徐々に増えてきます。しかし、赤ちゃんによっては、1度に食べられる量が少なかったり、食べむらがあったりします。

赤ちゃんはまだ消化器官の発達が十分でないので、1回の食事でたくさん食べることができないんですよね。

離乳食や母乳、ミルクでとりきれなかった栄養を、「おやつ」で補うことができます!補食という位置づけですね。

離乳食の進み具合にあわせておやつを始めよう!

ではその「食事からだけではエネルギーが足りなくなる」時期はいつ頃なのでしょうか?

赤ちゃん用のおやつとして市販されているせんべいやボーロを見てみると”生後6か月から食べられる”と書いてあるものが多くあります。

ということは「6か月ごろからおやつを食べさせたらいいの?」と思ってしまうママも少なくないようです。

離乳食の進み方は個人差があると思いますが、1つの目安として、離乳食が1日に2→3回になる離乳食後期頃から、離乳食の間に少量のおやつを与えるところから始めてみましょう。

目安としては1歳頃。動きもだんだん活発になってきてエネルギーをたくさん使うようになりますので、おやつの出番ということになります。

手づかみで食べる事を覚え始める時期の場合は、まずおやつを手づかみで食べるという練習から始めてみるといいかもしれませんね。

離乳食が1日に3回になったら、2回目と3回目の間におやつをあげるといいですが、離乳食が進まなかったりする段階であげすぎると、離乳食を食べなくなってしまうので注意!

赤ちゃんの離乳食のペースに合わせて、徐々におやつをあげていきましょう。

離乳食の合間に授乳することがあるなら、その時に栄養補給がちゃんとできていると考えれば、おやつは全く必要ありません。

当然、離乳食初期や中期ではまだまだ必要ありませんね。

市販の赤ちゃん用おやつや食パンなどであればカロリーが表記されているので100kcalがどのくらいか分かりやすくていいですね。

1歳の始めはこのくらいでいいですが、だんだん足りなくなってきますので活発に動く子で1歳後半なら180kcalくらいまであげてOKです。

バナナ2/3本と牛乳150mlぐらいの量になりますね。

離乳食に「お楽しみ」をつけてあげよう

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食べるということの楽しみを「おやつ」で伝えることができれば、赤ちゃんも食べる楽しさを覚えていきます。

離乳食よりも少し手軽に食べられ、美味しいと感じられるおやつを選択し、食事との差別化を図っていきましょう。

食べる楽しさを伝えられる可能性を秘めたのが「おやつ」です。
あくまでも補食!基本は普段の食事と同じようなものを!

おやつは栄養を補うためのものですよね。ということは普段の食事と同じようなものでいいということ。

  • 食パンや小さいおにぎり
  • バナナなどの果物類
  • さつまいも・じゃがいもなどエネルギーとなる野菜
  • ヨーグルト
  • 市販の赤ちゃん用おやつ
野菜スティックなどもいいんですが、おやつの時はエネルギーを補給したいので炭水化物を中心として、他の栄養素も補えるものの方がいいですね。

もちろんアレルギーに気を付けて離乳食と同じような固さでしっかり食べられるものを選びましょう。

赤ちゃんにおやつをあげる時の注意点をチェック!

正しくおやつを与えるためには、気を付けるべき点があります。

おやつをあげるタイミングと量を決める

離乳食の進み具合と月齢に合わせて、あげる量を決めましょう。

迷ってしまうのが、どのくらいあげたらいいのかということ。ここで知っておきたいのが下記です。

おやつの目安は1日に必要なエネルギーの1割程度

つまりちょうど1歳頃ならおやつとして100kcal程度までにしておくということ。少し大きめのバナナだと1本でちょうど100kcal程度なんですが、これじゃ多いですよね。

【バナナをおやつとして与える場合】

  • 少し大きめのバナナ1/3本 約35kcal
  • 牛乳 100ml 約65kcal
【7ヶ月~10ヶ月頃】

離乳食以外の時間で、時々、少量からスタートしていきましょう。 おせんべいなら1~2枚程度。おやつの後には、忘れずに、白湯や麦茶を飲ませてあげてください。

【11ヶ月~1歳頃】
離乳食も3回とれるようになったら、2回目と3回目の間に1回「補食」として、あげましょう。1日に100kcalが目安とされています。

おやつの「ながら食べ」はダメ!

おやつの楽しみを知ると、必要以上に欲しがるかもしれません。

しかし、食べる量を守らないであげてしまうと、離乳食を食べなくなってしまったり、虫歯になりやすくなってしまいます。

また、ぐずったりした時にあげるのも控えましょう。ぐずったらもらえるものと思ってずーっとグズグズ言ってしまう可能性も捨てきれません。

時間・回数・分量をパパママでしっかりとコントロールしてあげましょう。

年齢に合わせたおやつをあげよう

月齢に合わせたおすすめのおやつをみていきましょう。

【7ヶ月頃】

舌と上あごで食べ物をつぶせるようになります。おやつをはじめるには、くちどけのよい、「ベビー用のおせんべい」がおすすめです。

また、塩分が多く含まれているものは赤ちゃんの体の負担になるので、塩分の少ないものを選びましょう。

【8ヶ月頃】

唾液の量も増えてきてきます。くちどけのよい「たまごボーロ」がよいでしょう。1度にたくさんの量をあげずに、お皿などに少しずつだしてあげるのがよいでしょう。

【9ヶ月~11ヶ月頃】

上下の歯ぐきで食べ物をおしつぶせるようにり、ある程度の硬さのある食べ物が食べれるようになります。

噛む練習にもなる「ベビー用のクッキー、ウエハース、ビスケット」をお勧めします。

赤ちゃんによって、唾液の量も違うので、おやつがお口の中にくっついたりして、喉につまらせないように水分と一緒にとるとよいでしょう。

【12ヶ月頃】

奥歯が生え始め、食べ物かみつぶせるようになります。1歳をすぎると、さまざまな食材を食べる事ができるので、食感を楽しんだり、味を楽しんだりできるようになります。

しかし、大人と同じものは塩分や糖分が多いので、注意が必要です。

虫歯になりやすいおやつを避ける

おやつも色々食べれるようになると、味を覚えて美味しいものは欲しがるようになります。

しかし、欲しがるままにあげると、虫歯のリスクが高まってしまいます。虫歯になりやすいおやつをなるべく避けましょう。

  • クッキーやチョコレート、ケーキなど:糖分が高く口の中に残りやすい
  • キャンディーやガム、キャラメル:糖分が高い上、口の中の滞在時間も長い
  • スナック菓子:油分と塩分が多く高カロリーで口に残りやすい

買い物中に黙らせる手段にしていませんか?

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お買い物をしているとカートに乗って赤ちゃんせんべいをはむはむと食べている赤ちゃんをよく見かけます。機嫌よくカートに乗ってくれてお買い物がゆっくり出来るというメリットはありますね。

ただそれが当たり前になってしまうと

  • 不衛生である
  • 買い物中はおやつをもらえると思ってしまう
  • そもそも店内で飲食OKなのか?

という問題がいろいろ出てきます。これではよくありませんよね。

時間に余裕を持って、お腹が空いていそうなら買い物をする前に少しおやつを食べさせて、買い物中は食べさせないようにしたいですね。

何か食べさせておいて、その間に買い物をするのは手っ取り早い方法であることは間違いないんですが、長い目で見るとイヤイヤ期に入ってから「おやつ食べる~!」と自己主張しまくって大変なことになりかねません。

買い物に集中したいところですが、積極的に赤ちゃんに話しかけて食べ物をいろいろ見せていくことも、赤ちゃんにとっては刺激が大きくてとてもいい経験になっていきますよ。

赤ちゃんにあげるおやつは手作りするべき?

「おやつも手作りしましょう!」なんてよく言われますよね。レシピも簡単に調べることができますので、いろいろ作ってみたい!というママもいらっしゃるかも。

でも「手作りしなきゃいけない」ということは全くないんですよ。ただでさえ3食の離乳食の準備で大変な時期なのに、おやつまで手作りするのは大変!

先ほどご紹介したように、バナナや食パンのような切るだけでいいもので十分です。

市販のものばかりにならないように、たまには凝ったものに挑戦!という感じですね。

また味の濃いもの、赤ちゃん用でないお菓子は体への負担が大きいですし、味覚に影響を与えてしまうので避けるようにしましょう。

赤ちゃんにおやつは絶対にあげなきゃだめなの?

おやつをあげ始めると「毎日時間を決めてあげなきゃいけないの?」と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

  • 少し離乳食の量を増やした
  • いつもよりたくさん離乳食を食べた
  • お昼寝が少し長くて時間がずれてしまった
  • あまりお腹がすいてなさそう
  • 雨であまり活動できていない
おやつをあげなくても、次の離乳食の時間まで持つかも!という時にはあげる必要はありません。

お腹が空くとものすごく機嫌が悪くなる子もいるので、たくさん食べさせないように気を付ければ毎日決まった時間にあげることで食事のリズムも整いやすいですね。

赤ちゃんにおすすめの市販のおやつ6選

なかなか手作りおやつを作ってあげられなかったり、お出かけの時には市販品があると重宝します。

おすすめの市販の赤ちゃんおやつを紹介します。

【ギンビス たべっ子 BABY 袋】 内容量 63g

動物の形をしたビスケット。アレルギーがある赤ちゃんも安心してたべられます。パッケージもかわいく、チャック式で食べる量を調整できます。

【原材料】
小麦粉(国産)、砂糖、ショートニング、オリゴ糖、DHA含有、魚油、食塩、膨張剤、炭酸カルシウム

【亀田製菓ハイハイン】 内容量 53g×12袋

くちどけがよいおせんべいで、初めてのおやつにおすすめです。手づかみしやすい形なので、手づかみで食べる練習にもピッタリです。

【原材料】
うるち米(国産)、でん粉、砂糖、食塩、植物性乳酸菌末(殺菌)、貝カルシウム

【ピジョン 小魚とひじきのおこめせん】 内容量 14g(7g×2袋)

不足しがちなカルシウムと鉄分を補強できます。赤ちゃんにも持ちやすい手のひらサイズのおせんべいです。

【原材料】
うるち米(国産)、ばれいしょでん粉、ひしき粉末、わかめ粉末、なたね油、炭酸カルシウム

【和光堂 赤ちゃんのおやつ+Caカルシウム 緑黄色野菜ボーロ】 内容量 15×3袋

北海道産のばれいしょでん粉を使い、かぼちゃ、にんじん、ほうれんそう、を練りこんだ、くちどけがよいボーロです。

【原材料】
でん粉、砂糖、加糖卵黄、野菜パウダー(かぼちゃ、にんじん、ほうれんそう)脱脂粉乳、卵殻末焼成カルシウム

【ミライフルーツ りんご】 内容量 12g

完全無添加で、果実だけ!フリーズドライフルーツです。素材そのものを味わう感覚で、新食感で大人も美味しいちょっと贅沢なおやつ。

【原材料】
りんご

【SUKUSUKU BALL】内容量 5g

玄米(うるち米)が主原料のおやつです。株式会社樋口商会が高知県産の「鶴こい米」とお野菜だけで作ったパフ菓子。砂糖や食塩は不使用です。

1箱に3つの小分け箱が入っていて、プレーン・ピンク(ビーツとにんじん)・グリーン(ケールと小松菜)の3色がそれぞれ入っています。

この箱が動物のデザインなんですがとても可愛いので、お友達にちょっとした贈り物をという場合も喜ばれそうですね。

また、味や原材料だけでなく「丸い形状」も楽しいです。つまむ、色で分けるなど遊びながら指先や思考を鍛えることもできそう!

ただし、歯が生えていないお子さんには与えない方がいいかなと個人的には思います。噛み砕く前に喉に詰まってしまっては大変なので!

公式サイト:https://www.sukusukuball.jp/

気になった方はこちらでチェックしてみてくださいね。

赤ちゃんにおすすめ!お手軽な手作りおやつ「バナナのパンケーキ」

子供も大人も大好きなパンケーキ!砂糖を使わずにバナナの自然な甘さで簡単に作れる「バナナパンケーキ」を紹介します。

バナナのパンケーキ

  • バナナ:1/2本
  • 小麦粉:大さじ2
  • 牛乳:大さじ1
  1. バナナを3、4個に切って、耐熱容器に入れ、電子レンジ(300W)で約1分半加熱。(完熟のバナナなら加熱しなくてもOK)バナナを加熱することでバナナの甘さが増します。
  2. 加熱したバナナをボウルに入れて、つぶします。
  3. つぶしたバナナに小麦粉を加えてよく混ぜ合わせ、最後に牛乳を入れよく混ぜる。
  4. フライパンを熱し(必要であれば少量の油をぬっておく)生地を流し入れる。
  5. プツプツと泡が出てきたらひっくり返し、さらに少し焼き色がつくまで焼いて出来上がり。

赤ちゃんと一緒におやつを楽しもう!

赤ちゃんと一緒にパパママもおやつタイムを楽しんてみてください。

【例】
赤ちゃんにボーロをあげる時

  1. パパママが、赤ちゃんの手に「はい、どうぞ!」とボーロを渡す。
  2. 今度は赤ちゃんに「ママにも1つちょうだい」と言って手を出す。
  3. 赤ちゃんがくれたら、「ありがとう、とっても美味しい!」と大げさでも喜んであげる。

それを繰り返すうちに赤ちゃんもパパママの真似をするようになり、もっと楽しくなりますよ!

赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら、『おやつタイム』一緒に楽しみましょう。

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