育児に疲れた…もうやめたい!そんな感情を抱く理由とその対処法!

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2018/08/21

5歳以下の子供がいる家庭は、子供の成長の喜びを感じる反面「魔の時代」とも言われています。まだまだママの助けが必要で、子供と意思の疎通がきちんとできない時期だからです。

育児奮闘中のママは自分の姿を鏡で見て愕然とすることも…髪はボサボサ、目の下にクマ、笑顔がない表情、完全に育児に疲れている顔。

終わりが見えない不安もありもうやめたい…と投げ出したくなるときもありますね。ママだって一人の人間!そんな感情を抱くには様々な理由や状況が考えられます。

育児をやめることはできませんが、ママが抱えるストレスや疲れを少なくする方法はあるはずです!

疲れの理由や状況を整理して、すぐにでもできる対処法を見つけてみましょう。

育児疲れの理由は赤ちゃんの月齢による

5歳以下の子供がいる「魔の時代」には、体力的にも精神的にもママの負担はかなり大きくかかります。

思い通りにいかない子供を相手に、昼も夜もなく自分の全てを犠牲にしているのですからその疲れは半端ないでしょう。

しかも育児に休日はなくエンドレス…その状況が約5年間続き、ましてや兄弟が生まれたら下の子が5歳になるまで魔の期間は延びるわけですから、もう育児やめたいと思うこともありますね。

約5年の間には、赤ちゃんの体と心が成長するため、ママの育児疲れの理由が少しずつ違ってきます。

生後3ヶ月頃までは寝ないから

新生児から3ヶ月頃までの赤ちゃんは、ほぼ睡眠と授乳の繰り返しです。

おっぱいをよく飲み、時間通りに寝てくれる赤ちゃんだと産後のママの体も楽ですが、そううまくはいかないのが現実!

ママの抱っこじゃないと寝ない、昼と夜が逆転している、続けて寝てくれないなど、ママの睡眠不足が続く毎日は疲れがたまる一方ですね。

新米ママにとってはゆったりと過ごしていたマタニティライフとは、打って変わって辛い日々…。

赤ちゃんとの生活を楽しみにしていたのにというギャップは精神的な疲れにも繋がるのでしょう。

乳児期は離乳食や後追いの悩みから

1歳までの乳児期は、お座り、ハイハイ、つかまり立ち、あんよまで体の成長が著しい時期です。

赤ちゃんが初めてできるようになった喜びを味わうことが多い反面、自我も出てくるのでママにとってはストレスがかかることも多くなります。

離乳食を食べない悩みから手づかみで食べる汚れとの闘い、人見知りや後追いで常に子どもがそばから離れないストレスは精神的に追いつめられる気持ちになります。

また夜泣きやなかなか寝ない状況が続くと体力的にも限界がくるでしょう。

このようにママの思い通りにいかないことが重なることで、育児の疲れは最大限になります。

1歳からは言うこと聞かないから

1歳を過ぎると子供が自己主張をする、いわゆるイヤイヤ期が始まります。

何でも自分でやりたがり、決めたがり、ママの言うことにいちいち反抗することも…。

なのに一人ではまだまだ完璧にできず、ママだって忙しいのにいい加減にして!と声を荒げることもあるでしょう。

3歳を過ぎると対人関係の問題から

3歳頃からは保育園や幼稚園で子供にお友達ができます。

上手にお友達と遊べる子、すぐに手が出てしまう子、一人でいることが多い子など、個人差が出てきますが、自分の子供がどんなふうにお友達に関わっているか気になりますね。

また他の子供と自分の子の成長の差を比べてしまうこともあるでしょう。

寝ない食べないなどの子供自身の問題から、まわりの友達やママ友など対人関係が生じることで味わう疲れは、精神的にかなり辛くなることもあるでしょう。

疲れの理由はママの環境による

新生児期から一日たりとも休まず育児に奮闘しているママの疲れは、一概に赤ちゃんだけが原因ではありません。

ママを取り巻く環境で疲れの度合いが変わってきます。

ママが一人で赤ちゃんと向き合う時間が長ければ長いほどママだけにかかる負担が大きくなるのは当然ですね。

夫が協力してくれない状況

イクメンが増えている日本でも、基本的に育児は母親の仕事であると思っている男性はアメリカよりもまだまだ多いようです。

赤ちゃんが泣き続けていたり、寝ないときこそ協力してほしいのに、子供が可愛いときしか相手にせず、ママまかせ!

家事も育児も全部自分一人でやっている状況は、夫に対しての不満や怒りがたまり、ただでさえ疲れている心がポッキリ折れてしまいます。

子供を預ける家族が近くにいない状況

パパとママの両親や親族が近くにいないため、ちょっとしたときに子供を見ていてもらえるところはありますか?

自分の体調が悪くなったり、子供を連れて行かれない場所に行くときなど、子供を預けられるところが有るのと無いのでは、ママの精神的負担が違ってきます。

社会から疎外されたように思う状況

特に子供を生む前に仕事を長くしていたママは、子供とだけ接している育児中の状況は社会から疎外されたような気持ちになります。

バリバリ働いていた頃に比べ、なりふりかまわず子育てしかせず世の中の情勢も遠のいた状況。

大人と話していない日々は、育児休暇から復帰したときに以前のようになじめるのかという不安も…。

そんな気持ちがストレスとなり楽しいはずの育児が、焦燥感の塊となり育児なんてやめたいという感情に発展することもあるでしょう。

育児やめたいとまで思い詰めるとき

赤ちゃんが生まれたときのママは幸せセンサーが最大級でした。

育児中は様々な理由で疲れが出ますが、育児をやめたいと思うまでに至るのは不幸センサーが上がり、かなりネガティブな気持ちになっています。

ママが育児をやめてしまったら子供は命を落とす危険があるほど、ママが子供に関わる責任は大きいものです。

それがわかっていてやめたい…という感情になる前に対処法を見つけなくてはいけません。

こんな感情が起きていたら黄色信号です。

  1. 子供が可愛いと思えなくなった
  2. 最近笑っていない
  3. 突然泣くことがある
  4. 思考力が低下した
  5. 食欲が減った又は増えた
  6. 誰とも会いたくない
  7. 何かをする気力がない
  8. なんでもマイナス思考になる
  9. 夜も眠れない
  10. この場から逃げ出したい

上記10項目のうち、半分程度当てはまるママは早めに対処法を考えましょう。

育児に疲れたときの対処法と気持ちの持ち方!

育児はママ一人が頑張っても、子供には通用しないことが多々あるため努力が報われず、それが続くと心身ともに疲れが溜まっていきます。

育児なんてもうやめたい…でも育児放棄なんてできない!やめたいことがやめられないという現状はママがぶつかる初めての壁でしょう。

やめられないなら、ママが抱える疲れやストレスを発散させる方法を考えるしかありません。

今すぐにでもできる対処法やママの気持ちの持ち方をお話します。

子供から離れ一人の時間を作る

ここで大切なことは子供から一時的にでも離れること!NHK「すくすく子育て」の大日向雅美先生の名言です。

どんなにリッチな海外旅行に行ったとしても、疲れの根源である子供と一緒では1ミリも疲れはとれません。

子連れで行く一週間のゴージャス旅行より、一人で30分の散歩の方が育児疲れのママには特効薬となるわけです。

夫や家族に預けることができない場合は、公共の施設や保育所等を利用することも大いに結構!後ろめたさなんて感じる必要はありません。

ずっと一緒にいるママが疲れた顔をしているより、一時的にママと離れたとしても元気なママが子供にとっても嬉しいことです。

好きなことを見つける

育児のストレス解消には趣味を楽しむこと!なんてよくネットでも見ますが、それができたら疲れない!と反感を持つママもいるでしょう。

そもそも子供を預けることが簡単にでき、経済的余裕もあれば、こんなにも疲れて育児やめたいなんて思わないですよね。

子供を預けてまでの趣味ができればそれに越したことはありませんが、そこまで大掛かりな趣味ではなくても良いのです。

好きなドラマやDVD鑑賞、スイーツを作る、子供が寝た後の一杯!など、ごく身近で子育てを忘れて没頭出来る楽しみを何か見つけてみてください。

手抜き家事に徹する

ママには家事という仕事もあり、育児が邪魔して家事が進まないことでイライラを感じることが多くあります。

子供が昼寝している間に、家事をこなさなきゃ!と思っていませんか?

早く寝かせてこれやらなきゃ、あれやらなきゃという焦りが子供に通じて、悪循環になっていることも…。

そんなに完璧に家事も育児もしなくていいではありませんか!後回しにできることはどんどん後回しにして、ママも一緒に寝ちゃいましょう。

たとえ家が多少汚くても、食べるものが一品少なくても、まぁいいか!という気持ちが大切です。

▼ゆるママ育児の方法についてはコチラも参考にしてみて!

子供との生活は汚れる、散らかるものという気持ちを持つ

子供が生まれる前は家の中がきれいに片付き、生活感を感じない空間の居心地が好きだったというママも多いでしょう。

特にキレイ好きなママは、子供のあとを追いかけては片付け、拭いて、片付けない子供に怒ることで、必要以上に疲れを感じてしまいます。

育児は「汚れるもの」「散らかるもの」と発想転換法で割り切った考えを持ちましょう。

赤ちゃんはよだれをたらす、離乳食やトイレトレーニングは汚れて当たり前、1回1回片付けができる子供なんてそうそういません。

汚れたら最後に掃除すれば良いし、散らしたものは一日の終わりに片付けようという気持ちでいることが子育て中のお母さん自身が楽になる方法です。

だれかに気持ちを話す

女性は他愛のない話をとりとめもなく話をすることができる人種です。

6時から会った友人と0時ころまでかれこれ6時間、話し続けることができるのが女性。男性には理解しがたいようです。

お喋り好きなママは、今自分が置かれている状況を誰かに話す!これは最高の気分転換になるでしょう。

子育て中は長時間誰かと話し続けることはできませんが、同じ境遇のママ友や昔からの友人に抱えている思いを聞いてもらえることで気持ちがリフレッシュします。

また友達に話すのは遠慮が生じるというママには、子育て支援センターの専門スタッフや公共の電話相談なら恥も外聞もなく思いっきり愚痴を言えますね。

話しているうちに自分の気持ちに整理ができることもあり、相手から助言を求めるのではなく、心にあるものを吐き出すことが目的です。

体を動かす 

育児戦闘中のママは忙しく動き回っていますが、筋肉を適度に動かすことはしていません。

むしろ抱っこや添い寝の緊張などで、肩や体中が凝り固まっている可能性があります。

妊娠中は過度な運動ができないことから、もう何年も運動をしていないのではないでしょうか。特に昔はスポーツをしていたママにとっては今の状況は辛いですね。

子供を預け走ったり泳いだりできれば一番のリフレッシュになりますが、家の中で腹筋やストレッチをするだけでも違います。

日本人なら誰でも知っている「ラジオ体操」も意外と効果があります。おそらく誰もが曲や体操の順番は覚えているでしょう。

ラジオ体操は、体の様々な部分を動かすように考えられており、継続することで血流が良くなり肩や頭の凝りも軽減し、体の中から疲れがとれていく感覚が期待できます。

体を動かすことは快眠効果だけでなく、悶々としていた自分が自信を取り戻すという効果もあるでしょう。

自分にご褒美を

お母さんは育児をするのが当たり前で、誰も褒めてくれないし認めてくれない虚しさがつのりますね。

誰かに求め否定されると逆に疲れてしまうので、自分で自分自身にご褒美をあげましょう。

  • ネットショッピングで欲しい物を買う
  • ちょっと高価格のワインを飲む
  • 可愛いネイルをする
など、自分にご褒美をすることで一区切りにもなり、また次のご褒美まで頑張ろうという気持ちにもなるでしょう。

こんな方法で育児疲れを乗り切った先輩ママの体験談

同じ状況を乗り越えた先輩ママには、自分なりに考えた独自のストレス発散の対処法を持っていたようです。

夫はいないものと思った

仕事をしている夫には、帰宅後や休日に子供の面倒を見てもらおうと当初の私は必死でした。

夫が協力してくれないことで夫とぶつかることもしばしば…。私のストレスも倍増し、やってくれない恨みを抱える休日が平日よりも疲れました。

そこでもう夫には期待せず、夫はいないものと考え方を変えてみました。

夜も休日も夫に頼らず淡々とこなし、かわりに生活スタイルは全部私が決め夫には文句は言わせないようにしたら、ギクシャクがなくなりストレスが減っていきました。

過去の自分の記録や悲しい境遇の本を読みあさる

赤ちゃんに恵まれた幸せ感を取り戻すため、昔の彼氏と別れた頃などの辛かった日々のメール等の記録を見返して、あの頃よりは幸せだ!と思うようにしました。

また自分より不幸な境遇の主人公の本や漫画を読むことで、これより良いとマインドコントロールをし、子供の寝顔を見ると育児疲れは抜けたような気がします。

ホラー映画のDVDを観る

子供が寝た後にとにかく怖いホラーのDVDを観ることで発散していました。

もともとホラーは嫌いではなかったのですが、育児中のある日深夜のテレビでホラーをやっており2時間見入りました。

あまりの恐怖で日ごろの子育ての悩みや疲れがなくなったので、その日以降邦画も洋画もほとんどのホラー映画を数年間で見尽くしたと思います。

魔の時代は必ず終わりが来る

5歳以下の子供がいる「魔の時代」は必ず終わりが来ます。3歳違いの子供が二人いたとしたらたったの8年です。

子育て中には8年も?と思うかもしれませんが、8年はあっという間…なりふり構わず育児に没頭しているママは、内面がキラキラと輝いている時代です。

確かに育児は疲れますが、同じ思いは自分だけではないこと、まわりとは比べないこと、そして必ずその頃を懐かしく思う日が来ることを忘れないでください。

魔の時代の子供たちが成長したときに、大変だったその頃のことを笑って話す日が楽しみですね。
みんなのコメント
  • -さん

    >そんな時は、旦那様に夕飯は外で食べて来てもらえばいいんです。
    上の子がいるとこんなこと言ってられない

  • yoccoさん

    は、8年!?
    我が家は2歳違いなので、7年で「魔の時代」がおわったらいいな。
    気長に頑張ります。

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