2人目以降の次の妊娠の参考に!子供の年の差メリット・デメリット

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2017/05/15

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2人目の子供について考え始める時に、一番気になるのが兄弟の年の差ですよね。子供の年齢差によって、子供たちの育て方やお金のかかり方、また育児期間の長さなどが大きく変わってきます。

または、兄弟どうしの関係性も変わってくるので、夫婦にとっても、上の子供にとっても、次の子供のタイミングはとても重要ですよね。

そこで、2人目のタイミングを考える上でチェックしたい、1歳差から4歳以上差までのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

年の近い兄弟のメリット・デメリット

初めての子供が産まれてから、年数があまり経たない時期に赤ちゃんを授かる家庭も多いでしょう。幼い子供を同時に2人抱えることは大変ではありますが、メリットもたくさんあります。

1歳差、2歳差など、年の差をあけずに2人目を授かると、手がかかる時期や、学費がかかる時期が重なることで一時的な負担が増えますが、一方で、大変な時期をいっぺんに済ますことができます。

また、年が近い子供たちは、年が離れている兄弟に比べて感覚や好きなものが似ているというのもポイントです。具体的にそのメリット・デメリットを見ていきましょう。

年の近い兄弟のメリット6つ

2人目の年の差が、1年、2年と短めの場合の主なメリットは次のとおりです。

  1. 兄弟が一緒に遊べる
  2. 大きな出費がかかる時期は短期間で終わる
  3. ベビー用品をそのままお下がりにできる
  4. 保育園・幼稚園の割引制度が利用できる
  5. 育児経験をそのまま2人目に活かせる
  6. 手がかかる大変な時期がまとめて一度に終わる

それでは、年が近い兄弟のメリットをひとつずつ詳しく説明していきましょう。

1.兄弟が一緒に遊べる
年の近い兄弟姉妹は、体格や感性、また興味があるものが近いため、下の子が1、2歳になれば一緒に遊べるようになります。

子供同士が一緒に遊んでくれると子育てをしているパパやママも楽なことが多く、家族の中に仲が良い子供がいるということは、子供自身の成長や学びにとっても大きなメリットになります。

また、兄弟が仲良くなり子供同士の関係性を築くことができれば、第2子の親離れが早く、自立しやすいということも言えます。
2.大きな出費がかかる時期は短期間で終わる

子供が学校に行き始めると、学用品の出費が増えます。また、高校や大学に進むと、学校に支払う入学金や授業料も必要になります。

子供たちの年齢が近いと、教育にかかる費用が2人分短期間にかかってしまうことになりますが、一方で、教育期間が短いため、出費がある時期が短期間で終わるというメリットもあります。

長期的な見方をすると、年の離れている兄弟と比べて、大きな出費が必要な時期が集中するため一時的な負担は増えますが、経済的な計画を立てやすいとも言えるでしょう。

3.ベビー用品をそのままお下がりにできる

兄弟の年の差が近いと、1人目の子供の時に使った洋服やおもちゃ、食器などのベビー用品を2人目にそのまま使い続けられるというメリットがあります。

1年、2年なら、1人目に買い揃えた時とベビー服やグッズの流行りもあまり変わっていないので、極端に古いものを使うということにはなりにくいです。

2人目の分を改めて買う必要がなく、家にあるものをそのまま使えるので、赤ちゃんのお世話の準備を改めて整える手間がかからないというのもいいですね。

4.保育園・幼稚園の割引制度が利用できる
兄弟の年齢が近いと、保育園や幼稚園の割引制度が利用できるというメリットもあります。

兄弟が同時に保育園や幼稚園に通っている場合、2人目の費用が割引になります。

この制度は、兄弟が同時に保育園・幼稚園に通っていないと利用できないため、年が離れていると割引を受けられないことがあります。

5.育児経験をそのまま2人目に活かせる

兄弟の年の差が近いと、ママやパパの子育てのブランクが少ないため、2人目のお世話に1人目の育児経験を活かしやすいです。

乳幼児のお世話をしてから数年開いてから2人目を授かると、パパやママが感覚を忘れてしまっていることも多いですが、1人目が乳幼児の頃から間もないうちに2人目を迎えると、赤ちゃんのお世話に慣れた状態で育児に向き合えます。

6.手がかかる大変な時期がまとめて一度に終わる

2人の乳幼児を一時期に抱えることは大変ですが、兄弟の年の差が近いと、もっとも手のかかる時期の育児が短期間で終わるというメリットがあります。

下の子供が生まれてから4〜5年経てば、子供たちがそれぞれ自分のことを自分でできるようになります。

しばらくは2人分の手がかかっても、幼い子供を抱える時期が早く終わるので、その後、パパやママが早い時期に自分の時間を取りやすくなります。

年の近い兄弟のデメリット4つ

では、1人目と2人目の年齢が近いことには、主にどんなデメリットがあるのでしょうか?

  1. ワーママはしばらく仕事に集中できない
  2. 教育費が一度に多くかかる
  3. おむつがとれない子供を2人抱える
  4. 兄弟の年が近いため喧嘩になりやすい

手のかかる小さい子供を2人同時に抱えることの大変さや、経済面でのデメリットがあります。具体的に紹介していきます。

1.ワーママはしばらく仕事に集中できない

仕事をしているワーキングマザーは、第一子、第二子の出産にあたって産前産後休暇を取得し、子供が保育園に入るなど日中に預けられるようになるまでは、育児休暇を取得することになります。

仕事に打ち込んできたママにとっては、子供の誕生で長期間お休みをすることになれば、キャリアのブランクが開いてしまうことになります。

1人目と2人目の年齢が近いと、1人目の育休中にそのまま第二子を出産して休暇を延長する人もいれば、1人目の育休からの復帰後、早い段階で2人目の産休に入る人もいるでしょう。

また、2人目の育休を終了して仕事に復帰してからも、保育園のお迎えのため時短勤務制度を利用したり、子供の病気のため急に休んだり早退をしたりして、子供を持つ以前のようには仕事ができなくなります。

周りの協力や、ママの仕事と育児のバランスの取り方にもよりますが、2人の子供を2〜3年の間に出産すると、2人目の子供がある程度大きくなるまでの数年間は、仕事に本腰を入れることが難しくなります。

2.教育費が一度に多くかかる

子供の年が近いと、兄弟が同時期に学校に入ることになるため、教育費が多くかかります。小学校や中学校の学用品や制服にかかる費用のほか、高校や大学の入学金や授業料も、同時にかさみます。

年の離れた兄弟の場合は分散される出費が一時期に集中するため、家庭への金銭的な負担が大きくなるというデメリットがあります。

3.おむつがとれない子供を2人抱える
1歳差、2歳差で2人目を授かると、まだおむつが外れていない子供を2人同時に抱えることになる可能性もあります。

下の子が産まれたタイミングで、上の子がまだおむつをしていたり、トイレトレーニングの最中というケースが多いため、2人分のおむつ替えをしなければならないのでパパやママは大変です。

4.兄弟の年が近いため喧嘩になりやすい
兄弟の年が近いと、一緒に遊んで仲良くなれるというメリットもありますが、一方で、喧嘩になりやすいというデメリットもあります。

1歳差、2歳差だと、上の子がお兄ちゃん、お姉ちゃんとして世話をしてあげようという感覚が薄く、同じ目線で接するため、ものの取り合いなどで兄弟喧嘩になりやすいです。

幼い子供の2人同時のお世話で、体力的・精神的に大変な中で、兄弟間のトラブルに対応するのをさらに負担に感じる人もいるでしょう。

1歳差のメリット・デメリット

次に、具体的な年の差に分けて、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

年子で第二子を授かった場合は、ママやパパは、間を開けずに2人続けて乳児のお世話をすることになります。

1歳差の兄弟の育児は、1歳と0歳の子供を同時に育てる大変さもありますが、2年続けて授かるからこそのメリットもあります。

1歳差のメリット3つ

年子の兄弟を持つと、短期間で乳児のお世話に集中して取り組むことができます。また、育児休暇の面や、上の子の精神面でのメリットもあります。

  1. ワーママは育休を続けて取得できる
  2. 妊娠期間が上の子がイヤイヤ期に入る前
  3. 上の子が赤ちゃん返りしづらい

年子の主な3つのメリットについて、具体的に説明していきます。

1.ワーママは育休を続けて取得できる
仕事をしているママは、第一子の育児休暇中に第二子を妊娠すれば、そのまま続けて第二子の産前産後休暇と育児休暇に入れる可能性もあります。

第一子の育休が明けて仕事に一度復帰すると、仕事と育児に追われて忙しく、また、休み明けに間を開けずに2人目の産休に入りづらいということもあり、なかなか次の妊娠に踏み込めないということもあります。

仕事はしているけれども、しばらくは赤ちゃんのお世話に集中したいというママにとっては、2人目を続けて妊娠すれば、2〜3年育児のために仕事を休めるというのは大きなメリットと言えます。

2.妊娠期間が上の子がイヤイヤ期に入る前
年子で赤ちゃんを授かると、妊娠期間中、上の子は0歳〜1歳の前半です。そのタイミングは、上の子はイヤイヤ期に入る前のため、精神的に不安定なママの妊娠中に、上の子の精神面も落ち着いているというメリットがあります。

妊娠中に、我が強くなり始めた上の子供の相手をするのは気持ちの面で負担があります。

妊娠中にまだ小さな上の子のお世話をするのは体力的に大変ですが、イヤイヤ期前なら、比較的ストレスは少ないでしょう。
3.上の子が赤ちゃん返りしづらい
弟や妹が産まれると、2歳を越えた子供は、ママが自分よりも手をかけている赤ちゃんに嫉妬して、わざと甘えて気を引いたり、泣いたりすることがあります。これは、「赤ちゃん返り」といいます。

自分でできることもやらなくなり、下の子が産まれる前よりもぐずったりするようになります。

産まれたばかりの子供のお世話をしながら、赤ちゃん返りした上の子のケアをしていると、精神面でも体力的にもかなりの負担になります。

1歳差で下の子が産まれると、上の子はまだ嫉妬などの感情がわかないため、「ママを取られてしまう」という気持ちになりにくく、赤ちゃん返りを起こしづらいです。

1歳差のデメリット2つ

1歳差の兄弟を持つことには当然ながら、大変なこともあります。まず、赤ちゃんを抱えながらの妊娠期間が大変です。また下の子が生まれてからは、小さな子ども2人の育児を同時にしなければいけません。主なデメリットは次の通りです。

  1. 妊娠期間中の乳児のお世話が大変
  2. 育児グッズをお下がりできないことも

それでは、2つのデメリットを具体的に紹介していきます。

1.妊娠期間中の乳児のお世話が大変
年子で子供を授かると、妊娠中の上の子のお世話が体力的に大変です。0歳〜1歳前半の子供は、まだ抱っこも必要で、うまく歩けないため一緒に外出するのも大仕事です。

妊娠中のつわりや貧血でつらい妊娠初期も、乳児のお世話をしなければならないのはママの負担になります。

妊娠後期にお腹が大きくなってからは、上の子の抱っこやお風呂に入れるのも大変です。

妊娠後期はお腹が張りやすいため、重い物を持つことや無理な外出は控えなければいけませんが、赤ちゃんを抱えて家事をしなければならないママはそうはいかないので、不安を感じることも多いでしょう。

2.育児グッズをお下がりできないことも

兄弟の年が近いと、上の子のために用意した育児グッズをそのまま下の子に使えるというメリットもありますが、年子の場合は、お下がりをしたくてもまだ上の子が使っているというケースもあります。

洋服はお下がりできますが、食器やおもちゃなど、まだ上の子にも必要なグッズは、2人分を買わなければいけないケースもあるということはチェックしておきましょう。

2歳差のメリット・デメリット

上の子が1歳になる前後に2人目を授かると、兄弟は2歳差になります。2歳差は、子供2人が小さい時は育児が大変でも、兄弟の歳が近く一緒に遊べて、学校の入学や卒業が重ならないというメリットも。2歳差のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

2歳差のメリット3つ

2歳差の兄弟は、年齢が近く兄弟仲良く遊ぶことができて、年子に比べて年がほどよく離れているので、ママやパパが立て続けに乳児のお世話をしなければならないことがありません。また、イベントなどが重なりづらいというメリットもあります。

  1. 男女の場合、七五三が一緒にできる
  2. 学校の入園や卒園のタイミングが重ならない
  3. 下の子が2~3歳になると2人の子供の世話がしやすくなる

2歳差のメリットについて、具体的に紹介していきます。

1.男女の場合、七五三が一緒にできる
兄弟が男女の場合、2歳差だと七五三のお祝いを兄弟で一緒にすることができます。

七五三は、数え年3歳(満2歳になる年)は男女、数え年5歳(満4歳になる年)は男の子、数え年7歳(満6歳になる年)は女の子のお祝いをします。

2歳差なら、男女の子供たちが同時のタイミングで七五三を迎える可能性が高いです。

七五三は、神社でお祝いをしたり、写真館で家族で撮影をしたりと、大きなイベントで手間も時間もかかる行事です。だからこそ、兄弟一緒にできると助かりますよね。
2.学校の入園や卒園のタイミングが重ならない
2歳差の兄弟は、小学校や中学校、高校などの入学と卒業のタイミングが同時にならないため、入学式や卒業式といったイベントが重なりづらいです。

家族で出席したい子供のイベントが兄弟で同じ日程になると、どちらかを欠席しなければいけなくなります。子供や家族にとっての大事な入学式、卒業式に出席しやすいというのは、大きなメリットと言えるでしょう。

3.下の子が2~3歳になると2人の子供の世話がしやすくなる
1歳児を抱えながらの妊娠期間や、下の子が産まれてから2歳と0歳を同時にお世話することはとても大変ですが、妹や弟が2〜3歳になると、兄弟のお世話がぐっとしやすくなります。

下の子もだんだん言葉が分かりはじめて、上の子は4〜5歳になり自分でできることも増えます。

下の子が産まれて1〜2年の大変な時期を乗り切れば、2人の子育てが軌道に乗りやすいです。

2歳差のデメリット4つ

年齢がほどよく近いことで育てやすい2歳差兄弟ですが、下の子の妊娠中は、上の子は1歳。また、下の子が産まれた時には、上の子は2歳になっています。2歳差は、上の子の年齢ならではの次のようなデメリットがあります。

  1. 妊娠中の1歳児のお世話が大変
  2. 妊娠中に上の子のイヤイヤ期が来る
  3. 上の子が赤ちゃん返りしやすい
  4. 乳児の世話をしながらのトイレトレーニングが大変

4つのデメリットについて、具体的にお伝えしていきます。

1.妊娠中の1歳児のお世話が大変
2歳差で下の子を授かると、まず、妊娠期間中に1歳児のお世話をしなければならないという大変さがあります。

1歳は、体重も10kg前後と重くなってきて、自分で歩くようにはなってはいても、まだまだ抱っこが必要な時期です。おむつ替えや食事のお世話、また着替えやお風呂もママの手がかかります。

特に妊娠後期は、大きいお腹で重くなってきた1歳児を抱っこするのは大仕事です。2歳差は、年の差が離れている兄弟に比べて、下の子の妊娠から出産までの、ママの体の負担が大きいです。

2.妊娠中に上の子のイヤイヤ期が来る
下の子の妊娠中、上の子は1歳前後で、2歳になりかけている頃です。その頃は、子供の自己主張が強くなってきて、いろいろなことに反抗したくなる「イヤイヤ期」が訪れる子が多いです。

体調や精神面が不安定で、できれば安静にしたい妊娠期間中に、上の子のわがままに手がかかるのはとてもつらいです。

言うことを聞いてくれない上の子に、ストレスがたまることもあります。

3.上の子が赤ちゃん返りしやすい
下の子が産まれた時、お兄ちゃん、お姉ちゃんは2歳です。その頃は、パパやママとほかの人の区別もしっかりついて、意志表示もするようになります。

産まれたばかりの赤ちゃんにかかりっきりのママやパパを取られてしまうという嫉妬の気持ちも生まれやすいので、両親の気を引こうとします。

わざと甘えたりぐずったり、それまでできたことをやらなくなってしまったりと、上の子が「赤ちゃん返り」を起こしやすくなります。下の子に手がかかる時期に、上の子のケアも必要になるので負担が増えます。

4.乳児の世話をしながらのトイレトレーニングが大変
兄弟が2歳差だと、下の子が産まれるタイミングと、上の子のトイレトレーニングの時期が重なりやすいです。

2歳頃になると、おまるや補助便座を使って少しずつ自分でトイレで用を足す練習をし始める頃です。ママやパパは、根気強く子供をトイレに連れて行ったり、おしっこやうんちに失敗した時の掃除もしなければいけません。

産まれたばかりの下の子のおむつのお世話をしながら、上の子のおむつ卒業のトレーニングをすることは、体力面でも精神面でもママやパパに負担がかかります。

3歳差のメリット・デメリット

3歳差で2人目を授かると、下の子供が生まれる頃には、上の子が言葉でコミュニケーションを取れるようになっています。

少しずつ自分のこともできるようになっているので、1歳差や2歳差よりも子供それぞれのお世話がしやすいです。

ただ一方で、3歳差は、学校の入学・卒業や費用面でのマイナス面もあります。

3歳差のメリット4つ

3歳差の主なメリットは、上の子のお世話が1歳児や2歳児よりも楽なので、下の子に手をかけられるという点です。そのほか、将来学校に通った時に得られるメリットもあります。

  1. 上の子が話を聞き分けられる
  2. 兄弟が一緒に遊べて、上の子が世話もしてくれる
  3. 小学校、中学校などの学用品をお下がりにできる
  4. 受験の時期が重なるため家族が集中して取り組める

3歳差の4つのメリットについて、詳しくご紹介します。

1.上の子が話を聞き分けられる
3歳差だと、下の子が産まれた時に上の子は3歳で、ほとんどの子は両親の話を聞き分けられるようになっています。

上の子が言葉でコミュニケーションを取ることができるので、下の子から手が放せないときに、お兄ちゃんやお姉ちゃんにお願いをしたり、我慢をしてもらったりもしやすいです。

そのため、1、2歳でまだまだ手がかかる上の子がいるケースよりも、下の子に手をかけやすいというメリットがあります。

2.兄弟が一緒に遊べて、上の子が世話もしてくれる
年齢が3歳差だと、年齢が離れすぎていないため、小さい頃は一緒に遊べます。1歳差、2歳差と同じように、子供たちの仲が良くなりやすいです。

とはいえ、下の子が産まれた時は上の子がもう赤ちゃんではないので、小さい弟や妹をかわいがってくれることもあります。

面倒見のいい子だと、産まれたばかりの下の子をあやしたり、お世話をしてくれることもあるので、2人の育児がしやすいというメリットがあります。
3.小学校、中学校などの学用品をお下がりにできる
兄弟の年齢が3歳離れていると、上の子が小学校や中学校で使った学用品をお下がりにできるというメリットもあります。

小学校では、兄弟が高学年、低学年と離れるため学用品をお下がりしやすいです。また、中学校も在校時期が重ならないので、うまくサイズが合って状態が良ければ、制服などもお下がりにできるでしょう。

1歳差、2歳差では中学校の在校が重なり、学用品も上の子がまだ使っているというケースもあるため、お下がりは難しくなります。

4.受験の時期が重なるため家族が集中して取り組める
子供たちが高校と大学を受験する場合、上の子の大学受験と、下の子の高校受験の時期が重なります。

子供の受験という家族の一大事が2人分重なることは大変ですが、家族みんなで一度に集中して取り組めるということはメリットとも言えます。

大変な受験時期が重なっても、勉強に集中したり一緒に息抜きをしたりと、家族で支え合えばいい結果が生まれることもあるでしょう。

3歳差のデメリット3つ

では、3歳差のデメリットにはどんなものがあるのでしょうか? 3歳差は主に、学校の入学、卒業の時期が重なることによるデメリットがあります。具体的に紹介していきます。

  1. 入学と卒業の時期が重なる
  2. 入学金や入学準備品などの費用が一度にかかる
  3. 受験の時期が重なり家族の負担が増す
1.入学と卒業の時期が重なる
3歳差は、2人の子供の中学校、高校、大学の入学や卒業の時期が重なるというデメリットがあります。

同じ地域の学校は、入学式や卒業式が同じ日に行なわれることもあるため、2人のイベントが同日に重なってしまい、どちらかに参加できないということもあり得ます。

2.入学金や入学準備品などの費用が一度にかかる
上の子と下の子の学校の入学のタイミングが重なると、入学のために必要な学用品の購入費用や入学金が、2人分一度に必要になります。

年の差が離れていても、同じ費用はどこかのタイミングで払うことになりますが、出費が同時期に重なってしまうことは一家の負担になり、経済面での計画も立てづらいです。

3.受験の時期が重なり家族の負担が増す
子供2人の高校、大学の受験の時期が重なってしまうことはデメリットでもあります。

その後の数年間を決める大事な受験に取り組む子供を2人同時に抱えることは、家族にも大きな緊張感をもたらします。

2人分のサポートが必要になるため、家族がしっかり腰を据えて、協力して受験に臨む必要があります。

4歳差のメリット・デメリット

4歳差は、2人目が産まれた時に上の子供にあまり手がかからなくなっていることが最大のメリットです。

一方で、手のかかる子供の育児が長期化することなどのデメリットも。具体的に、4歳離れた兄弟のメリット・デメリットを見ていきましょう。

4歳差のメリット3つ

兄弟の年の差が4年離れると、上の子がある程度大きくなっているので、下の子が小さい時期のお世話がしやすいです。主なメリットは次の3つです。

  1. 上の子の手がかからず下の子のお世話をしやすい
  2. 兄弟が喧嘩をしにくい
  3. 学校の入学や卒業の時期がかぶらない

4歳差は、1歳差や2歳差に比べて、同時に小さい子供2人を抱える大変さはなくなります。具体的に見ていきましょう。

1.上の子の手がかからず下の子のお世話をしやすい
4歳の年の差があくと、下の子の妊娠中や下の子が産まれたタイミングで、上の子にあまり手がかからなくなっているケースがほとんどです。

上の子の乳幼児期のお世話をした後で下の子が産まれるので、2人目の子供の育児に落ち着いて取り組むことができます。

2.兄弟が喧嘩をしにくい
年齢が4歳くらい離れていると、1歳差や2歳差の兄弟と比べて喧嘩をしにくいというメリットもあります。

年齢が近く好きなものが似ていると、物の取り合いなどで喧嘩になりやすいです。

4歳差の場合、上の子は下の子を小さい子供というふうに見て接するので、兄弟間のトラブルは少ないでしょう。
3.学校の入学や卒業の時期がかぶらない
4つ学年が離れていると、中学や高校、大学の入学や卒業のタイミングが重なりません。

兄弟の入学式や卒業式の日程がかぶってしまい、どちらかを欠席しなければならない、ということにはなりづらいです。

また、入学準備品や入学金が一度にかからず、お金が必要な時期が分散されるのもメリットのひとつです。

4歳差のデメリット3つ

一方で、4歳離れているからこそのデメリットもあります。

  1. 1人目のときと育児グッズのトレンドが変わっている
  2. 子育て期間が長い
  3. 1人目の育児経験を活かしづらい

主な3つのデメリットについて、具体的に説明していきます。

1.1人目のときと育児グッズのトレンドが変わっている
1人目から2人目までの間があくと、上の子のお下がりを使うことが難しいケースもあります。

育児に関する情報や、育児グッズのトレンドは毎年のように変わっています。数年前まで流行っていたものが、今では危険性があるため使用を控えたほうがいいと言われていることもあります。

また、育児グッズはどんどん便利になっているので、2人目の育児には、1人目の育児の時に使ったものとは別のアイテムを購入したくなることもあるでしょう。

また、ベビー服の流行りも変わっているため、4年前の服のお下がりは古臭く感じてしまうこともあります。ベビーグッズやベビー服の買い直しや書い足しが必要になるという点も、デメリットと言えるでしょう。

2.子育て期間が長い
兄弟の年齢差がある程度開くと、手のかかる小さい子供の育児期間が長期化するというデメリットもあります。

上の子に手がかからなくなってきた頃に下の子が産まれるので、トータルで見ると、パパやママは、長い間小さい子供の子育てをすることになります。

大変な時期が分散されるとも言えますが、長期間、パパやママの自由な時間がとれないという点もチェックしておきましょう。
3.1人目の育児経験を活かしづらい
1人目と2人目の間が4年ほど開くと、その間に、育児のスタンダードや情報が変わっていることがあります。

また、1歳差、2歳差のようにあまり間を開けずに2人目を授かった場合に比べると、前に赤ちゃんのお世話をしてからの時間が長く経っているので、感覚を忘れてしまっているということもあるでしょう。

そのため、1人目の育児経験を活かしづらいというデメリットもあります。

5歳以上の年の差のメリット・デメリット

年の差が5歳以上と、年齢の離れた兄弟にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

兄弟の年の差があると、下の子の乳幼児期のお世話が特にしやすいですが、子育てが長引くことによるデメリットもあります。

5歳差以上のメリット3つ

5歳差以上は、上の子の子育てが落ち着いてから2人目の育児をスタートさせることができるのが最大の魅力です。主なメリットは次のとおりです。

  1. 上の子が赤ちゃんのお世話をしてくれる
  2. 短期間に教育費などのまとまった出費がない
  3. 子供ひとりひとりに丁寧に手をかけられる

具体的に見ていきましょう。

1.上の子が赤ちゃんのお世話をしてくれる
妹や弟が産まれた時にすでに上の子が5歳以上だと、1人目はお兄ちゃん、お姉ちゃんという意識を持ちやすいです。年が離れれば離れるほど、弟や妹がかわいく見えます。

上の子がお世話好きの女の子の場合は特に、小さい弟や妹の面倒を見てくれることもあります。

少しの間でも赤ちゃんを見ていてくれたり、あやしてくれたりすれば、忙しいママやパパにとってとても助かり嬉しいものです。
2.短期間に教育費などのまとまった出費がない
年の差が離れると、兄弟が学校に在籍している時期が重なりづらいため、高校や大学の学費が同時にかかる可能性が低いです。

まとまった出費が一度に必要にならないので、ゆとりをもって経済的な計画を立てることができるというメリットがあります。

出費が分散されるため、ひとりひとりの子供にしっかり教育費をかけやすくなり、学校の選択肢も広がりやすいでしょう。
3.子供ひとりひとりに丁寧に手をかけられる
5歳以上年の差が開くと、1人目の育児がある程度落ち着いてから2人目を授かるため、ひとりひとりの子供にしっかりと手をかけられます。

年齢が近い2人の小さい子供を同時に抱えるよりも、精神面、体力面でも余裕があるため、丁寧に子育てをすることができます。

年の差がある場合は、特に2人目の育児をする際には、上の子の協力や理解も得やすいため、ゆったりとした気持ちで子供に接することができるでしょう。

5歳差以上のデメリット4つ

次に、5歳差以上の兄弟のデメリットを見ていきましょう。

年が離れると、同じ遊びを一緒に楽しむなどの兄弟ならではの楽しさを味わいづらいです。また、経済面でのデメリットもあります。

  1. 保育園や幼稚園の兄弟割引が受けられない
  2. 兄弟で同じ遊びを楽しめない
  3. 育児・教育期間が長く長期的な経済力が必要
  4. 兄弟という意識が薄くなる
1.保育園や幼稚園の兄弟割引が受けられない
兄弟の年の差が離れると、保育園や幼稚園に2人が同時に在籍している期間が短いか、もしくはまったく重ならないため、保育料の兄弟割引を受けづらいです。

同時に在籍していないと、2人目も、1人目と同じ保育料がかかってしまうため、年の近い兄弟と比べると損をしたように感じることもあるでしょう。

2.兄弟で同じ遊びを楽しめない
年の差がある兄弟は、興味の対象が異なるため、同じ遊びを一緒に楽しむということをしづらいです。

上の子が下の子の目線に合わせて遊んであげることはあっても、同じイベントや遊び場やおもちゃで、兄弟が等しく楽しめることは少ないでしょう。

3.育児・教育期間が長く長期的な経済力が必要
子供の年の差が開くと、育児や教育に費用がかかる期間も伸びるというデメリットもあります。

保育料や学校の学用品、また高校や大学の入学金や授業料などが長い間かかり続けると考えていいでしょう。

そのため、育児や教育にかかるお金を払い続けることができる、長期間にわたる安定した経済力が必要になります。

4.兄弟という意識が薄くなる
年の離れた兄弟は、年の近い兄弟と比べて、「兄弟」という感覚を持ちにくいということもチェックしておきましょう。

下の子にとって、年上の姉や兄は、兄弟というより小さいパパ・ママのような感覚に近いです。また、上の子も、下の子と対等ではなく、小さい子供として接することが多くなります。

仲の良い友達のような兄弟という関係性にはなりづらいということも、デメリットのひとつと言えます。

年の差の希望は目安に!何歳差でもメリットや大変さはある

それぞれの家庭ごとに、どうやって子供たちを育てたいのか、どんな兄弟にしたいか、また経済状況などによって、理想的な年の差は違うと思います。家族で話し合って、2人目のベストタイミングをイメージしましょう。

とはいえ、予定した時期に赤ちゃんを授かるとは限りませんし、子供の人数も理想通りにいかないこともあるでしょう。年の差にこだわりすぎずに、年齢差の希望はあくまで目安として考えておくのがおすすめです。

年の差は、それぞれにいいところと大変なところがありますので、授かったタイミングと年齢差を受け入れて、おおらかな気持ちで、それぞれの家庭らしい兄弟育児を楽しみましょう。

パパや家族の協力が得られるタイミングを選んで

1人目の子供を育てながらの2人目の妊娠は、年齢差にかかわらず大変です。上の子の歳が近いケースだけでなく、年齢が離れていても、妊娠中に上の子の幼稚園や保育園、小学校のイベントに参加しなければいけないこともあるでしょう。

第2子の妊娠は、第1子の妊娠中と比べると妊娠経過や出産に対する不安は減りますが、妊娠しながら子育てをするという初めての経験が待っています。初めての育児のときにはなかった、妊娠期の過ごし方と上の子の子育てのバランスが問われます。

第2子の妊娠でもっとも必要なのは、パパをはじめとした家族の協力です。また、第2子が生まれてからも、2人の子供の育児は、ママ以外の誰かの協力が不可欠です。

2人目の妊娠を考える時は、理想的な年の差だけでなく、パパや家族の協力や、家族以外のサポートを得られるタイミングかどうかというポイントも、しっかりおさえることが大切です。

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