赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る時は必須!泣き声・ぐずり対策や周囲への配慮

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2017/04/06

赤ちゃんと一緒に飛行機に乗ると、赤ちゃんがぐずって泣きださないか、パパやママ、そして周りの大人たちは気が気ではないものです。

赤ちゃんが泣くことは自然な事ですが、周囲のお客様にとっては迷惑に感じられてしまうことも多く、そこで何の対策も行わない様子だと反感を買ってトラブルになる事も懸念されます。

赤ちゃんがなるべくぐずらずにいられるように、またもしぐずりだしてしまっても何かしら対応が出来るように前々から準備しておくと良いでしょう。

これは単に運次第の部分もあるのですが、飛行機の中で少しでも赤ちゃんがぐずらないようにする対策と、周囲への配慮の方法をご紹介します。

2017.04.06加筆修正して投稿

搭乗前から工夫して!赤ちゃんのぐずり対策

赤ちゃんが飛行機内でぐずらないようにする対策は、搭乗する前の空港での過ごし方から工夫することが出来ます。

もちろん、航空機内でも行える対策もありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

生理的欲求は満たしておく

特に3ヶ月未満の低月齢の赤ちゃんの場合、ぐずる理由は主に生理的な欲求です。

生理的な欲求とは、お腹がすいた、暑い寒い、おむつが汚れているといったことです。

搭乗前にそれらを満たしておくと、搭乗後にすぐにぐずってしまう可能性を低くすることが出来ます。

搭乗前は疲れさせる

飛行機の中で赤ちゃんが泣かずにいられるかどうかハラハラせずに済むようにするには、一番良い状況が赤ちゃんが寝てしまうことです。

そのためにも、空港内や搭乗ロビーではなるべく赤ちゃんを起こしておくようにしましょう。搭乗前に寝てしまうと飛行機の中では眠くならずにずっと起きている可能性が高くなるからです。

国内外問わず、空港にはキッズスペースやプレイルームといった、赤ちゃんや子供が自由に遊べるスペースが完備されていることがほとんどですので、それを利用するのも一つの手です。

長時間フライトを控えている場合は、お昼寝の回数を減らすなどして眠気を高めておくと良いでしょう。

ただし、あまりにも眠くなりすぎるとかえって寝ぐずりが激しくなってしまうタイプの赤ちゃんは、適度な眠気をママが見極めてコントロールしてあげてください。

授乳する・ミルクを飲ませる

特に断乳していない赤ちゃんの場合、母乳を吸わせるのは精神的にも落ち着くためかなり有効です。赤ちゃんの耳抜きにもなりますし、低月齢の赤ちゃんであれば授乳中に寝てしまうこともあります。

ただし、授乳室があるわけではないので座席で授乳を行うことになりますので、周りに見えないようにケープやブランケットで隠しましょう。

ミルクを飲ませるのも耳抜きになるので、耳の不快さからくるぐずりには大変有効です。

おしゃぶりを吸わせる

おしゃぶりが赤ちゃんにとっての安心アイテムとなっている場合は吸わせてあげると安心して精神も安定します。

また、おしゃぶりをすることで気圧の変化による耳の不快さの軽減や耳抜きにもなります。

タブレットを使う

国際線の場合は座席ごとにモニターがあり、そこでアニメを見たりゲームをしたりすることもできますが、モニターのない席もありますし、赤ちゃん向けの番組が入っているとは限りません。

タブレット端末内にあらかじめ赤ちゃんが好きなアニメやゲームを入れておき、機内で赤ちゃんに見せると夢中になってくれるので、ぐずるのを防止することが出来ます。

おもちゃや絵本とのローテーションで飽きが来ないように回していくのも良いですね。

ただし、寝ぐずり中の赤ちゃんにはタブレットやモニターのブルーライトで興奮してますます泣いてしまうという可能性もあるので、なぜぐずっているのか原因を把握し、寝ぐずりの時は別の方法を選ぶなど柔軟に対応しましょう。

おもちゃや絵本、大人の備品を利用する

持参したお気に入りのおもちゃで遊んでもらったり、絵本を読んで集中してもらいましょう。

ただ、日頃から見ているものだけだと飽きてしまって途中からぐずりだすこともありますので、新しいおもちゃも合わせて準備しておくのも良いでしょう。

航空会社によってはおもちゃや絵本を貸し出してくれたり、子供用アメニティとしてプレゼントされることもあります。

特に日系の航空会社は子連れの搭乗客へのサービスが徹底しており心強いです。
例えば、JALの場合は行き先と期間が限定されますがファミリー向け専用機を運航していますので、条件が合えばそれを利用するのも良いでしょう。

他にも、おもちゃだけでなく大人の使っているものが赤ちゃんは大好きなので、紙コップや未使用のスリッパなど、大人の備品で安全なものを赤ちゃんに貸してあげても、赤ちゃんは夢中になります。

チャイルドシートで寝る子はベビーベッドも有効

航空会社や機体によって異なりますが、飛行機内用のベビーベッド(バシネット)をレンタルできることがあります。

基本的には航空券を予約する際に事前にベビーベッド利用の旨を伝えて予約を行う必要があります。

赤ちゃんがぐずってしまった場合、抱っこをするママがほとんどかと思いますが、もし眠そうにしているようだったらベッドに寝かせてあげてみましょう。

飛行機の中は程よい振動があるので、チャイルドシートに乗せてドライブしていると眠くなるのと同じように、そのまま寝てしまう赤ちゃんも多いようです。

ただし、機内でベビーベッドを使えるのは飛行機のシートベルトサインが消えて安定飛行となったタイミングになるので、注意してください。

その他、赤ちゃんを飛行機に乗せる際に持っておくといいよ!という持ち物については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

▼赤ちゃんと飛行機旅の際に持っていると安心の持ち物についてはコチラも参考にしてみて!

周囲の皆さまへの配慮を忘れずに!親がするべき事

赤ちゃん連れのパパママがどれだけ努力しても、子供は泣いたり機嫌が悪くなってしまうものです。

周りの客にも少なからず「うるさいなあ」という思いを抱かせてしまいますが、何とかして子供を泣き止まそうと努力している姿の方が反感を持たれにくいです。

どんなに赤ちゃんが大泣きしていても放置していたり、全く悪びれた様子がないと、周囲から見れば反感を抱きやすいし頭に来ます。

いざという時のために、親が周囲にしておくべき配慮についてご紹介します。

事前に周囲に挨拶をしておく

搭乗して座席に座ったら、前後左右の周りのお客様に一言声をかけておきましょう。

  • 「子供が泣いたり騒いだりするかもしれません、ご迷惑をおかけします」
  • 「なんとか頑張りますが、もし泣いてしまったら申し訳ありません」

こういった声がけが有効でしょう。

国際線などで周囲が外国人の搭乗客の場合も、簡単な英語で構わないので声がけをしておきましょう。

  • 「I’m sorry if my son/daughter bother you」(私の息子/娘があなたに迷惑をかけたら申し訳ありません)
  • 「Please excuse us for being a nuisance」(私たちがうるさくなってしまってもお許しいただきたいのですが)

こういった表現が使えます。

また、事前に小さな小分けの菓子や耳栓などを用意して、周囲に配りながら挨拶をするご家族もいらっしゃるそうです。

どうしようもなくなったら対処しつつ声がけ

子供が泣き出してどうしようもない時は、赤ちゃんを抱っこするなど対処しながら、申しわけなさそうに「すみません」と周囲に声をかけましょう。

子供がある程程度の年齢になり言い聞かせが出来るのであれば、すぐ子供に言い聞かせ、親と子ども両方の責任として周囲の人に謝るようにしましょう。

英語で使える表現もご紹介します。

  • 「I’m sorry, is he/she bothering you?」(すみません、うるさいですよね)
  • 「I’m sorry for making a racket」(騒がしくてすみません)

対策をきちんと行ってもダメな時もある!余裕ある心でフライト

親がどんなに子供の飛行機の度に対しての対策をとっても、泣いてしまったり機嫌が悪くなってしまうことはあります。

そんな時にもちろん親の立場からすれば焦りますが、始めから「泣いてしまう時もある」と覚悟をしておくだけでも、その時の心の余裕が全然違います。

赤ちゃんのトラブルに対するイライラや焦りで対処法が後手後手になってしまわないよう、しっかりと対策をとるだけでなく、ママの心にも「余裕」という対策をしておきましょう。

心に余裕があれば、周囲の方々への配慮も自然と出来ると思いますし、ぐずってしまった子供への接し方もより柔軟になるはずです。

また、「赤ちゃんは泣くのが当たり前だから仕方ない!」と放っておくという態度ではなく、周囲への配慮がにじむような振る舞いを親が取っていれば、良識ある周囲の方々の見方は温かいものになります。

ママの焦りや不安は敏感な子供にはすぐに伝線します。大らかな心で一緒に飛行機に搭乗し、もし何かあっても腹をくくって周囲の人への配慮を行えると良いですね。

みんなのコメント
  • 子連れさんは気遣いがないさん

    赤ちゃん子供を免罪符にして全ての迷惑行為を社会が許すべきと感違いしている子連れが増えました。飛行機で泣く騒ぐ行為も悪気はないにしても他人様は大迷惑しています。また泣く騒ぐの他にオムツが完全に取れない年齢の幼児やお漏らししてもおかしくない年齢の幼児、子供には親は必ずオムツを着用させるべきです!先日、日本の⚪︎A⚪︎航空にてフランスから日本に帰国する便でのことですが、機内サービスの食事配布時に幼児がお漏らしをして尿の臭いはするし食事配布が遅れるしでかなり嫌な思いをしました。このような幼児の親は子供に手が離れるようになるまで海外旅行などの遠出は少しの間、控えるなり我慢してもらいたいです。子連れは大人のエリアと赤ちゃん子供同伴エリアの区別をつけて何処にでも場所をわきまえないで赤ちゃん子供を連れて回ることは止めてほしい。赤ちゃん子供同伴エリアで存分に騒ぎ遊ばせて飲食させて下さい。大人の夜のスポーツクラブにも連れてきて親子で騒ぐのも止めて下さい。子連れは社会にあまえすぎですよ!!

  • 無記名さんさん

    海外駐在のものです。2歳児を連れて帰国時は飛行機を乗り継いで日本に帰ってきます。
    外国の飛行機では、子どもが泣くと周囲の乗客が一緒にあやしてくれます。それに対して日本は冷たい視線と罵声を浴びせられます。
    こちらだって好きで飛行機に乗ってるわけではありません。色々な事情があります。それを所構わず泣くからといって、なるべく飛行機に乗らないように、というのは理不尽ではないですか?
    まず、日本で歩いてて思うのは子連れに対する目が冷たすぎます。マタハラといい。私はこの国で第二子を産みたくありません。子どもを社会で見る、という外国とは態度が全然違うからです。
    あと、一つ。日本では飛行機会社で子連れ専用の席スペースをつくってほしいです。
    一体どれだけの日本人ママさんか肩身の狭い、不快な思いをしているのでしょうか?

  • あゆさん

    まさにそのとおり!という、参考になる記事でした。
    多くの人に読んでもらいたいです。

  • なつさん

    シンガポールで働くOLです。
    今日乗ってきた飛行機でものすごく泣く赤ちゃんと困惑したお母さんを見て、この記事にたどりつきました。
    子供が泣くのは当たり前です。
    大切なのは、周りの目を気にして、泣いてる子供にお母さんがイライラしないことが一番だと思います。イライラは子供にも伝わりますし、した分だけ自分が疲れると思います。
    お名前なしさんのように、今は海外で活躍している日本人がたくさんいますし、子連れで日本に帰省する方も多いと思います。
    一番上のコメントの方やこの記事を書いた方は、ものすごく狭い世界で生きているか、人生経験が浅すぎるかのどちらかでしょう。
    そういう人たちのことは気にせず、子育てに大変な毎日の中での束の間の癒しの旅、思いっきり楽しんでくださいね!

  • 無記名さんさん

    健康な人ばかりではありませんよ。
    子供の泣き声で具合いが悪くなる場合があるのです。
    それぞれいろんな事情を抱えているのだから、それを理解して行動すれば、冷ややかな目で見られることはないでしょう。
    冷ややかな目で見られる=あり方が間違っているからでしょう。

  • おかあさんといっしょさん

    赤ちゃんの泣き声が迷惑、幼稚園から漏れる園児の声が迷惑。さみしい世の中になりましたね。
    家庭のしつけや園、学校教育ではもちろん指導させると思いますが、赤ちゃん、幼児(時に、マナーを守らない大人もいますが)完璧な人間ではありません。これからたくさん学習していく子供たちです。勿論お母さんも子育て学習真っ只中です。人は一人じゃ生きれません。みんな赤ん坊の時があった、お母さんやたくさんの人のおかげの上で大きくなったのですから、今度は、大人の皆さんがこどもたちを見守ってあげるべきではないでしょうか?
    子連れに冷たい国は、いつまでも少子化問題解決出来ないのではないのでは?
    最後は大人が困ります。
    少子化問題の重大さをもっと深く受け止めてもらいたいものです。
    こどもは宝です♥

  • なななさん

    子供は宝はいいが、迷惑をかけてもいいということではない。海外は躾のできていない子供をレストランへは連れてかない。夜に赤ちゃん連れまわさない。日本は親が我慢できなく周りの迷惑考えず居酒屋、レストランなど子連れには不向きの空間に連れて行き放置するのが多い。親が親らしいことをしないのだから冷たくされても仕方ない。飛行機で子連れが近くにいたら本当に残念だ。いきなり叫ぶから、驚いて寝るに寝れない。親は笑ってるだけ。子供だから仕方ないでしょ?と言わんばかりに放置。子連れに冷たいと言われる原因を作ってるのは子連れであることに気付いてほしい。迷惑でしかない。

  • ポテコさん

    駐在や里帰りなど、止む無く飛行機に乗らざるを得ない場合もあるでしょう。しかしただの観光旅行に物心つかない赤ん坊を連れていく事には賛同出来かねます。自分達が遊びに行きたいからという、親の非常識なエゴですよね?耳抜きもできない乳幼児にとっては迷惑でしかない。3歳以前の記憶なんてほぼ残りもしない。そこにあるのはただ、自分本位な親の考え方。だから周囲の乗客にも疎まれるんですよ。
    止む無く移動の手段として搭乗しているご家族は、子供への配慮、周囲への配慮が違います。
    子連れで出掛けるなと言っているのではありません。相応な振る舞いを考えれば、良識ある社会人は乳幼児を伴った海外旅行はしないでしょう。

  • あんさん

    ポテコさんの意見に大賛成です、私も2人子供を育てるシングルですが、子供が幼い頃は公共の場に連れて行く場面を極力避けておりました。小さな世界で生きる人にはわからない等断言できる方ほど、少ない人生経験しかないのではとも思えます。膝の上に乗せればOKもおかしいと思います、離着陸でベルト及び手荷物は必ず所定の場所にというけれど、膝の上に乗せてベルトという段階で安全性は厳守できておりません、幼児に対しても航空会社が正規料金を設けて幼児連れ専用スペースを設ければ航空機を利用する幼児連れ方の子供の苦手な方の個々のストレスも軽減される気もします。

  • PEROさん

    昔、高速バスに乗った所、赤ん坊の泣き声が止まず、イライラした事があった。

    赤ん坊が泣き出してから10分程度が経った頃、一人のお婆さんが、赤ん坊をあやし始め、”バスの中は辛いよねえ”と語りかけ、たったの3分で泣き止ませてしまった。

    これを見て、イライラしていた自分が恥ずかしくなった。イライラを母親のせいにして、何もしなかった自分に腹が立った。

    普通のお婆さんが、”大人”に見えた日であった。

  • ほっしーにゃさん

    泣くのが当たり前と思ってる親が多いのは事実ですよね。子供の集団にいくと本当にわかります。風邪引いてても平気で他の子供と遊ばせるし。気遣いも思いやりも少ないと感じます。

    でも、飛行機に乗るのも安易な理由じゃない場合もあると思います。

    私は日本の端から端へ嫁にきてるから、子供が生まれてからも飛行機は使わせてもらってます。まわりの席の方々には、当たり前だけど出発前、泣いたとき、出発後、誠意をもってお詫びとお礼を言うようにしてます。
    運がいいのか、泣くことはほとんどないけど。こちらが子供に対して、周りに対して、思いやりの気持ちがあれば、周りもイライラしても、最悪な気持ちにはならないんじゃないかなーと思います。また近々飛行機乗らないといけないので、改めて気付けました。

  • 名無しさん

    泣くのが当たり前と思って何もしないでいると腹立ちます。

    一生懸命対処する姿勢は絶対必要!

  • 無記名さんさん

    やむを得ない事情で子連れ搭乗する時は周囲への配慮が必要だと思っています。しかしながら、旅行目的は言語道断です。子供が可哀想過ぎます。確かに人は昔子供で他人に迷惑をかけた事はありますが、乳飲み子を病院以外の公共の場へ出さない配慮はありました。どこでも子供が泣くのは当たり前。周囲の大人は察して親子に配慮しよう…と周囲の人々が考えるのは理想ですが、親側が当然の権利として周囲に求め一切配慮しない態度はどうかと思います。(周囲に配慮して下さる親御さまには乱暴な発言となり申し訳ありません)

  • ふせんさん

    いろんな意見がありますね。赤ちゃんは本能で不快を感じ泣くのだから、親は日々の生活で自分の子供が泣くタイミングが分かると思う。その時の親の対応で周りの人の感情も違うと思います。知らん顔であやすこと無くスマホをしたり、泣くのは仕方ないで泣かせたままは子供も可哀想。家では無い公共の乗り物では親の心配りが必用。シルバーシートに家族皆で座る事が当たり前でなく、シルバーシートの意味を理解する事と同じと思うのですが。子育ては理屈じゃあないけどね。親や周り見てるよね。

  • 無記名さんさん

    音が出るおもちゃも やめたほうがいいかも?
    おとなしく しずかにしてくれても おもちゃの音が
    響いたら 騒がしくなりますからね。みるだけで
    楽しめるおもちゃを使ったり 絵をかいたり
    字を書いたりなどで 過ごすと いいかも?

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