秋田で安産祈願なら唐松神社!ほかにも知っておきたい8の神社

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2015/06/17

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秋田にはメディアでも取り上げられたパワースポット、唐松神社があります。また地元の人々から愛されてきたお社もたくさんあります。

古くから修験道場として栄えてきた霊場など、霊験あらたかとされる神社で安産祈願を受けてみましょう。

唐松神社

唐松神社は、知る人ぞ知る安産祈願スポットです。霊験の高いパワースポットとして、密かに注目されています。

水上の社、唐松神社

唐松神社は、大仙市にある神社です。神社の創建年代ははっきりとはわかっていませんが、一説によると千数百年の歴史があると言われています。

唐松神社はとても神秘的な雰囲気を持つ神社です。一般的に、神社の社殿は山の中腹や高台など、少し高い場所に建てられています。

でも、唐松神社の社殿は、階段を下った低い場所に建てられています。不思議なのはそれだけではありません。

唐松神社の境内にある庭園の中には、天日宮(あまつひのみや)という不思議なお宮が建てられています。

庭園には円形に丸い石が敷き詰められ、そこに社殿が建っています。社殿を囲むように丸い石のサークルがあり、それと同心円になるように池があります。

さらに、その外側にまた丸い石のサークルがあります。ここだけを見ると古墳のようにも見える、とても不思議なお社です。

池の中心の社殿は、100年ほど前に建てられたものだそうです。また、境内には男性の象徴や女性の象徴とされる霊岩も祀られています。

日本では古くから、山や岩、石などの自然物を祀る信仰が受け継がれてきました。唐松神社も、そうした古い時代の宗教を今に伝えているのかもしれませんね。

実際に、神社には大変古い文献なども残されているそうです。古代からの祭祀が受け継がれている貴重な社でもあります。

また、こうした霊岩に触れると、子授けのご利益が受けられるとして、密かな人気を呼んでいるのです。

あるテレビ番組でも紹介され、ネットでも話題となりました。実際に子授けのご利益があったという書き込みも多く、注目されています。

また、唐松神社は安産祈願でも大変人気がある神社です。子授け、安産祈願に訪れる人の絶えない神社です。

唐松神社と神功皇后

唐松神社の祭神は、オキナガタラシメノミコトとカグツチノカミという神様です。カグツチノカミはイザナギ・イザナミの間に生まれた最後の子で、火の神様です。

オキナガタラシメノミコトとは、神功皇后のことです。神功皇后とは有史以前、太古の時代の天皇だった仲哀天皇の妃です。

神功皇后は大変勇敢な女性でした。彼女は妊娠中に、夫である仲哀天皇を亡くします。神功皇后は、なんと臨月の身で自ら三韓征伐へと出陣したのです。

臨月の大きなお腹には腹帯を巻き、男装しての出陣でした。臨月だったにもかかわらず、腹帯の中に巻き込んだ石のお蔭で産気づくことなく、彼女は見事に三韓征伐を成し遂げます。

帰国後、神功皇后はさまざまな神の助けを得て、九州で出産します。お産は安産で、立派な息子が誕生しました。

こうした伝説から、神功皇后は安産の女神として信仰されています。戦前は日本初のお札に描かれた人物でもありました。

また、腹帯を巻いて臨月のお腹を守り、無事安産したということで、腹帯の始祖ともされています。

唐松神社の安産祈願

唐松神社の安産祈願は、基本的に随時受け付けています。受付時間は午前9時から午後4時までです。

安産祈願は特に予約は必要ありません。しかし祭礼など祈祷が受け付けられない場合もあるため、事前に問い合わせをしておくと安心です。

また安産祈願で大変人気のある神社なので、戌の日の土日祝日は混みあいます。戌の日以外でも祈祷は受け付けているので、体調と相談して参詣しましょう。

安産祈願の祈祷料は5千円からです。また手持ちの腹帯を持参すれば、一緒にお祓いしてもらえますよ。

唐松神社にはたくさんの鈴が奉納されています。この神社で子宝・安産祈願を受け、無事子どもを授かった人が、子安祈願のために奉納したものです。

その数を見ただけでも、唐松神社の霊験の高さが判りますよ。また授与されたお守りは、枕に入れて眠ると良いそうです。

唐松神社で安産祈願を受けたら、必ず境内の天日宮もお詣りしましょう。その際、霊岩に触れると安産パワーがいただけるそうです。

霊岩の触り方は、子授けと安産、また男性と女性で違うと言われています。お宮のまわり方等、神職さんに訊ねてから触ってみてくださいね。

安産祈願の作法ポイント

安産祈願で昇殿祈祷をお願いする際は、あまりにもラフな服装はひかえましょう。また裸足は神様に対して失礼になるため、昇殿を断られる神社もあります。注意したいですね。

祈祷料を「料金」として受付で支払う方がいますが、祈祷料は「奉納品」です。料金のように現金をそのまま支払うことはあまりおすすめできません。

神社なら「玉串料」「初穂料」「祈祷料」、お寺なら「祈祷料」などの表書きをした紅白ののし袋に入れて、受け付けでお渡ししましょう。

昇殿祈祷の際、祈祷料を神様に奉納してもらえます。また腹帯を持参する際も、包装から出した新品、もしくは洗濯して清潔なものを風呂敷に包んでからお渡しすると良いですよ。

神社によっては御酒を奉納するケースもあるようです。2本持っていくと1本授与品として頂けるシステムの神社もあるので、問い合わせてみるとよいでしょう。

唐松神社
サイト(大仙市サイト):
https://www.city.daisen.akita.jp/docs/2013110300241/
所在地:大仙市協和境下台84
電話番号:018-892-3002
Google map:https://goo.gl/maps/kbcZH

土崎神明社

秋田市の地元の人々になじみ深いのは、土崎神明社でしょう。土崎神明社は、湊曳山祭りの神社です。

土崎の総鎮守、神明社

土崎神明社は、秋田市土崎港にある神社です。土崎駅にほど近い場所に位置しており、すぐ近くに土崎港、そして秋田港があります。

土崎神明社は、江戸初期の1620年に創建されました。それ以前は、地元土崎の肝煎だった人物の氏神として祀られたのが始まりと言われています。

氏神だった神明様を、土崎港の総鎮守として現在の場所に祀りました。現在地はその昔、湊城があった場所です。

当時、土崎周辺は中世の街並みのままでした。しかし江戸へと時代は変わり、城下町も新たに変貌し、その中での創建だったといわれています。

土崎神明社といえば、湊曳山祭りですね。湊曳山祭りは土崎神明社の例大祭で、毎年7月20日、21日にわたって開催されます。

勇壮な曳山が街を練り歩く華やかなお祭りで、秋田土崎の夏の風物詩となっています。国の重要無形文化財にも指定されています。

土崎神明社は、地元の人々だけでなく秋田県全域から参詣する人が訪れる人気の高い神社です。土崎神明社の祭神はアマテラスオオミカミです。

初宮参りや七五三、厄除けといった人生儀礼はこの神社で、という人も少なくありません。もちろん安産祈願でも人気の高い神社のひとつです。

土崎神明社の安産祈願

土崎神明社の安産祈願は、基本的に随時受け付けています。ただし、事前に問い合わせをしておくことをオススメします。

電話や専用のメールフォームから予約問い合わせをしておくと、こちらの都合に合わせた時間に祈祷を行ってくれます。

また寒い日などは拝殿を温めるなどの配慮もしてもらえますし、希望すれば、他の祈祷希望者と同席にならない、個別祈祷も可能です。

安産祈願の祈祷料は5千円からになります。手持ちの腹帯を持参すれば、一緒にお祓いしてもらえます。コルセットやガードルタイプでも大丈夫ですよ。

土崎神明社
公式サイト:http://tsuchizakishinnmeisha.or.jp/
所在地:秋田市土崎港中央3-9-37
電話番号:018-845-1441
Google map:https://goo.gl/maps/KkqqN

彌高神社

彌高神社は、学問の神を祀る神社です。学問の神と言えば一般的には菅原道真ですが、この神社で祀られている学問の神は、秋田県にゆかりの深い人物です。

学問の神社、彌高神社

彌高神社は、秋田市千秋公園にある神社です。彌高神社と書いて「いやたかじんじゃ」と読みます。

神社として建てられたのは意外と新しく、明治に入ってから創建されました。それでもゆうに百年をこえる歴史を持っています。

彌高神社に祀られているのは、太古の神様ではありません。秋田出身の大学者として知られている平田篤胤です。

平田篤胤は江戸時代中期の1776年に、久保田城下に佐竹藩士の息子として生まれました。現在の秋田市中通に生家がありました。

若くして江戸に出て苦学を積み、本居宣長の門人となります。国学者、神道学者として今でも大変有名な人物です。

平田篤胤は現在の秋田市出身ということで、秋田市内や神社の周辺には、多くゆかりある場所が残っています。

また、彌高神社にはもう一柱の神様が祀られています。佐藤信淵という人物です。佐藤信淵もまた秋田県の出身で、平田篤胤の弟子となった学者です。

彌高神社は、明治時代に入ってから、秋田の生んだ偉人である大学者、平田篤胤の偉業を称え、後世に伝えるべく創建されました。

学問の神様といえば菅公を祀る天神様が有名ですが、秋田で学問の神様といえばやはり平田篤胤ですね。

やはり合格祈願に訪れる人の多い神社です。合格祈願を受けると、受験日当日も神社で祈祷をしてくれるそうですよ。ご利益がありそうですよね。

また神前結婚式も行われますし、初詣や七五三など、人生儀礼で選ぶ人も少なくない神社のひとつです。

彌高神社の安産祈願

彌高神社の安産祈願は、随時受け付けています。祭礼や結婚式があると受付時間に変動があるため、不安な際は問い合わせてからお出かけしましょう。

昇殿祈祷の祈願料は5千円からになります。初詣期間や七五三、合格祈願シーズンは混むこともあるので、気を付けてお出かけくださいね。

彌高神社
公式サイト:http://www.iyataka-jinja.jp/
所在地:秋田市千秋公園1-16
電話番号:018-832-4496
Google map:https://goo.gl/maps/gyr5N

三皇熊野神社

三皇熊野神社は、本宮と里宮をもつ神社です。また、むすびの神様として信仰されており、安産にもご利益があると言われています。

むすびの三皇熊野神社

三皇熊野神社は、秋田市牛島にある神社です。三皇熊野神社という名前は、かつては三皇神社と熊野神社という、2か所の神社だったことに由来しています。

三皇熊野神社は本宮と里宮にわかれています。そのうち、本宮と呼ばれているのがかつての三皇神社です。

三皇神社は大変古い時代から存在していたと言われており、桓武天皇の時代に坂上田村麻呂が社殿を再建したという伝説が残っているそうです。

再建年代は平安初期の804年ごろとされ、それが真実であればゆうに千二百年をこえる歴史を持っている神社ということになります。

三皇という名前は、もともと「日・月・星」の三光を祀っていたことから名付けられたそうです。歴史と由緒のある神社です。

里宮で祀られているのはかつての熊野神社です。熊野神社の歴史は江戸時代以前頃にさかのぼります。

現在神社が建っている牛島村の産土神として、地元の人々から信仰されていた土地神様でした。その後、1600年に遷座されたと伝えられています。

牛島は、秋田藩主佐竹氏の居城だった久保田城の裏鬼門にあたる場所でした。また、交通の要所でもありました。

藩主が江戸へ参勤交代におもむく際は、牛島を通ったそうです。そういったいきさつから、三皇熊野神社は藩からもあつく保護されてきました。

三皇熊野神社の祭神は、アマテラスオオミカミとスサノオノミコトのきょうだい神、そしてイザナギ・イザナミの夫婦神です。

「日・月・星」の三光を祀る神社ということで、祈祷を受ければ命運が輝くといわれる霊験あらたかな神社です。

三皇熊野神社の安産祈願

三皇熊野神社の安産祈願は、本宮・里宮どちらでも随時受け付けています。受付時間は午前9時から午後5時までです。

祭礼や出張祈祷の時間は祈祷を受けることができないため、安産祈願は事前に予約をしていくことをオススメします。

仕事の都合などでどうしても時間外になってしまう場合も、問い合わせれば受け付け可能な場合もあります。

安産祈願に限らず、昇殿祈祷の場合は10組まで同席で受けることがあります。祈祷料は5千円からです。

手持ちの腹帯を持参すれば、神前でお祓いをし、朱印を捺してもらえますよ。授与される安産守りをはさんで使用しましょう。

三皇熊野神社
公式サイト:http://www.sankousan.sakura.ne.jp/
所在地:秋田市牛島西3-10-11
電話番号:018-863-9463
Google map:https://goo.gl/maps/b7YMG

日吉神社

日吉神社は、滋賀県大津市にある日吉大社を頂点とする神社です。秋田の日吉さんといえば、秋田市にあるこのお社ですね。

秋田市の日吉神社

日吉神社は秋田市にある神社です。緑の木々に囲まれた閑静な神社ですが、実はとても古い歴史を持つお社です。

日吉神社が創建されたのは、平安時代初期の大同年間、西暦806年と伝えられています。すでに千二百年の歴史を持つという、秋田市でも屈指の古社です。

日吉神社という名を持つ神社は、全国各地に点在しています。また日枝神社、山王神社と呼ばれる神社も、日吉神社の系列です。

日吉神社の総本宮は滋賀県大津市坂本にある、日吉大社です。日吉大社は比叡山の守りであり、また京都の鬼門を守る災厄除けのかなめでもあります。

山王権現、つまり山の神様を祀る大きな神社です。日吉大社は信長の比叡山焼き討ちに際して、焼失してしまいました。

しかし猿を神の使いとする日吉大社は豊臣秀吉の保護を受け、再建されます。その後徳川家康の保護も受け、現在では国内屈指の大神宮となりました。

日吉大社は『古事記』にはすでにその存在が記されているとされ、おそらく太古の昔からパワースポット、聖地として神聖視されていたと考えられています。

日吉神社は、この日吉大社の別社として創建されたと言われています。日吉神社のご神体は、日吉大社の余材で作られたという伝説もあるそうです。

また、日吉神社もかつては山王社と呼ばれていました。現在地に遷座したのは平安末期のこととされています。

しかし江戸時代に入ってから一時衰退してしまいました。その後佐竹氏が秋田一円を治めるようになってから、また手厚く保護されるようになり、今に至ります。

日吉大社同様、日吉神社の神のお使いもまた猿です。猿も犬と同じようにお産が軽いと言われている動物なんですよ。

日吉神社の安産祈願

日吉神社では基本的に毎日祈願祈祷を受け付けています。受付時間は午前9時から午後5時までです。

出張祈祷や祭礼と時間が重なると祈祷が受けられないこともあるので、事前に連絡してから参詣すると良いでしょう。

日吉神社
公式サイト:http://hiyoshi-jinja.jp/
所在地:秋田市新屋日吉町10-67
電話番号:018-828-3033
Google map:https://goo.gl/maps/C6yi7

太平山三吉神社総本宮

太平山三吉神社総本宮は、秋田市郊外にある太平山にゆかりの深い神社です。山頂に神社がありますが、参詣しやすい里宮もあります。

親しまれてきた三吉さん

太平山三吉神社総本宮は、秋田市にある神社です。秋田市の郊外に位置する神社で、太平山の名前からもわかるように、太平山を祀る神社です。

太平山三吉神社は大変古い歴史を持っているとされています。神社が創建されたのは飛鳥時代、修験道の祖として名高い役小角によると伝えられています。

太平山は、修験道の霊場として多くの修験者たちから信仰されてきました。古くから聖地として神聖視されてきたのです。

また平安時代になってから坂上田村麻呂によって社殿が建立されました。その後も修験道の修行道場として栄え、江戸時代には藩主佐竹氏からも保護されました。

現在の里宮が建立されたのは、曙山の号を持ち、画家としても知られる八代藩主佐竹義敦の代です。

太平山三吉神社総本宮は、太平山の山頂に奥宮があります。太平山は千メートルを超える山なので、奥宮参詣は登山になります。

一般的な参詣や祈願祈祷は、街中にある里宮で受け付けています。また太平山三吉神社総本宮は東北一円に点在する三吉神社の総本宮です。

太平山三吉神社総本宮の祭神は、オオクニヌシとスクナヒコナ、三吉霊神です。オオクニヌシは国造りをした神で、縁結びや家庭円満にもご利益があると言われています。

スクナヒコナはオオクニヌシの良きパートナーとして国造りを助け、知恵と医薬の神として信仰されてきました。

三吉霊神はこの地の産土神で、勝負・破邪の神とされています。曲がったことを嫌うまっすぐな魂を持ち、戦勝祈願に霊験あらたかとされ、特に戊辰戦争時はその名を馳せました。

修験道場として名高い霊場ということもあって、太平山三吉神社総本宮は霊験の高い神社として大変有名です。秋田はもちろん他県からも多くの参詣者が訪れます。

太平山三吉神社の安産祈願

太平山三吉神社総本宮では毎日安産祈願を受け付けています。奥宮ではなく、里宮の社務所で受け付けを行いましょう。

受付時間は午前8時半から午後5時までです。基本的に予約は必要ありません。時間外にどうしても祈祷をお願いしたい時は予約が必要になります。

結婚式や祭礼などが重ならないか不安な際は、あらかじめ問い合わせておくと安心です。また初詣期間中や節分など、混雑する時期は受付時間に変動があることもあります。

太平山三吉神社総本宮
公式サイト:http://www.miyoshi.or.jp/
所在地:秋田市広面赤沼3
電話番号:018-834-3443
Google map:https://goo.gl/maps/UUKLn

総社神社

総社神社は秋田市にある静かなお社です。けやきの大木が生い茂る鎮守の森は、お参りする人々の心をなぐさめてくれます。

奈良時代から続く神社

総社神社は、秋田市川尻にある神社です。その昔、奈良時代の頃に、現在の秋田市千秋公園に神光が飛んできました。

夜でも昼間のように明るく輝き、周囲もうなりをあげ、遠い村の人々にまでその不思議は伝えられました。

すると、オオクニヌシによる「ここに宮を建てれば国内安泰、五穀豊穣になり人民は守護される」という神勅がくだりました。

これが総社神社の創建です。現在、創建から千三百年を数える、大変古い歴史ある神社です。その後佐竹氏の秋田入りにともない、江戸時代に現在地に遷座しました。

歴代の秋田藩主に信仰され、また風光明媚な神社ということで文人墨客も多く訪れたと言われています。現在でも境内には数多くの石碑が残されています。

総社神社には神明宮と総社宮があり、うち神明宮の祭神はアマテラスオオミカミ、総社宮の祭神はオオクニヌシとなっています。

境内にはいくつもの末社が祀られています。その中でも瓊宮(たまみや)神社と呼ばれている小さな祠は、女一代の守護神とされる女神も祀られています。

お産は女性にとって一世一代の大仕事ですよね。安産祈願に訪れた際は、こちらの祠にも手を合わせると良いかもしれません。

総社神社の安産祈願

総社神社で安産祈願を受ける際は、事前に問い合わせをしておきましょう。公式サイトからも問い合わせができますが、前日、当日など急ぎの際は電話が確実です。

祭礼も多く行われる鎮守様ですし、出張祈祷で神職さんが外出していることもあります。予約をしてから参詣してくださいね。

総社神社
公式サイト:http://www.sosha-j.jp/
所在地:秋田市川尻総社町14-6
電話番号:018-863-0930
Google map:https://goo.gl/maps/8rAfX

綴子神社

綴子神社は、「つづれこ」神社と読みます。北秋田市にある古いお社で、名前からはわかりませんが八幡神を祀る神社です。

北秋田市のつづれこ神社

綴子神社は北秋田市にある神社です。創建されたのは飛鳥時代のこととされており、大変古い歴史を誇ります。

朝廷の将軍だった阿倍比羅夫が蝦夷地入りした際、「ししりこ」という土地に至り、そこで戦勝祈願と平定・鎮護のために、宇佐神宮から八幡神を勧請したのが始まりとされています。

「ししりこ」という地名がなまって、現在の綴子という名になったそうですよ。綴子神社は「八幡」とは名付けられていませんが、宇佐八幡から直接勧請された、れっきとした八幡神社です。

主祭神は八幡山大神と呼ばれていますが、八幡神である応神天皇を指しています。ほかにも16柱の神が祀られており、その中には応神天皇の母、神功皇后もいます。

神功皇后は安産の女神であり、腹帯の始祖とも言われています。さらに境内には「千年桂」と呼ばれるご神木があり、ご神体として祀られてきました。

千年桂は、神社創建時からここに生えていたという霊木です。今でも大切に祀られており、縁結びや子宝、安産の神とされているんですよ。

安産の女神である神功皇后を祀り、また安産の神である千年桂をご神体とする綴子神社は、安産に霊験あらたかな神社として信仰されてきたのです。

境内には、神功皇后を祭神とした小さな唐松神社もあります。大仙市の唐松神社も安産祈願で有名ですが、こちらも同様です。

また摂社である綴子岩谷観音堂もまた、安産に大変ご利益があると言われています。安産祈願の際は、千年桂や観音堂も参詣したいですね。

綴子神社の安産祈願

綴子神社では安産祈願を随時受け付けています。昇殿祈祷を希望する際は、あらかじめ問い合わせてからお出かけくださいね。

安産祈願の祈祷料は3千円からですが、祈祷料によって授与品の内容やお札の大きさが変化します。一般的には5千円からが相場でしょう。

綴子神社は八幡神社としては東北最古といわれる由緒正しい神社です。安産祈願で有名なお社で、お産の無事を祈りましょう。

綴子神社
公式サイト:http://www.tsudurekojinja.or.jp/
所在地:北秋田市綴子西館46
電話番号:0186-62-0471
Google map:https://goo.gl/maps/hZL2v

八幡秋田神社

八幡秋田神社は、秋田市千秋公園内に位置する神社です。八幡と名付けられているように、八幡神を祀っています。

佐竹氏の祖が祀った神社

八幡秋田神社は、秋田市にある神社です。その歴史は古く、そもそものはじまりは佐竹昌義とされています。

佐竹昌義は、秋田一帯を治めていた出羽久保田藩藩主を歴任した佐竹氏の祖で、平安時代後期に活躍した源氏の武将です。

佐竹家は初代の頃、常陸合戦で武勲をあげました。江戸時代まで一族は衰退することなく存続し、ついには久保田藩主となって藩政を治めました。

八幡秋田神社は、初代佐竹昌義が常陸国(今の茨城県周辺)の常陸太田城にいた頃に、京都の石清水八幡宮を勧請したのが起源とされています。

もちろん現在地に建立されたわけではありません。その後室町時代に活躍した佐竹義人の時代になって、鎌倉にある鶴岡八幡宮を勧請したと伝えられています。

また江戸時代に入ると、佐竹氏19代当主で出羽久保田藩(秋田藩)の初代藩主となった佐竹義宣が、秋田遷封にともない秋田県内に遷座したと言われています。

その当時は、秋田城内に三社が建立されたそうです。しかし明治に入ってから各社が合祀されて八幡神社と呼ばれるようになりました。

また、秋田藩の遺臣や地元の人々が、初代藩主佐竹義宣を祀るため秋田神社を創建しました。明治11年のことです。さらに九代藩主義和と、十二代藩主義堯も合祀されました。

さらにその後、明治32年に現在地に遷座され、さらに明治40年には八幡神社と秋田神社が合祀されて、八幡秋田神社と呼ばれるようになったのです。

八幡秋田神社は、秋田市に遷座した時代こそ近代に入ってからとはいえ、秋田のいしずえを築いてきた佐竹氏とともに歩み、佐竹氏を祀る由緒あるお社なのです。

八幡秋田神社の祭神は、八幡神と呼ばれる応神天皇と神功皇后、そして大きな功績を遺した佐竹藩主・佐竹義宣・佐竹義和・佐竹義堯です。

八幡秋田神社の安産祈願

八幡秋田神社で安産祈願を受ける場合は、事前に電話で問い合わせをしてからお出かけくださいね。

出張祈祷などで神職さんが外出中のこともあります。腹帯を持参する際は、問い合わせ時に申し出ておきましょう。

八幡秋田神社は近年になって、放火に遭い拝殿が焼失してしまいました。現在は再建され、新たな建物になっています。

八幡秋田神社
サイト(秋田県神社庁サイト):
http://akita-jinjacho.sakura.ne.jp/tatsujin_etc/01_jinja/chuou/34_hachiman_akita.html
所在地:秋田市千秋公園1-8
電話番号:018-832-2066
Google map:https://goo.gl/maps/wxuiY
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