赤ちゃんに反射がない?原始反射の異常や心配事は専門家に相談を!

コメントを見る0
2018/02/24

原始反射がないかもしれない赤ちゃん

原始反射は、赤ちゃんがママのお腹から出たあとに、自力で成長したり身を守っていくために必要な大切な反射です。

育児書やインターネットサイト等で、この原始反射について見聞きをして、適切な時期に我が子に試してみるママは多いでしょう。

しかし、時に「あれ?うちの子反射がないのでは?」と不安になってしまうこともあるかもしれません。

赤ちゃんに原始反射が見られなかったり、異常と感じられる場合にぜひ参考にしてみてください。

まず、原始反射には起こらないケースや個人差があることを知ろう!

原始反射は、基本的には生後間もない赤ちゃんに、赤ちゃん自身の意思とは関係なくある刺激に対して一定の動きを見せるのが通例です。

たとえば、生まれてすぐの赤ちゃんがママのおっぱいを上手に飲むというほほえましい光景。これも、“哺乳反射”(なかでも上手に吸いつく反射を“吸啜反射”)という原始反射の一つです。

この反射が生まれながらに備わっていることによって、赤ちゃんは誰にも教わらなくとも母乳を飲め、生きていくことができるのですね。

このように、さまざまな役割を持った原始反射は多数くあります。

正常な発達をしていく上で、原始反射が見られるかは大切なポイントなのです。

関連記事:大切な吸啜反射!生まれてすぐに赤ちゃんがおっぱいを飲める不思議

方法が違っていたり、たまたまの場合もある!時間を置いて試してみよう

反射が起こらなくて「あれ?」と思った場合に、まずよくあるようなのが、「やり方が違っていた」という場合のようです。

  • 寝かせて確かめる反射を抱き上げた状態で試してしまっていた
  • さする方向や場所が違っていた
  • 赤ちゃんの体調やリズムの関係で今は起こらなかった

このような場合が多いようなので、一度反射が起こらなかったからと焦らないことが大切です。

まずは少し時間を置いたり、方法を確かめて(詳しい方法が掲載されたサイトや動画も多くあります)再度試してみましょう。

有名だが起こらなくとも大丈夫な反射もある!

驚きですが、なかには、「すべての赤ちゃんに起こらない反射」・「起こらなくとも異常ではない反射」もあるのです。

たとえば、足底をかかとから小指の方にさすると指が開く“バビンスキー反射”はその例の一つです。

多くの赤ちゃんに見られますが、「これは足裏刺激への嫌悪感から起こるものであり、成長には必要ない反射」という見方もあり、実際に起こらない場合も多いのです。

このようなケースもあるので、原始反射の概要一覧だけを見て「この反射が起こらない…」と不安に思わず、気になることは専門家に聞いてみるようにしましょう。

関連記事:バビンスキー反射。2歳過ぎて見られる場合は錐体路障害の可能性も…

反射の時期や出方には個人差もある!

また、原始反射の出現や消失には、目安となる時期はあるものの、どの赤ちゃんにもぴったり当てはまるわけではわけではありません。

赤ちゃんの誕生時の身長・体重、寝返り、歯の生える時期等、あらゆることに個人差があるのと同じですね。

たとえば先の哺乳反射が生後すぐに起こらない場合には、「飲めない=生きていけない」ので専門家のサポートがすぐに必要ではありますが、ゆっくり見守ってみてOKなものも多いのです。

一例を挙げると、赤ちゃんを布団に下ろすと手がビクッと動く“モロー反射”。

この反射では、毎度のように激しく抱きかかえるような動きとなる赤ちゃんもいれば、小さく手が動く程度の赤ちゃんもいます。

関連記事:「ビクッ」が可愛いモロー反射!寝ていて急に驚く場合も?特徴紹介

同じ赤ちゃんでも、反射の起こり方に強弱・大小等、違いが見られる場合も!

基本的に原始反射は一部のものを除いては「必要で、起こるべき反射」ではありますが、「育児書通りに反射が起こらない」・「周りの子と違うようだ」と考えすぎるのはママにも負担です。

「個人差があって当然」と捉え、心配が大きい場合には健診等で聞いてみるようにしましょう。

原始反射の異常は3つ!出現時期・連動違和感や左右差・消失時期

上のように、原始反射には個人差や出方の差はあるものの、やはり異常が疑われるケースがあるのも事実です。

それは、大きく分けると以下の3つのケースです。

  • 出現時期:出現が遅い・出現しない
  • 違和感のある連動や左右差:起こるべき動きと異なる動きになる・反応の左右差が激しい
  • 消失時期:いつまでも消失しない

医師や乳児健診の担当者は、赤ちゃんの成長を見る際に原始反射を見て正常な起こり方をしているか判断をする場合も多いです。

万が一異常がある場合は、個々に指摘を受けるのでそれに従いますが、おおまかには、以下2つのように捉えてみてください。

反射が起こらない、消えない!中枢神経に異常がある可能性

反射が起こるべき時期に起こらなかったり、いつまでも消えない場合には、脳の中枢神経の異常(脳性まひ等)を疑います。

起こらない場合には、先の「飲む」例もそうですが、「寝返りをする」・「バランスを取る」・「歩く」…等、今後のさまざまな成長に支障をきたしてしまう場合も多いのです。

また、逆に反射が消えない場合には、「歩き始めようとしているのに、足底にもの(地面)が当たると指が曲がって転倒する」というように、残った反射が成長を妨げてしまう場合もあります。

すぐに神経の異常や障害を指摘されるケースばかりではありませんが、再三「おかしいな」と思うことがあれば、早めに専門家に相談をした方が良いでしょう。

動きに違和感や左右差がある!中枢神経のほか末梢神経異常の可能性も

また、「反射が起こらない」わけではないですが、「正常な反射が起こらない」場合、例えば左右差や連動に違和感が感じられる際にも、異常が疑われます。

「連動に違和感」というのは、以下のような異常反射です。

例:“緊張性迷路反射”という頭と体の連動した動きで、バランス感覚を養っていく反射で、「頭を前に傾けたのに体を後ろに反らす」という正常でない反応を起こす場合がある。

そして、左右それぞれあまりにも非対称な反射が見られる場合にも、異常が気になります。

これらのように「違和感のある反射」が起こる場合には、中枢神経の他に末梢神経にも異常が起こっている可能性があります。

また、鎖骨を骨折している場合にも左右差が起こる場合があり、反射の変化で異変に気づけることもあるのです。

こちらも、可能性の一つとして、「気になり始めたら早めの相談」がベストです。

関連記事:赤ちゃんの緊張性迷路反射は前方と後方の2種類。感覚を養う原始反射

反射ない場合は発達障害?気になるが見守ることが大切!

このように、反射がなかったり時期や起こり方に違和感を感じた際には、「我が子は発達障害なのか?」と気になるかもしれません。

しかし、発達障害は、さまざまな原因や見方があり、反射の異常だけで早期に診断がつくものではありません。

反射の異常はたしかに脳に異常があるケースも多く、それが発達障害の特徴と結びつくこともありますが、指摘を受けるのは、グレーゾーンも含め、早くとも3歳頃からのようです。

まずは日々赤ちゃんの様子を観察しながら、適切な時期に健診や必要時に受診を受けながら、専門家と共にゆっくりと成長を見守っていきましょう。

まずは健診をしっかり受けて!不安がらずに楽しく成長を見守ろう

原始反射が適切に出現していることは、赤ちゃんの脳の発達や成長が正常であることを示す大切な印です。

よって、反射がないことでパパやママが不安になってしまうのは当然かもしれません。

しかし、やり方や個人差の例もありますし、本当に治療や経過観察が必要なケースであれば、専門家が教えてくれます。

まずは、定められた時期に乳児健診をしっかりと受け、気になったら受診をすることを心がけて!

あとは、あまり不安がらずに楽しく赤ちゃんの成長を見守ってあげましょう。

自宅での反射の確認は、大切であるとともにとても可愛くも感じられますが、くれぐれもやりすぎて赤ちゃんの負担にならないように気をつけてくださいね!

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ