母乳過多の主な原因。おっぱいトラブル前に体質や食べ物をチェック

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2017/09/03

飲み物を気にしているママ

母乳が「よく出る」を通り越して「出過ぎ」となってしまう母乳過多。母乳が出過ぎる原因は体質や食べ物の影響が大きいとされています。

母乳がどのように作られていて、生産量が増えてしまう原因を知ることができれば、対策も取りやすくなります。

どのような体質が母乳過多になりやすいのか、。またどのような食生活をしていると母乳が増えてしまうのかを知っておきましょう。

母乳過多の原因は?なりやすい体質のママは要注意

母乳の質は食べ物に影響を受けやすいのですが、母乳の量は体質によって個人差が大きくなります。

遺伝的な要素や、乳腺の発達具合によって母乳が出過ぎる母乳過多になる場合があります。

そもそも母乳は血液から作られるのですが、血液を母乳に作り変えるために乳腺が働いています。ですが、その乳腺の発達は個人差が大きくそれが直接母乳の生産量の差に繋がります。

そのため、乳腺が発達しすぎている体質のママが母乳過多になりやすいと言われています。また、赤ちゃんがおっぱいを飲み始めるとおこる催乳反射の強い体質のママも母乳過多になりやすい傾向にあります。

授乳に必要なホルモンが過剰に分泌されている

授乳に必要なホルモンは主にプロラクチンとオキシトシンの2種類です。まずはそれぞれどのようなホルモンなのか簡単に解説します。

プロラクチンとは
脳下垂体前葉から分泌されるホルモンで、乳腺を発達、母乳の生産を促す作用があります。また、排卵も抑制する作用もあるホルモンです。
オキシトシンとは
脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで、乳腺を収縮させることで催乳反射(オキシトシン反射)を起こすなど、母乳を出やすくする作用があります。また、子宮を収縮させる作用もあるホルモンです。

この2種類のホルモンは基本的に授乳することによって分泌されるホルモンです。プロラクチンで母乳の生産し、オキシトシンで母乳を運ぶことで授乳することができています。

プロラクチンの分泌が多いと必要以上に母乳を作り出してしまい、催乳反射を起こすオキシトシンの分泌が多い場合、必要以上に母乳を押し出してしまうことになります。

結果赤ちゃんがむせてしまったりうまくのめずに飲みきれずに残ることになります。

このように母乳が出過ぎてしまう、授乳しても張りが治らない主な原因は、乳腺の過剰な発達やホルモンの過剰分泌による必要以上の母乳の生産です。

体質なので仕方ないと言われればそれまでなのですが、体質の次に影響するのが水分の摂取量や食生活です。

水分摂取量や食生活は母乳の生産量に影響を及ぼす

母乳過多でも食生活によって多少母乳過多を改善することも期待できますが、逆に乳腺炎になってしまうくらい余分に母乳が作られてしまうこともあります。

母乳がよく出る体質の場合は、飲み物の量や食事の内容が原因で母乳過多気味になる場合もあります。

母乳の生産には水分が必要不可欠!水分摂取量に注意

母乳も水分なので水分を摂ることで母乳が生産されやすくなります。そのため水分を過剰に摂取することにより母乳の生産量もさらに増えてしまいます。

母乳をたくさん出す為には水分を多く摂ることが必要ですが、反対に出すぎる場合には水分の取りすぎは母乳過多や異常分泌の直接的な原因に繋がるのでセーブする必要があります。

水分を過剰にとりすぎていないか、母乳が出過ぎていると感じたらまずは水分の摂取量を見直してみましょう。

ただし、水分があまりにも少ないと母乳がドロドロになり、詰まりや乳腺炎の原因にもなるので控えすぎにも注意が必要です。

食事内容でも母乳の生産量に差が出る

先述したように母乳の原料は血液です。そして血液は食べものによって作られます。食生活が母乳の質や生産量に影響するといわれているのはそのためです。

特に揚げ物などの高カロリーの食事やもち米は母乳の生産量を増やしやすくなる上に母乳の質や味を悪くし、詰まりや乳腺炎の原因にも繋がるので、母乳過多の場合は控える必要があります。

授乳の方法も原因のひとつ!授乳の仕方の影響

基本的には体質に左右される母乳過多ですが、授乳の仕方によって母乳過多に繋がってしまうこともあります。

例えば左右交代するタイミングが早すぎると交代した後に、まだおっぱいが中途半端に残った状態で交代することになってしまいます。

また、赤ちゃんがしっかりと咥えられていない場合、たくさんあるうちの乳腺のいくつかを飲み切ることができずに飲み残しの原因となります。

このように授乳が正しくできていと、おっぱいの慢性的な張りの原因になり、赤ちゃんがうまく母乳を飲めていないと飲み残しや母乳が余分に作られてしまいます。

授乳間隔を見直したり、赤ちゃんがうまく飲めるように授乳方法を見直すと母乳過多が改善される場合もあります。

体質ではなく病気が原因の場合も︎!気になるなら必ず受診を

先述でプロラクチンの過剰分泌について触れましたが、プロラクチンがあまりにも過剰に分泌されている場合、高プロラクチン血症という疾患の可能性もあります。

高プロラクチン血症とは
血液中のプロラクチンの濃度が基準値より高くなる症状です。数値の基準値は検査方法により異なりますが、基本的には15ng/mlを超えると高プロラクチン血症と診断されます。
妊娠期、産後、授乳期は通常時のプロラクチン値よりも高くなりますが、授乳期にプロラクチンが異常分泌されると必要以上に母乳が生産されてしまう原因になります。

高プロラクチン血症の症状

高プロラクチン血症には次のような自覚症状があります。

  • 授乳期の母乳の過剰分泌
  • 授乳期ではないのに母乳が分泌される
  • 無排卵月経、無月経、稀初月経などの月経異常
  • 頭痛・吐き気
  • 視野狭窄・めまい
授乳期であれば授乳過多になりやすいのでそれが自覚症状として感じることもできる可能性が高いのですが、授乳期以外では自覚症状を感じない場合も少なくないようです。

高プロラクチン血症の原因

高プロラクチン血症はいくつかの原因があると考えられています。

原発性甲状腺機能低下
甲状腺機能が低下し働きが悪くなることにより、プロラクチンを過剰に分泌してしまいます。
薬の長期服用による影響
抗うつ剤、ピルなどの薬の影響でホルモンバランスが乱れ、プロラクチンの過剰分泌に繋がることがあります。
ストレス
ストレスが原因で自律神経が乱れてしまうことで、プロラクチンが過剰に分泌されてしまう可能性があります。
下垂体腫瘍
プロラクチンを分泌する下垂体の細胞が異常に増殖・腫瘍が原因で、プロラクチンを過剰に分泌されてしまいます。特に頭痛・吐き気、視野狭窄・めまいは下垂体腫瘍の自覚症状のひとつです。
このように母乳過多は体質ではなく病気の可能性もあるので注意が必用です。

また、高プロラクチン血症は不妊の原因にも繋がります。治療が必要な場合もあるので母乳過多があまりにも長引く、酷い場合は一度受診してみましょう。

母乳過多かな、と思った時は原因を探して対策を

母乳過多はおっぱいの張りで痛みを感じることもあり、厳しい食事制限を強いられたり、育児で疲れているママにとってはとてもつらい症状です。

体質が主な原因と言われる母乳過多ですが、体質であっても対策をとることはできます。

また、体質以外で母乳過多になっている可能性があるので、まずは自分で出来る対策をとってみましょう。

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