母子同室のメリットデメリット!不安を解消できる過ごし方のコツ

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2018/04/10

母子同室の様子

赤ちゃんが生まれると、ママは入院中の約1週間ゆっくり体を休ませたいですよね。

でも、母子同室の場合は泣き止まない我が子にあたふたしながら、オムツを替えたり母乳を飲ませたり、ひたすら抱っこしたりと、なかなか自分の体を休ませることは現実的には難しいです…。

これだったら母子別室の方がいいかも!?と思ってしまうかもしれませんが、同室のメリットもたくさんあります。

待ちに待った赤ちゃんとの大切な1週間を有意義な時間にすべく、母子同室での過ごし方のコツや注意点を踏まえながら説明します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

母子同室とは?目的や内容について

産後2時間ほど分娩室で異常がないか観察した後、経過に問題がなければ赤ちゃんと一緒に入院部屋へ行きます。

そして、入院生活の約1週間を赤ちゃんと共に過ごします。これを『母子同室』と言います。

母子同室の目的

  • 生まれたばかりの我が子を常にそばで見守ることができる
  • お話ができない赤ちゃんのママへのサインも早く気づいてあげられるようになる
  • 入院中に最小限の育児に慣れられる
  • 退院後の生活に自信を持ちやすい
  • 授乳回数を増やす

3時間ごとなど決まった時間に授乳するのではなく、赤ちゃんが欲しがるたびにおっぱいを与える方が大切だということがわかってきています。

ママとの皮膚接触や授乳回数が多い赤ちゃんは、感染への抵抗力が上がると言われているため、母子同室の目的は理にかなっていると言えますね。

産院によっては、夜だけ赤ちゃんを預けられたり、少しゆっくりしたい時に預かってくれたりと、母子同室の内容もさまざまです。

ある程度事前に赤ちゃんのお世話の流れを把握することも大事!

母子同室の場合、産後すぐから赤ちゃんのお世話が始まります。

赤ちゃんは1日に10回以上おしっこやうんちをするので、泣いたら、まずオムツをチェックします。

夜中でも赤ちゃんが泣いたら、オムツを替えたり、おっぱいをあげたりママは大変ですが、産後3~4日すれば、授乳やおむつ替えにも慣れてきます。母乳は吸われることで出るようになるので、赤ちゃんが欲しがるたびに与えます。

朝の点呼や検温から1日が始まり、回診・悪露交換などで赤ちゃんをナースステーションに預ける時がありますが、それ以外は基本的に赤ちゃんと2人きりです。

入院生活中に、沐浴や着替えの準備の仕方などを助産師さんから教わったり、おっぱいが出るようにマッサージを受けたりと、赤ちゃんのお世話以外にもママは大忙し!

しかし、1日の中で少しだけママが1人になれる時があります。

それは、赤ちゃんが沐浴と診察に行っている時間です。その間だけ、ママは自由時間!このうちに睡眠をとるのも良し、シャワーを浴びるのも良し。(ちなみに筆者はこの時間に爆睡していました。)

慣れない育児で不安なことや、わからないことは、遠慮せずにどんな事でも助産師さんに聞いてみましょう。

母子同室がおすすめのタイプ

  • 赤ちゃんと離れるのが寂しいと思う人
  • 育児に早く慣れたいと思う人
  • 母乳育児を頑張りたいと思っている人
  • 四六時中我が子を見ていたいと思う人
  • 上の子や家族も一緒に入院部屋に泊まりたい人

また、退院後にあまり周りに頼れる人がいない場合も、入院中のうちにある程度育児に慣れておくために母子同室をおすすめします。

母子同室のメリット

赤ちゃんにも自分にも家族にもたくさんのメリットがあります。

  • 赤ちゃんのペースで授乳がいつでもできる
  • 言葉が話せない赤ちゃんのサインに早く応えることができる
  • 常に赤ちゃんのそばにいてあげることができる
  • 面会に来てくれた人にすぐ赤ちゃんを見せることができる
  • 赤ちゃんのお世話に早く慣れることができる
  • 上の子や家族も一緒に泊まれる
  • 皮膚接触や授乳回数が多い赤ちゃんは感染への抵抗力が上がるといわれている。

筆者も子供が3人いますが、3人とも母子同室にしました。このメリットは体感済み!

生まれたてホヤホヤの我が子を添い寝させながら、いつまでも見つめていたのを覚えています。なんとも至福の時間でした。

母子同室にして良かった体験談〜みんなの声〜

母子同室にするか迷ってるママへ、同室の個室バージョンと大部屋バージョンのそれぞれ良かったと思うみんなの声をぜひ参考にしてみてくださいね。

個室にして良かったママたちの声

  • 産後翌日から母子同室にしてもらって、天使のように可愛い我が子をすっと見ていられて幸せでした。
  • 泣き止まなくても、個室なので周りを気にせず気持ちに余裕を持って接してあげることができた。
  • 2〜3日くらいで赤ちゃんの泣き方でサインがわかるようになり退院してから戸惑うことが少なかった。
  • お見舞いに来てくれた時、すぐ赤ちゃんを抱っこしてもらえるし、写真も周りを気にせず撮れてよかった。

大部屋にして良かったママたちの声

  • 同じ部屋に経産婦さんもいたので、1人目の時はこうだったよ、などと色々な体験談を聞くことができて心強く感じた。
  • 自分の子が泣いていても、みんな優しい声をかけてくれたり、入院中からママ友ができたのもすごく良かった。
  • 泣き止まなくても大部屋だと、「あーウチの子だけじゃないのね」と安心できたり、自分の知らない知識を周りのママたちが教えてくれたり、にぎやかで楽しい入院生活だった。

母子同室のデメリット

精神的・体力的なダメージが挙げられます。

  • 日中も夜もなかなか眠ることができないため、体が休まらない
  • 初めてのことだらけで戸惑いが多いため、お世話が心配
  • 入院費用が高額
  • 体調の回復が遅め
  • お見舞いに来てくれた人からの感染のリスクがある

母子同室がつらかった体験談〜みんなの声〜

母子同室にしてから、こんなはずじゃなかった…。なんて事にならないためにも、実際にこんな事が辛かった、こういう時が大変だった!という先輩ママたちの声も事前チェックしておきましょう。

個室にして辛かったママたちの声

  • 部屋の中に赤ちゃんと2人きりなので、話し相手がいなくて慣れないお世話で気がめいりそうになった。
  • 自分の赤ちゃんの様子しかわからないので、他の赤ちゃんもこんな感じなのかと不安になって、自分のお世話の仕方は正しいのか自信をなくしてしまった。

大部屋にして辛かったママたちの声

  • 赤ちゃんが泣いても泣かせっぱなしのママが同じ部屋にいて、とても気になった。どんな人と一緒の部屋になるかわからないので、私の場合は辛かった。
  • 夜中自分の子供がようやく寝て私も眠ろうとしても、他の赤ちゃんが泣き始めたりするので気になって全然寝れなかった。
  • 日中、みんなの家族やお友達がかわるがわるお見舞いに来るので、落ち着かなかった。マナーのない方もいるのでとても不愉快な気持ちになった。
  • 回診の声が丸聞こえなのですごく嫌だった。

赤ちゃんとの時間の過ごし方のコツや注意点

母子同室の場合、産後数時間してからすぐに育児が始まります。

ママは戸惑いながらも、赤ちゃんのお世話にどんどん慣れていきますが、寝ている我が子、泣き止まない我が子など色々な場面があり、可愛くてただただ眺めているだけでは居られません。

約1週間の有意義な赤ちゃんとの入院生活にするためにも、我が子との上手な時間の過ごし方のコツがあります。

夜泣きや泣き止まない時の対処法

オムツを替えても、おっぱいをあげても、何をしても泣き止まない時もあります。そんな時はママも不安になりますよね。

泣いた時、なるべく早く応えてあげることが、早く泣き止ませるコツです。

  • おくるみに、しっかり包んであげると安心しやすい。
  • 抱っこして、優しく揺らしてみる
  • 一定のリズムでトントンしてあげる
  • スーパーなどのビニール袋をこすって音を聞かせる。
  • 添い寝しながら、おっぱいをあげてみる。

筆者の子供は、添い寝しながらおっぱいをあげたら比較的早く泣き止み寝てくくれました。添い寝しながらだと自分も横になれるので、体力的にも大変さは軽減されたように思います。

お風呂やトイレの時はどうすればいい?

赤ちゃんは沐浴や診察で一旦ママから離れる時間があります。大体2時間くらいですね。その間にお風呂に入るママもいます。

ナースステーションに声をかけると、心良く赤ちゃんを預かってくれるので、安心して自分はゆっくりお風呂に入ってくることもできます。

生まれたばかりの赤ちゃんは、寝返りがまだできないので、トイレに行っている間にうつ伏せになってしまうということはまずありません。

顔周りに、布など顔にかぶりそうなものは置かずにトイレに行きましょう。

ママは傷口がまだ痛むので、トイレにパッと行って、サッと帰ってくるというのは少し難しいので、赤ちゃんが心配であれば、ナースステーションで預かってもらうこともできます。

また、ベビーベットに赤ちゃんを寝かせて、トイレまで一緒に連れていくという方もいます。

大部屋の場合の悩みもチェック!

大部屋の場合、同じ部屋の人の赤ちゃんの泣き声や騒音など、やっぱり気になってしまう人も少なくありません。大部屋で気を使うのは次の2点ではないでしょうか?

  • 夜中、赤ちゃんのお世話のために電気をつけたいけれど…。
  • 家族や友人がお見舞いに来た時に、楽しく会話をしたいけれど…。

消灯時間になると、病室の電気は消されてしまうので、夜中に赤ちゃんが泣いて起きた時は、自分のベッドについているライトをつけましょう。

寝る時は皆さんカーテンを閉めているので、小さなライトの光くらいでは迷惑にはなりません。

家族や友人がお見舞いに来てくれた時は、周りの方達に迷惑にならないようにマナーを守りましょう。他の方の赤ちゃんが寝ている場合もあります。

院内の共有スペースを利用すると、大部屋の中よりは気兼ねなく話もできますね。共有スペースがない場合は、カーテンを閉めたりマナーをしっかり守りましょう。

全てをママに任せられているわけではない!周りに頼ることも大事

母子同室だから、どんな時でも自分でどうにかしなければいけないと思っていませんか?

実際そんな事はないので安心してくださいね。お世話が大変で自分の体調が悪くなってしまっては本末転倒です。そうなってしまう前に、助産師さんに相談してみましょう。

わからない事を教えてもらったり、不安に思っている事を聞いてもらうだけでも心が落ち着きますよ。

産後なママは、とても睡眠不足!今日はゆっくり寝たいと思ったら、思い切ってナースステーションで預かってもらってもいいんです。上手に甘えちゃってください。

母子同室を決めたなら、事前に下調べで辛い期間にならないように!

今はインターネットで自分が知りたい情報をいつでもどこでも調べる事ができますよね。出産を経験した知人からも情報を得る事ができるでしょう。

母子同室のメリット・デメリットについて事前にしっかり把握し、何を重視するかで決めることが大事です。

あなたと赤ちゃんにとって最高の出産・入院生活になるといいですね。

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