女性にとって出産は最高のデトックス!?出産デトックスの真相

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2015/02/18

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出産は女性にとって、人生の一大イベントです。そんな出産に、「最高のデトックス効果がある」なんていう話を聞いたことはありませんか?確かに出産してきれいになったママもいるような気がしますが・・・。

果たして出産にデトックス効果は本当にあるのでしょうか?巷で噂されている出産デトックスについて検証してみました。

出産したら体質が変わる!

出産を機に、体質が変わったと言う女性はたくさんいます。よく聞く声は、「たくさん食べても太りにくくなった」、「花粉症が改善した」、「肌がツヤツヤになった」などです。実際に出産してきれいになったママに心当たりがある方も多くいらっしゃるかと思います。

では、なぜ出産をすると体質が変わるのでしょうか。出産デトックスの噂は本当なのでしょうか?

「出産デトックス」は本当にあるの?

まず最初に、出産デトックスは残念ながら医学的には解明されていません。しかし、出産後にデトックス効果を感じる理由を説明する、いくつか説が存在します。ここでは、4つの説を紹介していきます。

その1 赤ちゃんを産むと同時に溜まった老廃物を体の外に排出した?

出産をするときに、赤ちゃんと一緒に、胎盤や血液や羊水を体の外に排出します。それと同時に、今まで溜め込んできた体の中の老廃物が体の外に出ていったために、デトックス効果感じることができる、とする説です。

その2 ママの胎盤を通して赤ちゃんに有害ミネラルが移行した?

ママが出産でデトックス効果を感じるのは、有害ミネラルを赤ちゃんに移行してしまった結果である、とする説です。これは少しぞっとする説ですね。

水銀やヒ素、アルミなどの有害ミネラルは、ほとんどの人の体の中から検出されます。環境汚染などにより、生きていれば無意識に蓄積されているのです。

そしてこれらのママの体の中に蓄積された有害ミネラルは、おなかの中で胎盤を通して赤ちゃんに移行してしまうことがわかっています。厚生労働省が妊婦に水銀の多い魚類に注意するよう勧告したのはこのためです。

その3 ホルモンの変化?

女性は、妊娠中と出産後ではホルモンの状態が大きく変化します。出産前は、胎盤から出る女性ホルモンは妊娠していないときに比べて400倍、黄体ホルモンは10から20倍も出ると言われています。

妊娠中は、胎盤からのホルモンの影響によって、むくみやすくなっていたり、体重がいつもより増えやすかったりします。しかし、出産を終えると、この2つのホルモンは急速に減少していきます。

妊娠中のホルモンの影響による症状が、出産を機に一気に改善されることで、デトックス効果を感じているのではないか、とする説です。

その4 妊娠中に食生活や生活習慣に気をつけた結果?

赤ちゃんがおなかの中にいる間、ほとんどのママが、たばこやお酒を控えたり、栄養バランスに気を遣ったりして、規則正しい生活を送ろうと心がけます。

このような健康的な生活を続けた結果として、肌や体調が改善し、それをデトックス効果と感じているのではないか、とする説です。

反対に、出産後に悪いほうに体質が変わったと言う声も・・・

出産後に体調がよくなった!という声の裏で、出産を機に一気に老け込んでしまった・・・なんていう声もよく聞きますよね。また、体重が元に戻らないと嘆いているママも見受けられます。

女性は出産をするときに、膨大なエネルギーを消費することとなり、これは心身ともに大変な負担となります。このママとしての初めての大仕事が、一気に老け込んでしまう原因となるのでしょう。

また、いくら体の中の老廃物や有害物質を体の外に排出したとしても、産後の食生活や生活習慣をやりたい放題してしまっては意味がありませんし、体重も減ることはないでしょう。

出産によって体の中の悪いものがデトックスされているかどうかは別として、出産を機に体質が良くも悪くも変化することは事実のようです。産後は体質改善の絶好のチャンスとも言えますね!ぜひこのチャンスを利用して、きれいなママを目指してみてください。

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