【妊娠期別】妊婦の下痢や腹痛が不安…原因と対処法を知り不安解消

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2018/10/10

妊娠はママのお腹に新しい命が宿り、ママ以外にもパパやまわりの家族にとっても嬉しくとてもおめでたいことですね。新しい命の誕生を心待ちにしていることでしょう。

しかし、妊娠には不安や心配事がつきものです。妊娠中のマイナートラブルである下痢に悩む妊婦さんも多いです。

どんな原因があり、どのような対処法があるのかしっかりみていきましょう。

また特に心配なのが腹痛です。妊娠初期から後期に至るまでの腹痛の原因や症状、危険な腹痛との見分け方、お腹の赤ちゃんに影響はあるのか?詳しく見ていきましょう。

病院受診のポイントや不安の解消法についてもお伝えしていきます。

妊娠中の下痢はどうして起こるの?主な原因は4つ

妊娠中の体はとってもデリケートです。下痢もマイナートラブルとして良く起こしやすいです。

急に下痢を起こすと不安になってしまいますよね?その主な原因4つを詳しく見ていきましょう。

1.妊娠によるホルモンバランスの影響

妊娠が成立すると女性ホルモンであるプロゲステロンが分泌されます。このホルモンの働きで基礎体温を上げ、妊娠を継続させる大切なホルモンです。

しかし、多量に分泌されるためホルモンバランスが乱れがちになり、下痢を起こす原因になります。その他いろいろな不調もあらわれやすくなるのです。

2.自律神経の乱れ

私たちの体は「交感神経」と「副交感神経」のバランスを保ち心身ともに安定にしていられます。

妊娠による女性ホルモンの多量の分泌や、妊娠・出産に対する不安や恐怖などの精神的なことでバランスが乱れ、体の不調として下痢も起こしやすくなります。

また、急に涙もろくなったり、理由もなく夫や家族にイライラしたり…これも自律神経の乱れが関係しています。

3.つわりによる食事の変化

つわりで食事が摂れない、特定の食べ物しか受け付けない、または常に食べていないと気持ち悪い…など、つわりの症状は十人十色でとてもつらいものです。口当たりが良くサッパリした冷たいものを食べたくなりますよね?

でも、それが下痢の原因かもしれません。サッパリしたジュースや清涼飲料水、アイスなど食べ過ぎて下痢を起こしているのかもしれません!

4.体が冷えやすい、寒い環境下に居る

ホルモンバランスや自律神経の乱れ、つわり中の食事の偏りなどで、体がストレスを感じ胃腸の動きが鈍くなり下痢もしくは便秘を繰り返している場合もあります。

それ以外に、体の冷えが直接的な下痢の原因かもしれません。冬であれば誰でも体が冷えないように1枚多く羽織ったり、カイロを貼ったりなど意識せず温めますよね。特に妊娠中だと尚更お腹を冷えから守ろうと温かい服装をするかと思います。

ところが夏だとどうでしょうか?近年、日本の夏は猛暑が続きとても暑いですね。妊娠中で特にお腹が大きいと暑さをより感じるでしょう。つい、エアコンの風に直接あたったり薄着になったりなど…体が冷えることも考えられます。

厳しい暑さですが、夏の妊娠中は特にエアコンの使い方や冷やさない服装を心掛けお腹の大切な赤ちゃんを守りましょう。

全妊娠期間で下痢になった時の対処法と注意点

妊娠中の下痢はとてもつらい…一刻も早く良くなってほしいものです。次からはなってしまった時の対処法と注意点を見ていきましょう。

食生活を見直しましょう

つわり中に、冷たいもの(アイスや清涼飲料水など…)を多く摂取し下痢を起こしている場合は控えるようにしましょう。

どうしてもという時は、個食のアイスよりもファミリーパックなど小さいものに変えたり工夫してみましょう。
飲み物もボトルで飲まずグラスを使って飲みすぎないようにしましょう。

また、楽しいイベントやお正月やクリスマスなど、ごちそうが多い時期も食べ過ぎ飲みすぎに注意しましょう。妊娠中の体重管理にも通じることです。

体やお腹を冷やさず温めましょう

夏場でもエアコンにあたり過ぎて冷えないように、薄手のカーディガンなどを羽織るかお腹の腹巻をして冷えから守りましょう。足元からも冷えるので靴下も忘れずに履きましょう。
生野菜やサラダは体を冷やすので温野菜に変え、飲み物も温かいお茶などに変えるなど食事も冷えから守るためひと工夫してみましょう。

下痢の原因が自律神経の乱れなら規則正しい生活とリラックスを心がけよう

生活が乱れている場合は、3食決まった時間に食事を摂り、早寝早起きを意識し毎日規則正しい生活を心がけましょう。

また、軽い運動(ウォーキングなど)をしてみても良いでしょう。不安からくる精神的なストレスが軽減でき、リラックス効果も期待できます。

便秘と下痢を繰り返しているなら痔も注意して!

妊娠中、痔になる人も多いです。便秘でいきみ過ぎないようにし、また下痢の時はお尻を清潔に保ちましょう。

【重要】食中毒は絶対気をつけて!

妊娠中食べてないけない、控えた方が良い食べ物があります。食中毒を起こさないためにしっかりチェックしましょう。

  • 生の魚や貝類(カキ)…ノロウィルス
  • 生肉…O-157
  • 生ハム、スモークサーモン、ナチュラルチーズなど加熱が十分でないもの…リステリア菌(リステリア食中毒)

これらの食べ物は妊娠中は食べないようにしましょう。
特にリステリア食中毒は絶対に注意してください。母体から胎盤を通して赤ちゃんに感染し、流産や早産の影響が出ると言われています。

自己判断の薬はダメ!主治医に相談して

基本的に妊娠中の服用は良くないとされています。妊婦向けの雑誌などでも飲んではいけないものとして取り上げられていて知っている人がほとんどだと思います。

妊娠初期の4週から7週目頃は、赤ちゃんの体が作られる形成期です。薬の影響を受け奇形を起こす可能性が高い「絶対過敏期」と言われています。

また、16週頃から胎盤が完成しますが、薬を服用すると胎盤を通じて赤ちゃんの発育に影響を及ば可能性も出てきます。出産まで注意が必要なことです。

ですから、どうしても下痢が治らなく薬が必要な場合は、自己判断で薬を飲まず必ず主治医に相談し処方してもらいましょう。便秘薬でも同じことが言えますので注意してください。

下痢が理由で流産にはならないので安心して

下痢が続くと流産してしまうのでは?と不安になるかもしれません。子宮と腸は隣り合わせですが、下痢が直接的な原因で流産することはないとされています。

流産のほとんどは初期に起こると言われていますが、妊娠初期で子宮も小さい時の激しい下痢による腸の動きでは子宮の収縮にはなりません。

しかし、長期の下痢は注意してください。下痢によって母体が脱水症状や栄養不足を引き起こし、お腹の赤ちゃんの成長に影響が出ることも心配されます。

ひどい下痢が続いた時は、病院受診し母体に十分な水分と栄養補給を点滴などで処置してもらいましょう。

妊娠期の腹痛も心配…妊娠周期毎の原因と対処法を知って不安解消

下痢に続き、妊娠中の腹痛もママを不安させる1つでしょう。お腹が痛くなると赤ちゃんは大丈夫?と心配になりますよね。

次からは、妊娠期別の腹痛について細かく知って不安を解消していきましょう。

【妊娠初期の腹痛】赤ちゃんへの影響と流産のリスクについて

妊娠初期に腹痛は良くあると言われています。個人差や感じ方は人それぞれですが、下腹部がチクチク痛んだりシクシク痛むと良く表現されます。

その原因は、ホルモンの影響と妊娠し小さな子宮がだんだん大きくなるための腹痛が起こる生理現象です。

また、痛みがあると赤ちゃんの影響や流産を心配する人も多いでしょう。

病院で胎嚢が見え赤ちゃんの心拍が確認されているのなら流産の心配はいりません。痛みがある時は無理をせず横になって休みましょう。

【妊娠中期の腹痛】安定期の腹痛の原因と対処法

安定期に入ると胎盤が完成し、お腹の赤ちゃんもどんどん大きくなります。それにともない、子宮もさらに大きくなります。子宮は靭帯で支えられているので、引っ張られ、つれたような痛みを感じます。妊娠初期同様、生理的な痛みなので横になり無理せず休むなどしましょう。

その他に、便秘や下痢で腸にガスが溜まり腹痛を起こす場合があります。筆者は便秘が原因で度々腹痛に悩まされました…。
食生活の改善や適度な運動などし解消しました。

【妊娠後期】出産までもう少しの時点での腹痛の原因と対処法

妊娠後期に入るとママの体も赤ちゃんも出産へ向けてラストスパート…お腹も大きく重くなり、赤ちゃんは妊娠37週以降の正産期はいつ生まれてもいい時期になります。

前駆陣痛と言って、本陣痛の前に軽い腹痛や不規則な張りも良く起こるようになります。
個人差はありますが、早い人だと予定日の1カ月程前から、おおよそ妊娠36週から40週までに起こることが多いとされています。

前駆陣痛から数時間後に本陣痛がきて出産を迎える場合もあります。

前駆陣痛の痛みは強くなく、痛みの時間間隔も不規則で、しばらくするとおさまるのが特徴です。本陣痛までの予行練習と思ってよいでしょう。

腹痛や張りなどを感じたら、痛みの程度や痛む時間の間隔を陣痛計測アプリなどで測ってみましょう。

また、妊娠初期・中期同様、ホルモンの影響や便秘や下痢などで腹痛が起こることも考えられます。

妊娠中でも大丈夫な腹痛と危険な腹痛の見分け方と受診のポイント

妊娠中誰もが不安になる腹痛ですが生理的なもので心配のいらないものがほとんどだと言われています。しかし、腹痛でも中には危険なサインの場合もあります。

心配のいらない大丈夫な腹痛、危険な腹痛の見分け方を見ていきましょう。また、病院受診のポイントも知っておきましょう。

お腹が大きくなる生理的な痛みは大丈夫、お腹が柔らかい張りも心配いらない

上記で妊娠期別でみたように子宮が大きくなる…靭帯が引っ張られるような痛みは心配いりません。無理のない生活をし、気になる時は横になりましょう。

また、張りも気になるところです…。
お腹がふわふわ柔らかく不規則な張りでなければば心配はいらないとされています。動きすぎや立ちっぱなし、長時間同じ姿勢に注意し、痛みや張りを感じたら安静にしましょう。

しばらく横になって安静にして痛みがなければ大丈夫とされています。

自己判断が難しく不安な時は遠慮せず病院に電話連絡して症状を伝えてみても良いでしょう。
筆者は中期に便秘によるガスが溜まり腹痛を起こしとても不安になりました。かかりつけの病院に電話をし助産師さんに症状を聞いてもらい不安を解消できました。

出血がある腹痛は危険のサイン…必ず受診して

全妊娠期でいえることですが、出血がある場合は必ず病院受診しましょう。

妊娠初期では切迫流産などの心配があげられます。
妊娠中期・後期に、出血があり腹痛やお腹がボールのようにカチカチに固くなり、強い張りが続き、安静にしてもおさまらない場合は、切迫早産やまれに常位胎盤早期剥離の可能性も出てきます。

早急に病院に連絡し受診してください。

切迫流産
妊娠22週未満、流産になりかけている状態のこと
切迫早産
妊娠22週以降、早産になりかけている状態のこと
常位胎盤早期剥離
何らかの理由で出産を迎える前に胎盤が剥がれること…母子ともに危険

過度な心配はしないで…一番はリラックスを心がけよう

妊娠期は腹痛ひとつでもとても不安になますが、心配のし過ぎは良くありません。

体調を無理することなくゆったりと休むことを心がけ、赤ちゃんのことを思いながら音楽を聴いたり、温かいお茶を飲んだりリラックスして過ごすのが一番です。

一人で悩みを抱え込まないようにして、パパにも話し不安を共有し和らげましょう。
定期健診時には、不安や心配ごとをメモして行き、主治医または助産師に相談し一つひとつ解決していきましょう。

今しかないお腹の赤ちゃんと一緒の日々を不安いっぱいで過ごすよりも、少しでも明るく笑顔で過ごしてほしいと思います。

元気な赤ちゃんを産めますよう応援しています。

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