災害の備蓄は3日分?その根拠と子育て世帯が最低限準備したいもの

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2018/10/06

2018年9月に起きた北海道地震では、震度6強の大地震により電力供給が途絶える「ブラックアウト」が日本で初めて起きました。

北電によると「完全復旧には1週間程度かかる」と話し、この影響で被害の大きい地域では電気、ガスが完全復旧するまで早くて3日、長くて1週間と言われてます。

電気やガス、水道が復旧するまでは自分たちで備蓄したものを使いながら生活しなければいけません。

中央防災会議が定めた「首都直下地震対策大網」において「災害時の備蓄は3日分が必要」とされています。

なぜ3日分の備蓄が必要とされているのか、その根拠や過去の災害から見て分かる必要最低限準備したい備蓄を紹介します。

災害時の備蓄は3日分必要という根拠は?

災害時の備蓄はどうして3日分必要なのか、それには以下の理由があるからです。

災害発生から72時間(3日間)は人命救助が優先される

災害発生から72時間(3日間)は救急隊が人命救助を優先します。道路やライフラインの復旧や救援体制が整うのもおおよそ3日間と言われています。

そのため物資の支援や配給も72時間後となり、それまでは電気やガスなどのライフラインが復旧していなくても自分たちの備蓄で生命を維持しなければいけません。

家族が多いところでは準備も大変ですが、それでも命を繋ぐために必要なことなのです。

大規模災害を想定して1週間分が望ましい

被害の大きい地域では、1週間後にようやく支援や物資の配給が始まったケースもあり、東日本大震災では、ガソリン不足という想定外のことが重なり物資の配給も10日以上かかった地域がありました。

想定外の事態を考えると、あくまでも「3日分」というのは必要最低限の準備であり、余裕があれば1週間が分の備えが望ましいとされています。

家族全員分だとかなりの量になりますが、普段から食べながら補充をしていく「ローリングストック法」で賞味期限切れを防いでいきたいですね。

災害時で備えておきたい必要最低限のもの

突然起こる災害で慌てないように、それぞれのシーンに合わせて準備をしておきましょう。

  • 持ち出し用:バックに入る軽いもの
  • 非常時用:とっさに持っていける必要なもの
  • 備蓄用:避難中の食糧や生活用品
  • 避難所用:避難生活中に必要なもの

【持ち出し用】バックに入れておきたいもの

外出中に災害が起きても困らないように、普段使っているバックの中に必要なものを入れておきましょう。赤ちゃんがいる家庭では、普段持ち歩いてるものとプラスして準備してください。

  • 現金(小銭も)
  • 常備薬
  • 携帯電話・モバイルバッテリー
  • ホイッスル
  • マスク
  • 保険証コピー・母子手帳コピー
  • スーパーの袋・ウェットティッシュ

被災時は体を守れるような下記の服装が安心です。持ち運びが大変なら、車に乗せて準備しておくのも良いでしょう。

  • 履きなれてる運動靴・厚底の靴
  • 頭を守るヘルメット
  • 軍手

【非常時用】人数分準備して持ち運びができるもの

非常時に持ち出すものは家族人数分の準備が必要です。パパの荷物には比較的重たいものを入れて、家族の命を守るための必需品を入れておきましょう。

【パパの荷物】

  • 携帯ラジオ
  • 懐中電灯・電池
  • 食べ物・飲み物
  • ガムテープ、ライターマッチ
  • 簡易トイレ
  • ヘルメット・軍手
  • 防寒着・下着
  • 応急医療品(薬、アイスノン、絆創膏、ガーゼなど)
  • ホイッスル

ママの荷物には、現金や証明書、カード類などの貴重品を入れて、家族に必要な日用品やいざというときに使える軽いものを入れておきます。

【ママの荷物】

  • 預金通帳・家族分の保険証
  • 現金・小銭・カード類
  • 洗面用具(洗顔・歯磨きセット)・化粧品
  • 生理用品
  • 防寒着・下着・靴下・雨具
  • タオル
  • 使い捨てカイロ
  • ラップ・ビニール袋・ポリ袋
  • ホイッスル

子供の年齢に合わせながら、普段使っているものを準備していきます。災害時は母乳の出が悪くなることもあるのでミルクを多めに準備し、授乳時も人目につきにくいケープや授乳口のある服装が便利です。

【子供用の荷物】

  • 粉ミルク・使い捨て哺乳瓶・ミルク用飲料水
  • 離乳食・おやつ・スプーン・ストロー
  • おむつ・おしりふき
  • 肌着・防寒着・だっこ紐
  • おもちゃ
  • 歯ブラシ・タオル
  • 保険証・母子手帳コピー

【備蓄用】避難生活中に必要となるもの

備蓄として必要な量は家族人数分合わせて最低でも3日分です。電気やガス、水道が使えないことも考えて、残った食材で作れる非常食の作りかたを日常でもできるようにしておくと良いですね。

【飲料水・食料品】

  • 水・ポリタンク(給水用)
  • 無洗米・食料品(アルファ米・缶詰・レトルト・栄養補助食品)
  • 野菜ジュース
  • 菓子類・調味料
  • ベビーフード・粉ミルク

【調理補助品】

  • カセットコンロ・カセットボンベ・蓋つき鍋
  • ラップ・アルミホイル、高密度ポリエチレン袋・ビニール手袋
  • 紙皿・紙コップ・箸・スプーン

【生活用品】

  • 簡易トイレ・トイレットペーパー・ティッシュペーパー
  • ビニール袋・ポリ袋
  • ウェットティッシュ・おむつ・おしりふき・生理用品
  • 常備薬、市販薬、救急箱
  • お薬手帳・薬の説明書

【その他】

  • 携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池、携帯予備バッテリー
  • 新聞紙・ライター、マッチ、ガムテープ、軍手・ハサミ
  • カイロ・眼鏡・コンタクトレンズ

【避難所用】避難所で必要となるもの

避難生活が続くと、非常時に持ち出したものだけでは足りず、必要なものを取りに帰ったりすることが多くなります。

プライベートを守るために必要なものや、防寒対策に必要なものは避難生活の必需品です。

  • 非常食・紙皿・紙コップ・スプーン・はし
  • ラップ・アルミホイル・ダンボール
  • 洗面用具・医療品
  • 着替え・タオル・スリッパ
  • トイレットペーパー
  • 毛布・座布団
  • アイマスク・耳栓
  • 乾電池・電池用ランタン

3日間で必要な大人と子供の備蓄量

非常食を準備するときに気をつけたいのが水分と栄養面。とくに、避難中は体力を消耗し、病気にかかりやすくなります。

飲料水は体重を目安に、成人と子供で必要な水分量を準備しましょう。必要な水分量は以下の計算式で求められます。

【ママのための防災ハンドブック】より

体重8㎏乳児 150(ml/㎏/日)×8㎏=1200ml/日
体重15㎏幼児 100(ml/㎏/日)×15㎏=1500ml/日
体重60㎏成人 50(ml/㎏/日)×6㎏=3000ml/日

例:体重が70㎏であれば、70㎏×50ml=3.0Ⅼが必要で、体重が10㎏であれば、10㎏×150ml=1.5Ⅼが必要!

※飲料水は上記の計算式で必要量を出し、3倍すれば3日分に必要な量が分かります。

乳幼児は体重1㎏で考えると大人より倍の水分量が必要です。水は飲み水だけでなく、生活の中で必要になるので、最低でも7日分は余裕をみて用意しておきたいところです。

大人2人+子供2人の4人家族の3日分の備蓄量

夫婦と子供2人の4人家族で必要な備蓄量を考えていきます。非常食は、主食、主菜、副菜のバランスを考えて準備します。

主食 36袋 白ご飯、おかゆ、パン、うどん
主菜 36個 おかず系の魚や肉の缶詰、レトルト食品
副菜 36袋 野菜スープ、野菜ジュース、味噌汁、煮物
間食 3~4袋 果物の缶詰、ビスケット、カンパン、デザート

※子供の量は大人1食分と同じにして計算してます。

小さい子供さんの場合は食べる量も違うので上記より少なくなりますが、、バランスを考えて準備すると3日分は上記の量になります。

最低3日分…余裕をもって備蓄すると安心!

災害が起こっていない地域では、まだ防災知識が薄く防災グッズを準備している人も少ないかもしれません。

しかし、災害は毎年起こっています。いざ災害が起きてから準備をしても必要なものが手に入らず、辛い思いをすることになります。

大規模な災害が起きると3日分の備えも底をつく可能性があるので、できれば余裕をもって準備をしたいところです。

備えがあるのとないのではいざというときに違うので、家族の命を守るためにもまずは必要な備蓄を少しずつ用意してみてはいかがでしょうか。

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