おもちゃの寄付はマナーを守って!寄付できる施設や注意点

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2018/10/29

子どもの成長と共に年を重ねてきたきたおもちゃ。毎日遊んでいたおもちゃも、子どもが成長すると好みが変わり、全く使わずそのまま押し入れに眠っている…ということはありませんか。

近年はオークションやフリマアプリで不要なものを手軽に売ることもできますが、保育園や児童施設、貧しい国の子どもたちにおもちゃを寄付することができます。

まだきれいで使えるおもちゃなら、寄付して子どもたちがたくさん活用してくれるなら嬉しいですよね。

この記事では、おもちゃの寄付ができる施設や寄付の流れ、寄付する際の注意点を紹介します。

おもちゃの寄付ができるところ

出産祝いでもらったおもちゃやファーストフードの景品など月齢や年齢が合わなくなったおもちゃはどこの家でも必ず1つや2つ眠ってるのではないでしょうか。

不要になったおもちゃや玩具、絵本などは事前に確認すれば寄付することができます。

子どもが通う保育園・幼稚園

筆者の子どもが幼稚園に通っていたときに絵本を寄付したことがあります。もちろん園長先生に事前に寄付したいことを伝え、名前の記載や破れなどがないきれいなものだけを渡しました。

園によっては寄付を受け付けていないところもあるので、事前確認は必要です。

園でバザーが開催されるなら、小さいおもちゃも大量に受け取ってくれることがあります。もし寄付を考えているなら、1度園に尋ねてみると良いでしょう。

たくさんの子どもが遊びに来る児童館

児童館は主に乳幼児~中学生まで幅広い年齢層の子どもたちが集まります。遊具や玩具、おもちゃの種類も豊富なので不要になったおもちゃをたくさんの子どもたちに使ってもらえます。

児童館によっては、リサイクルやエコマーケットを開催し、たくさんのおもちゃを寄付できたり、不要になったおもちゃを欲しい人に渡す活動も行っているところもあるようです。

自治体によって活動は違うので、お住まいの児童館が寄付を受け付けているか事前に確認すると良いでしょう。

多くのおもちゃを必要とする児童施設

何らかの事情で親元で暮らせない子どもたちが過ごす児童施設では子どもの年齢層も幅広く、おもちゃの寄付は喜ばれます。

HPで直接おもちゃの寄付を呼び掛けている児童施設もあれば、おもちゃの引き渡しを行っているNPO法人など様々です。

施設によって必要なおもちゃが違うようなので、寄付するときはどのおもちゃが必要なのか、確認してから寄付するようにしましょう。

被災地・途上国の子どもたちにおもちゃを届ける民間団体

寄付をしてくれたおもちゃを被災地や途上国の子どもたちに届けて募金活動をしている民間団体があります。

私たちがおもちゃの寄付をすることによって、その売り上げが途上国の子どもたちのワクチンや教育に充てられます。

近場であれば無料で引き取り・回収をしてくれるところもあるのでお住いの地域が活動をしているかネットなどで確認してみると良いでしょう。

児童施設へおもちゃが子どもたちの手に渡るまでの流れ

児童施設におもちゃを寄付したい、と思ったらどのような流れで子どもたちの手に渡るのでしょうか。

児童施設と寄付者の中間に入っておもちゃの受け渡しを行っているお店のやりとりを紹介します。

1.専用フォームから連絡する
おもちゃの送付先に電話、またはホームページからの問い合わせで寄付をしたい旨を伝えます。
2.後日、送付先から連絡がくる
送付先から後日(当日~3日程度)電話、またはメールで返答があります。電話の場合はどういうおもちゃなのかを詳しく聞かれ、その時点で必要としているおもちゃでなければ受け入れ不可になります。メールの場合は2~3日後、受け入れの可否が送られてきます。
3.受け入れ可であれば配送の手配
指定の配送方法がある場合は寄付先の指示に従い元払いで配送します。
4.汚れ破損状況をチェック
受け取ったおもちゃたちは職員の手で汚れ具合や破損状況をチェックしていきます。
5.HPや掲示板で提供先を募る
HPや掲示板で全国の児童施設、ひとり親世帯など提供先を募ります。
6.施設が見つれば配送
提供先が見つかれば配送します。提供先が子どもたちの遊んでいる画像を送ってきたらHP上で確認することもできます。1ヶ月以上提供先が見つからなかった場合は処分。

施設と寄付者の中間に入って活動されているところが多いようです。

HP上で全国に提供を募ることができるので、本当に必要としている子どもたちの手に受け渡り、寄付したおもちゃが画像で確認できるなら安心ですよね。

おもちゃを寄付するときの注意点

いくら寄付といっても、送り先にとっては迷惑につながることがあります。送る側もマナーを守って寄付をするようにしましょう。

寄付ができるか問い合わせをする

保育園・幼稚園、児童館は寄付を受け付けていないところもあるので必ず事前に確認しましょう。

おもちゃを必要とする児童施設や寄付活動をする団体を利用するときも一緒です。一方的に送ってくる方が多くて困っているという記載が多くありました。

施設によって必要としているおもちゃが違うので、どういうものが必要なのか事前に問い合わせてから送ると迷惑がかかりにくいですよ。

汚れや破損がないものを送る

明らかに使えないもの、汚れがひどいものは受け取り側が処分料の支払いを行わなくてはならず、活動費を圧迫されかなり困るようです。

次に使う子どもたちがいることを考えて、受け取り側か本当に欲しいものなのか、使えるものなのか、汚れはないかチェックして送りましょう。

【寄付で喜ばれるもの】

  • 新品で使わなかったもの
  • 古くても破損がひどくないもの
  • 箱や取扱説明書がなくても状態がよいもの
  • 流行のおもちゃ

【NGなもの】

  • 汚れがひどいもの
  • 傷や破損があるもの
  • 臭いがあるもの
  • 壊れて使えないもの

送料は元払いが基本

送料を着払いで送りつけてくる人もいるようですが、送料は元払いが基本です。まれに、送料無料で引き取りまで行っている団体は、買取りやリサイクルショップも同時にやっていることが多いです。

児童施設や途上国の寄付団体のほとんどは、送料は元払いで送るようにと記載があります。

使えないものが入っていて、送料も着払いとなれば受け取り側に多大な迷惑がかかってしまいます。

おもちゃの寄付を受けつけている団体

全国でおもちゃの寄付を受けつけている団体を紹介します。寄付を利用される場合は事前に団体へお問い合わせください。

児童施設やひとり親世帯へ寄付する「NPO法人おもちゃバンク」

NPO法人おもちゃバンクでは、主に児童施設やひとり親世帯へのおもちゃや絵本の寄付、品質が維持されたまま(賞味期限が近い)などで破棄されてしまう食料品の寄付も同時に受け付けています。

もちろん食料品も児童施設やひとり親世帯の手に渡ります。

  • HP:http://toy-bank.org/
  • 【必要としているおもちゃ】ブロック・絵本・ゲーム機・流行りの玩具・フィギア・画集道具・おもちゃ全般

国際支援活動を行う「国際子供友好協会」

2008年に開設し、発展途上国の子どもたちに直接手渡しで支援を行っているNPO法人です。スタッフたちは個々に職を持つ傍ら、休日にボランティアで活動し事業を行っています。

  • HP:http://npo-icfa.org/index.html
  • 【事業活動】地域環境促進事業、発展途上国イベント事業、国内外災害救援活動、子供国際交流促進事業、子供の健全育成事業、情報配信事業
  • 【必要としているおもちゃ】ぬいぐるみ、文房具、おもちゃ、遊具、乗り物、スポーツ道具、リュックなど
  • 【引き取りできないもの】破損、汚れが著しい物、食物、日本語の書物、割れた瓶や皿、ひな人形、冬物衣料、布団、産業廃棄物

地域密着型を目指す【いいことショップ】

日本全国それぞれの地域に寄付先を設けて、寄付先を選ぶことができる地域密着型の寄付活動をする団体です。ダンボール1箱分を100円として寄付をすることができます。

次の子どもたちに使ってもらうためにおもちゃをリユースさせながら、100円の寄付が同時にできるのも良いですね。

  • HP:https://eco-to-ship.jp/
  • 【必要としているおもちゃ】おもちゃ全般、ぬいぐるみ、ベビー用品、ファッション雑貨、キッチン用品、食器、衣類、楽器、スポーツ用品、自転車など
  • 【寄付先一覧】ハタチ基金、神奈川県子ども未来ファンド、日本赤十字社、横浜市社会福祉基金、仙台ふるさと応援寄付、アスバシ、ユニセフなど

多くの社会支援を行う【ワールドギフト】

日本から途上国まで寄付物資を必要とする世界中の施設や団体へ提供するワールドギフト。過去の物資寄付国は78カ国で、100カ国への寄付物資支援を目標に掲げています。

おもちゃ以外にも、その他の寄付もできるようです。

  • HP:http://world–gift.com/
  • 【事業活動】物資の宅配集荷・募金活動・途上国物資の支援・日本国物資の支援
  • 【必要としているおもちゃ】ぬいぐるみ・フィギア・ひな人形・日本人形・ミニカー・ガチャガチャ・トランプ・オセロなど

おもちゃの寄付はマナーを守って送付しましょう!

おもちゃはリサイクルショップやフリマで売るしかできないと思ってしまいがちですが、保育園や児童館など様々なところで寄付することができます。

しかし、クチコミを見るとおもちゃを寄付したい人が多くいながらも施設などの受け入れが少なくなっているのが現状です。

その理由は、実際送られてきたものが処分に困ったと明らかに分かる汚れがひどいもの、ゴミと思うほどのおもちゃが送られてきた、と書いてありました。

寄付をして子どもたちの役に立てれば…という優しい気持ちは大切ですが、次に使う子どもたちのことを考えて、マナーを守って送付すればみんなが笑顔になれますよね。
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