【年齢別】少しでも効率よく与えるために!子供への絵本の買い方

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2015/08/02

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「うちの子には本好きになって欲しい!」と思っているけど、良いと言われる絵本をたくさん買えばいいの?でも絵本って高いし、どう選べばいいの?と悩むママは多いですよね。

子供には「多くの絵本」より「同じものを何度も」読み聞かせすることが大切だと言われます。そう、たくさん買う必要はないんですよね。

今回は家に少数精鋭の絵本を買うために、どのように選んでいけば良いかを年齢別に解説していきます!

【0歳】絵本との初めの出会い

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ねんねの赤ちゃんの頃からでも絵本をどんどん見せて読んであげることはとても効果的。「まだ早いんじゃない?」と思うかもしれませんが、生まれてすぐからでもスタートしちゃいましょう。

最初に2.3冊くらい、そしてあと2冊ほど増やしてあげるといいですね

赤ちゃんが気に入る絵本ってそんなに個人差がないものです。なので「赤ちゃん向けの鉄板絵本」と呼ばれるようなものの中からまず2、3冊選んで持っておけば十分。

その後は、0~2歳頃までが対象年齢となっている絵本もたくさんありますから、長く楽しめることを考えて0歳のうちにあと2冊ほど買い足す程度で良いと思います。

0歳の興味を引く絵本の特徴を見てみましょう

とは言っても、赤ちゃん向けの絵本ってとてもたくさんありますよね。どれもかわいいし、選ぶのに苦労してしまうかもしれません。

そこで次のようなことを頭に入れて選んでみましょう。

  • リズムが良く、繰り返しのあるもの
  • カラフルで単純な絵のもの(背景まで描き込まれていない)
  • 自分でめくりやすいもの(ページが分厚く、角を丸くしてある)

実は赤ちゃんの視力ってそんなに良くないんですよね。なのでまだ0歳のうちはハッキリと分かりやすい絵のもの(特に丸が多いもの)を好みます。

言葉も、擬音や意味の分からないような面白い音のものが好きですね。1ページめくって、1、2語くらいの短いものなら飽きずに楽しめます。

また紙が分厚くなっていない赤ちゃん向けの絵本でも良いものがたくさんあります。最初はママやパパが読んであげて、そのうち気に入ったらグチャグチャになってしまうかもしれませんが自分でめくらせてあげましょう。

手が切れてしまうことが心配なら、端をテープで覆う、角を丸く切っておくなどの工夫もしておくと安心ですね。口に入れてしまって紙を食べてしまう恐れもあありますので、絵本を触っている時には目を離さないようにしましょう。

ひたすらめくって一瞬で1冊終わってしまうこともありますが、自分でめくると絵が変わっていくというのは赤ちゃんにとって大きな発見。

めくるとママが何か言うというのも面白いものなんです。まだ読み終えていないのにめくっても止めずに次のページを読んであげて。こういう楽しみ方もアリです。

【1歳】日常を感じられる絵本を選んであげて

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1歳になると行動範囲がグンと広がっていきます。身の回りのものにどんどん興味を持っていきますね。絵本でこの興味をさらに広げていきましょう。

1歳で選びたいのは次の4種類のもの。1冊ずつ持っておきたいですね。

  • 言葉を覚える手助けとなるもの
  • 「あいさつ」が身に付くもの
  • 「おいしそう!」絵本で食育できるもの
  • ユーモアがあるもの

言葉を覚える手助けになる絵本って?

1歳の間に少しずつ言葉を話すようになってくる子が多いですよね。自分で言葉を発することがなくても、ちゃんと意味を分かるようになってきます。

日常生活の中で「ワンワンいたね」「ブーブー走ってるね」と声を掛けていくことはもちろん言葉を覚える上で大切なんですが、絵本にも身の回りのものが出てくると結び付けて覚えていく のでとても効果的。

いろいろな動物や身の回りにあるようなものが出てくる絵本を何度も読んでいると、一気に覚えていきます。

「あいさつ」生活の中でも取り入れるとより身に付きやすい

ただひたすら「こんにちは」だけというような、あいさつがメインとなる絵本も1冊あるといいですね。

寝る前に読む「おやすみなさい」の絵本でももちろんOK。ごく当たり前の生活の中にある「あいさつ」に触れることができる絵本ってとても大切です。

「こんにちは」と読む度に頭を下げる我が子はとってもかわいいもの。生活の中でも積極的にあいさつをして自然と身に付くようにしたいですね。

「おいしそう!」絵本で食育してみて

見ているだけでよだれが出てきそうな、リアルな食べ物の絵が描かれた絵本も1冊持っておきたいです。

絵って写真とは全然違った温もりを感じられて、実物より「おいしそう!」と思ってしまいます。食べることへの意欲を刺激して食育にも繋がりますね。

楽しさももちろん大事!ユーモアのある絵本もいい

やっぱり楽しくて読むだけで笑顔になれる1冊も大切ですよね。1歳の子なら大好きないないいないばあ、かくれんぼのような絵本もいいですね。

また人気の「だるまさん」シリーズのようなテンポが良く楽しいものや、「もこもこもこ」のような音と動きを楽しむ絵本もオススメです。

【2歳】自我の芽生え「これが好きなの!」に対応してあげて

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自我が芽生えてくる2歳。絵本の好みもハッキリしてきます。せっかく買っても「絵本読もうか」「イヤ!」となってしまうかも!?

図書館で事前にリサーチ

ママが「これがいい!」と思った本、「2歳の子にピッタリ」と評判の本を買ってきたとしても、お子さんが興味を持つとは限りません。

そこでまず、図書館でいろいろなジャンルのものを借りてみてお子さんの気に入るものをリサーチしてみましょう。

ママは可愛らしい絵のものが好きでも、お子さんは結構リアルな絵や割とシュールなものが好きだったり、ひたすら乗り物の絵本ばかり見たがったりということもよくあります。ママが好きだからお子さんが好きということでもないんですよね。

中にはゆっくり読み聞かせが出来るスペースを用意してある書店も増えてきました。図書館で借りる方が家で何度も読めるのでお勧めですが、なかなか図書館を利用できない方はそういった書店に何度も足を運んでみてもいいかもしれませんね。

何度も借りたがるものが「お気に入りの1冊」

何度も図書館で借りるうちに、お子さんが何度も借りたがる本が出てくると思います。そうしたら、その1冊を買ってあげましょう。

0、1歳の頃に買った絵本と併せてこれで10冊くらいになりますよね。もちろん場所とお金に余裕があればもっと買って構いませんが、家に置いておく本はこれくらいでも十分。

何冊も読むことより、同じ本を何度も読むことが大切です。ぜひ、お出かけする時にも持って行きたがるくらいのお気に入りの1冊を見つけましょう。

【3歳】ストーリーを楽しめるものがおすすめ

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3歳になるとストーリー性のある絵本も楽しめるようになってきます。そうなると赤ちゃん向けの絵本では物足りないと感じることも出てきます。この時期にあった絵本を選んでいきましょう。

月刊絵本ならお手頃価格

3歳のお子さんにオススメなのが、福音館書店から出ている『こどものとも 年少版』と『ちいさなかがくのとも』です。

我が家の子供たちの通った幼稚園では、園で定期購読していて毎月『こどものとも 年少版』を1冊持って帰ってきていました。

どちらのシリーズも1冊420円と安く、表紙も普通の絵本のようにハードカバーではなく薄いので、たくさん買っても場所を取りません。

今回ご紹介した絵本はこちらでご覧いただけます。

こどものとも 年少版
http://www.fukuinkan.co.jp/magazine/sho/

ちいさなかがくのとも
http://www.fukuinkan.co.jp/magazine/chika/

ただ園で定期購読をする可能性もありますし、毎月選んで買う方がいいという場合には書店で購入できるところもありますので、お近くの本屋さんに聞いてみるといいですね。

「知りたい」欲求を広げる絵本

3歳といえば「これは何?」「なんで?」と質問をしまくってくる年頃。頭の中は「?」でいっぱいで、いろいろなことに興味を持ってきます。

絵本でさらにその興味を広げてあげましょう。また何かに集中して取り組むことができるようになってくる頃でもあるので、遊びの要素がある絵本もオススメ。

  • 絵探しや迷路のある絵本
  • 幼児向けの図鑑
  • ことば遊びの要素がある絵本
  • 数えることや文字そのものに興味を持てるような絵本

これらの絵本をストーリー性のあるものと併せて買っておくといいですね。もちろん数は多くなくて構いません。

赤ちゃん絵本はもういらない?いえいえまだまだ活躍しますよ

赤ちゃん向け絵本が物足りないから「もう必要ないわ」とさっさと誰かにあげてしまった方がいい?…ちょっと待って!まだまだ赤ちゃん絵本も活躍します!

3歳になると文字に興味を持ってひらがなを読み始める子が多くなってきます。そこで活用したいのが赤ちゃん絵本。

文字が少なく、もうすっかり覚えてしまう程に何度も読んでもらった赤ちゃん絵本なら、この頃から自分でめくって声に出して読むようになってきます。

「え?もう文字が読めるの?」と思ったら、覚えているからだと知って驚くママも少なくないことでしょう。そこで文字と今声に出した音を結び付けるように指でなぞっていきましょう。

この音がこの文字なんだと認識できるようになっていくと、知識欲でいっぱいの3歳児は一気に覚えてしまうことも。

また随分しっかりしてきたように思えても、まだまだ赤ちゃんの頃の絵本を見たい、読んでもらうとホッとするというものです。たまには赤ちゃん向けの絵本も読んであげましょうね。

【4.5歳】しっかりと聞く事ができるように!様々なジャンルを

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4歳を過ぎてくると1冊読むのに5分以上かかるような絵本でもしっかり聞くことができるようになってきます。物語の中に入り込み、楽しめるんですね。

お子さんの好みもしっかり分かってきますが、家にある絵本があまりにも偏り過ぎないようにしましょう。

他へ興味を持たせるために!本選びで偏らないためのポイント

「うちの子は車が好きだから」と車の絵本しか家にないというのは少し寂しいですね。特に男の子は好きなものにはとことんハマり、「○○博士」と呼びたくなるくらい詳しくなる子が少なくないですが、他のものへの興味も持てるようにしたいものです。

偏らないために、1冊ずつでいいので色々なジャンルの絵本を買っておきたいですね。

  • 昔ばなし(ダイジェスト版やアニメのような現代風の絵でないものがよい)
  • 家族もの(何気ない日常を描いたようなもの)
  • ファンタジー系(妖精や小人が出てくるような少し不思議なお話)
  • 理科系(ママは苦手かもしれませんが、動物・昆虫のリアルなもの)
  • 食育系(写真より絵の方が美味しそうに見えるものが多いです)
  • ことば系(リズムの良いもの、はやくちことば、なぞなぞなど)
  • 笑えるもの(訳が分からないようなお話も、絵本好きになるには大切)
  • 冒険もの(主人公の成長が子供の心も育てます)

全部のジャンルのものを1冊ずつというわけではなく、「これはファンタジー+冒険ものだな」とか「言葉遊びがとても楽しくて笑える!」というような2つのジャンルにまたがっているものもありますので、参考程度に考えてくださいね。

お気に入りシリーズを見つけてあげてもいいですね

こうして色々なジャンルのものを買い揃えていきながらも、図書館で少しずつ借りて読んでみることは続けていきたいところ。

4、5歳で読めるものになってくると、シリーズものの絵本も増えてきます。お子さんが好きなシリーズがあれば、少しずつ増やしていけるといいですね。

年長さんくらいになると、自分で絵本を一生懸命見て読むようになる子も出てきます。まだまだ読み聞かせが必要な年齢ですが、「自分で読みたい」という意欲が湧いてくるようなお気に入りを見つけたいですね。

対象年齢をチェック!長く楽しめるものを

絵本の裏表紙を見てみると「読んでもらうなら 4才~ 自分で読むなら 小学校低学年~」と対象年齢が書いてあるものがありますよね。

せっかく絵本を買うんですから、長く楽しめるように小学生になってから自分で読めるものを選びたいですね。

  • 字が大きめで1ページの文字数が多くない
  • 漢字が使われていない or 1、2年生くらいで習う漢字のみでふりがなアリ
  • 漫画的な要素(吹き出しなどで挿絵部分にも文字が書いてある)もOK

最後の漫画的なものについては「それでもいいの?」と思ってしまうかもしれませんが、熱中して読みやすいですし絵とセリフや文章が結びつきやすく頭の中で登場人物が動いている様子を想像しやすいですよね。

子供たちに大人気の「かいけつゾロリ」シリーズは漫画的な要素があって、ギャグも多くて「これはちょっと…」と思ってしまうかもしれませんが、ゾロリをきっかけに「面白い!」と思って本に熱中するようになる子は多いですよ。

買っただけで満足しないで!買った後が肝心です

いかがでしたか?子供に絵本を買ってあげたい!と思っても選ぶのが難しくて、結局ママの好みで買ってしまうことも多いかもしれません。

子供が気に入るものをじっくり見極める、偏らないようにするというのが最大のポイントですから、参考にしてみてくださいね。

もちろん、絵本は買うだけではただ本棚を飾るものでしかありません。毎日少しずつでいいので読み聞かせの時間を持つことで、絵本好きなお子さんを育てていけるといいですね。

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