2人目の子どもがを持てるか不安なパパママへ!原因別の対処法

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2018/06/22

子供1人のパパママが2人目の子供について考えている様子

家族が増えるのはとても喜ばしいものです。家の雰囲気が賑やかになりますし、上の子にとっても兄弟という大切な存在ができます。

その一方で、2人目の妊娠が不安で子どもを持つことに躊躇しているご夫婦も少なからずあるのが現実です。

どのような理由から2人目の赤ちゃんを産むことが負担になってしまうのでしょうか。状況別に見ていきましょう。

経済的に限界…「2人目の壁」とは

妊娠出産をためらう理由の一番大きなものが、経済的な不安です。お金の問題で2人目を産めないことを、俗に「2人目の壁」といいます。

公益財団法人「ワンモアベイビー応援団」の調査によると、実に9割もの夫婦が資金不足を不安に感じて兄弟を作ることが出来ないとされています。

確かに子どもの数が増えると生活費、食費、医療費、教育費、雑費など日常的に必要な出費は増えていきます。

加えて今後消費増税に絡み物価の引き上げが起きます。給料はカットされていく見込みであることなどから、なおさら子どもを持つゆとりのない家庭が増えそうなのです。

ライフプランを見直してしっかり貯蓄

お金のことは考えるだけで悩みの種ですね。でも、低所得家庭には子育てが出来ないのかと言うと、そんなことはありません。

大切なのは、「お金をどんな風に使うのか」を明確にしていることなのです。目的がはっきりしていれば、無駄を減らし将来のための資金を増やすことは可能です。

逆に言うと蓄財の出来ない家庭は無目的にお金を使うくせが付いてしまっていると言えますね。それを改善するために、普段の自分の収支を見直しましょう。

ライフプランナーに相談
ライフプランナーとは、正式には米国プルデンシャルの登録商標ですが、日本では主に保険会社の外交員の方を指して使われます。

出産、子育て、入院、住宅購入、介護など人生の重要なイベントが起きるとき、あるいは不意のアクシデントの際にお金どう使うのか。

こうした知識を豊富に持っているのが特徴です。お子さんをどんな学校に行かせたいのか、そのためにどのような学資保険に入れるの相談にも乗ってくれます。

「先取り貯蓄」で確実に蓄財
お金が貯まらない典型的なパターンが、月の収入から必要な分を使い、残ったら口座に入れる「余り貯蓄」です。

そうではなくて、月初めに貯蓄する分を引いておき、残った資金で1ヶ月やりくりするのが「先取り貯蓄」なのです。

貯蓄専用の口座をつくり、けして手をつけないと決めておくといいですね。これなら月々決まった額が口座に残せますので堅実に貯蓄を増やせます。

また、最初の金額が少なくなるので危機感があり、自ずと財布を開く回数が少なくなっていきます。

育児ストレスに耐えられそうにない

1人目の育児に四苦八苦してしまい、もう1人子どもが出来るなんてとても無理!と思っているママも多いようです。2人目は楽になると言われても実際はどうかな…など。

上の子の育児でママがストレスに感じることの例です。

  • いつまでたっても泣き止まない
  • 寝かしつけようと思っても寝てくれない
  • ミルクを飲まない、吐く
  • かんしゃくを起こしても理由が分からない

さらに上の子が小さいうちに次の兄弟を検討しているママの不安です。

  • 今でも手が足りないのにどう子育てしたらいいのか
  • 家事まで手が回るのか
  • 夫の協力を得られそうにない
  • 赤ちゃん返りをおこさないだろうか
  • 下の子と仲良くできるのか

現実に、上の子が2~3歳頃に2人目が出来たママの多くが幼児と乳児の世話に明け暮れて何も手につかなくなくなってしまい、産んだことを後悔している場合もあるようです。

上の子が成長するための通過儀礼と捉える

子育てが一度安定してから次の子どもを考えると言う方法もあります。その分年齢は離れますが、上の子は分別がつく頃なので赤ちゃんの世話は楽です。

しかし年齢の事や仕事の関係で、出来れば歳の近いうちに兄弟を作りたい、一人っ子は避けたいと言う家庭もあるでしょう。

お兄ちゃんお姉ちゃんになる子どもとどう接すればいいのか。それは、兄弟が出来ることで1人目の子が人として成長できるチャンスだと捉えるといいのです。

よく、「お兄ちゃんだからがまんしなさい」と言ってはいけないと聞きます。子どもにストレスを与えて余計反抗させてしまうという理由からです。

では逆に「お兄ちゃんになるためにがまんしようね」と語りかけましょう。どの子も永遠に赤ちゃんでいられるわけではないのです。我慢を覚えなくてはいけません。

特に赤ちゃん返りを起こしている場合はよいきっかけになります。赤ちゃん返りは正に心が赤ちゃんの頃に戻って欲求をそのまま発散している状態です。

ですが本物の赤ちゃんとは違うので、自分を客観的に見る力もついています。「~してほしいんだよね」と気持ちを言葉にしてあげましょう。

すると子どもは「あ、自分は今こうしたいのか」と言うことに気付きます。そして冷静になれます。

そのタイミングで、赤ちゃんがいるからがまんしようね、と諭すと意味がすっと心に入っていくのです。こうすると言うことを聞かせやすくなりますよ。

とは言っても本当にひどいぐずりの時はあまり刺激すべきではありません。場所や時間が許すなら好きなだけ泣かせておきましょう。意外と勝手に泣き止むものです。

家事は細切れにやると効率アップ

下の子を寝かし付けたら上の子と遊んで、早く家事も片付けたいのに時間がぜんぜん足らない!と言うシーンが多くなります。

そんなときは、全部まとめて片付けよう、と思わないことがこつです。家事をするタイミングは、5分単位で考えて見てください。

例えば「今から5分間だけお皿を洗う」と決めてタイマーをセットします。時間を決めておくと集中できるので、5分といえどかなり作業がすすみます。

5分間だけ洗濯物畳み、5分間だけ掃き掃除と小刻みにこなしていくと、トータルで見れば一度にまとめてやるより効率が上がっているものです。

それに、5分程度なら上の子を待たせておけますし、赤ちゃんが泣いていても少し様子を見ていられます。

子どもが小さい間は育児をメインに考えて、家事をサブにしておくのです。はっきり言って2人の子育てをしながら家事を完璧にこなすのは難しいです。

どうしても気になる時は、パパにできることをしてもらえるように相談しましょう。パパも家庭の一員なのですから、家事を負担するのは本来当然なことです。

つわりや出産の痛みに耐えられるのかどうか不安…

1人目の時に酷いつわりを経験したり、お産でアクシデントが起きたりしたために次の子を妊娠することに恐怖感が出てしまったママもいます。

確かにつわりや陣痛の辛さは個人個人で違うので、壮絶な苦しみを体験したママが居てもおかしくはありません。

妊娠出産の辛さはママ1人だけで背負わなくてはならない物であり、子育ての最も厳しい現実でもあります。

子どもを産むことが恐怖でしかないという場合には、先ず今目の前にいる子どもに集中することも大切ですね。

育児が安定しないことには、次の子を育てるという前向きな気持ちは湧いてこないものですから。

それに案ずるより産むがやすしの通り、生まれた後はどんどんかわいさが増していったというママの体験談もあります。

1人の時よりも2人になった方が見ていてかわいいし、子ども達も社会性が学べてメリットになったという意見も。あまり後ろ向きにならないようにしたいですね。

旦那が子育てに非協力的

出産の辛さから妊娠を拒む女性が居る一方で、ママは子供が欲しいと思っているのにパパは1人でいいと思っている場合もあります。

男性はそもそも父性が育ちにくいので、自分の子どもだからと言ってもあまり「かわいい」という感情をもってくれない場合もあります。

そのため兄弟が欲しいという感覚がかみ合わず、夫婦関係がぎくしゃくしてしまって、結果として離婚に至るケースもあります。

この場合は先ず2人でしっかり話し合うことが求められますが、子どもの親は女性だけでなく男性もですよね。

自分の意思を通す事だけではなく、パパの気持ちをしっかり受け止める必要もあるでしょう。その結果1人を夫婦でしっかり育てるという選択肢も見えてきます。

年齢的に妊娠が難しいのでは…という場合

女性の平均初産年齢が30代に入ってきている近年、1人目を産んだ時点ですでに高齢出産、2人目が欲しい頃にはもう40代という方も少なくありません。

晩婚化が進行している影響の1つですね。結婚する年齢が遅れればそれだけ妊娠出来る確率も低くなっていきます。

女性は胎児期に作られた原始卵胞を排卵の度に成長させて卵子の形にしますが、高齢になれば卵胞はそれだけ長期間ストレスにさらされている状態です。

結果として遺伝子が複写される際のアクシデントが起こりやすく、不妊の原因の1つとなっています。

30代以前の女性でも、何らかの原因で妊娠が出来ない場合も充分に考えられます。不妊の原因として挙げられているものです。

  • 卵巣機能不全
  • 子宮内膜症
  • ホルモンの異常
  • 子宮筋腫
  • 胎児の奇形
  • 男性の無精子症 等

この様に不妊には様々な要因があり、健康な女性でも無視できる問題ではありません。不妊治療は高額な場合もあり、家計と相談しなくてはならない場合も多いのです。

不妊治療には助成金が出る場合も

不妊治療には、タイミング法というものがありこれは保険が適用されます。しかし体外受精や顕微授精になると適用外で費用が高額です。

1回の施術で20~50万円もかかる場合もあり、すべて自己負担していると出費はかなりのものになります。

それに対して、地域にもよりますが自治体が不妊治療の費用の助成金交付事業を行っている場合があります。

年齢や、男性に対する治療の場合などによって支払われる費用は変わってきます。まずはお住まいの地域で助成金制度があるのかを調べてみましょう。

仕事と育児のバランスをとれない場合

働くママにとって最も気にかかるのが、子育てすることによって職場に迷惑をかけてしまうことですね。

育休が終わって職場復帰しても、小さいうちはすぐ体調をくずしやすく、保育園も頻繁に休まなくてはいけなくなるでしょう。

その分仕事が出来なくて上司や同僚に負担をかけてしまい、会社から辞めるように進められる場合あります。

そして保育園に入れるのかと言うことも大きなハードルですね。政府の取組で保育園の数は徐々に増えて行っています。

しかしアクセスが難しかったり住んでいる場所から遠い所だったりなど利便性の問題は改善されず、結果待機児童問題は健在なままです。

男性の育休取得率が伸び悩んでいる現実、中小企業には育休を使う余裕が無いこと、子育ては女性の仕事だという偏見から、パパの育児参加はこれからの課題です。

仕事で子どもの面倒が見れないからパパ代わって、と言えるようになれば子育て問題も大きく変化していくでしょう。ですが現状ではまだ希望的観測です。

子どもは家族全体、地域全体で育てて行くものと言うふうに意識が変われば、ママも仕事がしやすい社会になります。

そうではない昨今、仕事との両立が難しいのなら2人目の子どもは少し待ってみるのもいいかもしれません。職業に従事することも女性の社会人としての大切な役割なのです。

2人目出産を経験したママの声

実際に2人目の子どもを出産して子育てをしたママの意見です。出産前は不安だったものの、生まれた後は決して後悔はしない、という前向きな意見が多いようです。

具体的な口コミです。

  • 兄弟が一緒に遊んでいる姿を見ると嬉しい
  • 子どもの数が増えたことで家が賑やかになった
  • 子ども同士が仲良くしてくれるので気持ちがなごむ
  • 上の子が優しくなった
  • おそろいの服を着せるのが楽しい

兄弟が小さなうちにおそろいの服で出かけるのも楽しいですね。これとは逆に、2人目を産んで最初は後悔した、という意見もありました。

ですが、育てていくうちに大変さには慣れて行き、子どもと過ごす時間の充実度の方が増していくようです。やはり、案ずるより産むがやすしのようですね。

誕生を喜べるように計画的な生活を

お金がいくらかかるか、育児ストレスをどう対象するか、仕事との兼ね合いをどうしたらいいか、これらが2人目をためらう大きな要因でした。

漠然と不安を抱えていても仕方がないので、一度心配なことをノートに全部書き出してみましょう。出来れば表やチャートにまとめて見るといいですね。

すると、何をしなければならなくて何はとりあえず不必要か見えてきます。計画的に生活していけば、資金や時間の問題はかなりクリアできます。

ですが、そのために周囲に迷惑をかけてしまうようなら意味がありません。負担が大きすぎる場合には無理をしないことも親の義務です。

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