子供の歯ブラシの選び方!年齢別の判断基準について

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2017/07/13

子ども用歯ブラシの色々な種類

子供用の歯ブラシはたくさんの種類がありますが、どれを使ったらいいのでしょうか?

子供の歯は年齢によって状態も生え方も違うので、歯ブラシは子供の歯の発達に沿ったものを選ぶことが大切です。

どのような条件のものが適しているのかを年齢別に紹介します。

日々生え変わる子供の歯、よく磨けるぴったりな歯ブラシで効率よく汚れを落としてきれいな歯を保ちたいですね!

子どもの月例別!おすすめの歯ブラシ

歯ブラシのパッケージに対象年齢は書いてありますが、歯の発達段階はその子によって違うものなので、ヘッドの大きさは子供の指の大きさを目安にするといいでしょう。

  • 子供の下の前歯の3本分くらい
  • 子供の人差し指と中指2本よりも小さいもの

基本的には子どもの口に入りやすいように植毛部分が短く、小さめのものがおすすめです。

なお、子どもの歯の生える時期は個人差が大きく、生える順番もその子によって違いがあります。平均的な順序と違っても心配はありません。

【生え始め・6ヶ月頃】ガーゼで拭いてあげて

乳歯は多くは下の前歯から生えていきます。前歯しか生えていない時期は歯ブラシで磨く必要はまだありません。

離乳食は通常5,6ヶ月ころからのスタートが多いので、汚れはつきます。ちょっとねばっとしているようなところはふき取ってあげましょう。

拭き取り道具:綿棒・濡らしたガーゼ・指サック型ゴムブラシ(ママの指にはめて使う、先端に凸凹がついていて汚れを落とすゴムブラシ)など

この時期は口の中を掃除する感覚や、歯ブラシの感覚に慣れさせることがとても重要です。

赤ちゃん用おもちゃ型歯ブラシ
色んなものを口に入れる時期なので、歯固めや、おもちゃの形をしていて先端にブラシがちょこっとついている『赤ちゃん用おもちゃ型歯ブラシ』を与えてみてはいかがでしょうか。

遊びながら歯ブラシの感覚に慣れさせることもできます。どれも握りやすい丸い形状で口の奥まで入り込まないように工夫がされています。

赤ちゃんが嫌がらなければ、使用することで歯ブラシへの移行の抵抗感が少なくなるかもしれません。

歯が生えていない場合は歯茎を拭いてあげたりするのも歯磨きへの「慣らし」としていいですね。

【7,8ヶ月頃】乳歯歯ブラシがおすすめ

下の前歯と上の前歯とで2,3本生えてきます。このころは自分で歯ブラシを握りたがるので歯磨きの習慣づけとして乳児用の歯ブラシをあげてみましょう。

乳児用の歯ブラシは飲み込み防止に安全プレートがついていたり、柔らかい素材が使われたりして口腔内を傷つけない工夫はされています。

でも、歯磨きのときは口にくわえたまま立ち歩かないように常に注意していることが大切です。

前歯だけの状態の場合は、まだふき取り仕上げ程度で仕上げ磨きは必要ありませんが、お子さんが嫌がらなければ乳児用歯ブラシで汚れを取ってあげるのもいいですね。

【11ヶ月頃】ブラシ部分がゴム製がおすすめ

上下に4本ずつ前歯が生えそろうころです。この時期は積極的に「噛む」ことをさせておきたいこともあり噛んでも劣化が少ないブラシがゴム製のものがおすすめです。

奥歯はまだ生えていないので拭き仕上げでもOKですが、前歯もある程度並んで生えてきていれば、ママの仕上げ磨きを開始してもいいですね。

【1歳半頃から】「やった」という達成感と習慣づけができるもの

1歳半くらいから第一臼歯(一番奥ではない奥歯)、犬歯が生え始めます。奥歯磨きの必要が出てきます。

ここからはひざに寝かせるなどして、ママの仕上げ磨きを本格的にスタートさせてください。

食事のあとにとりあえず自分で磨かせることを習慣づけしましょう。兄弟や両親が一緒の時間に磨いているのも習慣づけに有効です。

特に年の近い兄弟がやることはマネしたがりますから、一緒の時間に歯ブラシを持たせるといいですね。

上手に磨けるかどうかよりも「食べたら磨く」という生活リズムをつけることが大切なの時期です。

使う歯ブラシは本人が気に入ったものや色、キャラクターなどのビジュアルで選んでもOKです。子どもの手でしっかり握れるハンドル部分が太めのものがおすすめです。

自分が気に入った歯ブラシで自分で磨いた!という達成感を味わえるものを選びましょう。

【3歳~6歳頃】ラウンド加工もおすすめ

仕上げ磨きが痛かったり、口を無理やりあけられるのを嫌に思うことも出てきて歯ブラシを嫌がることが出てきます。

乳歯は基本的に柔らかいのと自分で磨くときににまだうまくできないこともあって、歯ブラシが硬いと歯が傷ついたり歯茎に当たり痛い思いをすることも。

この時期におすすめの歯ブラシについては下記となります。

毛先の加工

ラウンド加工されているものがおすすめです。

ラウンド加工:歯と歯茎を傷つけないように先端が丸く加工

加工されているものはパッケージにその表示がありますのでよく読んで見つけるようにしましょう。歯医者さんで売っているものはラウンド加工のものが多いです。

歯ブラシのパッケージの表示

自分である程度磨けるようになってくるので刷毛部分の材質や硬さ、カットに気を配ってもいいでしょう。

  • 刷毛部分材質:ナイロン・PBT
  • 刷毛部分硬さ:やわらかめ・ふつう・かため
  • 刷毛部分の型:ストレートカット・山切りカット・先端山型カットなど
毛の材質

一般的にはナイロン素材が多いです。値段は少しあがりますが、ナイロンより耐久性が高い材質としてPBT素材もコシが強くておすすめです。

PBTはポリエチレンテレフタートや飽和ポリエステル樹脂とも表記されることがあります。

大人用ではたまに動物の毛を使ったものもありますが、乾きにくく不衛生になりがちなので特に幼児用では見かけません。

カットについて

山切りカットなどのカットに工夫がされているものもありますが、刷毛部分のカットは平らなものが歯医者さんのおすすめです。

カットに工夫がされると、特定部分にフィットし届きやすいなどの利点もありますが、歯に「当たらない」部分も必ず出てきてしまい結果的に磨き残しが多くなります。

特に子どものうちはどこでも歯にきちんとあたるストレートカットのものがおすすめです。

硬さ

幼児の歯は傷つきやすいということを念頭において「柔らかめ」がいいでしょう。

柔らかい力で磨くなどの力加減も幼児には難しいです。毛先が短ければ「柔らかめ」を選んでもある程度のコシも出ますので、汚れを落としにくいという心配は無用です。

なお、先端が細く加工されている歯ブラシなどは毛の弾力が少なくなってしまい、硬い歯垢が落とせなくなります。

このように総合すると幼児のうちは特に細かい工夫がされてないシンプルな歯ブラシが一番おすすめです。

事故防止には曲がる歯ブラシも

この年齢には安全プレートがついている歯ブラシはありません。でも子どもはどこで立ち上がったりするか予測不能なこともありますよね。

その場合は「曲がるハブラシ」もあります。柄の部分が柔らかい素材でできていて転ぶなどで持ち手に負荷がかかると曲がり、喉つき事故を防止できるようになっています。

でも、歯磨きのときはきっちり親が「見ている」ことが基本です。歯磨きタイムを野放しにしないように気をつけましょう。

仕上げ磨き歯ブラシの選び方

仕上げ磨きは奥歯が生えてくる1歳以降から真剣に取り組む必要があります。奥歯の溝がよく磨けて柄が長くてママが使いやすいものを選びましょう。

【1~3歳】奥歯に届き、ヘッドが小さめのものを!

ヘッドが小さいと子どもの口に入れやすいです。堅さは乳歯を傷つけることのないように「柔らかめ」を選びましょう。

奥歯にきちんと届くような柄の長さが使いやすいです。子どもによって口腔内の奥行きが違うので大人用くらい長いのがいい場合と子供用でも十分な場合があります。

子供用と大人用の間の長さを取った「自分磨き・仕上げ磨き兼用」歯ブラシも2本買い揃える必要がなくて楽チンです。

自分磨きと仕上げ磨き兼用の歯ブラシ

【3~6歳】フラット毛・柔らかめの硬さのものを

2歳半ころになると一番奥の歯(第二臼歯)が生えて乳歯列が完成します。それ以降の歯磨きはより奥歯に届きやすく磨き残しの少ない歯ブラシを選ぶことが大切です。

平らなカットのフラット毛、まだ永久歯ではないので柔らかめの硬さをおすすめします。

6歳になるとさらに奥から永久歯が生えてきますので磨く力が弱めであれば硬さを考え直してもいいでしょう。

仕上げ磨きにデンタルフロスの併用も!

歯ブラシと併用するといいのが「デンタルフロス」などの歯間磨きです。歯と歯の境目など磨き落とししやすいところを1週間に一度でもいいので使うといいですね。

特に奥歯が生えてきたら奥歯と奥歯の境目は歯ブラシではどうしても磨きにくく汚れが残って虫歯の原因になります。

フロスには2種類あって、ワックスタイプは隙間に入りやすいですが、汚れをよくひっかけるのはノンワックスのタイプです。糸ようじも使いやすいでしょう。

ポイントブラシ(タフトブラシ)も仕上げで使いやすいです。直径が0.5mm程度のとても小さなヘッドの歯ブラシで、角度が絶妙についており、奥歯にきっちり届きます。

お子さんの歯と歯の間や、奥歯の表面の仕上げにも効果的です。お子さんのみならず大人の歯磨きにもとても便利です。

市販でも売っていますが、耐久性に差があります。これは歯医者さんで買うといいでしょう。

電動ハブラシを使うならヘッドが小さめのものを

電動歯ブラシは、子供が一人で使うには重い、柄が太すぎるなどの難があるものの、
仕上げをするには効率的ではあります。

振動が気にならなければ、仕上げに使うのもいいでしょう。電動歯ブラシはヘッドが大きいものが多いですが、メーカーにより丸いヘッドのものもあるので子供でも使えるようです。

最近は虫歯の元となるプラークの尻尾を超音波で切るという電動歯ブラシも発売されており、かなり虫歯予防に効果があるとされています。

ただし、電動はブラシは歯への当て方が難しく、複雑な歯並びの場合は磨き残しが出やすくなります。

「普通の歯ブラシで丁寧に磨くこととの差が明確にある」という確かなデータもありません。

もともと持っていて、仕上げに使う程度ならば試すのも悪くないかもしれませんが、わざわざ買う必要はありません。使う場合子供用のヘッドは色分けして区別しましょう。

歯科医専用歯ブラシは確かにお勧め

スーパーや薬局で売っている歯ブラシは市販品で歯医者さんで売っているものとは異なります。では「歯科医専用」歯ブラシの方がいいかということになりますよね。

一般的に市販のものと歯科医専用ではこのような違いがあります。

  • 市販のハブラシ:たくさんの消費者の好みに合わせてブラシの形、柄や柄などにさまざまな工夫がされたバラエティに富むラインナップ
  • 歯科医専用:ほとんどがコンパクトでブラシが平ら、柄の部分がストレート、ラウンド加工や毛先のかたさの種類が豊富

歯科医専用歯ブラシは、広い売り場を見て歩かなくても「ちゃんと磨ける」歯ブラシが見つかります。

基本は定期健診などでブラッシング指導を受けてから購入するので歯医者さんや歯科衛生士さんにちょうどいい硬さなどを相談して購入できるのも利点です。

歯や歯茎を傷めないラウンド加工や、やわらかいけどきちんとコシがある「ソフトミディアム」という硬さも歯科医専用ならではで薬局ではなかなか見つけられません。

ソフトミディアムという硬さの歯ブラシ

歯科医用にしか作っていないメーカーも多く、最初から精選されています。ただ、一般的に高いので取替え頻度を考えると経済的ではないことも。

一度使ってみて、とても気に入ったら定期的に買うというのがいいかもしれません。

歯ブラシは一ヶ月で交換を

歯ブラシの耐久性は1日3回磨く人と、1日1回磨く人とでは異なってきます。乳児や幼児は大人よりも使い方がゆるいこともあり交換時期については期間の表示はありません。

交換の目安は毛先の弾力がなくなると起こる「毛先が広がってきたら」と記載されます。歯ブラシを後ろから眺めて毛が飛び出してきていたら取替え時です。

歯ブラシの毛が飛び出している様子

でも毛先が広がらなくても長期間の使用にはさまざまなデメリットがあるので約1ヶ月で交換をお勧めします。

  • 毛先の弾力(コシ)が落ちて汚れが落とせなくなる
  • 歯磨きカスや歯磨き粉がきれいに落とせない

このような状態が積み重なって不衛生な状態になります。使用頻度に関わらず、できれば1ヶ月どんなに長くても3ヶ月に一本は取替えましょう。

▼子供の歯磨き粉の選び方についてはコチラも参考にしてみて!

「柔らかめ」「フラット」「ちっちゃめ」を目安に選んで!

子供にとって歯磨きは面倒くさくてストレスになることが多いものです。虫歯はなってしまうと歯医者に通わなくてはならなくなり、親子ともに負担になります。

さらに口腔状態が悪くなると全身に影響します。また、奥歯を一本失っただけで咀嚼の効率が40パーセントも落ちると言われています。

噛むことにはさまざまな体を守るパワーが認められているので幼児期から「歯を守る」ことはとても重要です。

虫歯対策は予防が第一!その最初の一歩は歯磨きです。歯ブラシは「歯磨きって楽しい!」の手助けになります。

子供の歯の汚れをしっかり落とせる条件の歯ブラシをきちんと選んで、定期的にしっかり新しいのと交換しましょう。

色や形はもちろんのこと、しっかり汚れを落とせるお子さんにぴったりの歯ブラシがみつかるといいですね!
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