赤ちゃんへの話しかけが成績にも影響!脳に良い効果的な話し方

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2018/11/15

生まれたばかりの赤ちゃん。言葉なんてわからないのに…自然と声をかけてしまう事はありませんか?

オムツを替えるときも「キレイなおむつになってさっぱりしたね~。」とか、お出かけする時も「いいお天気だね~。」とか…。

もちろん、言葉が分からない赤ちゃんは返事などしてくれません。

それなのに「言葉が遅くなる。」とか、「笑わない子になるよ。」という話を聞いたことがあります。赤ちゃんに話しかける必要って本当にあるのでしょうか?

調べてみると、赤ちゃんへの話しかけには、言語発達以上の意味がある事が分かりました。

その具体的な効果や、赤ちゃんにすぐに試しておきたい効果的な話し方などを紹介します。

赤ちゃんの脳は、話しかけられることで刺激を受け活性化する

赤ちゃんへの話しかけ効果について疑問を持っているママは、調べてみると意外と多い事に驚きました。

「赤ちゃんが反応しないのに話しかけるなんて無理!」「そういうの苦手」という声は少なくありません。

また「無理して話しかけなくても、普通に言葉も覚えたし…。話しかけないと言葉が話せないなんてウソ。」という声もありました。

赤ちゃんは、置かれた環境の中で言葉を聞いて言葉を覚えていきます。なので、ママが直接話しかけなくても、環境によっては言葉を覚えることができるでしょう。

ただ、赤ちゃんの能力を発達させるのには、たくさんの刺激が必要と言われています。その中でも言葉は、赤ちゃんにとって大きな刺激になります。

ママが話しかける事で、赤ちゃんはたくさんの刺激を受けて、脳を活性化することができるのです。

話しかけは、生後間もない時からがおすすめ。積極的に話しかけよう

しかし言葉が理解できない赤ちゃんが、話しかけにどうやって刺激を受けるのでしょうか?

そもそも赤ちゃんは、お腹の中にいる胎児の時から、ママの声が聞こえていると言われています。すでにその時には、音を聞き分ける能力があるのです。

赤ちゃんは言葉の意味が分からなくても、ラプソディーと呼ばれる言語の中に含まれる音楽的要素やピッチのような抑揚を感じることができます。

その音に、赤ちゃんの脳は反応しているのです。

実際に、赤ちゃんに単調な話し方を聞かせるよりも、抑揚などのある話し方をする方が、前頭葉が活性化し、脳の血流がアップすることが分かっています。

まだまだお話ができない時期でも、声をかけたり表情を見せたり、温もりを感じることが、赤ちゃんにとってはコミュニケーションであり、脳の活性化につながるのです。

つまり、生後間もない時から積極的に赤ちゃんに話しかけをすることは、赤ちゃんの能力アップにつながるというわけです。

脳を活性化させることで今後の成績まで変わる

言葉の刺激を与える時期は、早いほど良いと言われていますがいったいなぜ、赤ちゃんに言葉の刺激が必要なのでしょうか?

それは親との関わり合いが、赤ちゃんの脳へ刺激を与え、知能指数(IQ)に影響を与えるからなのです。

上武大学看護学部の資料によると、親が時間をかけて注意を払いながら赤ちゃんに話しかけた場合、子供の語彙の豊かさと、知能指数に影響がでたそうです。

その一方で、注意を払われず話しかけられることが少ない子供は、言語スキルが劣るという結果がでています。

また、小学校入学前までの言語スキルの違いで、幼稚園~小学校三年生までの「話す・聞く・読む・書く」という言語力標準テストの学業成績が予測できてしまう。

という研究結果もあり、小さいころの言語スキルの習得によって、今後の成績にも影響が出る可能性があることが分かっています。

赤ちゃんへの話しかけは、ただ言語を習得させるためだけではなく、知能の発達を促すことでもあります。

学習能力の土台を築く重要なこの時期に、ママがたくさん話しかけをすることで、赤ちゃんは豊かな言語を覚え、言葉を使うことで能力をさらにアップしていきます。

このように、笑顔でママが赤ちゃんに話しかけたり、コミュニケーションをとる事には、言語習得以上の意味や効果があるのです。

知能の発達だけじゃない!赤ちゃんへの語りかけ効果

赤ちゃんへの話しかけ効果は、言葉の発達や知能の発達を促すだけではありません。

パパやママの声・顔の表情などの反応が、赤ちゃんの心を安心させ「自己肯定感」を育みます。

また親自身も赤ちゃんへ話しかける事で、日々の小さな成長に気が付くことができ、親としての自覚が芽生えていくのです。

赤ちゃんに安心感を与える効果

ママやパパの声に赤ちゃんは安心感を感じることができます。

赤ちゃんは成長とともに、パパとママの注意をひきたくて泣いたり、反応を求めるような行動をするようになります。

しかしそこで赤ちゃんの行動に無反応では、赤ちゃんは不安になります。

赤ちゃんの行動にママやパパが反応してくれることで、安心感を抱くことができるのです。

またその安心感が、赤ちゃんの身体機能の成長やコミュニケーション能力を育んでいきます。

赤ちゃんへの話しかけには、赤ちゃんが健やかに成長するための心の安らぎを促す効果もあるのです。

自己肯定感を育む効果

自己肯定感は、0歳児から育まれると言われています。

ママが笑顔で語りかけたり、パパに褒められたり、ポジティブな言葉をたくさんかけられることで、赤ちゃんの自己肯定感は高くなります。

その自己肯定感が、「チャレンジしてみたい!」といろいろなことに挑戦できるような子供へと成長させてくれます。

親の自覚を芽生えさせる効果

親としての自覚を持つ時間には、個人差があります。子供が生まれても、なかなか自覚が持てない場合も少なくはありません。

特に父親の場合、「赤ちゃんがまだ話せない。」「言葉が理解できない。」「まだまだ一緒に遊べない。」そんな理由から、関わる時間も少なく親としての自覚がなかなか持てないケースも少なくありません。

赤ちゃんは日々成長しています。

赤ちゃんに何気なく話しかける事で、親しか気が付かないような小さな反応の変化に気が付くことができます。

そんな繰り返しの日々が親子の絆となり、親としての自覚を芽生えさせてくれるのです。

話しかけは決して赤ちゃんのためだけにするのでなく、ママやパパが親として成長するためにも必要なコミュニケーションなのです。

赤ちゃんへの話しかけは、成長に合わせて言葉を選ぶと効果的

赤ちゃんは日々成長しています。赤ちゃんはいつまでも言葉がわからないわけではありません。言葉が話せなくても、徐々にその内容は成長しているのです。

<月齢別赤ちゃんの反応>

  • 0ヶ月~4ヶ月の間は、「あー」「うー」という声が多く発せられます。
  • 4ヶ月~は、徐々に発しやすい母音から覚えて子音を発するようになります。
  • 8ヶ月頃になると、ようやく「バイバイ」「にぎにぎ」など、言葉や身振りが理解できるようになってきます。
  • 10ヶ月になると、ようやく自分の意図や意思を伝える目的で声を発するようになります。欲しいものに指をさしたり、欲求を込めて「あ」「え」「ん」など発音するのもこの時期です。
「声掛けが苦手…。」「どんな言葉をかけたらいいのか分からない…。」というママやパパは、月齢に合わせたお話の仕方を心掛けると、自然に赤ちゃんへの話しかけができるようになっていきます。

苦手でも大丈夫!簡単にできる上手な話しかけ方

話しかけ方のコツは、赤ちゃんの月齢や様子にあわせて反応を促すような声かけや、ポジティブな声掛けです。

また、感情表現を理解させるような話し方。行動を伝えるような話しかけなど、動きや行動と言葉がマッチするような声掛けをしてあげるのが、赤ちゃんの知能の発達におすすめです。

話しかけが苦手。と感じているママやパパには、なんだか難しそう…と感じるかもしれませんが、赤ちゃんの気持ちになって優しく語りかけるだけでいいのです。

赤ちゃんは、しっかりとパパやママのお話を聞いて言葉を受け止めてくれています。

すぐにパパやママの言葉に返事を返すことはできませんが、両親の優しい声掛けに赤ちゃんの心は成長し、徐々に言葉の意味も伝わっていくようになります。

「オウム返し」または、あいさつや天気の話をしてあげる

例えば、まだ「あー」や「うー」しか言えないような赤ちゃんには、「あーだね。」「う~だね。」とオウム返しのように、赤ちゃんの言葉に返事をしてあげましょう。

オウム返しをすることで、赤ちゃんの声を拾ってあげることができます。

そうすることで、赤ちゃんに安心感を与えたり、ママの反応がうれしいから「語りかけてみたい!」という赤ちゃんの欲求を促します。

赤ちゃんが何も発していない時には、「いいお天気だね」「おはよう」というように、お天気のお話やあいさつをしてあげるのもおすすめです。

感情表現を理解させるような話し方

赤ちゃんの気持ちを代弁してあげるのも良いでしょう。

「おむつを替えてさっぱりして、うれしいね。」とか、「お外でお散歩は気持ちいいね。」など、赤ちゃんの感情を言葉に出してあげるのもいいでしょう。

行動と気持ちがリンクするような声掛けをしてあげると、赤ちゃんは徐々に感情というものを理解していきます。

ママやパパが今からやることを伝えてあげる

「おむつ替えよっか…。」「おねんねしようか!」「お出かけしようか。」「ミルク作ろっか。」など、ママがこれからやることを、赤ちゃんに伝えるように話しかけてあげる方法です。

このように、行動と言葉がマッチすることで言葉の意味を赤ちゃんがより理解しやすくなります。

脳を活性化させる話し方は「マザーリーズ」が効果的

更に効果的に赤ちゃんの脳を活性化させるのには、効果的な話し方をするのがおすすめです。

実はこの効果的な話し方、多くのママがごく自然にやっている事なんです。

赤ちゃんに話しかけるとき、ゆっくりと抑揚をつけながら高い声を出し、特有な話し方をすることってありませんか?

この話し方、「マザーリーズ」と呼ばれるもので、赤ちゃんの脳の活性化にはとても良いと言われています。

赤ちゃんへ話しかけ特有の、高い声や抑揚のある声が、赤ちゃんの脳を反応させるからです。

この話し方を用いて、赤ちゃんに積極的に話しかけてみましょう!より効果的に赤ちゃんの脳に刺激を与えることができます。

<脳を刺激するような話しかけ方>

  • 少し高めの声で話す
  • ゆっくりと話す
  • 感情をこめて話す
  • 抑揚をつけて話す
  • 口の形を見せながら正しく発音する
  • 言葉の対象や出来事が一致するような内容の話しかけをたくさんする

この話し方は、パパがやっても同じような効果が出ることが分かっています。

なので、積極的にパパも赤ちゃんに「マザーリーズ」のような効果的な話しかけをしてみてくださいね。

テレビでの言葉の習得は、コミュニケーション能力に問題がでることも

言葉をたくさん聞くことで、脳が活性化されるのであれば、テレビを見せておくことで自然に赤ちゃんは言葉を覚えるのではないか?と思う方もいるかもしれません。

実際に、少し言葉が分かりだした赤ちゃんや幼児にテレビを見せると真剣に画面を見つめます。その集中力に親は驚くこともあるほどです。

子供ですら夢中になってしまうテレビですが、テレビには大きな欠点があるので注意が必要です。

テレビを見せることで一見自然に言葉を覚えてくれそうですが、テレビは一方的で、言葉のコミュニケーションがとれないという欠点があります。

上武大学看護学部の資料によると、1人でテレビを長時間見ている子供10人の行動を観察した結果

「言葉がしゃべれない。」「表情が乏しい。」「突然かんしゃくを起こす。」「友達と遊べない。」「ごっこ遊びができない。」「オウム返しの言葉。」など、コミュニケーションの問題がでることが分かったそうです。

日本小児科学会こどもの生活環境改善員会においても、

「乳幼児にテレビやビデオを一人で見せないように。見せるときは、親も一緒に歌ったり、子供の問いかけにこたえることが大切。」

と、コミュニケーション不足や会話の少なさが、言語の発達に問題であることを提言しています。

子供が話して、親が受け止める。そんな言葉のキャッチボールやコミュニケーションが、子供の知能発達や、豊かな成長にはとても大切なのです。

赤ちゃんの脳は発達中。積極的に話しかけて脳を育てよう!

生まれたばかりの赤ちゃんには、ママがニコニコ話しかけても何を言っているのか分かりません。しかし、ママの声のトーンや抑揚などが脳への刺激となり、脳を活性化させます。

また、赤ちゃんは話すことができません。泣いて、自分の欲求を訴えます。もちろん赤ちゃん自身もよくわからず訴えていることもあるでしょう。

しかし、その声を拾ってあげることがコミュニケーション一つなのです。

ママが泣いている赤ちゃんに「お腹減ったね。ミルクを飲もうか!」「おむつを替えようか!」そんな行動とマッチした言葉が、赤ちゃんの脳を活性化させてくれます。

その積み重ねで成長した子供は、言語能力の取得以上のものを身に着けることができるようになるでしょう。

ママにとっては一方的な会話かもしれませんが、赤ちゃんはしっかりとその言葉を受け取っています。

生まれたばかり赤ちゃんの脳は、まだまだ発達段階です。パパやママが積極的に話しかけて、脳をたくさん刺激し、豊かな成長を促してあげましょう。

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