【体験談】胎児発育不全FGRの我が子は安静な生活で無事出産に!

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2017/11/29

胎児発育不全の末無事出産したママ

妊娠後期に入った31週の妊婦健診でのことです。

「赤ちゃんがちょっと小さいですね。気になるので来週もう1度受診してください」と産婦人科医から一言。

ここから、私のお気楽マタニティライフが暗雲に覆われ始めました。


胎児発育曲線からどんどん外れていく我が子…

それからは毎週病院に行きましたが、医師からは、「なるべく安静に過ごして、来週また来るように」と言われるだけ。

マタニティ雑誌や本を読むと「胎児の推定体重が、標準的な発育曲線から大きく外れなければ大丈夫」と書いてあるけれど、私のベビーは発育曲線からどんどん遠ざかっていました…。

胎児発育曲線
正常に生まれた新生児が胎児だった時の推定体重を集計して、グラフにしたものです。正常な出生体重が2,500g以上4,000g未満と幅があるように、胎児発育曲線も上下に大きく幅があります。
胎児発育不全=Fetal Growth Restriction=FGR

推定体重が胎児発育曲線に入っておらず、これよりも小さい、もしくはグラフと並行して大きくなっていたのに途中から成長が遅くなったり止まってしまうこと。

FGRは、以前は子宮内発育遅延(Intrauterine Growth Retardation=IUGR)と呼ばれていたため、今でもIUGRという言葉も多く使われています。

胎児発育不全になってしまう原因は不明という場合も…

FGRの考えられる原因は大きく3つ。

  • 胎児に病気などなんらかの原因がある
  • 母体に病気や生活習慣などの問題がある
  • 胎盤やへその緒の機能に問題があって、胎児にうまく栄養がいかない

しかし困ったことに、FGRは原因不明のことも少なくないとのことでした。

胎児発育不全に決定的な治療法がないと言われ…

FGRの原因が分かって、それを改善できればよいのですが、原因不明では治療のしようがないし、原因が分かってもFGRの治療法ははっきり分かっていないため治療できないことも…。

アミノ酸やビタミン剤を点滴するなどさまざまな研究はされていますが、まだ決定的な治療法は解明されていないそうです。

治療法もないし、『大丈夫じゃなかったら、どうしたらいいの!?』という不安がよぎる毎日でした。

その時は結局35週で早期破水してしまい、緊急帝王切開で出産。その後NICU(新生児集中治療室)にしばらく入院することになってしまいました。

その次の妊娠でもまたもや胎児が小さいと言われ続けてしまい…。

大丈夫じゃないくらいベビーが小さい場合、マタニティライフはどう過ごせばよいのかばかり考えてしまっていました。

「安静」が1番の治療だと医師は繰り返していました!

私は、「なるべく安静に過ごすこと」とずっと言われ続けました。

実はFGRの治療で唯一はっきりと効果が認められているのが、この「安静」だったのです!

でも、「安静に!」と言われても、どれくらいの程度に?と疑問ですよね。

家でただ、ダラダラ~と過ごしていればいいというわけではありません。究極のダラダラ人間になるのです。

というと語弊がありますが、トイレとお風呂以外はお布団から出ないくらいのつもりでいてください。とのことでした。

ただ寝ているだけじゃダメ!左側を下に寝る

寝る時の姿勢も、ただ横になるだけではダメです。

左側を下にして寝てください。これは「左側臥位」と言って、FGRに限らず妊婦さん全般に推奨される姿勢です。

左側を下にすると、身体の右側にある静脈の血管に胎児の体重がかからなくなり、血流がよくなるそうです。

じっと横になって極力カロリーを消費せず、へその緒を通してなるべくたくさんの栄養をベビーに送ってあげることが、何よりの治療なんですよ!と言われました。

ベビーの命を守る最善のお産を!私は帝王切開でのお産が幸せな思い出に!

胎児発育不全の場合、出産は帝王切開になることも多いようです。お腹の中で十分大きくなれなかったベビーは、お産に耐えられる体力がないからです。

近年「自然なお産」が注目される反面、帝王切開にはマイナスイメージが持たれがち…。

ですが、それが何よりも大切なベビーの命を守るためならば、帝王切開による出産も最高にすばらしいお産だと言えるはずです。

手術には不安もあるかと思いますが、部分麻酔の帝王切開なら産声を聞くことも可能ですよ。

私は2度目の帝王切開の際、生まれてすぐの元気なベビーに触れることができて、嬉しくて嬉しくて涙がぽろぽろこぼれました。

我が子は生まれてすぐにおしっこをして先生方にかかってしまい、無機質で殺風景なはずの手術室が、にぎやかな笑い声に包まれました。胎児発育不全の我が子でもとても幸せなお産でしたよ。

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