子供が早起き過ぎる…特に休日に…理由や弊害を知り早めの対策を!

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2017/12/06

早起き過ぎる子供

一部の子どもはママやパパたちが参ってしまうほど「早起き過ぎ」なことがあるようです。

単なる早起きなら対策をとってもう少しゆっくり寝ていてもらいたいですよね!それに睡眠時間が足りているかも心配!

もしかするとその早起きには何か体調の理由があるのかもしれません。

早起き過ぎるとどんな弊害が起こってくるのか、体調面で心配がない場合は、どうしたらもう少し遅くまで寝かせられるのかを紹介します。

早起きって何時くらいからのことを言うの?

子どもが保育園や幼稚園に通っている場合、6時か6時半くらいに起きていると余裕をもってごはんを食べさせたり、トイレに行かせたりできます。

6時代は早いイメージがありますが、平日はそのくらいがちょうどいいご家庭もありますよね。

NHKの教育番組が6時30分ころにスタートすることを考えても6時代は「早起き過ぎる!」ではなさそうです。何時くらいが「早起き過ぎる」のでしょうか?

夏の早起きは自然な現象です。

夏季は日が昇るのが早く、5時半ころにはもう明るい場合も。人は日の光で目が覚めるので日の出が早い夏は子どもも早起きの傾向にあります。

私の住んでいる地域では近所の公園に集まっての「夏休みのラジオ体操」が朝6時半からスタートです。これは5時代に起きていることも想定された開始時間と思われます。

ママとパパとしては5時代に起きられてワイワイされるとツライところですが、夏の間は子どもが「自然のリズムでしっかり起きているからエライ」と思うといいですね。

実際に日の光で起床できることは、これからの社会生活に適応するにあたって宝物のような能力です。

もっと遅くさせようと思うよりも自分も子どもと一緒に寝てしまって、一緒に早起きするのもおすすめです。

冬は日の出の時間が夏より遅くなるので、子どもが5時半くらいに目が覚めるケースは減ってきます。また、体質としてもともと朝に強い子というのもいるようです。

早起き過ぎて本当に困るのは、日が昇る前に起きてしまう場合

夏であれば5時代であれば許せる範囲でも、4時代やそれ以前起床ともなるとそうもいきません。

夏とはいえまだ起きるほど明るくならないし、いくら子どもと一緒の時間に就寝したとしても大人も睡眠不足気味になるような時間ですね。

このくらいの早起きが続く場合は何か対策をしたほうがいいでしょう。

子どもが早起き過ぎてしまう原因として考えられること

どうして早起きし過ぎてしまうのでしょうか?

問題は睡眠自体にあるのか、部屋などの環境の要因なのかチェックしてみましょう。

  • 昼寝が長すぎる:昼寝は12時から15時までの間、15時を過ぎないように取らせないと夜の睡眠に影響する
  • 就寝前の熱いお風呂:体温を上げすぎるので寝付きづらい
  • 就寝直前までゲームやテレビを見る:脳が休まらない状態で寝つきが悪い
  • 就寝時に部屋が明るい:明るいところにいると眠気を起こす作用のあるメラトニンの分泌が減ってしまい眠れなくなる
  • 就寝時間が早すぎる:夕方5時とか6時とかに寝かせてしまうと、朝の4時には12時間程度たっているので自然に起床
  • 入眠状態が悪い:寝る前の体温の発散がうまくいかないなどが睡眠の質に影響
  • 睡眠の質が悪い:レム睡眠とノンレム睡眠が交互にバランスよく現れないと深く眠る時間が少なくなる
  • 朝方に冷えてしまう:年間を通し午前2時から4時くらいの間は気温が下がって寒くなり、起きてしまう
  • 朝日に反応して起きている:人間は朝の日の光で昨日ををリセットし、新しい一日になる

あてはまるところはありませんか?

これらのケースが当てはまらないのはお休みの前の日や、遠足の前日、じじばばのところへ遊びに行く前など子どもが楽しみにしていることの前日です。

大人もそうですが興奮と緊張とで眠りが浅くなります。また「○時に起きよう」と思って寝た場合、その意識はホルモンにも影響することがわかっています。

起きるときに必要な「コルチコステロイド」を調整するホルモンが「起きたい時間」に向かって量を増やすのです。

実際に起きられるかどうかは不確実なのですが、「思う」だけでより目が覚めやすくなります。

土日は休みだ!と思って子どもも嬉しくなりますし、早く起きて何をしよう、と思っていることもあるのでしょうがないことなのかもしれませんね。

▼赤ちゃんのお昼寝時間の目安についてはコチラも参考にしてみて!

病気が潜んで眠れないという可能性も…

先程述べた環境的要因や睡眠の質によるところが全ての理由ではありません。重大な病気が潜んでいる可能性もあります。

睡眠・覚醒障害とは

睡眠障害は正式には「概日リズム睡眠障害群」と言われます。眠れないわけではなくて、眠るタイミングが一般のケースと非常にずれる症状です。ずれ方で名称が決まっています。

  • 睡眠相後進型障害:どうしても早起きできない、朝起きられない
  • 睡眠前進型障害:たとえば午後7時に就寝して、午前2時くらいに起床というような一般的な社会時間から外れた早い時間帯に取る睡眠
  • 不規則睡眠‐覚醒リズム:1日の睡眠時間に規則性がなく、いろんな時間に眠くなる
  • フリーラン型:24時間ごとに体内時計のリセットが起こらない
  • 時差障害:他国に行くことで起こる時差ぼけ

早起き過ぎる場合は2の前進型が考えられます。でも早い時間に睡眠をとっている場合は社会的な問題が少ないと思われます。

大人ならむしろ早朝に集中して仕事する「デキる人」のような見られ方もするので治療を受けることはほとんどないようです。

前進型よりは後進型のほうが、社会全体のタイムスケジュールにあわせるため、治療しないといけないケースが出てきます。

治療方法は寝る時間帯を少しずつ後ろに動かす時間療法や、光で睡眠時間をコントロールする光療法が取られます。

ほとんどの障害は総睡眠時間が足りていれば問題ないようですが、生活リズムが狂うとさまざまな支障が出てきます。

睡眠障害かもと思ったら何時に寝て何時に起きているか、我が子の睡眠相のグラフを何日かつけて、お医者さんに相談してもいいでしょう。

▼子供の睡眠障害についてはコチラも参考にしてみて!

小児バセドウ病の危険も

常に体温が高い興奮状態が続いて、夜になっても寝つきが悪く、睡眠途中で目が覚めたりする結果早起きになっている場合、可能性としてはバセドウ病も考えられます。

バセドウ病
甲状腺機能が通常より高ぶって働いてしまう自己免疫疾患の1つ。エネルギー代謝がとても高まりすぎる病気
この病気は常に興奮状態に体を置いてしまうので、夜遅くなっても脳も体も活発に活動し続けてなかなか眠れないという症状が出るようです。

その結果睡眠のリズムが崩れて変な時間に目が覚めたり、昼夜が逆転したりすることも。

大人の場合は頻脈になったりふるえが出たりしますが、小児バセドウ病の場合は情緒・行動面が変化してくることでわかるようです。

  • 情緒不安定になる
  • 落ち着きがなくなる
  • イライラする
  • 集中力がなくなる

子どもの場合は自分で「バセドウ病だ」とは気がつかないので周りの大人がよく見ていることが大切になります。

毎日の起床時間早すぎで「いつも興奮しているようだ」ということとあわせて、上記の行動面などの変化が見られるようであればお医者さんに相談してみてもいいかもしれません。

睡眠障害による小児慢性疲労症候群

早起き過ぎることには、「プレッシャーを感じている」「寒い」などの理由も考えられますが、それが引き金になって睡眠リズムが崩れるとこんな症状が出ます。

  • 不登校
  • やる気が出ないなどで引きこもり

体が休めないと休むことでつながる体の種々の機能がうまく働きません。心身のバランスが崩れてしまいますので、小児慢性疲労症候群(慢性的に疲労がたまる)になっていないかよく見てあげましょう。

早起きすぎるとこんな弊害が…

早起き過ぎる日々が続くと、就寝時間がそんなに早くない場合は睡眠が不足してさまざまな弊害が現れてきます。

隣にママがいないと眠れない日々が続き「慢性的疲労」につながる

眠りのリズムが一定になってくる1歳くらいから5,6歳くらいまでは「眠るときにはママがいないとダメ」「眠っているときにもママが隣にいないと安眠できない」お子さんも多いですね。

なぜかパパではダメなケースも多く、ママは大変です。「ママが隣にいない」と気配を感じ取って夜中に突然起きてくることもあります。

早朝4時くらいに寒くなるタイミングで、隣にママが寝ているか無意識に確認しているときもあるようです。

ママが隣で寝ているかいないかで眠りの深さが違う模様。毎日続くと慢性的に疲労がたまって朝から子どもが不機嫌などの最悪のパターンになりがちです。

隣にいないと早朝4時起き!などとなり、朝片付けようとしていたことが…とママにとってはため息ものですが子どもに十分な睡眠を取らせることはとても大切です。

お子さんがこのように「ママが隣で寝ていること」が睡眠の絶対条件の場合は思い切って自分も同じ時間に寝てしまうのもおすすめです。

このとき「あとから起きて何かしよう」と考えてはいけません。眠っている時間を共有することが大切です。

一緒に寝起きしているうちに安心して眠るようになっていきます。小学生くらいになると子ども自身の毎日がとても忙しくなり疲れるので起きてくることもなくなります。

体内リズムが整わない

早起きしすぎて夜寝るのが遅い場合は睡眠不足に、早起きしすぎると周りより昼間に眠たくなる時間も早くなって生活リズムがずれていきます。

その結果体温やホルモンの分泌もバラバラに働き出してしまいます。

そうなると疲労しやすく、食欲や集中力が低下します。

睡眠時間が不足して脳が育たない

睡眠中は体の成長が促されるほか、記憶の整理をしたり脳を「守り・育てる」大事な作用があります。

早起き過ぎることで寝不足になっているときには、これらの働きが十分動かずに脳の成長を妨げます。

レム睡眠中には脳は記憶の整理と体を点検しています。ノンレム睡眠中は脳もお休みしていて、ノンレム・レムが交互に現れる睡眠のリズムも脳を育てる大切な要素です。

ママが疲れてしまう…

ママというのはやることがたくさんでどうしても睡眠不足になりがちです。寝かせてからお皿を洗ったり、明日の準備をしたりときには夜中に自分だけの時間も欲しい!

そこに早朝に子どもが起きてしまうとなると、疲れきってしまって朝からガックリしてしまうことも。

子どもの過度な早起きはママの心身の健康を害してしまうこともあります。ママがイライラすると子どもにとっても悪影響です。

眠くなる時間が早すぎて夜ごはんの前に寝てしまう

起きる時間から一日がスタートするので当たり前ですが、早起きしすぎるとその時間から夕飯まで持ちません。

5時くらいに眠くなったりしてテレビを見ていたら、そのまま深い眠りに落ちたりしていることも…

そうするとまた明け方におなかがすいてスーパー早起きが直らず、の悪循環になってしまいます。

発達障害の可能性も…

過度の早起きが全体の睡眠時間を短くしてお子さんを睡眠不足にしてしまっている場合、発達障害の2次症状かもしれません。

だるい、やる気が出ない、疲労感が抜けないでいると乳幼児期にはさらなる心身の発達に影響することも多くなります。

言語発達の遅れや、落ち着きがなくキレやすいなど”発達障害”と診断される場合も少なくないようです。

スーパー早起きをさせないための対策

  • 昼間よく遊ばせる:日中光を浴びると夜のメラトニン分泌量が増えて眠りやすくなり、運動が夜の睡眠の質を上げる
  • 寝るときは電気をけす:催眠作用のあるメラトニンは光(蛍光灯の光であっても)で分泌が抑えられてしまう
  • 寝るちょっと前からテレビなどの興奮物質を見ない:脳の温度が上がって頭が熱くなり寝付けない
  • 寝る直前にお風呂に入るならぬるめで体温を下げていく:体の体温が下がってきたときが一番眠りに入りやすい
  • 昼寝は12-15時で終了させる:15時を過ぎると夜の眠りに影響することが判明している
  • 早寝させすぎない:自動的に起きる時間が早すぎになる
  • 体を冷やさないようにする:寒いとトイレなどでおきてしまう
  • 後から起きようと思わずママも一緒に寝る:起きようと思っていると子どもにも伝わる
  • カーテンを閉める:朝の光が入ると子どもは自動的に目が覚める

夜の睡眠を誘うメラトニンの量は、昼間日光を浴びて運動すると分泌されるセロトニンの量と比例しています。

日中は外遊びなどに出かけて午前中から運動すれば、夕方快適に質のよい眠りになってぐっすり眠ってくれる可能性が出てきます。

またカーテンを遮光カーテンにするとより朝の光を入れにくくなり、目覚めの時間をずらすことができるようです。

外でできることと家の中の工夫を組み合わせて対策してみましょう。

▼子供の理想の睡眠時間についてはコチラも参考にしてみて!

まずは生活リズムの改善に努めましょう!

早起きすぎる原因には生活リズムの基本的な乱れが考えられます。お子さんがせっかく早起きできるのにそれを抑制してもっと寝かせるのは基本的にはもったいないです。

人間社会が基本は朝・昼に動いているので早起き過ぎることでの社会的な支障は少ないからです。

どこからがもっと遅く起きたほうがいい時間なのかをお子さんの生活パターンをよーく見直して考えてみましょう。

必要であれば食事・昼寝・運動など日々の決まった行動を一定の時間にすることで体内時計のつじつまを合わせていければいいと思います。

ママも子どももいい睡眠でゴキゲンな毎日を送れますように!

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