【年齢・目的別】保育参観にふれあい遊びで盛り上がるコツ!

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2018/10/09

保育参観の親子ふれあい遊びの様子

保育参観でのふれあい遊びは、日々の園での様子を見てもらう以外に、親子やお友だち同士、保護者同士などのふれあいといった目的があります。

先生たちには、どういった内容にすればいいか…と考えるだけで大変です。

特に入園したばかり、進級したばかりの慣れ始めたこの時期は、まだまだ子どもたちも不安定で、保護者の姿を見て泣き出す子もいます。

そんな時期だからこそ、参観での楽しい時間で子どもたちの園生活に色を添えたいですね。

保育参観のふれあい遊びを、『年齢別・目的別』にご紹介します。ぜひ指導案の参考にしてください。

【年齢別】親子で楽しめるふれあい遊び

参観に来た保護者は、お家では見られない我が子の様子を見ることを楽しみにしています。同時に一緒に遊ぶことで、子どもへの接し方や同年齢のお友達の姿も知ることができます。

お家でお子さんとの関わり方に悩んでいるお母さんの、困ったときのヒントにもなるような活動で、一緒に楽しんでもらえる参観にしませんか?

「乳児クラス」0歳児もできるのでおすすめ!ベビーマッサージ+ヒーリング

園によっては首が据わる頃の赤ちゃんから歩くお子さんもいる乳児クラス。月齢による差が大きいため親子のふれあい遊びにも工夫が必要ですよね。

ねんねからよちよち歩きの子どもたちが保護者と楽しめる遊びの中でも、保護者の人気の高い『ベビーマッサージ+ヒーリング』を紹介します。

教室や資格があることから、難しいと感じている方も多いのですが、オイルや技術を要するものではなく、スキンシップでママも子どももリラックスできます。

事前に園生活の中で時々してあげていれば、「参観なのにじっとしてくれない…」なんて保護者を不安にさせずに済みますよ。

起き上がって動き出すお子さんを無理に制止する必要はありません。保護者にも、「ママもリラックスできることが大切」だということをお伝えしましょう。

軽く手を添えておくだけでも良いですし、こちょこちょなどで楽しく参加を促す方法も一つです。

<ベビーマッサージの方法>

1.足を両手で包み、ゆっくりさする
2.足首、ひざ、と上に上がっていく

ベビーマッサージの方法1

3.お腹をさする
4.肩まで行ったら手におりてくる

ベビーマッサージの方法2

5.最後にほっぺを優しく撫でる

ベビーマッサージの方法3

※洋服を着たままでOK!
※お子さんの顔を見てする
※子供も保護者も力を入れすぎない

準備するものはありませんが、雰囲気づくりにヒーリング系のBGMを流すのも良いですね。保護者も落ち着いてゆったりとした時間を過ごせます。

本格的なつぼや身体的・心理的作用、効果を期待するのではなく、スキンシップが目的だということをご理解いただきましょう。

愛情たっぷりのスキンシップが情緒を安定させ、パパママの表情、体へのタッチ全てが赤ちゃんの知覚への刺激となり発達を促します。

愛情たっぷりのスキンシップをしよう105241

保護者に人気の理由

パパママのリラックス効果がとっても高いことです。特に初めて育児をしているママは、日々追われている方も多いですよね。緊張して参観に来たママたちが、優しい笑顔になる、おすすめの遊びです。

「未満児クラス」イヤイヤ2歳児が喜ぶ親子遊びで赤ちゃんに戻ろう!

未満児さんは、保護者の姿を見ると甘えが出ます。涙が出たり席を離れたり、いつも通りには行きません。

そんな時は我慢を強いるのは絶対に逆効果。こんな時はしっかり甘えてもらいましょう!

保護者も、泣いたり甘えたりする我が子に対して否定的にならずに済みます。保育参観はみんなが楽しくなくっちゃっ!ですよね。

歩き始めて久しい未満児さんにおすすめの遊びが『ハイハイ遊び』です。パパ・ママも、懐かしいハイハイ姿にほっこり、成長も感じることでしょう。

ハイハイ遊び

盛り上がるアレンジ

  • ハイハイ競争
  • パパママの足元をくぐる
  • 保護者の長い列をトンネルにみたててくぐる
  • お馬さんごっこ(保護者が上に子供を乗せてハイハイ)
  • 軽いロデオごっこ(マットが準備出来て安全が確保できれば)

クラスの人数などにもよりますが、こういた遊びで大盛り上がり間違いなしです!

「年少クラス」親子で楽しむリトミック

リトミックは、音楽遊びを通して知覚の発達を促します。本格的な音楽的教育と難しく考えず、子どもたちがリズムや音楽を楽しめるよう保育に取り入れてみましょう。

音楽を通して、自分の行動を制御する力が育ち、「静と動」に触れていくことができます。

これから育ってほしい協調性などが楽しい遊びの中で育まれます。

親子で動物園へ遠足に行った気分も味わえる遊び

親子で手をつないで先生のピアノやCDに合わせて歩き、その音やリズムに合わせて色々なことをこなしていく遊びです。

1.先生が、「あ、きりんさん!き・り・ん」と、手をたたきながら言う
2.続いて親子で「タン・タン・タン」と、3回手をたたく

年少クラスのリトミック

3.「きつね」も同じリズム
4.「り・す」は、「タン・ウン・タン」のリズム
5.「チンパンジー」は、「タタ・タン・ターン」という感じ

年少クラスのリトミック2

6.「さぁ、ちょっと疲れたから一休み…」と、「こもりうた」で保護者の膝の上に抱っこされて寝たり、「お腹が空いたからおやつにしますよ!」と、「ふしぎなポケット」の歌遊びも取り入れる

こういったストーリー性のある遊びを展開できます

日頃リズム打ちに慣れていれば、保育士の提示の仕方によっては「りす・・・」「タタ・ウン・ウン・ウン」という打ち方もできます。

「年中クラス」親子で作って遊ぼう

年中さんは、制作の幅も広がっていきます。ここでは、親子で作って遊べる制作の中でも、紙コップを使って、親子遊びにつながるものをご紹介します。

  • マラカス作って親子で音楽遊び
  • 糸電話で親子の秘密のお話
  • けん玉で親子対抗よーいドン
マラカスの作り方
準備するもの

  • 紙コップ
  • シール
  • ラミーテープ
  • ビーズやボタン
  • ビニールテープ
  • マスキングテープ

※参観の時は特にグループ毎に使いやすいよう、材料はトレーなどにまとめておく

手作りマラカスを作る準備

  1. 紙コップにビーズなどを入れる(親子で協力)
  2. もう一つの紙コップと口を合わせてビニールテープで止めます。(保護者がいるのでしっかり密封できる)
  3. 子ども主体で飾り付けをします(シールやラミーテープを使う)

親子での制作では、クレヨンやのりを使うと手を洗うのが混んだり時間がかかって大変ですよね。シールを貼る方法はおすすめです。

はさみの使用は、保育でしっかりルールを指導してからにしましょう。

特に、参観では、先生も目が届きにくくなり、事故があったら大変です。はさみが心配な場合は、シールだけで十分可愛く仕上がります。

手作りマラカスが完成したら、みんなで歌いながら奏でると良いでしょう。

【糸電話】
    準備するもの

  • 紙コップ 2こ
  • 竹ひご
  • ペンやマーカー
  1. 紙コップに穴をあける(保育者が事前に準備)
  2. 短く切った竹ひごに糸を結び、穴に通してひっかける(保護者)
  3. 紙コップにお絵描きをする(子供にお任せ)

お絵描きは、子どもにお任せ!クレヨンは、遊ぶたびに手につくので、絵はペンで書くことをおすすめします。

ペンで書くのがおすすめ

片方ずつ描いて後から見せあいっこするのも盛り上がります。

作った後は、広いお部屋やお外で遊びましょう。親子の可愛い会話が生まれます。秘密のお話や「大好き」なんて、どちらも言われたら笑顔になります。
【けん玉】
準備するもの

  • 新聞
  • 折り紙
  • 紙コップ
  • タコ糸や毛糸
  • ひも(リボンでもOK)
  • セロハンテープ
  • シールやマスキングテープ
  • ペンやマーカー
  1. 紙コップにお絵描きしたり、シールやテープで飾り付けをする(マーカーで)
  2. 新聞の8分の1のサイズを丸めて、折り紙で包み玉を作る
  3. 毛糸かタコ糸を玉に結んで、紙コップの底に貼るか通すかで完成。※通した方が耐久性は上がる

貼った画像

紙コップで作る手作りのけん玉(糸を底に貼るバージョン)

通した画像

紙コップで作る手作りのけん玉(糸を底に通すバージョン)

子供たちは色々な道具を上手に使えるようになってきているので、親子でちょっとこだわったものを作ってみましょう。

親子やお友達同士で競争しても盛り上がります。

作品は、持ち帰って参観の余韻をお家で楽しめます。パパが来れなくてちょっぴり寂しかった子はも、お家でいっぱい遊んでもらえますよ!

「年長クラス」パパ・ママに教えてあげたい親子ゲーム

年長さんは、園にも慣れ、参観は保護者の知らない顔で溢れています。

お家では甘えん坊な子がしっかり自分の身の回りのことをする、お友だちに優しく声をかける、進んでお手伝いをする…。

そして、お家で園での出来事を伝えるにはまだ上手にお話ができず、保護者も園での様子が気になっています。

保護者が知らないゲームで自分がルールを知っていると、「教えてあげたい」気持ちからとても輝いた表情で取り組みますよ。今度は先生に日頃見せない可愛い成長の瞬間でもあります。

ここで紹介するのは「木とこりす」「きこりとりす」といったネーミングで親しまれているゲームです。大人数の集団だからできるゲームで、且つ親子が触れ合えるゲームです。

基本は三人組。余った人には最初の指示係をしてもらいます。ぴったり三人組ができたときは、先生も入りましょう。

1.三人組の二人は「木」一人は「りす」です。

木とリスの遊び

2.「木」は、両手を合わせて間に「りす」がしゃがんで入ります。
3.指示係が「きこりがきたぞ」と言ったら「木」はバラバラにシャッフル。他のリスの上でほかの「木」と両手を組みます。

木とりすの遊び2

4.指示係が「オオカミが来たぞ」と言ったら「りす」はシャッフル。他の「木」の下に隠れます。

木とりすの遊び3

5.指示係が「嵐が来たぞ」と言ったら全員が対象になります。うまく三人組に入れなかった人が次の指示係です。

木とりすの遊び4

先生は、ルール説明を子どもたちへの質問ベースで進めてみましょう。子どもたちは、生き生きと「知ってる」と誇らしげに答えてくれます。

年長さんは、他にも子どもたちの知ってる遊びで、保護者の知らないちょっと難しい遊びが盛り上がりますよ。

【年齢別】運動遊びを成長に合わせてアレンジ

元気な子供たちは、体を動かすのが大好き。参観の日は、保護者と一緒に運動遊びで気持ち良く汗をかくのはいかがですか?室外での保育を考え中の先生必見です。

子どもたちにとっても、緊張する参観日ですが、思いっきり体を動かすことで緊張もほぐれ、いつもの姿を見てもらえます。意外に先生の緊張も和らぎます。

「乳児クラス」ねんねの子からあんよの子まで楽しく体を動かそう

月齢による運動能力の差が大きい乳児クラスでは、体を動かす遊びを考えるのも一苦労ですよね。

小さい子に合わせるにも、歩ける子たちがじーっと待っていることが難しいのは先生たちはよ~く知っています。

せっかくの参観に、保護者も辛くなるような「がまん」は禁物です。そんな乳児さんが、ねんねの子からあんよの子まで楽しめる遊びがあるんです。
名付けて「タオルケットでゆ~らゆら」

タオルケットでゆ~らゆら

  1. タオルケットや大判のバスタオルに子どもを寝かせる
  2. 先生が頭側の両端をもち、保護者が足側の両端を持つ
  3. ゆっくり持ち上げて揺らす

頭側は、絶対に落としてしまうことの無いよう、責任もって先生が担当するようにしましょう。

<怖がる子供のへの対処法>

個別で保護者がタオルに乗せてこちょこちょなどで対応しましょう。ママのお膝で「ゆ~らゆ~ら、い~な♪た~のし~いな♪」などと口ずさみながら、ママも赤ちゃんを抱いてユラユラあやしてあげると安心してくれますよ。

怖がる子供のへの対処法

「未満児クラス」運動発達に合わせて運動遊びのステップアップ

子どもの運動面の発達には、1歳半位で片足立ちやジャンプができる等という目安があります。小さなステップの積み重ねは大切です。

家庭で十分な運動経験ができていないお子さんも多く、保護者と一緒に年齢に合った運動遊びがを取り入れていくと喜ばれますよ。

保護者が支えてくれることで、「できた」と感じることも、次につながる大切な瞬間!今後の保育にも取り入れていくなどもいいですね。

徐々にステップアップしていくようにするのがお薦めです。

ステップ1.片足立ち
誰が長くできるか!などの競争も楽しめますが、1位を決める必要はありません。短い間でもキープ出来たら大丈夫です。

片足立ち

ステップ2.両足ジャンプ
ぴょんぴょん飛び跳ねたり、親子で片手もしくは両手をつないでジャンプするなど、楽しく運動しましょう。

両足ジャンプ

ステップ3.ボール遊び
転がすことから、両手で投げることへステップアップしましょう。

ボール遊び

ステップ4.ケンケンパ
リズム感と身体能力共に求められる遊びなので、保護者がまずやって見せて子供に教えてあげましょう。

ケンケンパ

コントロールがうまくいかない時が一番盛り上がるかも!保護者には、上手にできなくても寄り添う方法も提示できます。

特にボール遊びは経験の差が大きく、中には片手で上手に投げる子もいます。自由遊びで日頃ボールに触れている子とそうでない子の差があっても、まだまだ心配はいりません。

保護者が我が子の「できない」にとらわれてしまわないよう、これから経験を重ねて発達していくことを伝えましょう。

「年少クラス」園庭遊びを親子で楽しもう!

園庭遊具を使った遊びも、園側と保護者側にメリットがあります。保護者にとっては、お家ではできず公園などで躊躇するような遊具に挑戦できる良い機会です。

園側には、多くの遊具があっても未満児さんが自由に安全に遊ぶにはまだまだ難しいところがありますよね。保育の中で伝えているお約束を、より丁寧に確認していくことができます。

参観だからこそ、保護者との遊びを通して正しく安全に遊具で遊ぶ時間ができるのです。

鉄棒
ぶら下がりやぶらぶらジャンプ、豚の丸焼きなどに挑戦してみましょう。ポイントは猿の手です。

鉄棒遊び

平均台
保護者に手をつないでもらえば恐怖心が和らいでいきます。

平均台遊び

すべりだい
保護者の股をくぐる遊びで、楽しみながら順番を守ったり立ち上がらないというルールが定着していきます。

すべりだい遊び

ジャングルジム
鉄棒で握り方をしっかり習得してチャレンジしましょう。足のかけ方、降り方、保護者と一対一の関わりで安心して挑戦できます。

ジャングルジム遊び

親子レクとして、サーキットをしても良いでしょう。

あくまでレクリエーション。保護者が競争心で安全を損なわないようくれぐれも注意することが必要です。遊具の使い方のルールをしっかり守って安全に楽しくゴールできた親子が勝ち」で、「みんな優勝!」は、よく使うパターンです。

臆病な面のあるお子さんに無理をさせる必要はありません。楽しいことから挑戦しましょう。

保護者の中には、「まだ小さいから」「ケガをしたら大変だから」と外遊びを積極的にさせていないご家庭もあります。この機会に様子や課題をソフトにお伝えすることもできます。

「年中クラス」できる!をいっぱい褒めてもらおう!

園によっては、運動遊びに力を入れて、外部の先生を呼んで「体操教室」等の時間を設けているところも多くあります。

やっただけ伸びていく子供の成長を参観で見てもらいましょう。同時に、今挑戦していることや頑張っている姿を認めてもらうことで、子どもたちの明日の意欲につなげましょう。
縄跳び
ほとんどの子が前跳びができる段階。あきらめずに飛び続ける子どもたちの姿が心を打ちます。
鉄棒
前回りができる子が多く、逆上がりができる子も!できる子は認められて自信になり、頑張っている子は応援してもらえます。まだの子も、目標を見つけることにつながりますよ!
跳び箱やマット運動
運動会では披露できないような普段行っている運動遊びを見ていただくチャンスです。

年中クラスの遊び

一人一人のありのままの姿を、先生が丸ごと誉めるところも保護者に提示できますよ。

「年長クラス」親子対抗で成長を感じてもらえる運動を!

年長さんの運動遊びは、大きな成長を感じることができます。

勝ち負けにこだわる子が多くなります。子供が成長していくうえでとても大切な心の育ちです。体の成長と共に、そんな心の成長も保護者に見てもらいましょう。

一番盛り上がるのがリレー。子どもたちは、日々走り回って参観までに保育の中で練習を詰める分、チームワークが育ちます。

年長クラスの遊び

遅い子と速い子がいるのも当然です。みんなでみんなを応援することの気持ち良さも、子どもたちは少しずつ知っていきます。

待っている子が一生懸命応援する姿は、走る姿以上に保護者を感動させるかもしれません。

保護者も一生懸命走ったり、子どもに合わせたり、色々な方がいらっしゃるでしょう。そこも、「みんなちがってみんないい」と、認めてあげたいですね。

運動会ではできない「遊び」の中で競争をすることは貴重な経験です。

保護者同士も仲良くなれるふれあい遊び

参観に来る保護者の中には、我が子の様子を見たいというだけではなく、「ママ友」作りという目的を持ったお母さんもいます。

特に初めての子育てで悩みを共有する仲間を求めている保護者は多いです。一緒に参加していただくことでそんなきっかけ作りができれば、保護者も笑顔の素敵な活動になりなすよ。

音楽遊びで自己紹介

「あくしゅでこんにちは」

音楽に合わせて歩いて、出会った人と握手をして、自己紹介をします。また歩いて、別の人と出会います。大勢の注目の中、一人で自己紹介することと比べ、気楽にできておすすめです。

「あなたのおなまえは」

歌で名前を聞かれて答えます。名前だけを答えるため、気の利いたコメントを考える必要も、スベるリスクもありません。子どもにお手本を見せてもらうのも良いですね。

「きみのなまえ」

NHKでも使われている曲で、自己紹介ではなく呼ばれたら返事をするという歌です。子どもの名前を呼んで、一緒に保護者が返事をすることで、子どもと親の顔、名前を同時にインプットできます。

保護者も触れ合うゲーム

保護者にとって参観は大きな出会いの場です。特に初めてのお子様をお持ちのママにとっては、色んな悩みを共有する仲間を見つける大切な場。

楽しいゲームを通して素敵な出会いのお手伝いになることも考えてみると、保護者の笑顔にもつながります。

「かもつれっしゃ」

じゃんけんをして負けた人が勝った人の後ろに連なっていきます。じゃんけんをするし、両手を相手の方に置くので、距離が縮まります。また、自分の列車の先頭さんを応援する子持ちがわき、連帯感も生まれます。

かもつれっしゃ

「しんげんち」

こどもチームが外向きに輪になって、外側で内向きに輪になっている大人チームの中から「震源地(鬼、リーダー)」を見つけるゲームです。

  1. チームで話し合い、「震源地」を一人決める
  2. 輪になって、「震源地」以外の人は震源地の行動を真似する

保護者の中で、「震源地」を決めるので、お互いの顔や名前を知り、真似する行動の中で、笑い声が上がります。子供チームと交代する頃には、お隣りのママと会話をしながら楽しめることでしょう。

しんげんち

雨の日にも盛り上がるふれあい遊び

参観日に園庭保育を企画する先生も多いでしょう。室外遊びを設定する場合、必ず雨天対策が必要になりますよね。

雨の日には、室内になりますが、子どもたちの元気・興奮は、雨のようにしっとりとはいきません。室内でも元気に発散できる活動を考えましょう。

「乳児クラス」楽器遊びは保護者と一緒に盛り上がる

園には、家庭にはなかなかない楽器もあります。保護者も乳児さんたちも楽しむことができますよ。

乳児クラスでは、普段は楽器は口に入れたり投げたりする危険があるため、なかなかできません。ピアノ伴奏をする場合も、寄って来た子の手を挟む心配があります。

保育参観は、子どもたちが安全に色々な楽器の奏でる音に触れる絶好のチャンス!

保護者が音楽に合わせて演奏することで、ねんねのお子さんも音を聞いて楽しむことができますし、親子一対一で楽器に触れるので安全に楽しむこともできます。

「きらきら星」や「おもちゃのちゃちゃちゃ」など練習が必要ないオーソドックスな曲をおすすめします。

きらきら星やオーソドックスな曲を演奏してみる

ピアノの得意な先生は、保護者の世代のヒット曲をスローテンポにアレンジなどにチャレンジしてみはどうでしょうか?より盛り上がりますよ。

「未満児クラス」鉄板ネタ!お家でもできる新聞遊び

準備するもの

  • 新聞
  • 大きなビニール袋(ゴミ用など)

新聞を着るもよし。切るもよし。はさみは使わず手でちぎります。帽子になったりお花や剣になったり、新聞で色々な作品ができます。

親子で取り組む中で、面白いアイディアや素敵な作品があったら、みんなの前で発表しましょう。保護者の創作意欲も増していきます。

  • 新聞の帽子は折り紙でもできますし、ねじって作ることもできます。
  • 保護者と一緒だからこそちょっと難しい作品にも挑戦できます。
  • 活発な子が喜ぶのは、指をさすだけで瞬時に裂けるちょっと不思議な遊び。しっかり新聞紙を張って、子どもが人差し指で真ん中を突くと、そこから気持ちよいほどきれいに裂けるんです。

新聞紙での遊び方

片付けも競争すれば楽しい遊び感覚になる!
紙吹雪や丸められた新聞が部屋中に散乱するので、準備していた袋に新聞を詰めていきます。競争にすると、片付けが驚くほど速くなります。

新聞がいっぱい詰まった袋は、口を閉じれば大きなボール。これでもう一度遊べます。保護者にも、雨の日のお家遊びのヒントになるでしょう。

新聞紙のボール

新聞で滑らないように気を付けましょう。

「年少~年長クラスまで」おすすめ体操・ダンス

親子でのふれあい体操は、元気な子どもたちが体を動かしてストレスを発散させ、保護者にもスキンシップの方法のヒントとなる活動の1つです。

振付が付いたCDもありますし、アレンジしてもOK。

ふりを考えるコツ

  1. 保護者も覚えやすい単純な動きを
  2. 規則的に
  3. 繰り返す
親子体操でぜひ取り入れてほしい動作

  1. タッチ
  2. 手をつなぐ
  3. ハグや高い高い

親子体操

おすすめのアーティストを紹介しますね。

ケロポンズさん

「エビカニクス」は大流行し、知っている園児も多いです。「ぴったんこダンス」は、親子で楽しむのにぴったりで、笑い声に包まれます。元気な曲が多く、体をダイナミックに動かすので、外遊びにも使えます。

佐藤弘道さん

ひろみちおにいさんとして大人気の元体操のお兄さんです。色々な方とコラボをして親子体操のCDを出していらっしゃいます。
おやこでたいそう「しゅばばば~ん」から、「ちっちゃな体操」は、お膝の上で親子で顔を動かして楽しめます。

小沢かづとさん

「あたし乳児シャン」は、保護者が噴き出すような歌で、抱っこでロックな体操をすると盛り上がります。「あかちゃんねなーい」は、手遊び歌ですが、元気の良い曲なので、ちょっと落ち着かない雰囲気で子どもたちを引き付けられます。

参加しやすい雰囲気づくりで、保護者も笑顔に

保護者が子どもたちのありのままを肯定的に捉え、安心してもらえるように、先生は子どもへの言葉かけや提示を意識してみましょう。

また、保護者同士のトラブルやママ友作りも配慮することで、子どもにも保護者にも楽しんでもらうことができます。

保育参観が、保護者の悩みを解消できる場になれると良いですね。
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