赤ちゃんと船に乗りたい!船酔いや注意点は?遊び場や部屋の選び方

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2018/06/24

船に乗って旅に出ようとしている赤ちゃん

赤ちゃんが生まれたら長期休暇に帰省したり、ちょっとした旅行にフェリーやクルーズ船で遠出することも増えてくるでしょう。

飛行機と船を考えた場合、着いた後の移動手段を考えると車も一緒に乗せることができる船は魅力的です。

赤ちゃんと船に乗るときは、いつもと違う環境になるためどんなときも対処ができるように事前に確認をしながら準備をしていくことが大切です。

赤ちゃんと楽しい船旅になるように、船の選び方や注意点、持ち物や赤ちゃんの船酔いについてお話します。

赤ちゃんと船はいつから?1ヶ月健診を過ぎて順調に成長してるか確認

赤ちゃんと船に乗る時期はいつ頃が適しているのでしょうか?実際に乗りたいと思っていても、会社によっては、乗れる月齢が決まっているところもあります。

まずは、赤ちゃんの乗れる月齢から見ていきましょう。

1ヶ月健診で小児科医から異常がない診断を受けた

1ヶ月健診でとくに異常はなく、小児科医からOKをもらえたら一緒に乗ることを考えてみましょう。

また、赤ちゃんと初めての船は、ママやパパも経験がないので何が起こるか分かりません。寒い時期や病気が流行る時期は避けて、順調に成長しているなら船に乗る目安として考えてもいいですね。

夜泣きがなくなり生活リズムが整い始めたら

短時間の乗船は赤ちゃんとも移動がしやすく旅行や帰省にも適しています。しかし、
環境の変化は赤ちゃんも敏感に感じとってしまいます。

夜泣きが多い赤ちゃんは、初めての環境でますますひどくなることもあります。夜泣きが徐々に治まり、生活リズムが整い始めてから考えるのもいいでしょう。

フェリーは生後1ヶ月から、クルーズ船は生後6ヶ月から乗れる

赤ちゃんと乗る船はフェリーなのか、クルーズ船なのかで状況が変わってきますが、フェリーは生後1ヶ月頃から、クルーズ船は生後6ヶ月以上から乗ることができます。

生後1ヶ月でも乗れないフェリーもありますので、事前に確認するといいでしょう。

赤ちゃんと船に乗るメリットやデメリットについて

赤ちゃんと船に乗ることについて、メリットやデメリットを知ることで、どのような移動手段が一番いいのか考えることができます。

赤ちゃんと船に乗るメリット

  • 個室があるので夜泣きも対応できる
  • DVDやおもちゃなどキッズスペースがある
  • 授乳室やおむつ替えシートが設置されている
  • 売店があるので日用品が購入できる
  • ポットがあるので粉ミルクも作りやすい
  • 自家用車を乗せて移動ができる

船の設備は会社によってそれぞれですが、船での移動は飛行機や電車と比較をすると、広い空間で生活感も感じやすく、周りに迷惑がかかりにくい移動手段だと思います。

赤ちゃんと船に乗るデメリット

  • 夜泣きで個室になるため金額が高くなる
  • お風呂が入れずシャワーだけになりやすい
  • 波が高くなると体調の変化や船酔いをしやすい
  • 環境の変化で夜泣きがひどくなる
  • ベビーカーが使用できず抱っこが多い

デメリットについて、どういうふうに対処するか考えていくと、パパや家族に協力してもらえるところは上手にお願いすると、うまくデメリットを乗り越えて行くことができそうですね。

赤ちゃんと船に乗るときの確認と注意点

低月齢の赤ちゃんと船に乗って帰省や旅行を考えている場合は、緊急時も対処できるように準備と確認をしながら進めていきます。

船の乳児年齢制限があるのかどうかを確認

クルーズ船は乳児年齢制限があるところがほとんどです。フェリーの中にも大型になると年齢制限があるところもあります。

生後何ヶ月から乗船ができるのか、事前に聞いておくと安心です。

夜泣きに対応できる個室があるかどうかを確認

睡眠リズムが定まっていない夜泣きの多い赤ちゃんは、いつもと違う環境は敏感に感じとり、夜泣きが酷くなることがほとんどです。

大部屋は周りの人たちに迷惑がかかるだけでなく、ママたちにとっても居たたまれない気持ちになってしまいます。

ほとんどの船には個室がありますが、個室の数が少なくすぐに埋まってしまうこともあるので、事前にどれだけの個室があるのか確認しておきましょう。

ママの体調が良く睡眠や休息がとれている

ママの体も産後1ヶ月では回復の途中にあります。波が強くなると船の揺れも大きくなります。

睡眠が十分にとれない状況の中の船旅は疲労も感じやすく、船酔いもしやすくなります。ママと赤ちゃんの体調が良い時期を目安に考えていきましょう。

赤ちゃんと船に乗るときの持ち物は余裕を持って…が基本

特に月齢の低い赤ちゃんとの長時間の船旅は、緊急の事態にも備えてしっかりと事前準備をすることが大切です。

ほとんどの船には授乳室や売店など必要な設備は揃っていまが、売店に置いてる商品は船によって違い、値段も高くなります。

もしもの場合を考えて、余裕を持って準備をしておきましょう。

ミルク・ベビー用麦茶などの飲み物
ミルクの赤ちゃんは、普段の授乳回数より多めに持っていくと安心です。船に備え付けのポットが置いてあるのでお湯は持参しなくても大丈夫です。気になる場合は、事前に確認しましょう。
おむつ・おしりふき
売店に置いてあることもありますが、船によっては売っていないところもあります。値段も高いので事前にたくさん準備していると安心です。
離乳食や赤ちゃんのおやつ
離乳食が始まっている赤ちゃんは、持ち運びができる離乳食を持っていきましょう。母乳が足らないときにすぐに食べさせることができる赤ちゃんのおやつがあるとすぐにあげることができます。
エプロン・スプーン
離乳食が多い赤ちゃんは普段から使っている物でないと食べてくれなくなることがあります。家で使っているお気に入りのエプロンとスプーン持参で持ち込みましょう。
歯磨きセット
個室だと備え付けもありますが、普段から使っている物が慣れていて安心です。歯が生えはじめの赤ちゃんには拭いてあげましょう。
洋服・下着
汚れた場合も考えていつもより多めが安心です。海の上は温度差が激しいので、防寒着も準備しておくと安心です
ビニール袋・ティッシュ
船によって違いますが、おむつが捨てれず持ち帰ることもあります。ティッシュは多めに持っていくと安心です。
緊急時に対応できる薬
環境の変化や海の温度差で熱がでることもあります。月齢に合った薬の数を持参し、準備をしておきましょう。
お気に入りのおもちゃ
船の中にも遊び場はありますが、お部屋の中で遊ぶときはお気に入りのおもちゃがあると寝付きやすくなります。なるべく普段と変わらない生活をしながら遊んであげましょう
タオルやブランケット
おむつ替えのときに場所がなく、地べたですることもあります。大きめのタオルやブランケットなど敷くものがあれば便利です。
健康保険証・子ども医療証・母子手帳
熱が出た場合は到着後、県外でも健康保険証があれば受診ができます。母子手帳を持っていくと緊急時に発育履歴が分かりやすくなります。必ず忘れないようにしましょう。
帽子や日焼け止め
船の外に出ることもあります。海上は日差しが強いので赤ちゃんには日焼け止めを塗ってあげましょう。歩ける赤ちゃんはゴム付きの帽子を持参しましょう。
抱っこ紐
船の中はベビーカーが使用できません。ずっと抱っこしているのは大変なので、抱っこ紐があると重宝します。
月齢に合わせて、持っていく量や使う物を準備します。普段からお気に入りのおもちゃを持参したり、落ち着くグッズがあれば一緒に持参しましょう。

荷物は多くなりますが、赤ちゃん連れは自分たちだけとは限りません。オムツが売店に売っていても品切れになることも予測して準備を進めていきましょう。

船は個室が安心!赤ちゃんの夜泣きを隣室に伝えるフォローも忘れずに

フェリーでは、他のお客さんと雑魚寝をする大部屋や、相部屋、個室などがあります。

船によって違いますが、ベットや和室など予約時に選ぶことができ、低月齢の赤ちゃんがいる家族には和室が使いやすいようです。

乗船料金は、1歳未満は無料になることが多く、1歳以上から6歳未満は大人1名につき1名まで無料になりますが、添い寝が条件となります。子供がベット1つ使う場合は、小学生以上から料金が発生します。

個室の値段は高くなるものの、夜泣きが気になる場合は完全個室が安心でしょう。完全個室の場合でも、隣の部屋に泣き声が聞こえてしまうこともあります。

心配なときは夜泣きがあることを隣室の方に伝えておくフォローも大事です。

遊び場も充実!授乳室やお風呂は?気になる船の設備について

船に乗るときに一番気になるのがキッズスペースや授乳室、お風呂ではないでしょうか?

家からお気に入りのおもちゃを持ってきても飽きてしまうことを考えると船の中に遊び場があるとママも安心です。

また、授乳回数が多い赤ちゃんに泣いたらすぐにおっぱいをあげたくても、人目も気になってしまいます。授乳室があれば気兼ねなくおっぱいをあげることができます。

船によって違いますが、クルーズ船は託児所が完備されていてママとパパが子どもを預けている間に、ゆっくり食事を楽しんだりすることができるようです。

遊び場におもちゃやアニメのDVDが完備

ほとんどの船の中に、赤ちゃんや子どもたちが楽しめるようにキッズスペースが完備されています。

授乳がしやすいようにキッズスペースの中に授乳室が入っている船もあります。慣れない乗り物で不安になって泣いてしまう赤ちゃんもキッズスペースがあると安心ですよね。

キッズスペースには、DVDのアニメが流れていたり、おもちゃや絵本が置いてあります。

赤ちゃんのお風呂はシャワーが安心

お風呂は部屋についていないことが多く、低月齢の赤ちゃんの場合は入らせるか入らせないか悩むママもいます。

船の中は波の影響で大きく揺れることがあり、赤ちゃんを抱っこしながらママがお風呂に入ることを考えると心配な面もありますが、おむつがとれていない赤ちゃんと一緒に共同でお風呂に入ることを気にする人がいるのも確かです。

お風呂に入る場合は、簡単に済ませることができるシャワーを使うと安心です。

1日入らなくても大丈夫!お風呂は入らせないママも

船に乗る時間が1日しかない場合は赤ちゃんをお風呂に入らせないママもいます。おむつかぶれや汚れが酷くない場合を除いて、体を拭いてあげるだけでも十分です。

到着したら、ゆっくりお風呂に入らせてあげましょう。お風呂場にはオムツ替えができるスペースが設置されています。お風呂に入らなくても、上手に活用しましょう。

赤ちゃんは船酔いが起こりにくい!気になる症状が出たら様子を見て対処

低月齢の赤ちゃんは平衝感覚を司る三半規管の働きが未熟なため船酔いは起こりにくいとされていますが、三半規管が発達してくる5歳頃から乗り物酔いを起こす子供が多くなります。

「赤ちゃんが全く乗り物酔いしない」とは言い切れませんが、乗り物酔いの症状は「吐く」以外にも気になる症状が出たら様子をみましょう。

  • 急におとなしくなる
  • 冷汗が出る
  • 顔色が悪い
  • ぐったりしている
  • ミルクやおっぱいを吐く

さっきまで元気だった赤ちゃんが急におとなしくなったら心配になってしまいます。もし気になった場合は、船酔いの対処をしてあげましょう。

気分転換に外の空気を吸う

赤ちゃんと一緒に船の外に出て、空気を吸いましょう。船は揺られているので、波が高くなると大人でも気分が悪くなってしまいます。

室内の匂いや揺れ、変わらない景色で酔いは起きやすくなってしまいます。

空腹を避けお腹を満たしてあげる

空腹は自律神経が過敏になり、酔いやすくなります。離乳食が始まっていれば消化のよいものを食べさせたり、乗船前にお腹を満たしてあげるのも効果的です。

満腹になりすぎると逆に吐き気を引き起こすことがあるので、食べ過ぎや飲み過ぎには注意しましょう。

回数が多くても十分な睡眠をとる

慣れない船の生活は赤ちゃんの夜泣きが酷くなることもあります。十分な睡眠がとれていないと、体調も崩してしまいます。

お昼寝が長く、度々寝ている場合もむりに起こさないようにゆっくり眠らせてあげましょう。

赤ちゃんとの船旅も事前準備と確認で楽しい思い出をいっぱいつくろう

赤ちゃんと船に乗るのはハードルが高いと思いがちですが、実は一番移動しやすい交通手段なんですよ。

船には個室もあり、キッズスペースや授乳室、子連れで旅行がしやすい設備がたくさん整っています。

今は子供も大人も楽しめる工夫がなされているので、船は交通手段というより1つのイベントになっていることが多いです。

低月齢の赤ちゃんは環境の変化で敏感に感じとってしまうので、事前準備や確認が必要になってきます。

どんな緊急が起きても対応できるように準備をしっかりしておけば、慌てずにすみます。

楽しい長期休暇に、これから計画を立てるママやパパが赤ちゃんとの旅行が楽しめるように、たくさんの思い出を作ってくださいね!
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