受け入れNGも…双子妊娠で最初にすべきは出産可の病院探し!

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2015/11/10

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双胎妊娠は初診で判明することは少なく、妊婦検診を何度か受けているうちにお腹の子が双子だとわかるというパターンがほとんどです。双胎妊娠は単胎に比べると母子へのリスクも4倍と高くなります。

そのためかかりつけの産婦人科が個人病院の場合は、設備などの問題から悲しいですが検診や分娩を受け入れてもらえないケースもあるので、不本意で あっても転院を余儀なくされることが多々あります。

そうなると、できるだけ早めに出産できる病院を見つけなければなりません。でもリスクの高い双胎妊娠を受け入れる病院を探すには、何を重視したらよいか分からない人も多いでしょう。

そこで、双胎妊娠の病院の選び方について紹介していくので、参考にして早めに病院を決めましょう。

知っておこう!どういったリスクが高いから受け入れNGなのか?

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双胎妊娠は単胎妊娠よりも、母子ともに妊娠中から出産時、産後に至るまで常にトラブルが起こるリスクが高く、個人病院で出産する予定で検診を受けていても、双子と判明した時点で分娩を受け入れられないと言われるケースが残念ながら多いのが現状です。

でも双子だとなぜそんなにもリスクが高いのか、個人病院ではどうして受け入れできないのか納得がいかないママもいるでしょう。そこで、双胎妊娠における主なトラブルについて説明していくのでまずは目を通しておきましょう。

切迫早産や妊娠高血圧症候群など妊娠中のトラブルが多い

通常は赤ちゃんが1人育つように女性の体はできているのに、そこに2人の赤ちゃんがいるという状態は、母体や赤ちゃん自身への負担が大きくなります。 また、赤ちゃんに必要な血液中の鉄分も倍以上必要となるので貧血になりやすいと言えます。

更に、お腹がかなり大きくなるので血管が圧迫されて高血圧になったり、 尿に蛋白が出やすくなり妊娠高血圧症候群を発症しやすくなります。また、お腹が張りやすく、子宮口も開きやすいので早産になりやすいと言えます。

このように通常の単胎妊娠よりも母体や胎児へのリスクが高いので、妊娠中の母体や胎児の管理が難しく、いざトラブルが起きても対処しきれない場合があるので、病院 や医師によっては双胎妊娠を受け入れができない場合があります。

出産中や産後も、母体トラブルが起こりやすく対応しきれない

2人の赤ちゃんを出産するので、出産中に大量に出血したり血圧が急激に下がって母体が危険な状態に陥ることもあります。

更に、産後単胎よりも大きく伸びた子宮が元の大きさに戻ろうとする力が弱くなってしまうので、産後に思わぬ大量出血に見舞われることもあり、輸血しなけければならないケースもあります。

そのため、出産時にも必要な処置が取れない病院では、双子の出産自体を行えないとしている病院もあるのです。

産後赤ちゃんのトラブルに対応できる設備が整っていない

双胎妊娠では、膜性によっては胎児の一方もしくは両方の発育が悪くなったり、子宮内のトラブルにより亡くなってしまったり、生まれながらにして脳や内臓に障害を負っているケー スもあります。

そのため、生後すぐに胎児に専門的な処置を施さなければならない場合が多く、新生児の処置に対応できる設備がなかったり、専門医がいない病院の場合はあらかじめ双子の出産を受け入れできないことがあります。

緊急時に、即母子への「適切な処置」が取れる病院を選ぼう

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産婦人科を選ぶ際は、綺麗な施設で個室が完備されているとか、食事が豪華で美味しいと評判、スタッフが優しく待ち時間も短いなど色々な条件を思い描いている妊婦さんも多いですよね。

出産という大仕事を迎えるにあたり、少しでもリラックスできる環境の病院を選びたいという気持ちもよくわかります。

しかし、双胎妊娠に関しては妊娠中から産後まで、単胎妊娠に比べても母体や胎児にかかるリスクがかなり高いので、どんな条件よりもまず母体や胎児の安全を一番に考えて、安心して出産に望める病院を選ぶことが一番大事だと言えます。

赤ちゃんの命を救う設備が整った「新生児集中治療室」がある

まず、生まれてくる赤ちゃんに専門医の治療が必要になる場合を考えて、新生児集中治療室(NICU)を完備した大きな病院を選ぶことが大事です。

ただNICUのない個人病院であっても、双子の出産を受け入れてもらえるところは確かにあります。

妊娠経過が順調で胎児に何ら問題がなくても、出産時のトラブルによっては胎児の命に危険が及ぶことがあるし、トラブルがなくても体が少し未熟で、専門医が経過観察したほうがよいケースもあります。

NICUの ある大きな病院と提携している個人病院もあり、出産時に胎児に何か問題があればすぐに提携病院に搬送してもらえるシステムをとっている場合もあります。しかし、一刻を争う場合は手遅れになることもあります。

更に双子が一緒の病院に搬送されるとは限らないので、別々の病院にしばらく入院となるとママが通院するのに 負担が大きくなります。

できれば始めからNICUがある病院で出産したほうが、産後も安心できます。

妊娠中のトラブルにも安心!「母体胎児集中治療管理室」がある

双胎妊娠はハイリスク妊娠の一つなので、いつ母体が急変したり胎児の命に関わる起こってもおかしくないと言えます。

そのため、急変しても専門スタッフが24時間体制で対処してもらえる母体胎児集中治療管理室(MFICU)がある病院だとより安心して出産に望めます。

検診回数が多く緊急時にすぐ受診できる「自宅から近い」病院を選ぼう

双胎妊娠は切迫流産や早産になりやすく、自宅にいてもいつ母体が急変するかわかりません。

また、女性ホルモンが単胎妊娠よりも多く分泌する関係で、体が胎児を異物と認識して排除使用するために起こるとされるつわりも重くなりがちです。つわりが重いと、点滴を受けるために通院したり重症な場合は入院することもあります。

そして単胎妊娠よりも経過観察をこまめに行う必要があるので妊娠後期まで2、3週間に1度でよいとされる妊婦検診も、双胎妊娠だと妊娠中 期頃から1週間に1回と頻度が多くなります。

そのため、いくつか候補の病院があるならばできるだけ通いやすく、自宅から近い場所の病院を選ぶと通院の負担も少なくなるし、入院中に家族に来てもらいやすいと言えます。

おすすめはやはり「総合病院」「医療センター」「大学病院」など

双胎妊娠の受け入れが可能、NICUなどの設備が整っていて専門スタッフが揃っているという病院となると、個人病院で探すのはかなり難しいといえます。やはり、双胎妊娠の妊婦さんには診療科が多い総合病院や周産期医療センター、大学病院を探すことをおすすめします。

大きな病院だと近所になくて自宅から少し遠かったり、混み合っていて待ち時間が多いなど不便なこともあるかもしれません。

また双子でも比較的リスクの低い膜性なら、総合病院と提携している個人病院でも問題ないかもしれないし、実際に個人病院でも双子の出産が行われているケースはあります。

しかし、出産までは順調でも出産時や産後に緊急事態が起こりやすいのが、双胎妊娠の怖いところでもあります。やはり母子の安全を一番に優先させて、無事に出産を迎えることが何よりも大事だと言えます。

食事などのサービス面には少し目をつぶろう

総合病院や大学病院となると、個人病院と違って個室が少ないので空きがなければ2人もしくは4人の大部屋になる可能性もあります。

またシャワー室も共同なので使用できる時間も限られ、順番待ちになるので好きな時に自由に使えるというわけではなく、少々不便さを感じることもあるでしょう。

他にもクリーニングのサービスがないところも多いので、洗濯物は自分で洗うか家族にお願いすることになります。

ただ、総合病院でも安静のためシャワーが使えない時でも、毎日温かいタオルで体を拭いてもらえたり、フットバスや洗髪をしてもらえるなどケアが行き届いているところもあります。

そして、食事のバリエーションが少なかったり、特に双胎妊娠の場合は妊娠高血圧症候群のリスクが高いので、味付けが薄味になったり、好きなものが食べられない場合があります。食事面は期待できなのが正直なところです。

面会時間や面会人が限られることも

個人病院だと面会時間も朝から夜まで、家族なら通用口から夜でも出入りできるといった便宜を図っている病院も多いでしょう。しかし、総合病院の場合は 産婦人科以外にも診療科があり、検査なども多いので面会時間が午後から夜までに限られている所が多いようです。

また、赤ちゃんや幼い子供は病気への感染などの観点から面会できなかったり、面会する場所が決まっているなど制限されている場合がほとんどです。

特にMFICUに入っているときは、数時間しか面会できなかったり、幼い子は入室できないこともあります。そのため上の子がまだ幼い場合は、面会が制限されてしまうことになります。

色々と制限をされたり期待できない部分も多くなってしまうのですが、それより何よりもまずは無事に安心して出産することが第一の目標となりますので、このような部分はぐっとこらえましょう。

病院探しは、何よりも「母子の安全」を最優先に

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赤ちゃんが双子だというだけで、総合病院や大学病院を選ばなければならないとなると、自分の気に入った個人病院で出産できなくてがっかりする気持ちもあるでしょう。

しかし、双胎妊娠は単胎妊娠とは違うのです。ちょっと無理をしたり、トラブルが起きた時にすぐに対応できなければ、母子の命の関わってくるので後でしまったと思っても遅いのです。まず何よりも、母子の安全が最優先であることを忘れないでください。

ただ確かに双胎妊娠の中でも、比較的リスクの低い二卵性や一卵性でも二絨毛膜二羊膜の場合は、NICUのある総合病院と提携している個人病院なら、受け入れしてもらえるところもあります。

しかし、妊娠中は経過が順調でも、臨月や出産時には何が起こるかわかりません。実際に私は、経過が順調であったため、個人病院で出産を控えて入院中に母体にトラブルが起きて、総合病院に搬送された経験があります。

その後は母体の状態が落ち着いて出産を迎えられましたが、赤ちゃんの状態が少し悪くなりしばらくNICUで処置を受けました。

個人病院の利便さや快適さばかりに目がいって、双胎妊娠を少し甘く考えていた結果かもしれません。

実際に経験したからこそ、やはりどんな条件よりも母子を産後までしっかりケアしてもらえる病院にいたほうが、安心して過ごすことができると言えます。みなさん色々な事情があると思いますが、病院選びをする際の参考にしてもらえたらと思います。

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