【体験談】自称イクメンは卒業。旦那が私の理想となるまでのノウハウ

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2018/07/24

イクメンのパパ

夫は、周りの方からイクメンと思われています。実際に、全く不満がないと言えば嘘になりますが、私から見ても十分イクメンです。

しかし、初めからイクメンだったわけではありません。夫の性格やツボをしっかり把握して、私の理想のイクメンになるよう仕向けてきたプロセスをご紹介します。

因みに夫は…

  • 2歳年上…私は夫を「さん」付けで呼んでいます
  • 優しい…私のミスにも自分のミスにも寛大(気にしない)
  • 日本男児・九州男児・男尊女卑タイプ…女に指図されるのは嫌。絶対に謝らない
  • がさつ…靴下は脱ぎっぱなし、大きな手で繊細な作業は無理
  • 単純…誉められて育つ?有頂天になる
  • スポーツマン…負けず嫌い

こんな人間です。

【妊娠期】プレイクメン期…イクメン予備軍には、さりげなく情報を与える

私も夫も、妊娠を楽しみに妊活をしていました。夫には、育児の知識などは一般的な範囲しかなく、私は保育士だったこともあり、描くものは大きく違っていたと思います。

下から頼んで家事をお願い!できるイクメン予備軍に

つわりは、確かにきつかったのですが、私はそれをも喜び幸せでした。でも、少々おおげさに伝え、夫に「できたら…」「悪いんだけど…」と以下のことをお願いして、少しずつ家事ができるように育てていきました。

  • 洗濯…私の下着などはノータッチでOK。出勤前に干すまでと、取り入れて畳むまで
  • 洗い物…食洗器のかけ方を教えて、頼めばしてくれるように
  • ゴミ出し…集めるところからできるように
  • お風呂掃除…細かくなくて良いので浴槽と床をゴシゴシして流すまで

出産・産後の大変さをさりげなく伝え、心の準備

出産は、命を懸けてするものです。でも、まるで当たり前のように考えているパパは結構多いです。私は、「喜んで命をかけます」と、いろいろな出産エピソードを話して聞かせました。

夫は、そこは絶対に変われないものですから、出産以外の大変なことはしてあげたいという気持ちになっていきました。

マタニティーブルーや産後鬱も、予備知識がないパパには理解も受容も簡単ではありません。

元気な時に、「こういうことも結構あるんだね。もし私がこうなったらどうする?」といった話から、心の準備をひそかに進めていきました。

私は、実際にブルーになることはありませんでしたが、ちょっときつい時の「産後鬱かな…ごめんけど、洗濯物お願いして良い?」をすんなり受け入れてくれるようになっていました。

【周産期】俺の出産…無理強いせず共にベビーを迎え、共同感を感じてもらう

我が家は3人の子どもがいますが、上の二人は里帰りだったこともあり立ち合いではありませんでした。

大切なのは、どんな形にせよパパにとっての出産を「俺の出産」と思わせることだと思います。

立ち会いで父性が育つかはわからない?待つ&感謝が大切

立ち合い出産にはメリットもデメリットもあり、私自身、出産で夫の頼る気持ちはなかったので、立ち会いは希望しませんでした。

実際に立ち会わなくても、夫には「俺の出産」と実感させ、父性の芽生えをプロデュースできた気がします。「あなたのおかげでこの子が生まれてきた」と伝えること。

ママは、実際に壮絶な出産をしているのだから、みんなが「お疲れ様」「ありがとう」といった声をかけてくれます。私も当然だと思います。(笑)

そんな出産後に、妻から「ありがとう」と言われたら、出産に何の役にも立たなかったパパが、ちょっと誇らしげになるのではないでしょうか。

パパがベビーと初めて会った瞬間が、ママの生んだ瞬間の感動を超えるなんてはずはないですよね。だからこそ、パパが「負けた」と感じてしまわないようにしました。

  • パパに似てる
  • パパに反応した
  • パパのおかげ

と、少しずつ「俺がいなくちゃ」という気持ちを積み重ねていきました。

【乳児期】イクメンたまご組…感謝の言葉でパパもおだてりゃ主夫になる!?

新生児期、乳児期には、育児に積極的に関わろうとするパパは少ないですよね。授乳は勿論、おむつも寝かしつけもママがすることが当然という考えもあるのではないでしょうか。

多くのパパは、お風呂だけは入れてくれるという感じでしょうか。さて、お風呂の入れ方も、ついつい口出ししてしまいませんか?

初めてのママは、産院で習った洗い方を毎日忠実に遂行することにとらわれてしまいます。でも、ママもパパも疲れてしまいます。

時に洗い残しやお湯を飲んでも大丈夫です。

私は、神経質になる夫に、「耳には鼓膜があるから、水が入っても大丈夫」「頭からかけても大丈夫」「洗い残しは明日洗えばいい」と声をかけていました。

授乳・おむつ・ねかしつけ…できなくて良いとプレッシャー0に

哺乳瓶で飲ませることは、パパにとっても特別な時間

私は、上の二人は完全母乳でしたが、ミルクなしにこだわっていたわけではありません。幸い絞るほど出たので、搾乳をして預けることもありました。

まずは、私の見ている中で練習をしました。男性は、理論的なことは受け入れやすいかと思います。空気を飲み込まないようにしっかり哺乳瓶を傾けて飲ませることを伝えました。

「こうしてね」と伝えるよりも、「こうなんだって」と言うことで、夫と同じ高さでいるという感じを出しました。

げっぷ出しも、正直下手でしたが、吐いても笑って済ませられるので、夫のプレッシャーになることはありませんでした。

授乳中は、ベビーも落ち着いて可愛い表情をするかと思います。それを見てパパも自分がこの顔をさせていると感じるのだと思います。
おむつ替えは小さなステップで

おむつは、嫌がるパパには無理強いしなくて良いと思います。でも、いざというときにできるため、見せておくことは有効だと思います。

また、ママが困っているふりをすることで、助けてくれるパパも多いかもしれません。私は、職業柄できないふりは通用しませんでしたが、夫におむつ替えもしてもらいました。

  1. 使用済みのおむつを捨てる
  2. 新しいおむつを取る
  3. 足を持っておく
  4. お尻、おまたを拭く
  5. おむつを履かせる

ひとつずつができるようになれば、何とか一人で全部できるようになります。ひとつひとうは、「それくらいならしてやってもいい」ことなのではないでしょうか。

「ごめん、ちょっとこれ捨ててくれる?」「ごめん、おしりふきなくなっちゃったから足こうやって持っててくれない?」と頼んでみると、なんだかんだで何でもしてくれました。

男の子の便は、しわの間まで取るのが難しく、夫は力が強すぎるので、私が任せませんでした。

「できる」を求めるのではなく「する」こと自体に感謝して認める姿勢でいると、男性は結構「自分はできる」と勘違いをしてしてくれるようになるような気がします。
パパの腕力に頼って寝かしつけ!ママが寝たふりをするのも良し

毎日何時間抱っこしているのでしょうか。ママの腕もパンパンになりますよね。夜中の授乳も、おっぱいをあげる以外はパパでもできることです。

夜中に起きるのは、明日も仕事のパパにはきついかもしれませんが、お休み前やママがきつい時には頼んでみましょう。

  • 「腕がしびれて腱鞘炎になりそう」
  • 「抱っこしたまま寝ちゃうかも」
  • 「あなたの方が、おっぱいのにおいがない分諦めて早く寝る」

と夫に任せていました。

同室で寝ている場合、泣いているベビーを放ってママが寝たふりをしていれば、パパによっては何も言わずに抱っこしてくれるかもしれませんね。

寝かせられなくても当たり前だと思いましょう。寝てくれた時には、旦那様を誉めまくりましょう。ママより寝かせつけが上手だと思えば、「俺の仕事」と思ってくれるかも。
乳児を怖がるなら家事をしてもらいましょう
我が家は、育児も家事もしてくれるようになりました。

「ごめん。授乳してる間にお皿洗ってもらっていい?」おむつを替えながら「お風呂忘れてた!お願いして良い?」など、下からお願いすることが大事です。

旦那様が嫌そうなら、「ごめんごめん、さっとしちゃうから、ちょっと抱っこしててくれる?」と渡してしまいます。

ベビーが泣いていても笑っていても、ママは気にしなければ良いのです。ダメ出しをされずに、少しずつでも育児に関わっていくことで、慣れていくのではないでしょうか。

泣き止まなくても不十分でも「ありがとう」と飛び切りの笑顔で伝えると、単純な夫はどんどん手伝ってくれるようになりました。

【幼児期】イクメンひよこ組…パパとの比較でやる気アップ!

子どもが歩くようになると、外遊びなどでパパがパパらしくなっていきます。多くの「自称イクメン」パパは、遊ぶだけではないでしょうか。

遊ぶだけの自称イクメン脱出には心構えと物構え

ママの気になるポイントは何ですか?ただ遊ぶだけではないイクメンポイントをご紹介します。

【できるパパとは安全確保ができるパパ】

  • 遊ぶ子供を見ているだけでケガをさせるのでは困ります
  • 熱中症などに配慮し、水分補給や帽子、休息に気を配れると良いですね。
  • 与えてはいけない食べ物が分かる
【できるパパは、持ち物が違う!】
夫のヒップバッグはマザーズバッグ並でした。

  • おむつ
  • おしりふき
  • ビニール袋
  • タオル
  • 替えのスタイ
  • マグマグ等

月齢によりますが、公園に行くだけでも、これだけ持っていてくれるとありがたいです。おしゃれなヒップバッグにスリムにスマートに詰めることで、ぱっと見が恰好ついて良かったのかもしれません。

入園後はパパ友との比較が刺激に!妻より噂がやる気につながる

保育園や幼稚園に入ると、パパ友の存在が出てきます。園の行事に参加するだけでイクメン扱いされるのがパパです。

ママには当たり前のことが、パパだと特別なことになること、納得できますか?(笑)「私だってしてるのに」なんて言っても何の得にもなりません。

得になるほどパパに任せてしまいましょう。各行事には、行くだけではなく準備もしてもらいます。

  • 子どもの制服や体操服、帽子の準備、ハンカチ・ティッシュを持たせる
  • リュックなど子どもの持ち物を用意する…園のお手紙を見ながら子どもの持ち物をそろえることくらい、できます。
  • 朝ご飯を食べさせる…お顔をきれいに拭くまで
  • 食事の片付け
  • 送迎
  • 行事が終わったら、子どもと遊びに行ったりお風呂に入れたりお昼寝をしたり…
「今日は準備までありがとう!朝のこと言ったら○○ちゃんのママが、あなたのことすっごい誉めてたよ!」と、夫のツボをついてどんどんイクメン化してくれました。

【卒園~就学】イクメンワンアップ…パパ役員・PTA活動まで任せられる

子どもたちが小学生になり、自分のことをできるようになったこともありますが、私の自由時間はとても増えました。

実母の体調が心配で一人で実家に帰ったときも、数日間家のことは夫に任せることができました。

私が飲み会に参加するときでも、夕飯だけ用意すれば、夫に子どもたちの宿題やお風呂、食事の後片付けまで任せられるようになりました。

パパが出るからママが楽!小学校の役員も任せちゃえ!

他の保護者、先生からも一目置かれる存在になり、パパ役員さんに抜擢。長男の幼稚園時代にも役員として様々な行事に参加してくれて、私は一切役員活動をしなくて済みました。

末っ子の時には、保育園のPTA副会長の後会長をし、入学式の保護者代表挨拶を務めました。

今、小学校2、4、6、年生のパパですが、小学校PTA副会長をしています。私は、必要以上のPTA活動をしなくて済んでいます。

奉仕作業や運動会の準備、ママには体力的にも大変な仕事が多いですが、全部任せています。

旦那をイクメンにするために心がけたこと

皆さんの旦那様に合わせて、うまくイクメンに育てていってほしいと思います。

  • 感謝を忘れない
  • 外野(舅・姑)の言葉を気にしない…「いいって言うんですが、優しいからしてくれるんです。」「お母さんの育て方が良かったんですね。」
  • できないことは諦める…夫は、料理は一切できません。

旦那様に気持ちよく育児&家事をしてもらい、夫婦仲良く、ママが賢く楽していけますように…。

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