子供の発熱予防!寝冷え対策で熱が出るきっかけを減らせます

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2016/04/15

お熱の赤ちゃん

小さい子はよく熱を出すと言われていますが、発熱しやすい子とそうでない子もいて個人差があります。特に寒くなってくる季節に気になるのは寝冷えです。

寝冷えがきっかけで発熱に繋がる事もあるのですが、どうして発熱するのかについて考えてみたいと思います。と同時に、しょっちゅう発熱しているお子さんには、どうしたら発熱する回数が減ってくるのかも考えて欲しいです。

まずは発熱の事を知って、対策をしっかりと行いましょう。

寝冷えで発熱?まずは発熱するメカニズムを知ろう

寝冷えがきっかけで発熱する事はあるのかと言われると、ある、という答えになります。寝冷えがきっかけで風邪をひくという事になるのですが、寝冷え以外でも原因があれば当然発熱する可能性があります。

まずはなぜ発熱するのか、という事をご紹介しましょう。

ウイルスが体内に入り、体内で戦うから発熱する

発熱は体に悪い事だと思っている方がいらっしゃるかもしれません。しかし決してそんな事はなく、発熱を全くしないほうが不健康とも言われています。

その理由としては普段私たちの体には、誰もが癌細胞を作ってしまうと言われていて、時に高熱を出すことでそれら悪い細胞を殺すので適度な発熱がいいのだそうです。

体温が39.6度以上になるとガン細胞は死滅するので、この療法もとても有効のようです。また、体温が一度上がる毎に免疫力は5~6倍高くなるとも言われています。

子どもの発熱メカニズム

発熱するには?の3つのメカニズム

  • ウイルスが体内で戦うには免疫活性食細胞の働きが必要になる
  • 血液の流れに乗って、脳まで指令が伝わる
  • 視床下部から発熱するように指示が出る

目に見えない体の中で、このようなメカニズムがあるので私たちの体は発熱しているというわけです。

発熱するにはウイルスがあるからという事になるので、”ウイルス”が体内に入らなければ発熱はしないという意味になります。

そして一度入ったウイルスは体内で戦う事になるので、人間の体が有利になるようにと体温を高くする必要があるのです。

寝冷えからの発熱をさせないために出来る事を4つ紹介!

もちろん寝冷えすれば必ず発熱するとは限りません。しかし寝冷えは発熱のきっかけの1つになってしまうのですから、出来るだけ原因を取り除いたほうが良いのです。

いつも発熱ばかりしている子供の世話をする親としては、疲れてしまうので発熱させないための予防法を行いたいものです。

寝冷えで発熱をさせないための予防法

  • 着ぶくれはNG
  • 布団は厚手のものを選ばない
  • 布団蹴飛ばしにはスリーパーで対策
  • 就寝時の暖房は不要

着ぶくれはNG…汗をかいて冷えに繋がるので薄着が基本

子供は体温が高い、という事を忘れている方がたくさんいるのではないでしょうか。しかも子供たちは厚手のダウンを着て走り回るので、大人よりも汗をかきやすいのです。

ですから寝ている時のパジャマも要注意でしょう。冬だからと厚手のトレーナー素材を選ばないようにします。

例えば冬場でも綿を基本にします。フリースや裏起毛は暖かくて良いのですが、出来るだけ避けたほうが無難です。綿素材などを選びましょう。

子供は体温が高め!だから布団も暑すぎる物は選ばないで

寝冷えのきっかけにもなるのが、布団のかけすぎです。私もいつも隣で寝ている次男が寝る時にはちゃんと布団がかかっていても、なぜかタオルケット1枚で寝ている姿を見ています。

寝ている最中に自然に蹴飛ばしているのですが、次男はもともと体温が高めなのできっと暑くなるのでしょう。

私が寒がりなので、つい布団も薄いのでは…と気になってしまうのです。しかし、小さい子はママやパパと一緒に寝ているケースもありますので、隣で寝ていたら温かさがあります。よって、厚すぎる掛布団は要注意です。

子供の場合、タオルケットと毛布と薄手の掛布団で良いでしょう。厚手の掛布団を使う場合ならば、毛布を使わないという方法もお勧めです。

いつも朝見ると布団を蹴飛ばしている…スリーパーで対策!

我が家の次男と同様に布団を蹴飛ばすタイプには、スリーパーがお勧めです。スリーパーは子供や赤ちゃん用品を売っているお店ならば手に入ると思うのですが、薄手の毛布のような素材で袖の部分には生地がないものが多いようです。

スリーパーを着て寝れば、たとえ布団を蹴飛ばしたとしてもこのスリーパーは絶対に身に着ているので、寝冷えが防げます。

布団に入る前からも着ていられるので、お風呂上りから着用するのがお勧めです。

スリーパーはナイロン素材で出来ているものが中心です。形も膝上くらいの長さからふくらはぎくらいまでの長さなどの種類があります。

小さい子にはあまり長い丈だともたつきますので、止めたほうがいいでしょう。

就寝時の暖房は不要?雪国など以外は電源オフで

特に赤ちゃんがいるご家庭では「寝ている間にも暖房が必要なのか」と迷うかもしれません。では毎年、どのように寝ていたのかを振り返ってみてください。

雪国などでは暖房がないと掛布団の口に近い部分が息で凍りかけるという話を聞いた事があるため、暖房はつけっぱなしでしょうが、そうでない地域は電気代などを考えて暖房なしで寝ているご家庭も多いのではないでしょうか。

そういう家庭環境でしたら、そのまま暖房オフで過ごすのは決して難しくはありません。

むしろエアコンなどでは空気が乾燥する原因にもなるので、逆に風邪をひきやすい環境にしてしまいます。

ただし授乳がある赤ちゃん時代は、授乳の時に瞬時に温かくなる暖房器を用意し、使ってあげるとママも赤ちゃんも寒くなくてお勧めです。

暖房を使う場合ならば、20度から22度を設定します。部屋が暖かくなると布団を蹴飛ばす可能性も高くなるので、毛布を一枚減らすなどの対策は必要です。

また加湿器も冬場は併用すると風邪対策にも有効です。部屋の湿度が高くなれば、風邪やインフルエンザに感染するリスクも減ってきます。

寝冷え以外でも発熱予防の対策を!普段から気をつけておきたい事

ここからは普段から発熱しないために気を付けていきたい点をご紹介します。たまの発熱は許せても、毎週のように発熱すると親も子供も通院だけでへとへとになりますよね。

どうしたらウイルスをもらってこなくなるかの完璧な対策は難しいかもしれませんが、少しでももらってこないための対策について触れていきたいと思います。

手洗いうがいは、体内にウイルス入れないことに有効!

昔から言われている、手洗いとうがい。これはやらないよりやったほうが当然ウイルスは体に入りません。うがいは喉についたウイルスを口の中に入れない、という役割があります。

手洗いは様々なところを触ってきて何がついているかわからない状態なので、帰宅したらすぐに、そして食事の前には必ず行いたい事です。

さらに可能ならば帰宅後に顔を洗うのも良いでしょう。顔についているばい菌などを洗い流すことができます。

特に不特定多数の人がいるスーパーやショッピングセンター、電車にバスなどの公共交通期間を利用した場合には有効です。

また、殺菌効果のあるハンドジェルも便利です。赤ちゃんにも使用できるか確認した上で使用しましょう。

玄関など目に付きやすく、すぐに使用できる場所に置いておくことをおすすめします。

免疫力をあげるように規則正しい生活を過ごす

免疫力があると一般的に病気になりにくいと言われています。例えば夜更かししているとか、食事の栄養が偏っているなどは本来持っている免疫力を低下させている可能性があります。

睡眠不足になれば、子供も大人も免疫力が低下するので体調不慮になりやすいですし、子供の場合には発熱にも繋がるのです。まずは基本として規則正しい生活をする事です。

もし発熱したとしても、普段から規則正しい毎日を過ごしているのでしたら長引きにくくなったり、軽症で終わる可能性が高くなります。

規則正しい生活のポイントは以下の通りです。

  • 早寝早起き
  • 朝ご飯は必ず食べる
  • 寒くても家でゴロゴロ過ごさない

早寝早起きをするには親がある程度コントロールしなくてはなりません。でも身につけば朝はお腹がすくので、ご飯を食べる事も出来るようになります。メニューは親が気にして、栄養バランスを意識するように作ります。

早起きするためには、まずは早く寝る事から始めます。早く寝たら早く起きられるようになっていきます。最初は15分ずつ起こす時間を早めてみましょう。それを2日か3日程度キープして、その後また15分早く起こします。

寒いと自然に体を動かす機会が減ります。でも体を動かさないでゴロゴロしてばかりだと、体は丈夫になりません。丈夫になる事は風邪が嫌がる事でもあります。

普段着は出来る限り薄着に!!厚着は子供には良くありません

子供に対しての基本と言えば、薄着で生活する事です。着ぶくれすると思わぬ怪我にも繋がるかもしれません。

赤ちゃんにも同様です。3ヶ月過ぎたら大人より1枚少な目でを心がけてみましょう。体温が高めの赤ちゃんなので、室内では基本靴下は必要ありません。着せすぎはかえってあせもや冷えの原因になります。

子供にブーツを履かせるのも個人的には不要かなと思います。オシャレなのですが、走りにくいきっかけを作ってしまうかもしれないのからです。

子供が汗をかく事も多いです!厚着をさせず、子供の健康と成長を思うのならばなるべく薄着で活動させてみましょう。

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