子供部屋は壁をフル活用して作ろう!勉強意欲がアップする作り方

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2018/11/27

せっかくの子供部屋を、「寝るためだけに使う、可愛いだけのお部屋」にしてしまっていませんか?

リビング学習が子供の成績向上に効果ありと注目されていますが、実は子供部屋の方も、学習とは切り離せない空間なのです。

注目ポイントは、子供部屋の壁です。毎日の生活の中で自然と目に入るので、装飾を工夫すれば、「これを調べてみたい」の気持ちが無理なく育つきっかけになります。

本格的なDIYは不要です。インテリアコーディネートに自信がないパパママでも大丈夫ですよ。ちょっとだけ、子供の背中を押してあげるイメージでいいのです。

親の目が届くリビング学習で学力を身に着け、自分の時間を過ごす子供部屋で潜在的な勉強意欲を引き出す。そんな理想的な関係性を目指しましょう。

勉強意欲アップを促す壁アイテムの選び方のポイント

子供部屋は、子供にとって必要な安息の場であり、尊重すべきプライベート空間でもあります。その中でスマートに存在しつつも、インパクトを残す壁アイテムの選び方を挙げました。

5教科を意識して、先取り学習感覚で選ぶ

主要5教科である「国語・算数・社会・理科・英語」を軸に選びます。ただし、今現在覚えなければならないことや、学校の勉強との関連度はあまり意識する必要がありません。

それよりも、今の年齢ではやや難しい内容の物や、アート性に優れてインパクトが大きい物を選び、「かっこいい!」と感じてもらうのがポイントです。

初めて子供部屋を持つ小学生のイメージで、例を挙げます。

  • 国語…漢字をモチーフにしたタペストリー、漢文が描かれた掛け軸など
  • 算数…ビンテージ風のかけ算九九表のポスターなど
  • 社会…古地図風の世界地図のポスター、歴史上の人物をモチーフにしたポスター、博物館のパンフレットなど
  • 理科…太陽系などの天文系のポスター、野草を撮った写真など
  • 英語…英単語のウォールステッカー、アルファベットのジェルジェム、英文のパンフレットなど
これらの壁アイテムは、子供部屋の景観を損ねることなく、高度なインパクトを与えてくれます。子供心にも、背伸びしたデザインは憧れであり、興味を示しやすいものです。

外出先で撮った役立ちそうな写真、パンフレットなどを積極的に活用すれば、立派な壁アイテムに変身します。高価な買い物をする必要がないのも嬉しいですね。

ネットで「漢字 タペストリー」といった検索ワードを入れて探しても、比較的すぐに素敵な壁アイテムが見つかります。気負わずに楽しんで選んでみましょう。

子供部屋にある学習道具との連動を意識して選ぶ

主要5教科に関連する壁アイテムから、次のステップにつなげる学習道具があるかを意識して選びましょう。

私が、上手い!と思ったのは、「サザエさん」の磯野家の子供部屋です。天体のポスターのそばに天体望遠鏡が置かれています。興味があれば、すぐにでも夜空を観測できる状態です。

他に挙げる例としては、

  • 対象年齢が上の図鑑(天体、植物など)
  • 百科事典
  • 偉人伝
  • 地球儀
  • ルーペや聴診器などの観察グッズ

最初は何を選んでよいか迷うかもしれません。子供が興味を持ち出してから、子供の話を聞いて選ぶのもいいでしょう。

学習ヒントが隠された、大人向けの壁アイテムも選ぶ

一見、子供の勉強とは関連性の薄そうな壁アイテムにも目を向けましょう。例えば、ニトリで売られている、大人の飲み物をモチーフにした壁アイテムがあります。

こういった中にも、子供の勉強意欲を掻き立てるヒントが隠されています。

まずは、カッコイイ英単語です。授業で暗記する必要はないお酒の名前ですが、子供が興味を示せば、辞書以外からも意味を調べてやろうと思うきっかけとなります。

さらに、「IRISH FLAG」という、アイルランドの国旗をモチーフにしたカクテルがあります。これは、地図帳の中からアイルランドの位置を確かめたり、国旗を覚えたりという行動のきっかけになります。

ただの線などの模様だけではなく、文字情報が入り込んだ壁アイテムを選ぶのがポイントです。文字の内容は問わず、子供の興味を広げるようなイメージで選んでみましょう。

ただし、特に英文をモチーフにした壁アイテムについては、注意が必要です。子供向けの学習用品ではないため、J-POPの歌詞に使われているような、誤った文法の英文が紛れている危険性があります。

正しい英文からは、文法や日本人にはない感性を学ぶいいきっかけとなります。

「チョコレートを食べるのをやめようと思う。しかし、私は簡単に物事を投げ出す人ではない」という意味の英文が載っている壁アイテムがあるんです。

子供の座右の銘ともなれる一文で、学校の標語などより、よほど子供の心に残りやすいです。英文法の勉強にもなりますね。雑貨屋さんなどで、こんな素敵なアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか。

壁アイテムの効果を引き立てる飾り方のポイント

せっかくの壁アイテムですから、効果的にレイアウトして、インパクトを損ねないようにしましょう。ここでは、誰にでもできる飾り方のポイントに絞ってお伝えします。

子供の動線に従い、目線に合わせて配置する

子供の身長を考えると共に、1日の間に子供が子供部屋の中でどう動くかを、シミュレーションしてみましょう。

最もインパクトを受けやすいのは、ドアから入って目にする、部屋の対角線上です。壁アイテムの中でも、主役をはれそうなアイテムはこちらに飾りましょう。

ベッドに腰かけた目線の先も、よく視界に入ります。こちらには少々複雑な内容の壁アイテムを飾ると、目で追いながら思考する時間が生まれます。

壁アイテムの周りには十分なスペースを確保する

ついつい欲張ってしまい、壁全面に壁アイテムを張り出したい…という気持ちも分かります。

そんなときは、ライブハウスを想像してみてください。壁、天井、一面に張り出されたポスターを前にすると、どうにも神経が落ち着かなくなってしまいませんか?

ライブハウスは興奮してよい場所なので、あのような張り出し方でも適切だと言えます。しかし、子供部屋には、神経を休めて休息を得るという大切な役割がまずあります。

そのため、周りには十分な空間を空けて飾ることをオススメします。具体的には、壁1面の面積に対して、壁アイテムが占める割合は1~2割程度のイメージで十分です。

できれば子供部屋に置くのは背の低い家具で統一し、壁アイテムを活用できる領域を増やせば、圧迫感を減らすこともできますよ。

壁アイテムは量より質です。焦らずに厳選して、これだと思う物を飾るようにしましょう。

壁紙や小物でメリハリをつける

白い壁にポロリと飾ってしまい、味気ない…という場合は、壁アイテムのインパクトを引き立てるために、壁紙や小物を合わせて飾りましょう。

難しいテクニックは必要ありません。ダイソーなどで売られているプチプラな壁紙をまず貼り付け、その上に壁アイテムを配置するだけでも、見栄えはよくなります。

ツタなどの小物をそれらしく画鋲で留めても、子供も大喜びのおしゃれな印象に早変わりします。より子どもの興味を引き付けることができるのです。

勉強意欲の妨げになる小物は基本的にはないと考え、気軽に飾り付けを楽しんでOKですよ。

壁アイテムをきっかけに、自ら学ぶ姿勢を促すポイント

壁アイテムを選び、効果的に壁に配置したところで、後は子供の出方です。さっそく興味を示してくれたら、せっかく芽生えた探求心を促しましょう。

即効性を期待した「調べなさい!覚えなさい!」はNG。安らぎの空間を尊重して

子供にとっての子供部屋は、親の目が届かない時間に自分だけの空間で過ごすことで、安らぎを覚える場所でもあります。

子供部屋が必要な段階の子供にとって、プライバシーはすでに重要な意味を持っています。親が入り込んで口うるさく指示してくると、親の想像以上にストレスを感じます。

あくまでも、子供が「自分の意志で」調べ出すことが大事です。パパママは、その興味を快く伸ばしてあげるようなスタンスを心がけましょう。

壁アイテムを話題に、親子のコミュニケーションをとる

壁アイテムをきっかけに子供が自ら「調べよう」と思うには、さりげないアプローチが必要です。

  • 子供のおやつを運んだときに、さりげなく壁アイテムを話題に上げる
  • テレビで壁アイテムに関連する内容が出てきたら、声をかける
  • 「自分が子供だった頃、この蝶を捕まえに行って調べた」といった経験談を話す
  • 「もっとたくさんの星について調べてからプラネタリウムに行こう」などと、子供が楽しみにしそうな話題を添える
  • 夏休みの自由研究の題材にどうかと勧める

お友達が遊びに来たときに壁アイテムの話題を出せば、お友達とその後も話題として盛り上がる可能性もあり、非常に効果的です。

あくまでも、「子供にとって利益がある、ワクワクする楽しい話題を提供する」というスタンスを守りましょう。

子供が興味を示したことを無条件に喜び、ほめる

子供が「この壁アイテムのこれって、面白いよね」といった話し方をしてきたら、「よく気づいた!」と大いにほめましょう。興味を示すことが、勉強意欲の第一歩だからです。

子供が上手く調べ物を始めたら、半歩引いて見守ります。もし、子供の調べ物の方向性が学校の成績に役立たないと感じても、先行投資と思いましょう。

調べ方や方向性は、親の思惑と違っていて当然です。100人いたら100通りのアプローチがあるはずです。思考の柔軟性、探求心自体が大事です。

調べようとしたことを親が全面的に肯定することで、子供の承認欲求は満たされます。それが勉学の喜びの基礎となり、自ら学ぶ姿勢には必ずプラスに働きます。

さらに、博物館など関連する施設や、野草を摘んだり虫を捕まえたりといった遊びにつながる場合は、積極的に連れ出しましょう。

壁アイテムで引き出された勉強意欲は、一生の宝物に!

私の脳裏にあるのは、実家の床の間に飾られた漢文の掛け軸です。幼稚園児の頃から大人びた字体に興味があり、自分で辞書を引けるようになってからは、漢字の一つ一つを調べました。

やがて中学生の国語で漢文が出てきたときも全く抵抗がなく、変わらない探求心を持って勉強できました。今でも漢字は好きです。

今はリビング学習で、親の目の届く場所では授業内容に即した、学校の成績向上のための勉学を行うのが流行っています。

かつて居間で間接的に子供の興味を掻き立てたような壁アイテムは、そのまま子供部屋にスライドして、潜在的な子どもの勉強意欲を引き立てる役回りを担うと言えます。

興味を示すこと、自ら楽しんで調べようとすること、親とのコミュニケーション、すべてが、今後長く続く子どもの学ぶ姿勢の基礎となります。

ぜひ、子供部屋の壁をフル活用して、勉強意欲がアップする部屋作りに取り組んでみましょう!

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