リビングのキッズスペースの作り方。ママ友を招待できるアイデアも!

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2018/11/27

キッズスペースをリビングに作りたいけれど、求めるポイントが多くて頭を悩ませる人も多いでしょう。

そんなときは、キッズスペースに第一に求めることから順に考えていくと、答えが出やすいです。

まずは、「大人の目が行き届く、オープンで安全なキッズスペースであること」が第一でしょう。なぜなら、ママと子供が安心してリビングで過ごせる時間を作り出すことが、大切だからです。

我が子にとって安全なスペースならば、安心してママ友をリビングに招待し、交流の場を持てます。自宅リビングで子供たちが触れ合い、よい刺激になるというメリットもついてくるのです。

さらに、お友達を意識して、整理整頓しやすい空間がいいな、おしゃれで可愛い空間がいいな…というように、順を追ってアイデアが広がっていくでしょう。

そんな素敵なキッズスペースを目指して、スタートラインに立ってみましょう!

安全第一のキッズスペースをリビングの主役に

キッズスペースの安全を確保するのは、なんといっても大人の目です。ここでは、思い切ってキッズスペースをリビングの主役級に格上げした配置を目指します。

リビングの片隅ではなく、中心に近づけて配置する

リビングのレイアウト上、部屋の角に陣取りがちなキッズスペースですが、できるだけリビングの中心に近づけるように工夫します。

リビングが狭いから、中心に設置するのは無理…という場合は、リビングの壁の中央に、壁に即して一直線のキッズスペースを設けましょう。

大人の生活動線を妨げるくらいがちょうどいいのです。なぜなら、大人が意識して子供に目を向ける機会が、それだけ増えることを意味するからです。

部屋の景観にこだわりがあるパパが反対することもあるかもしれませんが、パパが注意を向けやすいよう、存在感を持たせることにも重要な意味があります。

キッズスペース=リビングの片隅に設ける空間という概念を取り払い、家族でキッズスペースに目を向けるようになれれば、嬉しいですね。

大人の1日の動線を意識し、どこからでも目が届くようにする

部屋の中央に近づけたつもりでも、例えばママがキッチンに立ったときに、壁や棚などで目が届きにくいレイアウトになってしまっては、意味がありません。

一日の大半を過ごすソファやダイニングテーブルからだけではなく、キッチンやベランダなど、リビングを取り巻くあらゆる角度から、注意を向けられる位置が望ましいです。

少し怖い話になってしまいますが、子供の事故のニュースを見ると、親族など複数の大人が居合わせているときにも、事故が起こっていることが分かります。

「何人もいたのに、なぜ?」と思ってしまいがちですが、大人が複数いるときこそ、「私以外の誰かが見ていてくれるだろう」という油断が生まれやすいのです。

例えば、ママがキッチンに立ち、パパがテレビに夢中になっているときに、どこからか小さな物を見つけて飲み込んでしまった…などという事故は、避けなければなりません。

生活動線上のどこからでも、複数の大人の観察が可能な位置づけを目指すことで、このような油断からくるトラブルを最小限に抑えられます。

柵の使い方には注意し、死角を作り出さない

赤ちゃんが移動を始めてから安全を確保してくれるのが、ベビーサークルです。子供が安全範囲から出ることを防ぐ、便利なアイテムです。

しかし、使い方には注意が必要です。角度によっては中の様子が見えにくくなったり、タオルなどをひっかけてしまう習慣があると、死角を作り出してしまいます。

ベビーサークルの中でトラブルが起こったときに、とっさにママの手が届きにくくなるというデメリットもありますので、以下の対策も視野に入れましょう。

  • 柵が細く、できるだけ外側から中の様子が見えるベビーサークルを選ぶ
  • ベビーサークルはママが少しでも席を外すときの安全策として、一時的に使用する
  • ベビーサークルの代わりにブロッククッションを使用する
  • ジョイントマットを広範囲に敷き、ベビーサークルを使用しない
子供の年齢や活発さに合わせてフレキシブルに対策を考え、リビングの主役をはるキッズスペースの安全を確保しましょう。

ママ友も喜ぶ、おもてなしキッズスペースを演出するおもちゃ

安全なキッズスペースを作れたら、いよいよママ友を招待できます。ランチの後に、「この後、ウチに来る?」の一言がサッと出たら、素敵ですよね。

注意点は、壊されたり失くされたりして困る物は置かないことです。ママ友のお友達がうっかり壊してしまったり、失くしてしまったり…といったトラブルは避けたいですよね。

思い入れの深いおもちゃがある場合は、手間がかかってもキッズスペースからは離れた場所に収納しましょう。

キッズスペース付近にしまうと子供たちが目ざとく見つけてしまうこともありますし、来客時にあからさまに隠すのも、失礼にあたるからです。

ママ友ウェルカムのキッズスペースを目指すことで、我が子にとってのメリットもたくさんついてきますよ。身構えずにおもちゃ選びを楽しみましょう。

おもてなし上手なキッズスペースの顔は、ごっこ遊びで決まり!

キッズスペースに置くメインのおもちゃは、子供が一人で熱中する物よりも、大勢の子供や大人と遊べる物を選びましょう。

  • おままごとセット
  • 簡単な仮装、お面など
  • お医者さんごっこなど特定の職業のおもちゃ

おままごとの茶わんやお皿などは、多めに用意しましょう。我が子だけではなく、ママ、ママ友、お友達もみんなで遊ぶことができます。

子供がまだ赤ちゃんでも、ママ同士のごっこ遊びの仲間に入れるような形にすれば、楽しい時間を過ごせます。

性別や年齢に捉われないおもちゃで交流する

子供の性別が男児のみ・女児のみだと、どうしてもプラレールや戦隊モノばかりになってしまったり、ガーリーなお姫様のようなキッズスペースになりがちです。

それでも構わないのですが、キッズスペースの敷居を低くするためには、性別を問わないビジュアルのおもちゃもバランスよく用意しておきましょう。

赤ちゃんが来ることも踏まえ、成長とともに必要がなくなるおもちゃも、一部でいいのでとっておけば、活用できます。

来客時に限らず、ときには年齢や性別に捉われないおもちゃを出してみましょう。普段は出さないおもちゃで遊べるレア感が、我が子の視野も広げてくれますよ。

絵本は有能なコミュニケーションツール。本棚を設けても〇

絵本があれば、ママやママ友が絵本を読み、子供だちがニコニコと聞き入ります。また、絵本を元に会話も弾みます。

背の低い本棚を設け、様々なジャンルの絵本を用意すれば、男の子も女の子も楽しめますね。お友達はどんな絵本が好きか、ママ友に聞いてみてもいいでしょう。

図書館などからの借り物の絵本については、子供の年齢によっては破いたり、なめたりすることが起こりえるため、来客時には返却しておいた方がいいでしょう。

お土産を活用して「ご当地もの」を取り入れ、会話のきっかけを作る

裏技は、「ご当地もの」の活用です。各地のお土産ショップに売られているようなご当地キャラクターグッズでも、伝統的な民芸品でも構いません。

テレビのキャラクターでは番組を見ていない子は話題に入れませんが、ご当地ものであればコミュニケーションの相手を選ばないため、もってこいのアイテムなのです。

旅行先の話に花を咲かせながら、子供たちも普段とは違った目新しいおもちゃを前にして、盛り上がること間違いなしです。

見せるからには諦めない!可愛い・おしゃれな空間も実現

主役級となったキッズスペースに、安心してママ友を招けるようになったら、もう上級者!夢の「可愛い・おしゃれなキッズスペース」を目指しましょう!

自慢のキッズスペースならば、子供が自らお片付けする習慣が身に付きやすい、という嬉しいメリットもありますよ。

ボックス・カゴ使いで、お片付けしやすい工夫を

リビングの中央で来客を迎えるには、ごちゃごちゃと物置スペースにしておくことはできません。子供にお片付け習慣を身に着けさせると同時に、パパママが片づけしやすい工夫も必要です。

例えば北欧風など、外見がおしゃれなボックス・カゴを取り揃えておけば、散乱したおもちゃもスマートに収納できます。

スペースに余裕があり、ボックス・カゴが複数置ける場合は、テープなどで収納する品目をつけて、どこに何をしまえばいいかを子供目線で分かりやすくしておくといいでしょう。

来客があったときに使うおもちゃも、ひとまとめにしておくとスムーズに広げられます。赤ちゃんには危ないおもちゃも、できれば区分けしておきましょう。

リビングと調和するマットや棚で統一感を出して

マットは、キッズスペースの雰囲気の決め手となります。赤ちゃんのうちはジョイントマットがおすすめですが、リビングの景観を考えると抵抗がある場合もありますね。

子供がうっかり飲み物をこぼしてしまったり、ママ友の友達が汚してしまったり…という事態に備え、キッズスペースには高価な敷物は使用せず、景観と調和しながらも、丸洗いできるような素材を優先して選ぶといいでしょう。

棚については、リビングの他の家具との調和を意識して選べば、やがてキッズスペースが不要となってからも、家具の一つとして末永く愛用できます。

こだわりが強いパパの出番も!海、森、町…テーマを設定して

さらに上級テクニックは、キッズスペースのテーマを設定し、それに合わせてアイテムを選んだり、DIYを実践していく方法です。

インテリアにこだわりが強いパパなら、ここが出番です。まずはマットや棚といった大物のセレクトから、ボックス・カゴといった小物の順番で整えていきましょう。

  • 大海原を航海する船のイメージ
  • 小鳥や動物が隠れた、探求心をくすぐる森のイメージ
  • 外国の街角のイメージ

DIYの腕前があれば、もう一歩イメージの追及に踏み込んで、飾り棚を作ったり、本格的にペンキを使ったり、天井からブランコを下げたり…

「那須高原 ペンション スクーナー」にあるキッズスペースがお手本になります。テーマカラーを統一し、上部に飾り棚を設け、大海原を航海するイメージを見事に表現しています。

絵画や小物は子供の手が届く位置に注意し、キッズスペースの安全性を損ねることなく、子供も大人もワクワクするような、おしゃれな空間を目指しましょう。

ただし、子供は、汚しますし散らかします!せっかくの大人が考えたコンセプトを台無しにされたからと、子供にあたるのはNGです。

子供が自らお片付けを始めるような空間になれば幸運、くらいに思ってくださいね。大人の思い通りの空間のためではなく、子供の生活習慣のためにお片付けを促しましょう。

子供の幸せを育む、全員参加型のキッズスペースへ

パパママも、お友達も、みんなで輪になって過ごせる空間になれば、安全や景観のみならず、子供の心の拠り所となるキッズスペースを実現できます。

子供の成長に伴いキッズスペースが役割を終えても、その空間での思い出は、子供の記憶に残り続けて心の成長の基礎となります。

幸せな思い出がつまった空間を作ることが大事です。肩の力を抜いて、ご家族で楽しみながら、リビングのキッズスペースを作っていきましょう。

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