2歳児のイヤイヤ期の着替えは大変…簡単ラクラクな着替えテクニック

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2017/01/30

子供にとって、着替えはとても面倒なものです。特にイヤイヤ期の子供の着替えは本当に大変ですよね。

朝忙しい時間に嫌がられると出勤時間や園の登園時間に遅れることもありますし、お出かけの予定がずれてしまうこともあります。

「こんなに手間取るのは我が家だけ?」と心配になったり不安に思うママもいるかもしれませんが、他のおうちでも同じです。多くの子供が通る発達段階のひとつです。

ママにとって大きなストレスになる着替えの嫌がりは、どう対応すればよいのでしょうか。試して欲しい方法をご紹介していきます。

  • 季節に全然合わない服を選んでしまう子
  • 上手にできないのに自分でやりたがる子
  • そもそも着替えを嫌がる子

この3タイプに分けてチェックしていきましょう。

イヤイヤ期の捉え方…イヤイヤ期は自我がぐんぐん成長する時期

着替えの嫌がりがスタートするのは、2歳位からが多いのではないでしょうか。2歳期は俗に「魔のイヤイヤ期」と呼ばれています。

歩くことや言葉を覚えて自由に活動できるようになり、自我も芽生えます。自分でできることが増える分、ママの意図に反した行動も増えてきます。

自己主張が強くなり、素直にいう事を聞かなくなることもあります。これまでは「赤ちゃん」だった子が、急に「幼児」に変貌する時期でもあります。

着替えだけではありません。ご飯・食事を食べない、歯磨きをしない、買い物でベビーカートに乗らないなど生活のあらゆるシーンで起こります。

子どもは癇癪を起こして不機嫌になりやすくなりますし、忙しいママは泣きたくなりますよね。

体も大きくなってきた子がぐずると収拾がつかなくなることも。急に子育てが大変になって、イライラが増え、仕事や家事に追われて笑顔になれなくなるママも少なくないでしょう。

特に着替えは毎朝・毎晩必ずしなければいけないルーチンワークなので、悪化すると毎日何度もイライラと戦わなければならなくなります。

自分でやりたい!という気持ちは成長のあかしです。

時間に追われるパパママにとっては待つことが何よりつらくストレスが溜まるものですが、イヤイヤ期は心と体の成長と共に少しずつ楽になってきます。

保育園入園などをきっかけに集団生活を学び、成長すると変化してくることもあります。

この時期の育児は「待つこと」が基本、と考え、時間に余裕を持って行動することでイライラを軽減しましょう。

といっても、毎日ドタバタすればストレスはたまるものです。子どものイヤイヤの傾向別に、パッと着替えられる対処法をご紹介していきます。

季節や温度に合わない服を選ぶときの対処法…収納にも工夫を

自分ではまだうまくできない事でも、やりたがるようになるのがイヤイヤ期の特徴ですね。着替えもその一つです。

自分でなんでもやりたがるだけでなく、自分で決めた洋服以外着てくれない、ということもあります。

特にオシャレにこだわりがある女の子は、自分の着たい服や髪型に強い執着を示すことがありますね。

とは言うものの、まだまだ子供には判断力がありません。真冬なのに半そでを持ってきたり、暑い日にコートを着たがることもあります。

そこで、こんな方法を工夫してみてはいかがでしょうか。

季節に合った衣類だけを出しておく
季節に合った衣類だけを手の届くところや見える場所に準備し、それ以外の服は目に入らないところに収納してしまいましょう。

目に入らなければ子どもも「これが着たい!」という気持ちになりにくくなるのではないでしょうか。

妥協案を提案してみる
寒い日に半そでを着たがる際は、下に長袖のトレーナーを重ねるなど妥協案を提案してみます。

暑い季節に厚着をしたがる場合は、一番下に涼しい服を着てもらい、お気に入りをとりあえずは着てもらいましょう。

実際に不快な感じを経験させる
実際に寒い・暑い思いをすると、すんなり着替えてくれることもあります。子供に不快感を納得させてから、着替えや重ね着・上着を脱ぐなどの提案をしてみましょう。

なんでも自分でやりたい子にスピーディに着替えてもらうコツ

自分でやりがたる子供の場合、すべての着替えを子供にまかせると時間がかかります。そこで忙しい時はワンポイントだけ子供にお任せしてみましょう。

上手に着替えさせるために知っておきたいこと…自我は大切に

毎朝、自分でやりたい子供と早く着替えさせたいお母さんの間でバトル…本当に疲れてしまいますよね。

そんな時は、スムーズに着られる準備をしておき、ワンポイントを子どもにやってもらう方法を試してみませんか。

ズボンをはく、靴下をはくなど、上手にできることを子供にしてもらいます。

なんでも自分でやりたがる子を見守るのは、とても根気がいることです。

「そうじゃないでしょ。」「時間がないからママにやらせて!」と口出し手出ししてしまうと、かんしゃくを起こして余計に時間がかかることになりかねません。

この時期の「自分でやりたい!」という熱望は、子供の身辺自立の芽です。イライラ・ストレスに負けて摘んでしまうのはとてももったいないことです。

ママのイライラはとてもよくわかります。そこで、少しでも簡単に着られる工夫をあらかじめしておきましょう。

また着替えのあと、必ず鏡で自分の服を一緒にチェックするようにすると、ボタンのズレなどにも気付きやすくなります。

Tシャツ・セーターなど、かぶりものの服を上手に着るコツ

かぶって着るタイプの服は、あらかじめひっくり返しにし、子供の足元に胴の部分が来るように広げて置いておきます。

かぶりの服をかぶったままもたついている間に、そっと手を出して前後がひっくり返らないよう手伝ってあげるのも方法のうちですよ。

「ここを持つと着られる」場所に、手の形に切ったフェルトに両面テープをつけたものをその都度軽く貼っておくと、子供にもわかりやすいですよ。着替えたら剥がしましょう。

背中側の左右裾に小さなマークをつけておき、「ここを持ってかぶろうね。」と教えるとうまくいきます!

毎度シールやマークを付けるのが面倒、という場合は、アイロンプリントで目印を服に漬けてしまう方法も良いですよ。

ボタンを上手にはめられない子に試して欲しい対策方法

ボタンはすべてしめてもらうのではなく、かぶりで着られる程度にあらかじめはめておきます。

最後に2カ所ほどとめればOK、という状態なら時間もさほどかかりません。上手にできるようになってから、はめるボタンの数を増やしていきましょう。

ボタンが苦手な子は、ママに時間の余裕があるときに、マジックや刺しゅう糸でボタンとボタンホールの色をセットにしておくという方法も良いでしょう。

またボタンを開け閉めするおもちゃを与えるなど、普段の遊びの中でボタンかけを練習することもオススメです。

ズボン・スカートをはくときにもたついてしまう子の対処法

持たせることすら嫌がってママに手出しをさせない場合、たたんで置いておくのではなく、座って足を突っ込めばはける状態で置いておきます。

また、座った状態でどうしてもはけない子や、立ってはこうとしてふらつく子の場合は、低めの椅子や足台などに座らせてトライさせてみましょう。

かぶりの服に手の形のマークをつける方法は、ズボンやスカートにも有効です。

頻繁に着るお気に入りの服には、アイロンプリントでマークを付けてあげましょう。ズボン・スカートの場合は表側にマークが来ますよ。

コートなど、アウターが上手に着られず出がけにぐずる子の場合

出がけにコートなどを自分で着たがり、上手に着られずにぐずられるとママもイライラしてしまいますよね。

チャックのコートはあらかじめチャックをはめて少しあげておき、かぶりで着てもらう方法もあります。

また、どうしてもチャックが難しい場合はマジックテープを付けて、子供が簡単に脱ぎ着できるように工夫したり、マジックテープタイプのコートを購入しましょう。

靴下をはくともたついてしまう子・かかとが上向きになってしまう子

靴下は表の状態から下に向かって外側に半分ほど折っておきます。かかととは逆の方向にシールを貼り、上を教えてあげましょう。

この状態で置いておけば、あとはそのまま足を突っ込み、シールをはがして折り口を上に引っ張り上げれば簡単にはくことができますよ。

靴下を自分ではきたがる子の場合、この時期にニーハイソックスなど長い靴下を自分ではくのはかなり大変です。

そこで寒い日はレギンスと靴下を合わせるなど工夫して冷えとママのイライラを乗り切りましょう。

そもそも着替えが大嫌い!パジャマや裸が好きな子の場合

子供たちの中には、そもそも着替えが大っ嫌い!という子も少なくありません。中にはパジャマや裸で外出しようとする猛者もいます。そんな時の対処法をご紹介します。

どうして着替えが嫌なの…理由が分からない・面倒くさい

なぜ子供が着替えを嫌がるのか、というと、着替える理由がわからないからということと、着替え自体が面倒くさいことが原因のひとつです。

子供にとって着替えは何のメリットもないことです。それまでの楽しい遊びをいったんやめて、じっとしていなければならない苦痛の時間です。

そんな時は、「着替えなければお散歩など外出ができない・遊べない」ということを学んでもらいましょう。

パパやママ自身といった大人や、上の兄姉が着替えるときに、一緒に着替えるように工夫します。

また、子供番組や子どもが好きなアニメで着替えをテーマにしているものがあったら、その都度DVDをかけてあげるという方法もあります。

絵本などを参考にすることもいいですね!お風呂上りに着替えてくれない子には、お風呂と身支度をテーマにした絵本を読んであげましょう。

「○○ちゃんも上手に着替えているね!君も着替えられるかな?どっちが早いかな?」などと声掛けし、上手にあおってみましょう。

ふざけて逃げ回る子供は追いかけない・逃げられない環境を

追いかけっこが好きな男の子は、ふざけて素っ裸のまま逃げ回ることもあります。我が家の息子たちも必ず一度はやりました。

追いかけっこの醍醐味は、相手が追いかけてくれることのスリルです。

ふざけて逃げ回る子供は、追いかけることでますますエスカレートします。

そこでふざける子の場合、追いかけることはやめましょう。走り回れたりテレビやおもちゃといった興味をひく魅力的なものがある部屋は、着替えに向いていません。

じっとしていることが苦手な子なら、逃げ場のない脱衣場など狭い場所で一気に着替えさせる作戦を試してみましょう。

狭い空間が無い場合は、段ボールでしきりを作ってみるだけでも違ってきます。療育現場でも実際行われているパーテーション作戦です。

早く着替えないと自由に遊べない、という親側の意志をはっきりと伝えましょう。着替えの最中は親はかまってくれない、と学ぶことが大切ですね。

ふざけて逃げ回る子の場合、おむつ替えで苦労するママも少なくありません。

この時期はパンツタイプのおむつに切り替え、立ったまま一気に引きおろしてふき、再び一気にはかせるスピード勝負がオススメです。

トイレトレーニングの準備のためにも、オムツ交換はトイレ前などトイレ周辺に決め、替えやすい環境を整えましょう。

子どもの気持ちやイヤイヤの傾向を掴んで上手に乗り切ろう

いかがでしょうか。まずは子どもの自主性を重んじるためにも、我が子のイヤイヤ期がどんな傾向なのかを知ることが大切です。

  • 上手にできないことも全部自分でやりたがる
  • なんにでも首を突っ込み、すぐに手を出す
  • ルーチンワークすべてを嫌がる

着替えの嫌がり方にもタイプがあります。それに合わせた対処法を見つけることが、ストレス解消への近道ですね。

ポイント制にして、着替えやオムツ替えが終わったら好きなシールを貼れるというシステムも効果的です。

シールがいくつか貯まったら、おやつやおかずを豪華にするという特典があるともっと魅力的ですね。

その都度お菓子でつったり、力ずくで言うことを聞かせていても根本的な解決にはならないと感じているママは少なくないと思います。

そんな時は子どものやる気にちょっぴり手助けをしてあげたり、子供の好奇心にちょっと火をつけてあげる方法を試してみましょう。

自分も失敗を重ねてきた先輩ママ友や、逆に成功しているママ達の意見を聞いてみるのも方法のひとつ。子育て支援センターや保育園の先生方にも相談してみましょう。

子供の気持ちや気分の波を上手につかんで、子どもたちが大嫌いな着替えをスピーディに終わらせましょう。

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