幼稚園教諭の仕事内容とは?幼稚園の先生一日の仕事の流れを紹介!

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2018/09/03

お子さんにとってはじめての社会経験の場である幼稚園。参観日などで様子を見に行くと、働く先生たちはいつもニコニコと子どもと接してくれますよね。

そんな幼稚園の先生たちは、毎日の就業時間をどのように過ごされているのでしょうか。

子供が好きで幼稚園の先生になりたいけれど、実際の仕事内容ってどんな感じなの?と思っている方も居ると思います。

人気職のひとつでもある幼稚園教諭の知られざる一日について、元教諭の経験も活かしながらレポートしたいと思います!

幼稚園で、クラス担任を持つ先生の一日の仕事の流れ

ではさっそく、クラス担任を持っている教諭の、ごく一般的な一日のスケジュールを表にして説明します。筆者は元私立幼稚園勤務でしたが、一日の流れなどは公立私立関係なくほぼ同じかと思います。

時刻 教諭の仕事
7:00 幼稚園に出勤
8:00 園バス乗車 登園開始
9:45 登園完了 排泄
10:15 朝の会
10:30 設定保育(一日のメインの活動)
11:30 排泄 昼食準備
11:50 昼食
12:40 片付け 排泄 降園準備
13:15 帰りの会
13:30 降園開始 園バス乗車
15:00 教室の掃除
15:30 事務仕事
16:00 全体会議
16:40 明日の保育の準備
17:00 就業時刻

スケジュールを見ていただけると、とにかく椅子に座って息をつく時間がない、ということがわかるかと思います。

お母さんが「今日はどんなことをしてきたの?」と聞いた時、子どもが答えるのは【設定保育】の部分です。

そのほかの箇所は毎日同じように過ごすことがが多いため重要視されにくいですが、設定保育のほかにも、こんなに分刻みでスケジュールが詰まっているのです!

園児がくる前、帰った後の仕事について

教諭の仕事は子どもが登園する前からはじまります。

その日に行う設定保育の確認をはじめ、自由遊びのおもちゃや場所の点検や、持ち帰るお手紙の確認などを行い、スムーズに保育ができるように準備をします。

そうして子どもたちを迎え、一日を過ごして子どもたちを見送った降園後は、幼稚園教諭たちと時間との闘いがはじまります。

使った部屋の清掃をしながら、忘れ物や落とし物のチェック、明日の保育の準備を行います。絵を描いたり工作をした日には、絵を乾かしたり飾ったり、工作の仕上げ作業をします。

また、保育中にトラブルが起きた日には、子どもの保護者に電話をかけ、対応することも幼稚園教諭の仕事です。

設定保育の準備について

設定保育は、工作や音楽、園外保育など、事前に園全体や学年ごとに設定したカリキュラムに沿って作成します。

ほとんどの幼稚園では1か月単位で工作〇回、体育〇回、音楽〇回、などとカリキュラムを設定し、幼稚園全体の行事などとすり合わせながらその日行うことが決まっています。

例えば工作をすることが決まっている前日は

  • スムーズに子どもに配れるようあらかじめ用紙を準備する
  • のりやシールなども何人でひとつ使う、と計算して用意する
  • 大きめに作った見本を用意する
  • 実際に子どもの前で説明できるよう、ロールプレイングを行う

このようなポイントを考えながら準備を行っています。できない子どもだけでなく、早くできてしまった子どもに対しての対応も併せて考えています。

見えない仕事!とにかく書類が多い

幼稚園教諭は、とにかく書き物の多い仕事です。PCが良い幼稚園もありますが、筆者が勤務していた園はすべて手書きの決まりでした。

  • 年間カリキュラム
  • 月間カリキュラム
  • 設定保育案(毎日1枚)
  • クラスだより
  • シール帳のまとめ

設定保育案は毎日事前に作っておき、その日の反省なども記入し、新人教諭は先輩教諭や主任に書類をチェックしてもらいます。

この書き物の仕事が就業時間までに終わらず、残業したり、時には持ち帰りして家で設定保育案を考える教諭も多いのです。

幼稚園のイベント前には、それに向けた仕事もある!

通常の保育以外にも、イベントが多いのが幼稚園のいいところです。普段と違う園児の様子が見られるので教諭としてもとても楽しいですが、もちろん大変なこともたくさんあります。

運動会・発表会

運動会や発表会は園児の練習が必要になる行事なので、半年以上前から準備を行います。

運動会では、曲や振り付けを1から考え、子どもの年齢に合った振りができているかなどを考えます。小道具を使う場合、子どもと一緒に作るのか、教諭が準備するのか、保護者に協力を得るのかなども考えます。

発表会は子どもたちへの落とし込みや練習と重なって、衣装や大道具なども作る作業があるので、この期間の教諭の仕事負担はかなり増えることになります。

ただ、子どもたちが頑張っているととても感動するので、教諭として燃える仕事であることは間違いないでしょう。

どちらもおおよそ本番の2か月前から子どもたちに落とし込みができるよう、少しずつ計画的に準備をしていく必要がある行事です。

遠足・園外保育

遠足や園外保育では、アポイントが必要な場所はアポイントを取る、バスを使用する場合はバスの使用許可やアポイントを取ることも教諭の仕事です。

行ったことのない場所に訪問する前は、必ず一度事前に出向き、トイレの場所や設備の確認などの下見も行っています。

遠足でお弁当を食べる場合は、レジャーシートをたくさん敷けそうな場所や、荷物をまとめておけそうな場所、お弁当のあと遊べるスペースまで探しています。

お泊り保育

お泊り保育は、幼稚園生活1番の最も楽しみな行事のひとつです。同時に子どもにとっては保護者とはじめて離れて寝ることもあり、不安にしている子も多いです。

そんな子どもの不安を「楽しかった!」に変えられるようなお楽しみポイントを、たくさん用意しなければなりません。

筆者が勤務していた園では、夕食朝食を幼稚園で食べるので、ランチマットを手作りしたり、料理の看板などを作り、バイキング形式の食事を楽しめるようにしました。

また普段の給食とは違うため、夕食朝食の発注や、調達なども衛生面に気を付けながら行っていました。

一番の不安の寝る前には、事前に保護者から不安な点を聞いておいて、子どもの不安を取り除けるように努力します。

いつも抱いているぬいぐるみは持ち込み可にしたり、寝る前だけおむつの子は、こっそり別部屋で着替えを行うなど、事情に合わせることも大切です。

誕生日会

月に1度あるお誕生日会では、教諭の中で担当を決め、出し物などを行います。誕生児も、誕生児を祝う子どもたちも楽しめるような出し物を、事前に考えなければいけません。

また、司会やピアノを担当する場合は、進行表を作成したりピアノの練習も加わります。司会に当たった場合は、全園児が集合する合間の手遊びなども考えます。

誕生会で誕生児に手渡すプレゼントの準備(手形や将来の夢などを記入したカードや、メダルなど)も、事務作業時間にこつこつ行う業務の1つです。

幼稚園教諭の仕事は、園児たちの命を預かる仕事!

幼稚園教諭は、大切な子どもたちの命を預かる仕事です。大きな事故やトラブルのないように目を配り、気を配るため、気力も体力もいる仕事かと思います。

クラス担任ではない教諭の仕事は

幼稚園には、担任を受け持っていない教諭も数名配置されています。主にフリーと呼びますが、担任を持っていなくても決して暇ではありません。

フリー教諭の主な仕事内容としては

  • 担任が休んだ時の担任代理業務
  • 入園したての泣き出す園児のフォロー
  • 年少児のトイレや着替えの補助
  • 園外保育や遠足などの引率
  • けがをした子ども、具合の悪い子どものフォロー

などが挙げられます。担任を持っていない分、すぐ子どもたちと関われるように、普段から子どもたちと関わって信頼関係を築く必要があるため、ベテラン保育士が当たることの多い仕事です。

子どもに合わせた保育内容

今は幼稚園の間にパートで働くママも多い時代です。そんな時代に沿って延長保育を引き受けている園も多くあります。

そのような制度を設けている園はほとんどが延長保育専用のパート保育士が延長保育を担当しており、子どもが楽しく保護者を待っていられるように工夫しています。

今はクラスに1人ほどいると言われている障がいのある子どもは、程度を見ながら保護者と相談して受け入れる園が多いです。

場合によって1人フリーの保育士を付けたり、軽度の知的障がいの場合はクラスの子どもへの理解を促すことも大切です。

障がいに関しては常に保育士も講習会などで対応方法について勉強し、園長や園全体で情報共有をしながら関わっていきます。

やっぱりキツい?子どもと関わる仕事

子どもと遊ぶので体力を使う、ピアノを弾く、絵を描く、工作をする、保護者とコミュニケーションも取れなければならない…

幼稚園教諭は人気職である一方、離職率も高いことが有名です。先生の入れ替わりが激しい園だと保護者としても不安になるかと思いますが、転職離職はただ辛いから!というわけではないと考えられます。

幼稚園の保育体制や理念が合わず離職、転職したり、幼稚園から保育園に転職する保育士もいますが、仕事が嫌い、子どもが嫌いになった!と辞めていく保育者は少ないです。

もともと子どもが好き、世話が好きな人間の集まりなので、保育士としての仕事に誇りを持っている人が多いです。

筆者も仕事を辞めた直後はもう保育士はしない、と思っていましたが、現場を離れて暫く経ち、不思議とまたあの忙しい現場に戻りたいと考えてしまうことがあります。

責任重大!でも、楽しい!

保育園は、仕事で子どもを育てられない時間のある保護者の代わりに、子どもを育てる場です。それと代わって幼稚園は、学校と同じく社会体験をして学ぶ場、という違いがあります。

教諭たちは、『幼稚園』という教育機関のなかで、どれだけ多くの楽しい体験を子どもたちに与え、学ぶことができるか、ということを考えながら保育を行っています。

現在は認定こども園という幼稚園と保育園が合体した施設もありますが、保育の仕事は、どれも勤務中にはほとんど椅子に座ることができない、体力をとても使う仕事です。

しかし、保護者の感謝された時の達成感や、子どもの笑顔や成長を感じたときの満足感は、他の仕事では得られない幸福なことだと思います。

大変!だけれど、やっていてよかったと思える仕事です。そんな幼稚園教諭の仕事に少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。

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  • 浅田 真央さん

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