子供が可愛くない…母親失格?可愛いと思えない気持ちへの対処法

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2018/06/06

親でも「子供が可愛くない」「可愛いと思えない」と感じる人はいます。子供に否定的な感情を持っていることで罪悪感も感じてしまいます。

感情は自然に湧き上がってくるものです。無理に子供を可愛いと思おうとすることはできません。

感情は自分自身です。どんなに嫌な感情でも、その存在を認めてあげることが自分自身を肯定することにつながります。

自分を肯定できれば、子供や周囲に対する自分の感じ方もおのずと変わってきます。

自分の感情との上手なつきあい方を身につけましょう。自分を大切にして、子供への想いも自分の望ましい方向へと向けていきましょう。

「子供が可愛くない」という自分の感情を認めてあげよう

「子供が可愛くない」という、そのままの自分の感情をじっくり受け入れてあげてください。「私は自分の子供が可愛くない」と実際に口に出すなどしてみましょう。

「可愛くない」と感じるいろんなことを思い出して、怒りや悲しみを感じるかもしれません。腹痛や吐き気など体に異変があったり、涙が出てくることもあります。

苦しい体の部分をさすったり、自分を抱きしめたりしてください。怒りや悲しみを思う存分感じ、泣きたくなったら思いきり泣いてください。

感情の存在をきちんと認めてあげると、その感情は自分の中で落ちついてきます。

「子供が可愛くない」と感じることで自分を責めなくていい

感情は「本当の自分」を表しています。感情を否定することは自分自身を否定することになります。

「可愛くないと感じるのはいけないから可愛いと思おう」としても、どんどん自分が苦しくなるだけです。

良い悪いは考えず、ただそういう自分の感情がそこにあるのだ、と思いましょう。

自分を責めるのは、「本当は子供を可愛いと思いたい」という気持ちがあるからです。自分の中にはちゃんと子供への愛情はあるのです。

可愛くないのは子供のせいではない

同じ出来事であっても人によって「感じ方」は違います。「可愛くない」と感じているのは「自分」であって、子供が悪いわけではありません。

子供が可愛いくないと「思っちゃダメ」という「考え」を持っているのも自分です。「親だから」「いけないことだから」といった理屈や常識に従うべきという「考え」です。

つらく感じたら、自分はどんな「考え」を持っていたかなと立ちどまりましょう。「考え」は捨てて「感情」だけを認めてあげるようにしましょう。

悩みながら育児を頑張っている自分を認めて労ろう

ただでさえ大変な育児を、可愛くない悩みを抱えながらこなしている人はすでに十分頑張っています。

頑張っている自分を認めてあげましょう。「子供が可愛くないのに育児を頑張っていて、私って本当にえらいね」と実際に口に出したりしましょう。

普段から、育児以外のことでも頑張っている自分を見つけて、褒めるようにしましょう。

「可愛くない」から、つい子どもにつらくあたってしまう

子供の世話や遊びにつき合うのがつらくてたまらないと感じることもあります。

「可愛くない」からつらい、つらいからますます「子ども」が「可愛くない」という悪循環になっているのかもしれません。

「子供」=「つらい」になっていると、些細なことにもイライラして子供を叱ったり怒りをぶつけたりしがちです。

感情を子供にぶつけたことで、さらに罪悪感を感じてしまったりします。

子供の何が可愛くないのか考えてみよう

つらいのは「子供」ではなく「子供の行動や子どもにまつわること」かもしれません。自分は子供の何が可愛くないのか、具体的に挙げてみましょう。

わがまま、言うことを聞かない、時間がかかる、意思の疎通ができない、泣く、汚す、散らかす、顔が可愛くない、同じことをくり返す、上の子だけが可愛くない、訳のわからないことを言ったりしたりする、等。

子供がいると、家事ができない、自分の時間がない、義父母や親戚、親同士のつきあいがある、パートナーとの関係が変わってしまった、等々。

「可愛くない理由」が見つかったら、それが本当に「子供」が原因なのか考えてみましょう。元々原因となるものがあったということもあります。

どうしてそれが可愛くないのでしょうか

子供、特に赤ちゃんは世話をしてもらうために泣きます。世話をする母親にとって「泣き声」=「責任感」です。いつまでも泣きやまないと責任が果たせなくてイライラします。

可愛くない理由に対して感じる感情を、具体的な言葉にしてみましょう。

イライラさせられて嫌、想いが伝わらなくて悲しい、煩わさせられて面倒、時間をとられて困る、人づき合いが苦手、したいことができなくてガッカリなど。

嫌だったり、悲しかったり、面倒、困る、ガッカリと感じているのは「自分」だという事がわかります。

子供に対する自分の感じ方のパターンを変えてみよう

子供がこうなると自分はこう感じてしまう、など感じ方のパターンが決まってしまっているのかもしれません。

子供のどんな行動に、自分がどう感じているかを認識しましょう。パターンがわかると、感じ方を意識的に変えることもできます。
子供に対して
思うこと
自分の感情の
パターン例
ほかに考えられる
感じ方の選択肢
イライラ ま、いっか
この子はこういう子なんだ
想いが伝わらない 悲しい 子供だし仕方ない
わかってるけどできないのかも
少しは伝わってる、いつか伝わる
煩わされる 面倒 手がかかる子ほど可愛い?
もう好きにして
楽しいんだね
時間をとられる 困る 余裕を持ったから安心
遅れても大丈夫
自分でやりたいんだね
人づき合いがある 苦手 知り合いが増える
物や情報がもらえるかも
いろんな人と話ができる

 
すぐにパターンを変えるのは難しいかもしれません。「否定的な感じ方以外の選択肢もある」ということを思い出すだけでもいいです。

必要最低限のことだけをする、と割りきる

食事の支度や洗濯などはできないと実際困ります。育児中は特殊な時期と捉えて最低限の事だけをしましょう。家族にも理解を求め、心に余裕を持たせましょう。

今は便利なので、洗濯は洗濯機にお任せで干すだけ。ネットで手抜き料理のレシピを調べたり、惣菜や弁当、冷凍食品を活用して野菜のスープだけ作ったり、などできます。

家事と育児の板挟みになる時間を減らすよう工夫してみましょう。自分の料理や家事のやり方の幅も広がります。

「子どもが可愛い」なら育児がつらくないわけではない

子どもに愛情を感じている人でも、子どもが憎らしい、大嫌い!と感じる時はあります。

子供を可愛く思えたら楽しいんだろうな、幸せだろうな、と思うかもしれませんが必ずしもそうではありません。

つらいものはつらい、大変なものは大変です。

「6カ月の自分の子どもが嫌いになりそうです…。」(OKWAVE)という悩みに対するベストアンサーのご紹介
参考サイト https://okwave.jp/qa/q7610421.html

「子ども」について知ろう!

子どもの特質を知ると子どもの言動が理解できます。理解できると受け入れられるようになっていきます。

子供は大人とは全く異なる世界に生きています。性格は違っても「子供」に共通する感じ方や捉え方があります。

子供は空想と現実のはざまに生きている

子供は空想と現実の区別が曖昧です。子供にとって空想は、現実と同じくらいの意味があります。子供は空想の物語やメルヘンを通すことで現実を理解します。

子供が物語を好み、昔話やメルヘンに教訓的な内容が多いのは、子供が現実世界の仕組みを学ぶためなのです。

子供はくり返しや模倣を好むもの

子供は同じ絵本を何度も読んだり、できるようになったことをくり返し見せたがります。周りの人の言うことやすることを片っ端から真似したりもします。

子供が模倣を何度もくり返すのは、いろいろなことを出来るようになるためです。出来るようになったことを確かめて自信にするためでもあります。

同じ絵本やテレビをくり返したがるのは、興味もありますが理解するためでもあります。自分が知っているとおりの話だったと何度も確かめ、安心感を得て確信に変えます。

子供は模倣とくり返しによって現実を理解し、生きる力を習得していきます。

子供もひとりの独立した存在

顔や体格が似るのは遺伝ですが性格は遺伝しません。

性格はその人が生まれ持った気質と環境によってつくられます。親や家族は子供の一番身近な「環境」なので性格が似てしまうこともあります。

「顔立ち」は似ていても「顔つき」はその人の気質や雰囲気などで変わってきます。

子供でも、ひとりひとり個性を持った一個人として捉えましょう。

子供への関わり方のコツ

子供の特質を踏まえた関わり方をして、意思疎通などをスムーズにしましょう。子供が素直に言うことを聞いてくれると可愛く思えてきます。

物を擬人化し、お話を通して説明する

物を擬人化したりお話になぞらえて話すと、言うことを聞いてくれやすいです。

「テーブルに乗らないで」→「〇〇ちゃんが乗ると、テーブルさんが重くて苦しいよ」
「靴を揃えて」→「靴さんは仲良しだからいつも隣に並べてあげてね」

「オオカミ少年」や「アリとキリギリス」など戒めのお話を、目的に合わせて話すのも効果的です。適当なお話が思いあたらないなら自分で作ってみてもいいですね。

子供がお気に入りのぬいぐるみや人形を、一番の「お友達」にしてあげる

子供は、お気に入りの「お友達」に同調しやすいです。外出時なども持ち歩ける小さめのものが便利です。

公園で遊んだりお出かけしたりした時、子供が家に帰りたがらないことがあります。そんな時が「お友達」の出番です。

「お友達が疲れたから帰りたいって言ってるよ」と言うと、子供もすんなり同意したりします。

食事やお風呂を促す時や、悪いことのお手本としても使えます。

片づけの時「お友達」に「お片づけしないもん」など言わせます。子供は「ちゃんとお片づけするんだよ」と普段、自分が注意されていることを言ったりします。

手や口を出しすぎず、子供の要求すべてに応えようとしなくていい

子供の要求すべてに応えようとすると自分がつらくなります。子供は自ら学ぶ力を持っています。ある程度黙って見守っていた方が、自分から行動するようになります。

危険なものや触ってほしくないものなどを子供の目に触れない所へ置きましょう。子供がひとりでも好きにできるような環境をつくっておけば安心です。

周りの人の態度や言葉を、子供はどこかで見聞きしています。子供に真似してほしいことは、自分がそのように振るまってみましょう。

「子供が可愛い」と思えるために自分の感情と上手につきあおう

どうしても子供のことで怒りや悲しみなどを感じる時もあります。自分の感情で、自分を苦しめないようにしましょう。

まずは自分を大切にしよう

「感情=自分」です。その時々に感じる自分の感情を観察する癖をつけましょう。

「あ、私、今イライラしてきたな」など感情の変化に気づくようにします。その時の感情をそのままに認めます。

感情は体で感じるものなので、体がどんなふうに感じているかも確かめましょう。「今怒ってる、息が荒い」「今とても悲しい、お腹痛い」など。

子供を観察し、自分がどう感じるかを認識する

子供がどんな状態の時に、自分がどう感じるかがわかってきます。

「遊んでるな、夢中になってる顔が面白い」「笑った、ちょっと可愛いかも」「嫌で泣いちゃった、もー可愛くない!」など。

子供と自分の両方を観察してみましょう。

望ましい自分の状態を想像する

子どもを可愛いと思えている、未来の幸せな自分を想像してみましょう。

「明日は、一週間後には、一ヶ月後には、一年後には、可愛いと思えてるかもしれない」または「お座りしたら、立ったら、笑ったら、歩いたら可愛いと思えるかもしれない」等々。

「子どもが可愛い」という感情を体で感じてみる

感情と、体の感覚のすり合わせをしてみましょう。

実際に何かを「可愛い」と感じたりしますよね。その時、体ではどんなふうに感じていたかを思い出したり、実際に体験したりして覚えておきます。

「子どもが可愛い」と思えたら体がこんなふうに感じるんだ!と、意識と体の感覚とを合わせてみましょう。

大事なのはリラックス!「子どもが可愛い」と思えたらいいなあと軽く願う

物事はリラックスしている方がうまくいきます。「子どもが可愛い」と思おう!と力が入ると疲れてしまいます。なかなかうまくいかない場合は苛立ってしまいます。

ふとした時に、そうなったら幸せだなあ、と軽く願うくらいで十分です。お風呂の中や、夜に布団の中で眠りにつく前などに試してみましょう。

楽しいことを共有する、一緒に笑おう!

楽しい気持ちを、子供と共有するようにしましょう。一緒にひとつのことに取り組むと、一体感が生まれ感情を分かち合えます。

おもしろいテレビや本を一緒に見て笑ったり、子供も自分も夢中になれるゲームをしてみましょう。子供向けのコンサートやイベントへの参加もいいですね。

笑えなかったら口角を上げるだけでも効果があります。口の両端が上がっていると脳が笑ったと認識します。頬の筋肉も上がるので若々しい顔に見えます。

参考サイト 
子どもが可愛くないのではなく子どもの行動が可愛くない https://baron-zaku-present.com/archives/3240617.html
書籍の推薦
「ママのためのシュタイナー教育入門」ドーリス・シューラー 春秋社
子どもと一緒に「お母さん」としての自分も成長していく、など「お母さん」の気持ちに寄りそい、悩みについて温かく解説している本

今の自分がスタート地点

今の自分をありのままに認めると、次にどうすればいいかが見えてきます。

自分の中の嫌な感情は認めたくないものですが、認めてあげないと自分がつらくなります。嫌な部分は誰にでもあり、認めたからどうということはありません。

子どもを可愛いと思えない自分を発見できたのは、子どもの存在があったからこそとも言えます。子どもを可愛いと思えないままでも、そんな自分を受け入れてあげましょう。

自分を受け入れると自分が楽になれて、周りの人にも良い影響があります。自分を大切にしてくださいね。
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