ハーフやクォーターの赤ちゃんの名前付けや子育て、話し言葉の選び方

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2018/03/23

ハーフの赤ちゃん

日本は島国という立地条件もあってか、諸外国に比べて多民族化が進んでいません。そのためパパあるいはママが外国人の場合赤ちゃんはハーフと言います。

両親の育ってきた文化が違うので、名前や話し言葉をどうしたらいいのかと悩む家庭も多いようです。

日本でハーフやクォーターの赤ちゃんを出産した場合、どのように子育てして行ったらいいのでしょうか。実際の方法を解説します。

2018.3加筆修正

ハーフの赤ちゃんの出生届の出し方

両親の国籍がちがう場合の赤ちゃんは、出生後にそれぞれの国に出生届を出さなくてはいけません。そしてどちらの国籍を取得するのかを決めます。

日本で出生届を出す場合には、通常の出生届と同様に生まれてから2週間以内に届け出て、配偶者の母国にも届けを出します。

その際国籍留保届も準備します。国籍制度は国によって異なり、重国籍を認めている国のパパやママの場合は、赤ちゃんが二重国籍になることがあります。

しかし日本では二重国籍を認めていないため、日本国籍で申請する場合は片親の母国の国籍を失うことになるのです。

そこで、状況によって外国人配偶者の国籍が必要になる場合や、将来子供に自分で国籍を選ばせる権利を残すために、国籍留保届が規定されています。

外国人配偶者の母国に届けを出す場合は、大使館を通じて申請ができます。その際母子手帳や両親の結婚証明書が必要な場合もあります。

和名にするかカタカナ名にするか?命名で気をつけること

ハーフの子の場合、名前を付ける際にどちらの国の文化に沿った名前を付けるのか悩む所ですね。特に日本では欧米風の名前はかなり目立ちます。

子どもの一生に関わることですからよく考えて決めたいものです。和風にするのかカタカナを使うのかで注意すべき点を挙げて行きます。

まずはパパママで話し合いを

国際結婚となると宗教や国の文化や風習などさまざまなことで名前付け1つとっても考え方が違ってきます。

例えば、宗教によっては親ではなく、神父さんや牧師さんに名前を付けてもらうことがある、男の子だと父親の名前を受け継ぐ習慣があるなど、親が名前をつけるとは限りません。

パパママお互いの国の名前付けの関する風習などを出産前に1度話し合っておくといいでしょう。お互いにどうしたいのか、将来的に日本で育っていくのかなどお互いに思っていることを口に出してみましょう。

ミドルネームを入れるか入れないか

ミドルネームが入っているってちょっとカッコいい感じしますよね。というか、そもそもミドルネームって何なのでしょうか?

ミドルネーム

クリスチャンネームとも言われています。洗礼を受けた後、神父さんから授かるものというのが一般的なようです。

同じミドルネームを代々受け継ぐこともあれば、結婚して苗字が変わったけど、旧姓の名残として旧姓をミドルネームとして使用する人もいるようです。

また、一説では海外では日本ほど苗字のバリエーションがないので同姓同名の人が多く、区別してもらうためにミドルネームをつけるという機能性重視の人もいるようです。

つまり、ミドルネームを付けるか否かは自由と言っていいでしょう。日本ではミドルネームを付ける習慣はほとんどなく、様々な書類にもミドルネームの記入欄がないので日本で過ごすのであればミドルネームは不要と言えます。

それでも、パパママの要望でミドルネームを残したいと言うときは出生届にはミドルネームを入れたいときには役所に相談したうえで提出したほうがよさそうです。

普段の生活ではパスポートなど正式な書類以外はミドルネームを省略して記入しても問題ないようです。

ただし、正式な書類とそうでない書類の区別が曖昧な場合、「この書類にはミドルネームは必要なのかな?」といちいち考えなければならないなどのデメリットもありうります。

ミドルネームをつけるかどうかは慎重に考えましょう。

双方の国で発音しやすい音を使う

日本語の中には外国人に発音しにくい言葉がいろいろとあるようです。両親ともに呼びやすい名前の方が赤ちゃんの為にもいいですね。

代表的なもので、サ行の発音がしづらいというものがあります。フランス人の場合はハ行の発音がなかったり「ん」の発音がないなど特徴的な言語になっています。

配偶者は問題なく日本語を話せても、母国に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんはそうでない場合もありますね。

どちらの国の家族とっても大切な赤ちゃんなので、みんなに親しんでもらえる名前を付けるのがいいでしょう。

そのために、配偶者の方に意見をもらって呼びやすい音を探してもらいましょう。もちろん日本人にも呼びやすいものがいいですね。

どちらの国でも名前として受け入れられるもの

外国風の名前でも、漢字を当てはめることができたりどちらの国でも一般的な名前として通用する物があります。

例を挙げると男女共用の物にケイ、レイ、リン、リオンなど。男の子ならジョージ、ルイ、シン。女の子ならアリサ、エミリ、メイ、ナオミなどがあります。

これなら日本人の名前としてもあまり違和感はありませんし、漢字もあてはめやすいですね。アジアは短い名前が多いですから、その点からも適しています。

人を見た目で判断するのはいいことではありませんが、ハーフやクウォーターなど外見ではっきりわかる場合、名前はハーフっぽい名前でカタカナ表記のほうが子供の長い人生を考えたときに便利なのかもしれません。

最近巷ではキラキラネームと言って字と読みがバラバラだったり、ふりがながなければ読めなかったりするような名前が増えています。

しかし、外国っぽい音は漢字にするのは難しく、漢字にするとどうしても違和感があるので、潔く「アリス」とカタカナ表記にしてしまったほうが、子供的にもいいのかもしれません。

何より大切なのは、子供が大きくなったときに子供自身が名前を使いやすいかどうかです。

名前は子供が一生使うもので名前によってはいじめにあったり、変なあだ名を付けられたりすることもあるので、時間をかけて慎重に決めましょう!

名前の由来は考えてあげた方がいい

自分たちで名前を考える場合、ハーフやクウォーターであっても名前の由来は考えることをオススメします。

日本では、名前の由来や漢字に親の願いを込めて名付けする風習があります。

小学校によって異なりますが、小学校の授業の一環で「自分の名前の由来を調べましょう。」という宿題が出されることがあるようです。

そんな大それた名付けエピソードを用意する必要はありませんが、日本にいながら何も名前の由来がないのは少し寂しいかもしれません。

赤ちゃんはママの母国語を常用語として育ちます

結婚した後パパあるいはママの母国である外国で暮らす場合は、その国の言語を日常の言葉として覚えて行きます。

ですが多くの場合、赤ちゃんはママの話す言葉を自分の言葉として習得するのです。「母語」という表現のとおり、母体となる言葉はママの母国語なのですね。

そのため、外国人であるパパの言葉をなかなか覚え辛く、ハーフでも日本語しか話せない方も大勢いらっしゃいます。

パパの国の人とコミュニケーションをとるために重要なことです。赤ちゃんに第2言語をどのように習得させていったらいいのでしょうか。

外国人家族と交流を持つ

仕事で日本にきている外国人の方の場合、それぞれの出身地ごとにコミュニティや地域グループが形成されている場合があります。

同じ国の人同士で情報交換するために生まれるものです。その中に入っていると、家族ぐるみで仲がいい方も出て来るでしょう。

第2言語を身に着けるには、毎日その言葉を使っている人と交流するのが一番です。特に子どもはすぐ打ち解けて遊べるようになるので、自然と発音を覚えます。

ネイティブの方の話し言葉を耳で覚えさせることが、外国語の習得に効果的です。それに教室に通うように費用が掛からず利便性に富んでいます。

パパと赤ちゃんの時間を増やす

ママとばかり遊んでいると赤ちゃんはなかなかパパの言葉を覚えません。そこで小さいうちからパパとしっかり遊ぶ習慣をつけることも大切です。

そしてその時には日本語を使わずにパパの母国語で話してもらうようにしましょう。英語やドイツ語など様々だと思います。

小さいころから続けていくと、子供は自然にパパと話す時はパパの言葉、ママとはママの母国語と言うふうに使い分け出来るようになります。

ポイントは混合言語にならず、パパのネイティブな話し方を心がけてもらうことです。中途半端な話し方にならないように気をつけましょう。

学校選びに気をつける

日本で生まれて日本国籍を持っていたら、ハーフの赤ちゃんでも将来公立の幼稚園や小学校に進みます。

日本でずっと暮らす上で、同じ国の同世代の子ども達と交流することができる学校という環境は良い面をたくさん持っています。

ですが注意しておきたいのは、公立の学校に進むと日本語以外の言葉を学ぶ機会がぐんと減ってしまうことです。

ジャパニーズネイティブの子ども達と一緒に居ると自然に日本語に親しんでいくからですね。

そのためパパやママの母国語やそれ以外の言葉も習得してほしいと思うのであれば、インターナショナルスクールに進学する方法もあります。

元々は日本に暮らす外国人の子ども達のための教育施設でしたが、現在では言語教育を目的に入学させる家庭もあります。

日常的に日本語以外の言語に触れる機会が多くなるので、バイリンガルやトライリンガルになりやすいメリットを持っています。

子育てで文化の違いに悩まない方法

異なる国で育った両親が子育てをする場合、それぞれの国のやり方があるので文化差がケンカの原因になってしまうこともあります。

特に欧米人と日本人を比較すると、大きく異なるのがしつけに対する考え方と夜の寝かしつけのやり方です。

日本より厳しいしつけ
日本では体罰、虐待とされて子どもを叩くことはよくないと考えられています。

しかししつけに厳しいアメリカやイギリスでは、いまでもおしりを叩くなど日常的に行われています。

また言いつけを守らなかった場合には明確なペナルティを決めている家庭も多く、日本人の子育てが曖昧だと否定されることもあるようです。

赤ちゃんでも1人で寝かせるのが当たり前
日本では子どもが小さいうちは家族みんなで寝たり、ママと2人きりで就寝する場合がほとんどですね。

欧米諸国では赤ちゃんの頃から部屋に1人で寝かせる事が一般的です。親が付き添って寝ていると甘やかしていると反対されて、1人寝させるように言われます。

それぞれが一歩引くという考え方が大切

国際結婚に限ったことではありませんが、両親の間で子どもの頃の習慣や生育環境には違いがあるものです。

子育てとは夫婦それぞれが自分の考えを主張しつつ、相手のために一歩引くということも大切な要素になります。

家の中で靴を脱がないなど、明らかに違う文化で育った夫婦が子育てをするのは更に大変なことでしょう。だからこそ、先ず相手の事を知るのが大事なのです。

もちろん相手に自分のことを知ってもらうことも同様です。せっかく結婚したのですからお互いに相手の国のことを深く理解できるといいですね。

身体的な特徴の違いは自然なものと考える

配偶者がヨーロッパ系の方は、生まれてくる赤ちゃんの髪の毛や目の色が自分と違うことがあります。

パパやママの容姿を受け継ぎブロンドやブラウンの髪の毛、グリーンやブルーの目を持って生まれてくる赤ちゃんもいるのです。

またお腹の中にいる時から体重の増え方が大きくて、難産になりやすいというケースもあるようです。

このような身体的特徴の違いに、ママやパパはどうやって向き合えばいいのでしょうか。

髪や目の色の現れ方は赤ちゃんによって違います

ヨーロッパ系やアフリカ系の方と結婚すると、生まれてくる赤ちゃんにそちらの国の特徴が現れやすいとよく思われます。

ブロンドの髪の毛や強い縮毛はまだ日本にいると珍しがられます。自分の子どもがいじめられないか不安に思うママも多いのではないでしょうか。

いじめを防ぐために、外国籍の子どもが集まるインターナショナルスクールに進学を希望する例もあります。

ですが、実際には国際結婚をしてハーフの赤ちゃんが生まれる時、現れる身体的特徴は個人個人で違うのです。

例えば2卵生の双子が生まれる場合に、1人はアジア的な黒い目に黒い髪、もう1人はヨーロッパ的な目と髪の色を持っていることがあるのです。

目や髪の色、体格など身体的な特徴は受け継がれる遺伝子によって決定することで、親の意図で選ぶことは出来ません。

どんな姿で生まれて来ても、それが赤ちゃんの自然な状態なのです。大切な個性だと誇れるよう、上手に育んであげましょう。

文化の違いを考慮して柔軟な子育てを

ハーフの赤ちゃんを育てる場合に一番の問題になるのが言葉ですね。名前のつけ方とも関わってきますし、双方の親戚と会話するためにも必要です。

また子育ての方法などお互いの国の習慣が暮らしている地域に合わないことも出て来るかもしれません。

出来るならどちらの国に行っても対応できるように、言葉の習得や外国の生活様式を学ぶ時間を持っていたいものです。

そのためには、子どもが外国人であるパパやママと密なコミュニケーションを取らなくてはいけません。ワンオペ育児などはすぐにやり方を見直しましょう。

みんなのコメント
  • アエサートさん

    私自身はハーフで、私の子供はクォータです。とても参考になりました。ありがとうございます♪

  • 愛義・ローズ・エイラーさん

    私には子供が四人います。女、女、男、女です。長女と次女は一卵性双子4歳、長男2歳、末っ子0歳はクウォーターです。名前にはとても悩みました。

  • 二児の母 18歳さん

    私は一ヶ月前に初めての子供を生んだばかりで、一卵性双子なので共通点をつけました。

    姉『彩夢』(あやめ) 妹『愛音』(あの)です。((「彩」「愛」「音」「夢」))は『女の子に人気』な漢字だったのでつけました♪

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