高齢出産のリスク対策は早めに!40代でも安心して初産に臨もう

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2017/07/31

高齢出産になると、20代での出産に比べてさまざまなリスクやデメリットがあり不安を感じているママも多いのではないでしょうか。

でも、高齢出産だからと言って不安を感じて妊娠期間を過ごすのはつらいですよね。

高齢出産の場合に安心して妊娠生活を送り、出産に臨むためにはどのような準備、対策を立てておくとよいのでしょうか。

無事に赤ちゃんを出産して育てていけるように、妊娠中にできる対応をこれから見ていきましょう。

1.周産期母子センターのある病院を選んでおく事でいざという時に備える

周産期母子センターは、妊娠中に急な出血、破水などが起きた時に対応をしてくれますし、センターのある病院に入院していれば分娩中の異常にも迅速な処置が可能です。

周産期母子センターとは
母体、胎児集中治療管理室のある産科病棟と新生児NICUなど新生児病棟の設備が整っている病院のことです。

妊娠中の異常に素早く対応できる体制が整っていて、切迫早産、胎児異常、母体または胎児のハイリスク出産に対する周産期医療を行うことが出来ます。

このような設備が整っていれば、妊娠高血圧になってしまっていたり、体重が増えすぎてしまっていたりなど妊娠中に不安がある場合にも心強いですよね。

母体の不安以外にも高齢出産では早産になるリスクも高いと言われています。不安な場合は周産期母子センターのある病院を調べて受診しておくことが大切です。

もし出産中に何らかのアクシデントが起こっても、周産期母子センターが備わっている病院だったら赤ちゃんにも安心ですよね。

高齢妊娠で出産時のことが不安になってしまったら、今かかっている病院から周産期母子センターのある病院に紹介状を書いてもらうこともいい手段です。

2.適度な運動で体力作りをし、高血圧や妊娠糖尿病を予防しよう!

妊娠中に高血圧になってしまうとお腹の中の赤ちゃんに胎盤を通してして伝わる血液の量が少なくなり、未熟児や死産の原因にもなってしまいます。

また妊娠中には糖尿病を発症する妊婦さんも多く、そうなると食事制限などの負担が大きくなってしまいます。糖質や脂質を気にしながらの食事は大変です。

妊娠糖尿病とは
妊娠したことの影響から発症する糖尿病をさしていう。糖代謝異常の一種。今で糖尿病ではなかった人も発症することがあるが、産後に回復することも多い。

妊娠中は胎児に栄養を送るために糖を分解するインスリンの働きが抑えられがちになり、そのために血糖値が高くなってしまう。

そうならないためにも日々適度な運動を心がけましょう。

高血圧や糖尿病は適度な運動で防ぐことが出来ます。また加齢によって衰えている体力を回復する効果も高いので、安定期に入ったら是非積極的に体を動かしてください。

適度な運動の例を挙げます。

  • 息苦しくならない程度のウォーキング
  • ストレッチ運動やヨガ
  • お腹に力を入れないように注意して軽い腹筋やスクワットなどの筋トレ

こうした生活習慣を身に着けて、高血圧や糖尿病にかかってしまうことを防ぎましょう。また出産のための体つくりという点でも積極的に取り組んでください。

3.葉酸を積極的に取ることによって染色体異常の発生を防ぐ

高齢での妊娠で出産に臨む場合、葉酸を積極的に取ることが進められています。そのため葉酸のサプリメントも多く販売されているようです。

葉酸とは
ビタミンM、ビタミンBg、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれるビタミンのことで、ホウレンソウの葉から見つかったことから葉酸と呼ばれている。

葉酸は細胞分裂の際のDNAの複製に影響を及ぼし、不足すると遺伝子異常などの弊害が起こりやすくなると言われている。

妊娠中に葉酸を意識して取るようにすると、染色体異常のリスクを軽減する効果があるのです。ですからダウン症などの発生率を下げることが出来る可能性があるのですね。

ダウン症だけではなく染色体異常の発生を防ぐことで、流産の危険性も大きく回避することも出来ます。

特に胎児の体や神経が形成されていく妊娠初期の間に葉酸を多く摂取することによってさらに染色体異常の発生リスクを低くすることが出来るのです。

葉酸を多く含む食べ物

  • ホウレンソウ
  • ブロッコリー
  • しゅんぎく
  • アスパラガス

こういった野菜を妊娠初期にたくさん食べるようにして、染色体異常が起こりやすい不安を解消できるようにしましょう。

しかし問題が一つあります。葉酸というのは食事で食べた量に比べて体内での吸収率が低いのです。

そこで葉酸サプリメントも合わせて利用することで、吸収率を高めていく工夫をしましょう。

特に、葉酸の成分の中でも吸収率のよりモノグルタミン酸が多く配合されているサプリを選ぶこと葉酸摂取量を増やすことが出来ます。

どの葉酸サプリメントがいいのか分からない時は、成分表の中にモノグルタミン酸という表記があるものを探してみください。

4.心配事を相談できる人、場所を確保しておきましょう

高齢出産では妊娠中から体力的な不安もあるとおもいますが、出産してからも子育てに関する心配ごとが多いと思います。

35歳の壁と呼ばれているように女性の体力が落ち始めてからの出産になりますから、子供の面倒を見たくても体がついていかないという不安も大きいでしょう。

また出産後はホルモンバランスの変化で精神的にも不安定になりがちなので、わけもなく泣きたくなったりと気持ちのアンバランスに困惑することも多いでしょう。

そんな不安を解消するために、何かあったときに相談できるような人や場所を探しておくことが大切です。

子育ての先輩である自分の母親や、先に出産している友達などに経験を聞いておいたり不安なことは話しておくとよいでしょう。

またお住まいの自治体には必ず子供家庭支援センターというものが開設されているはずなので、子育てや家庭に関する相談全般にのってくれます。

子供家庭支援センターとは
18歳未満の幼児、児童を持つ家庭の子育てにかんするさまざまな相談に応じる窓口で、各自治体に設置されている。

またショートステイや一時預かりなどの窓口にもなっており、子育てサークル支援などのさまざまな子育て支援の情報も提供してくれる機関になっている。

このような公の機関も上手に利用しながら、妊娠中や出産後の起きる心配ごとをうまく解消していけるようにしましょう。

5.出産後に過ごしやすいように家庭の生活環境を整えておこう!

産後は生活環境が一変してしまいますよね。赤ちゃんは夜中でも3時間起きにミルクや母乳をあげなくてはならないですしおしめ交換も同様です。

そのためママの体力は著しく削られてしまいます。赤ちゃんをしょっちゅう抱っこしなくてはならなくなりますし、昼も夜もない生活になってしまいますからね。

そのため妊娠初期から、出産後に赤ちゃんと過ごす部屋の内装を整えておきましょう。

  • 余計な荷物は片づけてママが日常の動線を確保しやすくしておく
  • また赤ちゃんが自分で動くようになってから危なくないように、足場の悪いものは撤去しておいたり触られたくいものはしまっておく
  • ちょっとした時間に体を休められるように、クッションやラグを買い揃えて横になりやすい環境と整えておく
赤ちゃんはなかなか長時間寝てくれませんから、授乳の後で赤ちゃんを寝かせながら一緒に横になれるように、広い空間を確保しておくことは大切です。

高齢出産でも安全に赤ちゃんを産めます!心と体の準備を整えておいて

高齢出産にはさまざまなリスクがあるということを見てきました。年齢的に出産の限界を迎える年齢なので、卵胞や子宮もそれだけ年を取っているのです。

妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になりやすくなってしまったり、染色体異常でダウン症の赤ちゃんやその他障害のある子供が生まれる確率も高くなってしまうと言われていますね。

ですが確率が高いということであまり不安に感じすぎないでください。今は30年前と比べても医療機器の性能は格段に向上しています。

医療や看護や薬学の知識も進んでいます。障害のある子供が生まれたあとのケアもしっかりなされるようになっているのです。

初めての出産は誰でも不安なものです。だからこそ妊娠中から不安を解消する準備はしっかり整えておきましょう。

40代での出産は今決して珍しいことではありません。高齢出産で元気な赤ちゃん産んだ方もたくさんいらっしゃいます。

あまり心配しすぎずに、日々をお腹の赤ちゃんと一緒にリラックスして過ごして心の疲労も体の疲労もためないように出産の日を迎えましょう。

みんなのコメント
  • かゆかたさん

    もうすぐ出産!がんばります

    • marchさん

      かゆかた さん

      出産ファイトです♪いっぱい思い出作れるようにカメラの充電しておいた方がいいですよ(笑)

  • サランさん

    今月出産。ドキドキワクワク!!頑張りますo(*⌒―⌒*)o

  • おりーぶさん

    昨日妊娠が判明。来月43歳になりますが、初産です。不安もありますが、楽しみたいと思います♪

  • みなこひめさん

    2人目だけど、だんだん予定日が近づくにつれて怖くなってきました。
    赤ちゃんも頑張ってるんだと言うことを忘れずに頑張りたいです。

  • 44歳の男さん

    最近付き合っている、女性が40代後半で妊娠を希望しています、自分はうませてあげたいのですが、高齢出産はリスクが高いとききますが、本人はすごく子供を自分で生みたいと言っています、

  • みいみさん

    不妊治療をしても、出来なかったんですが治療を諦めたら43才で初妊娠しました。出産は、44才になってしまいますが、やっと私達夫婦に来てくれた大切な命、毎日お腹を擦っては大きくなるのを楽しみに過ごしています。
    年齢に負けない元気なお母さんを目指します‼

  • みゆこはさん

    35歳で帝王切開で出産した娘も6歳。出産の大変さと育児の大変さで一人っ子の予定。。気づくと一人っ子は少なく、一人で遊んでる娘に切なくなり。。夫婦で話し合い頑張って見ることにしましたが、去年の春妊婦したものの初期流産をし落ち込みましたが、妊婦出来たからまた妊婦出来ると信じ食生活を見直し再び41歳で妊婦が出来今8ヶ月です。
    また帝王切開になるので大変ですが、お腹の子供も産まれいって頑張ってくれてるので頑張ります。信じれば、思いは必ず届きます!!

  • りーさん

    今、39歳で来年の1月に40歳になります。
    27歳ぐらいの頃自然妊娠で一卵性の三つ子が出来たのですが、先生達から渋い顔をされ、大学病院でも産まれてきた例が今までないと言われました。経済的な理由や家族の反対もあり中絶しました。とても悲しかったです。その後うつ病になり29歳で離婚。
    仕事も出来ないぐらい体調が芳しくなくバイトしながらうつ病と闘っていました。家族の協力もあり40歳前になってやっと仕事にも通えるようになり経済的な不安もある程度落ち着いてきた矢先、一人ぼっちで人生を送るのかと思うと寂しくなり、39歳にして落ち着いた5歳年上の方と付き合う事に。間も無くセックスを求められたのですが子作りの為にしかセックスしたくないので断りましたでも過去の経験から子供を妊娠するのが怖いです。妊娠できるかどうかもわかりませんし、これ以上辛い思いをしたくありません。人生で悩んでいるのに妊娠なんてとても考えられません。そもそもセックスに興味がもうありません。

    • 無記名さんさん

      私も気持ちはわかります。私は、妊婦前からうつでしたよ。

  • みいみさん

    子供がほしい…けど、旦那は非協力的で結婚7年間ずっとレス。もうすぐ40代の私、筋腫、内膜症をかかえてるけど。いつかは母になりたい。むりかなぁ。諦めたくない。

  • 39歳の母親デビューさん

    30代半ばから始めた不妊治療。辛くてこれで最後と挑んでようやく授かり、40目前の先日出産。切迫早産で1ヶ月以上入院したり、マイナートラブルに悩まされたりしてようやく出産、しかも安産で喜んだのもつかの間、産後の出血過多や長期入院の為回復まで時間がかかりそうだし、直前まで入院していたので胸の手入れやマッサージなんて全く出来なかった。妊娠→出産→子育て。どんどん責任がおおきくなって、体への負担も大きくなってくるけど、この子は私を母親として受け入れて生きようとしてくれてるんだと思うと、力強く思います。ここもで来るのに長い年月がかかったけど、まだ始まったばかり。この子が沢山の人に愛され、愛せる人生になるようこれから頑張っていこうと思います。

    • あけみさん

      大変でした。不妊治療は、時間、経済

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