満月や新月は出産が多い!月の満ち欠けが関係する潮の影響

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2017/10/13

臨月に入ると、「いつ陣痛が起きるんだろう」と毎日そわそわしますよね。予定日はあくまで予定のため、実際にいつ陣痛が始まるのかはわかりません。

ただし、「この日に陣痛が始まる人が多い」という日があることを知っていますか? もちろん絶対に起きるわけではありませんが、チェックしておきましょう。

満月・新月の日に陣痛が起きやすい!?

満月・新月の日には陣痛が起きやすいという説があります。聞いたことがある人もない人も、「えー、そんなの都市伝説でしょ?」と思うかもしれませんね。

もちろんすべての人が満月・新月の日に陣痛が起きるわけではありません。しかし、実感として、満月・新月の日には出産に入る妊婦さんが多いと感じている産婦人科関係者は多いです。

私が出産した産婦人科の助産師さんたちに訊いたところ、やはりその前後よりも満月・新月の日には陣痛が開始したり、出産に臨まれたりする妊婦が多いとのことでした。

産婦人科によっては、満月・新月の日にスタッフを増強しているところもあります。絶対ではないけれど、ただの都市伝説ではないということですね。

なぜ関係があると言われるのか?生理サイクルと月の満ち欠けの周期が似ているから!

月が新月から満月になり、再び新月へ戻る月の満ち欠けの周期は29.日。1か月が30日や31日あるカレンダーよりやや短いこの周期、何かを連想させますね。

そう、私たち女性の『生理サイクル』です。

女性は、月経期→低温期→排卵日→高温期という4つのサイクルを約28日周期で繰り返しています。

さらに、満月や新月に月経もしくは排卵が起こりやすいと言われており、満月に月経が始まった人は新月の頃に排卵日を迎え、逆に新月に月経が始まった人はちょうど満月の頃が排卵日。

そう考えると、新月→上弦の月→満月→下弦の月という月のサイクルに、女性の体のサイクルがリンクする形で繰り返されていると言っても過言ではありません。

このようなことから、月の満ち欠けと女性の体について関係があると考えられているのです。

人の生死にも深い関係がある!?

また、 人は満潮の時に生まれ(自然分娩の場合)、干潮の時に息を引き取ると言われています。

月の引力によって変化する海水と同様、人体のほとんどが水分でできている私たちも、その影響を受けていると言えるのでしょう。

さらに、妊娠中のお腹にある羊水の構成成分(水素、酸素、ナトリウム、塩素)が海水とよく似ているため、妊娠中は月の引力の影響をより強く受けるのだという意見もあります。

とても神秘的!なるほど…と納得できますよね。

満月・新月の日に陣痛が起きる確率が上がる理由

ではなぜ満月・新月の日に陣痛が起きることが多いのでしょうか。科学的に証明されているわけではありませんが、いろいろな説が存在しています。

月の満ち欠けによる潮の満ち引きでの影響

陣痛とかかわりがあるのではないかと言われているものに、「大潮」があります。大潮とは、海の潮の満ち引きの差が、もっとも大きくなるときのこと。

潮の満ち引きには、月の満ち欠けが密接にかかわっています。月の引力によって満ち引きが起こっているからです。その中でも、大潮は満月と新月の日に起こる現象です。

海水と羊水とは、含まれている成分が似ています。そのため、おなかの中の羊水も海面と同様に月の引力の影響を受け、引っ張られるのではないかとされる説があります。

メラトニンの分泌度合いの影響

また、ウシを使った実験の結果、影響があるのではないかとされている説が、「血中のメラトニンの分泌量」です。

血中のメラトニンの濃度は、満月の時期になると低下するという報告がされています。また、メラトニンは妊娠中に徐々に増加し、分娩時には低下するということも報告がされています。

この両者の報告から、月光によるメラトニンの分泌が、満月の日の出産の増加につながっているのではないかという仮説が立てられ、現在も研究がつづけられています。

あるAさんの実例で検証してみました!

妊娠中に満月や新月について気にしていたAさん、いざ出産となるとそれどころではなくなったそうです…。

出産した日は何となく満月に近かったような気がするものの、実際のところはどうだったのかというと、記憶はさだかではないとのことでした。

過去の月の満ち欠けを調べることのできるサイト
http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm

こちらで母子手帳を見ながら、改めて調べてみてもらいました。

第一子の時のこと

第一子の出産予定日は、とある年の5月。月齢21.6日の下弦(半月)で、潮名は中潮でした。陣痛が来たのはちょうど一週前で、日付が変わってすぐの深夜に出産しました。

その日は月齢15.6日の大潮。驚くべきことに、陣痛が来た日が満月でその次の日に出産していたのです。
そして潮汐計算で出産日の潮の満ち引きを調べてみると満潮時刻に向かって潮が満ちている頃でした。

第二子の時のこと

第二子の出産予定日は、第一子から2年数か月が過ぎた頃。月齢18日で潮名は中潮でした。

出産予定日の6日前の夜に陣痛を感じ、二人目ということも慌てて入院したのですが、実際は陣痛の予行練習のような前駆陣痛。

実際に陣痛が来たのはそこから丸1日経った夜間でした。そして出産したのは、月齢14日のまさに満月!!潮名は大潮。
当日の潮の満ち引きを調べてみると、その日一度目の満潮を迎えた後の、潮がまだ満ちている頃でした。

Aさん自身はどうだったのか?

子供たちよりは数十年(笑)前のこととなりますが、同様に計算ができるのでやってみることにします。出産予定日は月齢0.5日の新月で潮名は大潮。

順調に行けばぴったり新月に誕生となる予定だった私が、生まれたのはその14日前。月齢17日の大潮、満月の翌日のことでした。
時刻は満潮を迎えた後、潮がまだ満ちている頃です。

元々、占いやジンクスなどはあまり信じない性質のAさんもこの結果にビックリ!月の神秘的な力を少なからず感じたのだそう。

もちろん、これはすべての人にぴったり当てはまることではないと思いますが、たまには月を見上げてこんなことに思いを馳せてみてはどうでしょうか?

出産には神秘的な謎がいっぱい!リラックスして出産に臨もう

現在、科学的に満月・新月の日に出産が多くなることについて立証されているわけではありません。しかし、かといってまったくの嘘だというわけではなく、実際に満月・新月の日に陣痛が始まる妊婦さんが多いことも事実です。

出産には神秘的な謎がたくさんあります。満月や新月の日が近づいてきたら、ちょっぴりいつもよりも気にしつつ、リラックスして出産が始まるときを待ちたいですね!

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