育児ノイローゼのセルフチェック方法と対処法。必要あれば治療を!

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2018/05/21

育児ノイローゼかも?と思って相談に行っているママ

産後に起こるホルモンバランスの乱れと慣れない育児が原因で、精神が不安定になりママの約半数が育児ノイローゼを実感するといいます。

一日中寝たきりの赤ちゃんに笑顔で話しかける毎日。少し成長すれば危険が及ばないように細心の注意を払い、夜泣きやイヤイヤ期にはどう乗り越えたらいいか、ママの悩みは尽きません。

核家族化が進み日中は母親が子どもと二人きりになることが多く、周りの協力を得て子育てができる環境ではないことも、大きな負担となっています…。

  • 子どもは好きだけど優しくできない
  • 子育てが辛く孤独を感じる
  • ダメだとわかっていても怒鳴ってしまう

こういった人は育児ストレスが溜まっているサインかもしれません。

育児ノイローゼは誰にでも起こる可能性がある!

育児ノイローゼは、子育て中に感じる「不安」「心配」「恐れ」「うつの症状」の総称になります。

原因は様々。理想の母親像とのギャップで不安になることも…

産後のホルモンバランスの乱れ、ママ自身の性格、経済的な問題による心配や、パートナーのサポートがない、育児など、さまざまな要因が合わさることで育児ノイローゼになると言われています。

また、育児疲れや寝不足によって無気力になったり、塞ぎ込んだりすることもあります。

一般的に母親は穏やかに包み込むような優しさをもって接することが理想とされるため、その理想と現実のギャップに苦しみ、自分は「良くない母親」だと思って不安になったり自分を責めたりする人も多く存在します。

なりやすい人は完璧主義だけではない!

育児ノイローゼになりやすい人は真面目ながんばり屋の方といわれますが、それだけではなくさまざま要因によって引き起こされます。

  • 家事や育児を完璧にこなしたい
  • ママ自身に自己肯定感がない
  • 経済的に困窮しており不安や問題を抱えている
  • パートナーの育児サポートがない

このような人は育児ノイローゼになりやすい状況を抱えていると言えます。

セルフチェックで自分の状態を知ることが大事

1~11の問いに当てはまる数が多い人は育児ノイローゼの可能性があります。

  1. 何をしていても楽しくない
  2. 家事がなかなか手につかない
  3. 拒食や過食の傾向がある
  4. いつも寝不足でつらいと感じる
  5. 外出や人と会うのが面倒になる
  6. 子どもとの時間が苦痛だと感じる
  7. 突然泣きなくなる
  8. 一日子ども以外と話をすることがない
  9. イライラして叫びたくなることがある
  10. つい子どもを怒鳴ってしまう
  11. うまく家事や育児をこなせない自分を責める

子どもの年齢別育児ノイローゼの症状

子どもの成長する時期によって、イライラや不安になる原因が異なります。

【3ヶ月頃】無反応な赤ちゃんに孤独を感じる時期
妊娠中や産後のホルモンバランスの乱れや寝不足からくる無気力やイライラが起こります。また、話しかけても赤ちゃんがほとんど反応しない月齢ということから、ママが孤独を感じる時期でもあります。
【6ヶ月頃】ママにベッタリ神経質な時期
離乳食が始まり、毎日の献立の悩みと、食べるときにテーブルや床を汚すことや、上手に食べられないことからイライラが起こります。
ズリバイやハイハイが始まり、ママの顔が見えなくなると泣いたりママにベッタリの時期になります。そのせいでママが神経質になることもあります。

また、ママ友がうまくできない場合は相談相手や話し相手もいないことから子供と二人だけの時間が多くなりストレスに感じることもあります。

【1歳~1歳半頃】成長のうれしさと悩みの時期
歩けるようになり、公園などで遊ぶこの時期は自我が芽生えはじめます。場所見知りや人見知りが始まるなど、精神的にもつらい時期です。また、夜泣きが原因でママの寝不足や疲れもピークに達します。

ママ友ができなかった場合は、公園でも二人だけで遊ぶことになり寂しさを味わうことになります。

【2歳~3歳】イヤイヤに体力と精神的な疲労の時期
身体を上手に使うことができたり言葉を話し始めるなど成長が著しいこの時期は、魔のイヤイヤ期も始まる頃です。何をしてもイヤイヤされるので、ママは体力的にも精神的にもつらい時期です。

体力も付いてくるのでしっかりと遊ばせてあげないと夜なかなか寝てくれないことや、いろいろなことを理解してくるので、しつけと甘えのバランスにも気を使わなければいけない時期でもあります。

子どものイヤイヤはいろんな感情をうまく表現できないことから起こってしまいます。それだけ「心の成長をしているんだ!」と思うことができれば少しは負担も和らぐかもしれません。

育児の負担はひとりで抱え込まないで!早急に対策を取ろう

昔の育児は、家族や地域の力に支えられて行われてきましたが、現在は密室育児でママと子供2人だけの時間が多く、ママに多くの負担がのしかかるようになりました。

本来、育児はママ一人で行うものではありません。「自分1人でやらなきゃ」と思わず、パパや両親や友達、また施設などにサポートしてもらうことも必要です。

【一人でできる】同じ悩みを持つママとの繋がりがストレスを解消する

子供と二人きりの生活で泣いてばかりの我が子にイライラしてしまうときも、子供以外の大人とコミュニケーションをとることで冷静になることができます。

また、自分と同じストレスを抱えているママさんのブログを読むことで、「自分一人だけではない」と感じることで気持ちが楽になります。

友達に話を聞いてもらう。ママ同士なら同じようなストレスや孤独感を抱えていることが多いので、共感したりされたりすることで安心や元気が得られます。

【家族の協力がある】パパの協力で一人の時間を確保する

一人でストレスが解消できない場合はパパや両親に協力してもらいましょう。

1.パパに状況を伝える
「何も手につかない」「子供と2人きりでいるのが辛い」「ゆっくり休みたい」など、パパに今の状況を素直に伝える。
2.子供をパパに預ける
できれば1日、無理なら3時間、子供をパパに預けてその時に一番したいことをする。「寝る」「友達と会う」「映画を観る」「本を読む」など。この時間を週に一度作ってもらう。
3.一人の時間を増やす
週に一度でも改善されない場合は、両親や一時保育を利用するなどして自分が一人になれる時間を増やすことが大切です。寝不足が続いているから預けたいという理由で構いません、寝不足が解消されただけで育児ノイローゼが回復したという例もあります。

【家族の協力がない】一時保育や悩みを相談することでストレスを軽減

1.一時保育を利用する
実家に帰って休息する。どうしても両親に頼れない場合は、一時保育を利用して自分1人の時間を確保します。

子供が泣いてかわいそう、など預けることに抵抗がある人がほとんどだと思います。でも、ママの気分が落ち込んだまま子供と接するよりも、子供と離れて少しでも気分転換をして気持ちを落ち着けて接した方が子供にとっていい影響を与えます。

2.一番したいことを優先する
睡眠を取ることや、そのとき一番したいことに時間を使ってください。そうするだけて極度のストレスは緩和されるでしょう。
3.電話での育児相談
一時保育でも改善されない場合、または一時保育が利用できない場合は児童相談所などの電話による育児相談をしてみてください。

一人で抱えていた育児の不安や悩みを人に話すことで心も楽になり、相談しながらストレスの解消法を試していくこともできます。

もちろん、友達やママ友と話してストレスを解消してもいいですね!

育児ノイローゼの診断をもらい保育園に入園という道も!

保育園にもよりますが、育児ノイローゼと診断された場合は、診断書の提出があれば仕事をしていない専業主婦でも優先的に入園させてもらえる場合もあるそうです。

育児ノイローゼの場合は子どもと離れる時間を持つことが大切です。
お住いの地域の園などで確認されるのも一つの方法として覚えておきましょう。

電話で悩みを相談してみよう!

ママ友とはどうしても表面上の話しかできない、パパも話しを聞いてくれない、もしかしたら育児ノイローゼかも?と感じたり、育児に関しての不安や苛立ちを抱えていたら一度連絡してみてください。

悩みを相談することで気持ちが楽になったり、解決策がわかることもあります。

  • お住いの地域の児童相談所  
  • 公益社団法人日本助産師会
  • 社会福祉法人日本保育協会「子育てホットライン ママさん110番」

頼れる人がおらず苦しい場合は施設を一時利用し子どもと離れるのも手

家族の協力も得られず、虐待の不安があるまたはしてしまうという場合は、乳児院などに預かってもらうという選択もあります。

乳児院は、都道府県に必ず一ヶ所あり、全国で131ヶ所の院があります。
預かりの約40%は3ヶ月以内に親の元へ帰るそうなので、一時的に保護してもらうという形で離れることも可能です。

本当に苦しくなった場合は、施設の預かりという選択肢があるということを覚えておきましょう。乳児院の利用は、お住いの地域の児童相談所へ連絡して相談の後、必要であれば入所という流れになります。

ママの負担を解消するためのパパの関わり

ママは生まれてからずっと子供と二人の時間を過ごしています。かわいいわが子との時間は幸せでもありますが、毎日の生活となると楽しいや嬉しいといった感情だけではありません。

子供は好きだけど怒鳴ってしまう、やる気が起きない、楽しくないなど、日頃ママが抱えている悩みやストレスがどういうものなのか、話を聞くことから始めてください。

ママの悩みやストレスを理解しよう
ママは孤独を抱えていることも多いです。ですから、パパがママの一番の理解者になってあげるつもりで、「今ママに何が起こってるの?」と、現在の状態を聞いてあげてください。

きっと言葉にするのも時間がかかってしまうかもしれませんが、焦らずじっくり待ってあげてください。

ママの睡眠時間を確保しよう
ママは大抵疲れています。ストレスや無気力の症状があるときは、子供と離れる時間を作ってママの睡眠時間を確保してあげてください。これだけでも効果があるかもしれません。

実際に、ママの育児ノイローゼを改善するべくパパが奮闘したブログでは、ママの睡眠時間を確保することで症状は劇的に改善し、ほとんど完治したと言います。

育児や家事は積極的にやろう
パパがママの状態を理解して家事を率先してやることでママの物理的な負担が減り、精神的な余裕も生まれるでしょう。

仕事、家事、ママへの気遣いと大変ですが、ママの身体的、精神的不安定な状態を抜け出すまでは無理のないように頑張ってください。

長期戦になることを覚悟しよう
心の状態が回復するにはどのくらいの期間が必要か、その人の状態によって異なります。ですから、パパの負担を大きくしないためにも育児ノイローゼは回復までに時間がかかるかもしれないと想定しておいた方がいいですね。

育児ノイローゼが原因で離婚するケースも!

育児ノイローゼになると心に余裕がなくなり育児で疲れた状態ではパパに八つ当たりすることも増えてくるかもしれません。

そのうち夫婦仲もギクシャクすればお互いにとって家がリラックスできる場ではなくなってしまい、最悪離婚というケースも出てきます。

ママとして、妻としての役割をこなしていくのは大変です、しかし一時の感情で離婚を決めてしまえば、シングルマザーになったとき今よりも子育てが辛く厳しいものになるかもしれません。

大切なのは、育児ノイローゼは育児が負担になり起こるものです。ですから、子どもと一時的に離れることで改善する可能性は十分あります。

離婚が頭をよぎった場合は、まず一人の時間を確保して心に少しのゆとりが生まれた状態で考えるようにしてください。

精神的なストレスが多い場合、自分にとって良い選択をすることができなくなるという研究結果もあります。

辛い時は、「どうしたら乗り越えられるか」「どうしたら協力しあえるか」という方向に意識を向けて家族で乗り越える道を探してからでも離婚は遅くありません。

ご自身にとって、旦那さんにとって、娘さんや息子さんとって幸せになれる道を冷静に選択できるといいですね。

辛い時は一人で抱え込まずに誰かに頼りましょう!

育児ノイローゼは、性格や状況によって症状の差はありますが出産をした女性なら誰でもなりうるものです。

「最近気分の浮き沈みが激しい」「パパに八つ当たりしている」「やる気が出ない」または、以前は子どもが好きだったのに今は好きになれない、など自分の今の状態が「いつもよりおかしい」と早めに気づくことが早期回復の鍵になります。

自分の変化に気づいたら、子どもと少し離れて自分一人の時間を作ることで極度のストレス状態から解放されます。より多くの時間を一人で過ごすことができるなら多くのストレスは解消される方向に行きます。

そのためには、家族や両親や友達または一時保育や施設といった周りのサポートは必須になっていきます。

なので、一人で抱え込もうと頑張らなくても大丈夫です!

言葉では説明できないような不安や孤独感や喪失感など、たくさんの感情があると思いますが、周りに助けてもらうことで少しでも辛さを解消してください。

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