妊婦の仕事探しは大変?雇ってもらえる?妊娠中でもOKのお仕事

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2018/09/14

妊娠中に「新たにお仕事を探して働きたい!」という希望を持つ女性は意外と多いものです。

「妊娠を機にそれまでの仕事を辞めたものの、時間を持て余してしまって…」という方もいれば、「今まで働いていなかったけれど、出産後のことを考えたら少しでもお金を貯めておきたい」など理由は人それぞれです。

ただでさえ体調が不安定で、制約の多い妊婦が雇ってもらえるお仕事はあるのでしょうか。妊婦でもできるお仕事を紹介します。

妊婦でもできる仕事の種類を考える

すでに働いている妊婦さんに対して、妊娠を理由に解雇したり不利益な取り扱い(減給、降格、契約更新拒否など)をすることは違法です。

しかしそのような会社が存在するのも残念ながら事実です。

また新たに人を雇う時、相手が妊婦であれば当然雇う側も躊躇します。

体調が不安定で休む可能性が高く、数か月後には出産のため辞職もしくは休職に入ってしまう方を積極的には雇いませんよね。

それでも働きたいと思っている妊婦さんがいることもまた事実ですし、その意思は当然尊重されるべきです。

妊婦は妊娠していない人と同じように仕事をすることはできません。無理をすると妊娠に支障を来たしてしまうからです。

しかし妊婦でも働くことは可能です。

ただしその種類は限られてきます。妊婦はどのようなお仕事をすることができるのでしょうか?外で働きたい方と、在宅で仕事をしたい方に分けて紹介したいと思います。

外に働きに出たい妊婦向けの仕事

求人の中で、会社側から「相手が妊婦でも厭わない」という声が高いのは「短期のお仕事」です。

「1日~長くても数週間、集中して業務をこなしてくれれば良いだけなので、そのタスクさえきちんと消化できるなら細かい状況までは関知しない」というのが理由です。

長期的に安定して働くことが難しい妊婦にとっても、短期バイトは体調などの都合に合わせて選びやすいと言えます。

具体的なお仕事には以下のようなものがあります。

  • パソコンを使ったデータ入力業務
  • コールセンターなどの電話を使った業務
  • 試験監督などの日雇いの業務

ひとつずつ見ていきましょう。

パソコンを使ったデータ入力業務

パソコンを使った事務仕事というのは、職種や会社によってさまざまな種類があります。ほとんどの場合特別なスキルを必要とするものはなく、単純な入力作業を繰り返すようなものが多いです。

ただし「正確に早くデータを打ち込む」という能力は高い方が良いでしょう。それまでパソコンを使用した仕事の経験があれば、その能力を活かすことが出来るかもしれません。

コールセンターなどの電話を使った業務

コールセンター業務で注意したい点は、「妊婦にとって精神的な負担にならないか」ということ。

電話の業務にもさまざまな内容があります。不特定多数の人と会話をすることがストレスになる方もいるでしょう。

また苦情などの受付や、営業活動の電話は精神的に負担になりがちです。内容をよく確認してから応募することをおすすめします。

試験監督などの日雇いの業務

いろいろな場所で開催される各種試験会場にて、答案用紙の配布・回収や、試験中の監督をするお仕事です。試験によって1日~長くても数日など「超短期バイト」と呼ばれることの多い業務です。

短い業務日数であること、激しい動きをすることなくできること、単価が高い場合が多いこと、などの理由で妊婦さんにもおすすめ。

しかし同様の理由で特に学生さんに人気の高い短期のアルバイトでもあります。希望するなら、倍率が高くなることを考慮しておいた方が良いでしょう。

アルバイト・パートよりも派遣登録をするのがおすすめ

妊婦が短期バイトを探す方法には以下のようなものがあります。

  • 派遣会社に登録する
  • 求人募集サイトを利用する
  • ハローワークを利用する

この中でもおすすめなのは派遣会社への登録です。自分でアルバイトを見つけるよりも、派遣会社からお仕事を紹介してもらう方がメリットが大きいためです。例えば以下のような点が挙げられます。

  • 時給が高い
  • デスクワークの仕事が多い
  • 派遣会社が仲介してくれるため、自分で仕事探しをするする必要がない
  • 要望に合った求人を紹介してもらえる
  • スキルアップの講座などがある
  • 産後、仕事を再開したい時にも使える

ひとつずつ説明していきます。

時給の高い仕事が多い派遣スタッフ

派遣スタッフとして働く場合、会社が直接雇うアルバイトやパートに比べて時給が高く設定されていることがほとんどです。

出産までの短期間を働こうと考えている妊婦にとって、割のい良い仕事ほど効率良く稼げるものはありません。

派遣会社にはデスクワークの求人が多い

派遣会社には、企業からのデスクワークの求人が多いのも特徴です。

力仕事、立ち仕事は負担になりやすい妊婦にとって、事務作業やデータ入力などのデスクワークは取り組みやすい職種です。お仕事を請け負うことができる可能性が高まります。

自分で動いて職を探す必要がない

派遣会社に登録をしていると、条件に合う仕事を派遣会社が見つけて紹介をしてくれる場合がほとんどなので、自分で動いて職を探す必要がありません。

少しでも負担を減らしたい妊婦にとってこれはとてもありがたいこと。自力でパートやアルバイトの求人を見つけ、面接をして、落ちる…ということを繰り返している時間は妊婦には惜しいです。

要望に合った求人を紹介してもらえる

派遣会社は仲介先なので、自分のやりたい仕事に対する要望を細かく伝えておくことが可能です。もちろん妊婦であることも伝えましょう。

派遣会社ではプロが数ある職の中から希望に合った求人を探してくれます。個人で探すのと違い、必然的に出会うことのできる職場の数も可能性も増えます。

スキルアップの講座などがある

派遣会社では新しい職種にチャレンジする人やスキルアップしたい方のための講座や研修などを開催していることが多く、無料で受けられるものもたくさんあります。

これらを受講しておくことで仕事がやりやすくなったり、産後に改めて働く場合の助けになったりもします。

産後、仕事を再開したい時にもその派遣会社を使える

派遣会社には一旦登録を行っておけば、産後再び仕事を再開したい時などにもすぐに相談に乗ってもらうことができます。

ブランク期間があると精神的に仕事を始めづらかったりしますが、そんな時でも新たなスタートを切りやすいです。

おすすめの大手派遣会社4つ
  • 「テンプスタッフ」妊婦にも条件の合う座り仕事を紹介
  • 「リクルートスタッフィング」働くママのサポート、スキルアップ研修が充実
  • 「パソナ」ベビーシッターサービスもありママの悩みを相談しやすい
  • 「アデコ」福利厚生の育児支援サービスが充実
妊婦が派遣会社に登録をする際、必ず「妊婦である」ことをきちんと伝えましょう。隠して仕事を請け負うことは信用に関わる問題を引き起こすことになります。

妊婦であることを考慮した内容のお仕事を紹介してもらうためにも、正直に伝えておくことが大切です。

妊婦には困難な条件の仕事は選ばないようにする

短期のお仕事を選ぶ際、以下のような条件の仕事は避けるようにしましょう。

  • 制服などに着替える必要がある
  • 炎天下の作業や重いものを運ぶなど運動量の多い仕事
  • 勤務地が遠い仕事

妊婦はお腹もどんどん大きくなりますし、準備されたサイズの服を着ることは難しくなります。そもそも着替える行為自体が困難な場合もあるので、そのような条件がある場合は注意しましょう。

また運動量の多い仕事は体に差し支えるのでやめましょう。勤務地が遠い場合も、長時間の電車通勤や移動に疲れてしまう可能性があるので避けた方が良いでしょう。

在宅で働きたい妊婦向けの仕事

家で働きたい方向けのお仕事には以下のようなものがあります。

  • 内職のお仕事
  • パソコンを使用した在宅のお仕事

順番に見ていきましょう。

内職のお仕事

昔から、自宅にいながらにしてできる仕事と言えば「内職」を思い描く方も多いのではないでしょうか。

現在でも内職のお仕事は健在です。単純にシールを貼るだけの作業から、ボールペンなどの組み立て、ガチャガチャのカプセル詰めや箱詰めなど実に種類が豊富。

また自分の趣味に合わせて、アクセサリー作りの作業や、ネイルチップ(つけ爪)を作るお仕事などもあります。

単価は低めのものが多いですが、自宅でコツコツとやりたい方、手先の器用さを活かしたい方にはおすすめです。

パソコンを使用した在宅のお仕事

自宅にパソコンがある方は、それを使ってお仕事を請け負うことが可能です。データの入力業務や、テープ起こし(音声を聞いて文章に起こす作業)、ライティングのお仕事など会社によってさまざまな業務があります。

語学力があれば翻訳や通訳のお仕事も募集しています。またデザインやイラストなどの特技を活かすことのできるお仕事も存在します。

ものによってはアンケート回答の仕事など、パソコンでなくスマートフォンで対応することが可能な業務もあります。

自宅でパソコンをよく使う方や、パソコンの使用に抵抗のない方には在宅ワークがおすすめです。

妊婦の在宅ワークの探し方

在宅ワークの主な探し方には以下のようなものがあります。

  • 求人募集サイトを利用する
  • クラウドソーシングサイトを利用する
  • 求人情報誌などを参照する

在宅のお仕事に関しては、求人募集サイトやクラウドソーシングサイトを利用する方法が一般的です。また求人情報誌やチラシなどにも在宅仕事の募集が載っていることがあります。

求人募集サイトで「在宅」を条件に検索をかけて探したり、クラウドソーシングサイトで自分の条件に合う仕事に応募するなどして仕事を請け負います。

特に最近利用する方の多いクラウドソーシングサイトは「とりあえずどんな求人があるのか見てみたい」場合や、「まずは手軽に仕事を始めてみたい」といった時に向いている方法と言えるでしょう。

興味のある方はインターネットを利用してサイトを見てみると、人材募集の状況などを確認することができます。

妊娠中の経験が産後にも役立つように!

妊娠中にできる仕事探しの情報を紹介してきました。

妊娠期間は、「仕事をする」という意味では短い期間です。しかしこの時の職探しやスキルアップの経験は出産後も大いに役立ちます。

赤ちゃんを産んだ後、自分が希望する生活スタイルはどんなものかを考えるチャンスの期間でもあります。有意義な妊婦ライフを送れるといいですね。

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