授乳中のアルコールはいつから?赤ちゃんへの影響と飲酒後の注意点

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2018/04/11

ママがアルコールを飲んでいる様子

毎日育児で追われて「たまにはお酒を飲みたい」と思いつつ、授乳中なのでずっとがまんをしているママも多いかもしれません。

授乳中にアルコールが含まれた母乳を飲んだ赤ちゃんは、身体や脳に発達の遅れがでたり、母乳の出が悪くなったりしてしまいます。

授乳中にアルコールを摂取すると、赤ちゃんとママへどのような影響があるのでしょうか?

授乳中のアルコールは、赤ちゃんの発育の遅れや障害などを引き起こす

赤ちゃんがアルコールを含んだ母乳を飲むと、30分~60分ほどで母乳に出るアルコール濃度がピークになります。

ほとんどのアルコールが血液から母乳に移行してしまうので、飲酒後、直ぐの授乳はアルコールの高い母乳を赤ちゃんが飲むことになります。

授乳中のママが長期間アルコールを摂取していると、母乳を介して赤ちゃんが急性アルコール中毒になるだけでなく、身体や行動に異常が出てくるようになります。

  • 低身長・低体重などの発育の遅れ
  • 脳に関わる学習障害や記憶障害
  • 痙攣などの発作
  • 急性アルコール中毒
  • 寝つきが悪くなる・母乳を吐いてしまう
厚生労働省では「妊娠及び授乳中の飲酒の安全性は避けるべきだ」と注意を呼び掛けています。

アルコールを含む母乳は赤ちゃんの脳の神経細胞を破壊する!

アルコールは肝臓で分解されますが、赤ちゃんの肝臓は未熟なのでアルコールを分解することができません。

体内にアルコールを入れてしまうと活性酸素が大量に発生し、脳の神経細胞を破壊すると言われています。

脳の神経細胞が破壊されると、低体重や低身長、脳の記憶に関わる発達障害が高まるとされています。

間違ったアルコールの摂取は、赤ちゃんへの影響は大きく、大人になっても治らない障害となってしまいます。

飲酒後の授乳は個人差がアリ!飲酒量と授乳の目安

血中アルコール濃度は、飲酒後30分~60分ほどで消滅していくため、アメリカでは飲酒後の授乳は2時間後を目安にして再開してよい、とされています。

通常の濃度に戻るまで個人の体質やアルコール分解速度もそれぞれ違うため「〇時間後の授乳だったら赤ちゃんに影響はない」とはっきり言いきれません。

どうしてもお酒が飲みたい場合は、次の授乳まで時間をあけられるように飲むタイミングを考え、体内で代謝ができる3時間以上を目安として考えていく必要があります。

アルコール摂取量の基準とされているお酒の1単位とは、純アルコールに換算して20gとされています。この1単位を各アルコール飲料に換算すると、下記の量が目安となります(ビール500ml=1単位)
  • ビール   …度数 5%  500ml
  • 日本酒   …度数15%  180ml
  • 焼酎    …度数25%  110ml
  • ワイン   …度数14%  180ml
  • チューハイ …度数 5%  360ml

しかし、個人差があるため体質的にお酒に弱い人はもっと長い時間アルコールが残っていることがあります。

元々アルコールが強い人でも、久しぶりに飲むと抜けるのが遅いこともあります。飲む量を少量にすると次の授乳までにアルコールが抜けやすくなります。

どうしても飲みたい場合は、授乳中の飲酒の仕方に注意して!

飲酒の仕方や飲むタイミングを守ることでアルコールを摂取することができます。正しい飲み方と、赤ちゃんの授乳が重ならないようにすると、次の授乳まで間隔が開くので飲みやすくなります。

飲酒量を守り飲み過ぎないこと

アルコールの代謝速度はそれぞれ違いますが、アルコールが強いからといってたくさん飲まないように気を付けましょう。少量を飲む分には特に影響がないとされています。

お酒の1単位を目安とし、それ以上は飲まないように量を調節するようにしましょう。

酔っぱらって、飲んだ量がわからないくらい飲んでしまうと危険です。「コップ一杯まで」「一口だけ」と自分の中で決めておきましょう。

空腹時を避けて!アルコール血中濃度が通常より高くなりやすい…

お腹が空いている状態でアルコールを摂取してしまうと、アルコールが一気に胃から腸へ流れていきます。

その結果、肝臓がアルコールを処理する速度が追いつかず胃や腸に吸収され、アルコール血中濃度が高くなり通常よりも酔いが早く回ってしまいます。

必ず食べ物と一緒に飲むようにしましょう。

赤ちゃんがたっぷり母乳を飲んだ後であれば、授乳間隔が開き機嫌もいい

いつもより赤ちゃんの母乳の飲みが少なかった場合は、すぐに赤ちゃんが母乳を欲しがってしまうことがあります。

母乳もたっぷり飲んで機嫌がよくなったのを確認してから飲酒をすると、次の授乳までに時間が開くので安心です。

飲酒後の授乳について。アルコールが完全に抜けたタイミングで!

完全に抜けたタイミングは3~4時間を目安とし、その時の自分の状態を見ながら判断していきます。

いつも通りの自分に戻っていると確信できた状態であれば授乳を再開しましょう。

  • 立ち上がってもふらふらしない
  • 頭がガンガンしたり、痛くない
  • 自分の普段の行動や生活がきちんとできている

これは一例ですが、酔い方や酔った後に出る行動も個人差があります。いつも通りの生活ができて身体に支障がなければ1つの再開目安として考えてみましょう。

飲酒後3~4時間を目安に!飲酒後最初の母乳は捨てよう!

お酒を1単位の目安として飲んだ場合、体内で代謝ができる3~4時間でアルコールが完全に抜ける状態になります。

飲酒後初めて出る母乳には、アルコールを摂取した量が少量であってもアルコールが含まれていることがあります。

授乳する前に、初めて出る母乳を2~3回程搾乳して捨てると安心して母乳を飲ませることができます。

アルコールの種類や体質によって個人差が!
アルコール度数の高いものや、アルコールが弱い体質のママは完全に抜けるまでに時間を要します。

普段から弱いと感じていたり、アルコール度数の高いお酒を好んでいるママは飲酒後24時間開けると完全にアルコールが抜けるとされています。

二日酔いや、体調を崩したり、お酒が抜けていないと自分で感じたら、粉ミルクや離乳食で代用しながらアルコールが抜けるのを待ちましょう。

アルコール入りお菓子とノンアルコール飲料も摂り過ぎには注意が必要

お菓子にもアルコールが含まれている物があるので注意が必要です。少量を食べるには問題ないとされていますが、たくさん食べ過ぎてしまうと酔っぱらってしまうことがあります。

お菓子の中には、アルコール含有量が多く含まれているものがあるので多量に摂取する場合は注意が必要です。

  • チョコレート(ウイスキー・洋酒・焼酎入り)
  • ケーキ、焼き菓子(洋酒・果実酒)
  • ゼリー(梅酒・ワイン・シャンパン)

アルコール度数が1%未満と少ないものがほとんどですが、デパートやお菓子専門店ではアルコール度数が2%以上のものがあります。

商品によっては注意書きが表示されているので確認して購入しましょう。

ノンアルコール飲料は、飲み過ぎるとビール1缶分のアルコール量に!

ノンアルコールというくらいだからアルコールが一切入っていない、と思いがちですが法律で定められているノンアルコール飲料は日本で「1%まで」のアルコールが認められています。

普段から耳にするノンアルコール飲料のアルコー含有量は0.5%未満になりますが、ローアルコール飲料は0.6%~0.9%とアルコール含有量は多くなります。

ローアルコール飲料もノンアルコール飲料と混合して販売されているので注意が必要です。

  • ノンアルコール飲料…0.5%未満
  • ローアルコール飲料…0.6~0.9%

ノンアルコール飲料といっても、1%未満のアルコールが入っているものがたくさんあります。仮に1%のノンアルコール飲料を4缶飲んだら普通のビール1缶を飲んだことと一緒になります。

現在は、0.00%のノンアルコール飲料も出ているようですがこちらはアルコール含有量が0%なので飲んでも問題はありません。

しかし、飲み過ぎると添加物、糖質、プリン体、人口甘味料を多量摂取することになりますのでほどほどが安心です。

ママもたまには息抜きが大切!赤ちゃんの授乳間隔で飲み方を考えよう

授乳中のアルコールは、間違った飲み方をしてしまうと赤ちゃんの発育やママの母乳に影響があることがわかりました。

授乳中のアルコールは、赤ちゃんと母乳に影響がでることから反対している声も多く聞きます。

しかし、たまにはママも息抜きをしてアルコールを摂取したくなることがあるでしょう。そんなときはお酒の飲み方と、授乳後の間隔をしっかり守ることで少量ならリスクは少ないとされています。

「授乳が終わるまで絶対禁酒」より、息抜きでママが気分転換になるなら子育てにもメリハリがつくのではないでしょうか?

ママが子育ての気分転換になり、正しい飲み方と赤ちゃんに与える影響についてしっかり理解すれば、授乳をしながらもアルコールと上手なつき合い方をすることができますよ。
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