冷えは妊娠力に影響する!冷えと不妊との関係

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2017/05/18

女性にとって、切っても切れない縁で結ばれている冷え性。しかし、この冷え性が不妊の原因になっていることもあります。

冷え性は多くの女性にとっての悩みの種ですが、決して安易に考えてはいけないのです。

冷えと妊娠との関連性を見ていきましょう。


冷え性は妊娠しにくい?子宮の冷えと不妊の関係性!

冷え性は「平熱の何度から」といった具体的な基準がある訳でなく、本人が生活するうえで冷えてストレスを感じるか否かの判断に拠ります。

本人に日常生活でさほど不快感などの自覚症状がなければ、実際には冷え性になっていても何の治療も対策もしていない場合は多々あります。

しかし現実には、自覚症状がなくても冷え性は成人女性の7割が抱えているとも言われています。

あなたの体は冷え性に傾いていませんか?妊娠しやすい人と妊娠しにくい人を比べた時、妊娠しにくい人は冷え性であるという共通点があります。

まずは冷え性になる原因や、冷え性が不妊とどうつながりがあるのか見ていきましょう。

女性は生来冷えやすい体質!血行不良になる原因

冷え性は様々な要因が絡まって起きていますが、主には「血行が悪い」ために引き起こされています。血行が悪くなる原因は以下のようなことが考えられます。

女性の血行が悪くなりやすい原因

  • 女性は筋肉量が少ないため、血液を送り出すポンプが弱い。
  • 女性は月経があるため、貧血に陥りやすく血量が十分ではない時がある。
  • 女性は血管が細いため、血流が弱まりやすい。
血行不良が起きると…

人間の体は、冷えてくると大切な内臓を温めておくために末端に送る血液は少なくするように作用するので、末端の血管は熱を出さないよう収縮し、血行が悪くなります。

臓器へ栄養や酸素が十分に行き渡らなくなります。子宮の働きが悪くなると、女性ホルモンが上手く分泌されず、卵巣機能が低下し、卵子の発育悪化や排卵障害、着床障害を引き起こす可能性もあります。

さまざまな臓器の働きも悪くなります。

特にお腹周りの温度が低い人は不妊になりやすいので注意が必要です。妊娠に必要な器官の機能が低下してしまい、妊娠しにくい体質になってしまうのです。

「血行が悪い」ということは「大切な栄養や酸素を届ける血液が体の隅々まで行き渡りにくい」ということにつながります。

そのため本来なら体の深部に位置し、簡単には冷えないはずの子宮や卵巣も影響を受け、十分に機能しなくなるため、妊娠しにくくなると言われています。

排泄機能も弱まってしまう

生理として排出されるはずの子宮内膜が子宮に残ってしまい、不妊の原因になる子宮内膜症や子宮筋腫などの病気を引き起こしやすくなります。

冷え性は体の中から温めるのが鉄則です。特に女性は子宮など生殖機能がある下腹部をしっかり温めましょう。

日々の生活を見直して、冷え性になりやすい事をしていないかチェックしましょう。冷え性を改善することは難しいことはありません。

自律神経の乱れから体温調整機能が低下

血行不良以外に、冷え性を誘発する大きな要因は「自律神経の乱れ」です。自律神経は体呼吸、脈拍など人間の意思ではコントロールできない機能を司っています。

人間は暑いと血管を拡張し、血流をよくして汗を出し、体温を下げます。寒いと血管を収縮して血流を鈍らせ、身体を震わせて体温を上昇させます。

このように外部の気温に関わりなく、自分の体温を一定(37±0.4度)に上手に保つことにも、自律神経の働きが深く関与しています。

自律神経やホルモン、免疫など3本の柱のバランス(=ホメオスタシス)が重要なのですが、ホメオスタシスは非常に生活習慣の乱れの影響を受けやすいのです。

特に現代人の生活は真夏に冷えたものを沢山飲んだり、エアコンのきいた部屋で長時間過ごす機会が多いため、本来の体温調節機能が鈍くなりやすい環境です。

夏になるとエアコンの温度調整で揉める夫婦は少なくなく、ご主人に合わせていると冷えすぎることに。些細なことの積み重ねが冷え性を進行させてしまいます。

女性は生来の体質が男性に比べると冷えやすいということ、適温が違うことを夫婦で認識して、協力しあえるようにしたいものです。

電磁波も自律神経に悪影響…

携帯電話やパソコン、電子レンジやIHなど身近な電化製品から私達は日々電磁波を浴びているのですが、この”電磁波”は自律神経に悪影響を及ぼしやすく、それが原因となって冷え性を引き起こしやすくなるのです。

外に働きに出ていると、電磁波からの影響は避けられないことです

男性側の不妊原因にもなっているかも

男性も体が冷えていると生殖機能の低下の原因になり、引いては不妊の原因になるのです。

夫婦共に、冷え性改善を心掛けて妊娠力をアップしていきましょう。

日々の生活を見直して、冷え性になりやすい事をしていないか、チェックしましょう。冷え性を改善することは難しいことはありません。

これから紹介するもので自分のライフスタイルに取り入れやすいものを見つけ実践してみてください。

体の中があたたまる生活に変え、体も心温まる家族を作りましょう。

あなたの子宮は大丈夫?冷えのチェック方法

低体温(平熱が35度台)と冷え性を同一にみなす考え方もありますが、冷え性には病態としての統一の定義はありません。

低体温でも末端が冷えてツライと思わなければ冷え性ではありませんし、36.4度あっても冷えて眠りにくいなどのストレスがあれば冷え性です。

また直接の自覚症状がなくても、手足がむくみやすい・頭痛や肩こりがひどい・生理痛が重い…などの症状が冷え性に起因している場合もあります。

直接の自覚がない場合に自分が冷え性になっているかはどう確認したらいいのでしょうか。

非常に感覚的な方法ですが、朝、目が覚めたら起き上がらずにそのまま脇→腹部の順で触ってみてください。さらに立ち上がり、お尻も触ってみてください。

両方とも脇の温度より少し冷たいな…と感じるようなら、あなたの内臓は冷え始めている可能性があります。

実は子宮・卵巣は冷えのダメージを最も受けやすい臓器!

体内では奥の方に位置する子宮や卵巣ですが、実は冷えのダメージを受けやすい臓器とも言われています。

生理痛のときは温めるとラクになる、冬になると生理痛がひどくなるという人は、子宮が冷えている可能性がとても高いでしょう。

血行が悪いと、うっ血し、経血自体が体外に流れにくくなります。その経血を外に押し出そうと子宮ががんばって収縮するため生理痛が起こっているのです。

毎月の生理で血液が体外に流れるので、一時的でも血量が減り、子宮は血液が滞りやすい臓器でもあります。

冷えは妊娠力を低下させる…今すぐ改善できる方法を試して!

冷えが進行すると、子宮や卵巣の機能自体が低下し、卵子が着床しにくくなってしまう恐れもあります。やはり冷えは大敵、「冷え性くらい」と軽視は禁物です!

妊活中に冷えを改善しておくと、その後妊娠してからの生活にもメリットがあります。

今すぐ冷え対策を取り入れて妊娠しやすい体作りにトライしていきましょう。

▼妊活中の冷え改善の方法についてはコチラも参考にしてみて!

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