赤ちゃんのおむつかぶれ…薬は?原因・症状とひどくなる前したい対策

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2017/04/04

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赤ちゃんが産まれてからすぐに始まる毎日の頻繁なおむつ替え。それだけでも結構なお仕事ですよね。それに加えておむつかぶれになってしまうと本当に大変!

赤ちゃんのおしりは思ったよりもデリケート。日々の繰り返しでおむつかぶれを防ぐ方法がある筈です。

おむつかぶれになってしまった場合の一般的な治療方法や、おむつかぶれにならないためのケアの方法をいくつか紹介します。


おむつかぶれの原因となりやすい赤ちゃんの特徴をまず知っておこう!

赤ちゃんのおしりはとてもデリケートです。出産前におむつかぶれにならないためのケアを知って備えておければ一番ですよね。

おむつかぶれになって慌ててしまうのは出産後、実際に頻繁なおむつ替えに追われるようになってからです。

おむつかぶれがひどくなってしまうと、おむつ替えの度に赤ちゃんは痛い思いをしてしまいます。ぐずる回数も増えてしまいます。

おむつかぶれを防ぐためには、こまめなおむつ交換が1番なのですが、最近の紙おむつは、通気性が非常に良くなっているので長時間使用にも耐えられるようになっているので、油断しがちなママもいるのではないでしょうか。

しかし、おむつの中はかなり蒸れやすい状態なので注意が必要!新生児はおしっこの回数がかなり多く、寝返りをうてないのなどが理由です。

おむつかぶれからとびひに移行してしまう場合もあるので、早めの対策が必要になります。

▼とびひについてはコチラも参考にしてみて!

おむつかぶれになる原因は様々!

おむつの中は蒸れやすくなっています。「蒸れ」によってふやけた赤ちゃんの皮膚を老廃物や菌が刺激します。

赤ちゃんはまだ消化機能が十分発達しておらず、母乳やミルクのみを口にするので1日のおしっこやうんちの回数も多くなります。

更に、うんちの中には腸内細菌や酵素など肌への刺激が強いものが多く含まれている ので、うんちが長い時間肌に触れた状態になっているとかぶれやすくなります。

また下痢のうんちは腸内細菌の他に、病気の原因となるウイルスなどが含まれていることもあるので、更に刺激が強くなる上に、勢いよく排泄されるので肌が荒れやすくなります。

おしっこによる刺激

一見サラッとしているように見えますが、尿の中には腎臓で分解された体内で不要な成分(老廃物)が含まれています。この老廃物はあかちゃんのデリケートな肌を刺激します。

長時間放置するとおむつかぶれの原因になりますよ。

うんちによる刺激

うんちには大腸菌や腸内細菌、消化酵素などの肌への刺激が強いものが多く含まれています。長い時間肌に触れた状態だとかぶれやすくなります。

特に下痢の時のお手入れには気を使ってあげましょう。

下痢のうんちは腸内細菌に加え、病気の原因となるウイルスなどが含まれている場合も!刺激が強くなる上に、勢いよく排泄されるので肌が荒れやすくなります。

うんちがゆるい状態だと下痢でなくても、「うんちの回数」が増えるので注意しましょう。

おしりふきによる刺激

おしりふきには様々なものがありますが、製品によって水分の含有量や厚さ、柔らかさなどが全く違います。

注意して拭いているつもりでも、「蒸れ」によってふやけてしまった赤ちゃんのおしりをこすると、すぐに傷がついてしまいます。

おむつ交換時には、おしりふきなどでおしりや性器周辺を拭きますが、拭いた後はしっかり乾かしてからおむつをしてあげましょう。

おしりが濡れたままだと、それがかぶれの原因になることもあります。

汗による蒸れ

赤ちゃんは手足をばたばたさせてよく動きますよね。赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、意外と汗っかき!体温も37℃前後が平熱と大人よりも高いです。

もちろんお尻にも汗をいっぱいかきます。密閉されたおむつの中は、おしっこやうんちをしていなくてもかなり湿度が高く蒸れやすい状態になっています。

お尻の皮膚も柔らかくふやけてしまい、刺激が加わると余計かぶれやすい状態になります。

夏場にも注意は必要ですが、暖かくした部屋では冬でも実は蒸れています。

おむつの繊維による刺激

おむつの繊維が赤ちゃんのふやけたお尻を刺激して、おしりかぶれの原因になることもあります。おむつ選びも赤ちゃんにあったものにした方が良いですね。

おむつのサイズが合わなくなった時も、太ももやギャザー跡がついてしまうことも…こすれて刺激されたり、強く締め付け過ぎも注意しましょう。

カンジダ皮膚炎(カビ)

おむつかぶれがなかなか治らないなと思ったら、カビが原因による皮膚炎の可能性も!!

この皮膚炎は「乳児寄生菌性紅斑」と呼ばれ、おむつかぶれとは治療法が異なります。

赤ちゃんの肌構造

人の肌は通常、一番外側に表皮があってその下に真皮、更に奥が皮下組織とい構造になっています。

表皮や真皮は、外からの刺激や乾燥から皮下組織を守る働きをしています。

しかし赤ちゃんの肌は、透き通るように真っ白!表皮や真皮がまだ薄く、皮下組織を守るバリア機能がかなり弱くなっています。

そのため、ちょっと擦っただけでも赤くなってしまい、傷ついた部分からばい菌が入りすぐにかぶれなどを引き起こしてしまいます。

成長とともに表皮や真皮が作られて、バリア機能が強化されますが、赤ちゃんのうちは傷つきやすいので注意が必要です。

そのため、赤ちゃんの肌は日頃からしっかりと保湿をして乾燥を防いであげる必要があるのです。

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おむつかぶれになりやすい赤ちゃんの特徴

新生児はおしりも柔らかく、個人差もありますが10回~15回うんちをする場合もあるのでおむつかぶれになりやすいです。

うんちも水分をたくさん含んでいる場合が多いですよね。

おむつかぶれは、どんな赤ちゃんでも一度は経験するみたいですね。水っぽいうんちの多い赤ちゃんは特に悪化しやすいので注意しましょう!!

おむつかぶれのサインと症状!見逃さないように知っておいて

おむつかぶれのサインを見逃さずに早めにお手入れをしてあげられれば、赤ちゃんに痛い思いをさせなくて済むかもしれませんね。

布おむつだと頻繁におむつ替えをするのでかぶれにくい!と聞いたことがあるのですが、実際に我が子に使っていた時に、うっすらとおしりが赤くなった時がありました。

かぶれまではいかなかったのですが、危ない所だったかもしれません。なので、「布おむつだから大丈夫!」と安易に考えるのは良くないと思います。紙おむつと同様こまめにおむつ交換を必ずしてあげましょう。

おむつかぶれの症状をチェックしてみましょう。

おむつ替えの度に泣く

一見かぶれを起こしていないように見えても、お尻の中心辺りが赤くただれていることがあります。

入浴時におしりにお湯をかけたら泣く

おしりが傷ついてお湯がしみて痛いのかもしれません!ぬるま湯でさっと洗い流す程度にし、石鹸なども痛がるようなら使用を中止しましょう。

おしりをムズムズさせて痒がる

かぶれを起こしかけているのかも!おしりが赤くなっていないかチェックしてみてください。

おしりのまわりやオムツのゴムがあたる太もも・お腹周りが赤くなっている

おむつかぶれの始まりです。ひどくなる前にケアしてあげましょう。

おしりに赤いぶつぶつができている。皮膚がむけている

ここまでいくと赤ちゃんはかなり痛いはずです。小児科、皮膚科を受診することをお勧めします。

おむつかぶれになった場合の一般的な治療法や対処方法

おむつかぶれになった場合の一般的な治療や対処には、どんな方法がとられているのでしょうか。医療機関を受診した場合と、家庭で実施されている対処方法を紹介しますね。

ステロイド外用薬(軟膏)を使用する方法

おむつかぶれの場合、ステロイド外用薬(エキザルベ軟膏やキンダベート軟膏など)が処方されます。

ステロイド剤に抵抗のあるママもいると思いますが、使用せずにかえって症状を悪化させ強い薬を使用しないと治らなくなってしまう場合もあります。

病院で処方された薬は、用法を守って使用しましょう。薬を塗ると2~3日で良くなりますが、おむつかぶれにならないためのケアを合わせて行うことが必要です。

市販薬のステロイド剤は強さがわからないので、赤ちゃんに使用することはお勧めできません。

非ステロイド外用薬(軟膏)を使用する方法

非ステロイド系の外用薬には亜鉛化軟膏、コンベック軟膏、ベシカム軟膏などがあります。比較的炎症の軽いおむつかぶれの時に処方されます。

非ステロイド外用薬でかぶれを起こす場合もあるので、最近では処方されることが少なくなっているみたいです。

市販薬のポリベリーなどを使用するママたちも多いみたいですね。

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ポリベリーも湿疹やただれがひどい場合は使用しないでください。注意事項に記載されています。

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軽いおむつかぶれの場合のみ使用し、悪化した場合は自己判断で薬を使用せずに、病院を受診した方が良いですね。

保湿剤を使用する方法

病院ではアズノール軟膏などが保湿のために処方されます。市販のベビーローションやベビーワセリンなど、油成分が含まれているものを使用する方も多いようですね。

保湿剤の種類 効果
ベビーローション 水分補給ができる。伸びが良く肌なじみ良い
ベビーオイル 多少べた付き伸びは悪いが、高い保護力がある
ベビーワセリン 肌をコーティングして摩擦などの刺激から守る
馬油 殺菌作用や抗炎症作用があり、多少べた付くがすぐ肌になじむ

ベビーローションで保護した後、ベビーオイルでコーティングすると効果的です。ベビーワセリンや馬油は余計な成分が入っていないので、安心して使用できそうですね。

蒸れが原因で起こるのになんで保湿?って、思ってしまいますよね。

肌を清潔にした後で保湿をしてあげることで、肌にバリアができるので、摩擦によるおむつかぶれが改善されます。

できれば高保湿でオーガニックな成分由来のグッズでケアしてあげたいですよね。そこでおすすめの商品を紹介します。

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毎日のお風呂上りの清潔な肌を、しっかりと保湿して守ってあげましょう。

ベビーパウダーを使用する方法

シッカロールなどのベビーパウダーを使用するママたちも多いみたいですね。

ベビーパウダーは余分な水分を取って蒸れを防いだり、肌を保護し摩擦による刺激を少なくする役割を持っています。

ただし、ベビーパウダーは粒子が細かいため、空気中に飛散したものを赤ちゃんが吸い込むと喘息の原因になることもあるようです。

少量ずつ取り出して赤ちゃんの口に入らないようにして注意しましょう。

厚塗りをしたり肌が濡れている状態で使用すると、汗腺を塞いでしまうのでNGです。

ダマができたりお尻のしわの奥にベビーパウダーの塊ができないように使用しましょう。

ベビーパウダーを使用する時は下記のポイントを守って使用しましょう。

  • お尻をきれいに洗ってから拭き、清潔にする。ママの手も清潔に!
  • 少量を手に取るか、おむつの上に出しておいて!
  • 量は肌に白さが残らないくらいの量で!
  • パタパタせずに軽く抑えるように!

家庭でのケアだけでは良くならない…悪化したおむつかぶれの対処法

赤ちゃんのおしりのケアには気を遣っていたのにそれでも、悪化してしまったおむつかぶれ…ケアの方法を替えれば良くなるのでしょうか?

赤ちゃんも痛くて泣いているし、おしりを洗ったり乾燥させたり、保湿剤や市販薬を塗ったり、おむつかぶれの対処をしてもなかなか良くならない場合が多いです。

アドバイスもらって考えて実施して、それでもだめで…。おむつかぶれの対処だけでママはくたくたになってしまいますよね。

早めに小児科または皮膚科を受診して!

おむつかぶれを日々のケアでなんとか治したいところですが、ひどくなってしまったおむつかぶれはなかなか治りません。

専門家に見てもらい、症状を改善させてから予防のためのケアをした方がよいでしょう。

赤ちゃんの痛みや痒みを長引かせない為に、早めに掛かりつけの小児科か皮膚科を受診してみてくださいね。

処方された薬で正しくケアがまずは大事

処方された薬も使い方を間違うと、だらだらして治らないことがあります。使用方法は症状によって違うので、用法をきちんと理解してから正しくケアをしましょう。

私の息子は新生児の時にうんちの回数が多く、おむつ替えを15回くらいしていたのですが、おむつかぶれがひどくなってしまいました。

子育ての先輩たちにアドバイスを頂き、きちんとおしりをきれいにしてケアをしているつもりでしたが悪化するばかりでした。

病院で処方してもらった薬(弱いステロイド軟こう)を塗ってみると、剥けていた皮膚もきれいになり、4日ほどで症状は改善されました。

自己判断で薬の量を変更したり、中途半端に止めたりすることによって、おむつかぶれがひどくなる場合があります。症状が気になる場合は必ず医療機関を再受診しましょう。

カンジタ性皮膚炎の可能性もあり

処方された薬を塗って正しくケアしても治らない場合は、カンジダというカビによって引き起こされる皮膚炎の可能性もあります。

カンジダ性皮膚炎には抗真菌剤を使用します。ステロイド剤を使用すると悪化する可能性があります。

カンジダは普段健康な人の皮膚や便などにもある真菌です。

抵抗力が弱っている時や、暖かい湿り気のあるオムツの中、背中や脇の下は真菌が繁殖する条件がそろっているため、赤ちゃんは真菌の標的になってしまっています!

  • オムツの当たらない皮膚のしわの奥の方まで炎症を起こしている
  • よく見ると膿を持ったぶつぶつや水ぶくれができている
  • ステロイド剤を使用したら悪化してしまった

カンジダ皮膚炎は真菌(カビ)が原因なのでおしり以外のわきの下、背中、首筋などの場所にも発生します。上記の症状がある場合はすぐに病院を受診しましょう。

カンジダ皮膚炎の場合は赤ちゃん用の石鹸を手に取り、おしりのしわの間もきれいに洗って、柔らかいタオルでやさしく抑えておしりを乾燥させましょう。

その後で、処方された抗真菌薬を用法を守って塗ってあげましょう。

抗真菌剤を塗っておしりの清潔を保っていれば1~2週間で症状が改善されます。

おむつかぶれがひどくなる前におすすめしたい対策

おむつかぶれがひどくなる前にどんなケアを心掛けたら良いのでしょうか?おむつかぶれを防ぐための対策をいくつか紹介したいと思います。

しっかり乾かして、その後ワセリンや馬油などでしっかり保湿!

おむつ交換の際に、おしりふきで拭いた後まだ肌が湿っているような状態のまま新しいおむつを履かせないようにしてください。

せっかくお尻を清潔にしたのに、おむつの中がまた湿ってしまってかぶれやすくなってしまいます。

柔らかい素材のタオルや乾いたガーゼなどで、こすらないで水分を押さえるようにして吸い取りましょう。

夏場なら暑いので小さめのうちわで煽ったり、扇風機を弱にしておしりに当てると早く乾かすことができます。冬場は冷たい風を当てると寒いので、ドライヤーを使いましょう。部屋の中で陽があたる場所があれば、お尻を出して少しの間陽に当てるのもおすすめです。

そして、しっかりと乾燥させたら今度は刺激物から赤ちゃんのお尻を守るために、先述した軟膏やベビーオイル・ベビーワセリンなどを塗って保湿をしましょう。

ワセリンは赤ちゃんのいる家庭には1つは常備しておいた方がいいものです。赤ちゃんの肌荒れに強い見方!皮膚の水分を保つように保湿してくれて、更に蒸れからも肌を守ってくれます。

おむつかぶれの予防的な使用をおすすめします。ひどいお尻かぶれの場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

すでにかぶれているお尻に塗ってしまうと症状が悪化してしまうこともあるためです。

赤ちゃんの肌質によってはクリームやオイルが合わずに余計肌荒れを起こしてしまう場合もあるので、最初は少量から塗ってみて、肌に異常がないか確認してから使うようにしましょう。

また、授乳の時に乳首に傷がついた時に治すためにもいいと言われている”馬油”。

赤ちゃんのような敏感肌にも使える無添加の自然素材なので安心です。ただ、少し香りに馴染めない方もいるかもしれません。

かぶれた箇所に塗ると、塗った箇所に油分の膜を作ってくれるので、汚れから皮膚を守ってくれます。お風呂上がりやおむつ替えのあとにお尻を清潔にしてから塗ってあげましょう。

日頃からの乾燥防止としても使えるので、おむつかぶれの予防として使用してあげてもいいですね。

保湿効果がかなり高いので、アトピー体質の子にも効果があると言われています。

おむつかぶれが乾燥に優れものという詳しい内容は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

▼馬油がおむつかぶれにいいのか?についてはコチラも参考にしてみてください!

おしりふきは赤ちゃんにあったやさしいものを!

おしりふきは、製品により水分の含有量や成分、厚さ、柔らかさなどが全く違います。これらが赤ちゃんと合っていないと、おしりがかぶれてしまう場合もあります。

最初のうちはおしりふきのまとめ買いはやめて、ご自分の赤ちゃんにあったおしりふきを選びましょう。

ノンアルコール、無香料、パラベン無配合、純水99%などの製品、厚手タイプ、薄手タイプなど好みもあると思うので、色々と試してみてくださいね。

毎日、何度も使用するものなので、こすらずに優しく拭ける柔らかいタイプのものを選びたいですね。

おしりかぶれになってしまっている場合は、市販のおしりふきを使用しない低刺激な方法があるので試してみましょう。

  • コットンに水またはぬるま湯を含ませて使用する方法
  • Tシャツなど綿100%の古布に、水またはぬるま湯を含ませて使用する方法
  • 霧吹きにぬるま湯を入れたものを赤ちゃんのお尻に吹きかけ、コットンまたは古布を使用する方法

古布は洗って使用できるので経済的ですよ。コットンは大きめのベビーコットンを使用しましょう。

こすってしまうと痛いのでたっぷりのぬるま湯を含ませて、優しく抑えるようにして拭いてあげてくださいね。

時間が経って固まってしまったウンチには、霧吹きを使用することで柔らくなった状態でこすらずに落すこともできますよ。

下痢のウンチはシャワーや赤ちゃん用手作りウォシュレットで洗い流して清潔に

下痢のウンチの時は毎回、洗い流してあげることが大切です。かといって毎回お風呂で洗うのは大変ですよね。

シャワーで毎回洗い流してあげると気持ちよくて清潔になるので良いと思いますが、そんな面倒な事はちょっと出来ない…面倒臭いと思ってしまうママもいらっしゃると思います。

赤ちゃんのお尻を洗ってあげるお湯の量は、1回にコップ1杯~どんぶり1杯程度で十分です。朝お湯を沸かして保温ポットに入れて準備しておけばOK。それをおむつ替えの度に使ってみてください。

【おむつ替えの度にお湯で赤ちゃんのお尻を洗い流してあげる方法2つ】

  • 座浴…洗面器の中にぬるま湯を入れておしりをきれいに洗った後、柔らかいタオルで優しく抑えて乾燥させる方法
  • 汚れたおむつを下に敷いたまま、作製した赤ちゃん用ウォシュレットを使ってウンチをきれいに洗い流した後、柔らかいタオルで優しく抑えて乾燥させる方法。

※赤ちゃん用ウォシュレット… 100均などで食器用洗剤容器などを購入し、綺麗に洗い熱湯消毒しぬるま湯を入れたもの。押すと少しずつ出てくるので使いやすいですよ。携帯しておけば、外出の時にも使用できるので便利ですよね。

2つ目の方法だと毎回お風呂にあかちゃんを連れて行かなくても、おしりを洗ってあげられますよ。

下痢のウンチに限らず、ウンチの時は洗い流してあげる習慣があれば、おむつかぶれしにくくなるかもしれませんね。

おしりを洗って乾かした後は、ホホバオイルでやさしくマッサージ

乾燥したままのおしりは傷つきやすくなっています。ベビーローションやワセリンなどでも良いので保湿をしっかりしてあげましょう。

一番にお勧めしたいのは”ホホバオイル”を使用して優しくマッサージしてあげることです。

手順を説明します。

  1. お風呂上りなどにタオルで優しく水分をふき取ります。
  2. 温めたママの手の上にホホバオイルとたっぷりと取ります。
  3. 太ももやおしりを、円を描くように優しくマッサージします。

男の子の場合は、おちんちんの裏側もかぶれやすいので塗ってあげましょう。

ホホバオイルは拭き取る必要はありません。少しすると赤ちゃんの皮膚に馴染んできますよ。マッサージしたママの手もしっとり潤ってきます。

ホホバオイルをつけて全身を優しくマッサージしてあげると、赤ちゃんの柔らかい皮膚の保護にもなりますし、ママと赤ちゃんのスキンシップにもなります。

【ホホバオイルって何?選び方は?】
メキシコやアメリカ南部の砂漠に自生する、ホホバの実から採れるオイルです。10℃以下になると固まりますが、温めると元に戻ります。

酸化しにくいので保存にも適しています。保湿力が高く伸びが良いので扱いやすいオイルです。

精製されているものは無色透明ですが、無精製のものだと小麦色をしています。

無精製の方が栄養価は高いのですが不純物が多いため、赤ちゃんに使用する場合はホホバオイル100%の精製されたオイルを使用した方が良いでしょう。

風邪などの病気でお風呂に入れない場合も座浴をさせた後、お尻にホホバオイルを塗ってあげてください。

また、ホホバオイルやその他の植物性オイルでおすすめのものについては、こちらの記事も参考になりますよ。

▼赤ちゃんの安心のオイルについてはコチラも参考にしてみてください!

やってみたら楽しい!?おむつなし育児

赤ちゃんのおむつをあけたらおしっこを飛ばされたという話を良く耳にしますよね。赤ちゃんは最初は「自分の排泄物で自分自身が汚れることを望んでいない」そうです。

排泄物はオムツの中でするものとしつけられて、2歳か3歳くらいになるとトイレトレーニングをイヤイヤ期と悪戦苦闘しながら進めていきますよね。

息子が赤ちゃんの時、母親に「おまるでおしっこさせたら良いんじゃない?」と言われました。

「2歳か3歳になってからトイレトレーニングは始めるもの、身体の状態が整っていないから子供の負担になる」と情報を得ていた私は昔とは違うんだからと抵抗しました。

息子が2歳になってからトイレトレーニングを始めましたがおむつが完全にとれるまでに1年間かかりました。

ところが母は、私の兄弟は1歳になるころにはおむつが取れていたというのです。

赤ちゃんの時から「しーしー」とか「うーんうーん」とか声をかけながらおまるを使っていて、歩くころには排泄物はおまるの中でするものと、しつけられた成果ですよね。

「おむつなし育児」という言葉を聞いた時に今、赤ちゃんがいるのならやってみたいと思いました。

おむつが濡れてから替えるのではなく、排泄物でおむつが汚れる前に洗面器やおまるに赤ちゃんを座らせてみる。というやり方です。

一見、無茶な気もしますが理に適っていますよね。

  • おしりが排泄物で汚れないので赤ちゃんも気持ちよい
  • 蒸れることが少ないのでおむつかぶれのリスクが少なくなる
  • いやいや期にトイレトレーニングをしなくてすむ
  • おむつの使用量が少なくなるので経済的

※「おむつなし育児」はおむつを完全に使わないのではなく、「おむつだけに頼らない育児」だそうです。

おむつの外でおしっこやうんちを毎回させなくては!と思うと負担になってしまいます。

「おむつを替えるついでや、3時間おきにとか、夜の授乳が終わった後と朝起きた時だけでも」と、ママとパパのペースで試してみても楽しいかもしれませんね。

「おむつなし育児」という本も出版されています。赤ちゃんの成長に合わせて書かれているので全部に目を通さなくても、ご自分の赤ちゃんの状態の部分から読むこともできますよ。
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赤ちゃんとママにあった方法でストレスをためずにケアが一番!

おむつかぶれのケアも情報もたくさんありますよね。ポイントを押さえておいて、ママと赤ちゃんに合った方法で実施しましょう。

おむつかぶれにならないためのポイント

  • おしりを清潔にする
  • おしりを優しくふく
  • おしりを乾燥させる
  • おしりを油分で保湿し保護する
  • おむつかぶれになった場合は、ひどくならないうちに医療機関を受診する

おむつかぶれはどんな赤ちゃんでも起こりやすいものです。ケアが悪かったからとご自分を責めないでくださいね。

赤ちゃんの肌はデリケート!どんなに気をつけていてもできる時にはできてしまうのが”おむつかぶれ”。

「2人目のの赤ちゃんのおむつかぶれで困った時に役立つわ!」「お友達のお子さんがおむつかぶれで困っていたらアドバイスしてあげられるわ!」と、前向きな気持ちを持ってケアしてあげてくださいね。

おむつかぶれも”個人差”があるので、完治までに多少長引いてしまう子もいます。しかし、ママが愛情をもってこまめにケアしていれば必ず治るものです!

諦めず、面倒臭がらずに気長に対処していきましょう。 赤ちゃんが産まれてから初めてママになります。育児にトラブルはつきものなので一つずつ解決して笑顔で育児ができると良いですね。

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