クリスマスのテーマの絵本を読み聞かせたい!おすすめの絵本5選

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2016/12/16

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親子共に絵本に向かうひと時は、ママにとっては育児のただ中にあってもホッとする時間、子供にとっては、母親のぬくもりを感じられる温かな時間。

大人も子供もクリスマスを楽しみに待つこの冬の時期、普段の読み聞かせにも、季節感を盛り込みたいですね。クリスマスの時期にはこれ!という本を1冊は見つけてみましょう。

この記事ではクリスマスの絵本の選び方のポイントと、お勧めの絵本5冊のレビューをご紹介します。

レビューには価格などの商品情報も含めていますので、クリスマスプレゼントに絵本を検討しているママも、ぜひ参考にしてみてください。

迷った時の参考に:クリスマスの絵本の選び方のポイント

クリスマスをテーマにした絵本はたくさん出版されていますが、図書館や書店の棚に並んでいる中から、どの絵本を選ぶべきか、迷ってしまうママもいるのではないでしょうか。

ネットの検索や口コミ、ランキングに頼るのもいいですが、人の意見に左右されずに子供ひとりひとりに合った絵本を選ぶためのヒントを、以下に挙げてみます。

言葉の発達に基づく年齢別の絵本の選び方

年齢に応じて、その時点で子供が興味を持つものは異なります。言葉の発達のステージに合わせて選べば、スムーズに絵本の世界に親しませることができます。

0~1歳

1歳半くらいから、少しずつパパ・ママの言うことが分かるようになってきて、言葉も出始めます。

「赤ちゃんだからまだ早すぎる」と思わずに、この時期からママが言葉のシャワーをたっぷりと浴びせてあげましょう。

ストーリーよりも、言葉の響きが美しいものやインパクトのあるもの、耳に残る繰り返しのフレーズが出てくるかどうかに注目して、本を選んでみましょう。

まだ視力が未発達なこの時期は、パステルカラーのような淡い色よりは、原色のほうがよく認識できると言われています。絵は単純で大きく、カラフルなものがいいでしょう。

もちろん、クリスマスのシンボルカラー、赤と緑色の配色のものもばっちりです。

数多くある出版社の中でも、偕成社、福音館書店などは、赤ちゃん向けの絵本を多く出版していて、長年愛されているベストセラーもあります。

かじったり、しゃぶったり、破いたりして、せっかく買った絵本がすぐにボロボロになることも多いので、丈夫なボードブックがおすすめです。

2~3歳

2歳からは、一般的に、話せる言葉の数も増え、2語、3語での会話ができるようになります。また、大人がしゃべる言葉の理解もどんどん進んでいきます。

特定のキャラクターやシリーズものの「お気に入り」ができる子もいます。お気に入りのシリーズがあれば、その中からクリスマスをテーマにした本を選んでもいいでしょう。

一般に、男の子は女の子に比べて言葉が出てくるのが遅いので、息子さんがいるママの中には、心配になってくる人もいるかもしれませんね。

でも、この時期にたくさん読み聞かせをして、土台をしっかり作っておけば大丈夫。1、2年したら、驚くほどおしゃべりになるでしょう。

男の子向けには、乗り物が登場する本もいいですね。小人たちと乗り物が活躍する徳間書店の『おたすけこびと』などがあります。

また、童話や昔話を通じて、正しい言葉、美しい響きの言葉に触れることができます。長すぎず、ストーリー展開が分かりやすいお話を選んであげましょう。

4~6歳

この頃になると、ひらがな、カタカナなら自分で読めるようになる子も多いでしょう。ママと一緒に声を出して読めるものをどうぞ。

ある程度集中してお話が聞けるようになってきますので、少し長いものや、何日かに分けて読むような続き物もいいですね。

体だけでなく、心の発達も著しいこの時期に、一生の思い出に残る初めての本に出合う子もいるかもしれません。

幼稚園の年長さんなら、いじって破ってしまうこともあまりなくなってきますので、ちょっと凝った仕掛け絵本もいいでしょう。

小学生以上

そろそろ子供が自分一人で読むことを想定した絵本選びをしてもいい時期です。

小学校で漢字も習い始めますので、「ふりがな付漢字OK」という条件なら、選択の幅も広がります。

「文章を読む」ことができるようになるので、ストーリー性のあるものにも挑戦したいところ。

中学年以降は、絵本から児童文学に移行する時期です。ページ数も学年が上がるにつれ少しずつ増やし、絵から文章中心の本に移行していきましょう。

高学年向きとしては、大人のファンも多い酒井駒子の『ビロードのうさぎ』もお薦めです。繊細なタッチのイラストに加え、ぬいぐるみのうさぎの切ない気持ちが胸を打ちます。

ただ、気をつけたいのは無理に「勉強をさせよう」と思わないこと。あくまでお子さん本人が楽しんで読めることを前提に。それには、自分で読みたいものを選ばせることです。

言葉の発達は個人差がありますので、上記はあくまで目安と考えて下さい。

2歳までほとんど言葉が出ないという子がいる一方、年少さんですでにひらがなが読める子もいます。でも、心配しないで。この程度の違いなら「普通」の範囲内です。

絵本にはたいてい対象年齢が設定されていますが、それにこだわる必要はありません。ママが読ませたいと思った時期が、結局はベストな時期ということもあります。

クリスマスの絵本だからこそこだわりたい、絵の美しさ

この季節ならではの特別感を味わえるよう、装丁や絵の美しさにもこだわりたいですね。

ただし、子供達が思う「きれい」「すてき」と、大人が感じるものとは、必ずしも同じではないということを覚えておきましょう。

絵本の絵は、漫画や写真とは違った表現方法としてとらえることができます。ここでいう絵本の「美しさ」とは、例えば次のようなことです。

  • 色使い、形が美しい
  • ずっと眺めていても飽きない
  • 心地よい刺激がある
  • 絵だけでもお話の様子が伝わる

例えば、「ノンタン」や「ペネロペ」シリーズの絵も、絵本的な美しさがあると言っていいでしょう。

人気のアニメキャラクターのものも子供は喜ぶでしょうが、普遍的な美しさが感じられる絵本を、ママの直感で選んでみましょう。

ママからのメッセージとしても伝えたい「クリスマスの精神」

英語圏の国では、クリスマスの時期になるとよく「Christmas spirit」という言葉を耳にします。

日本語に訳すと「クリスマスの精神」ですが、クリスマスの時期特有のわくわくする楽しさ、温かさ、人を思いやる心をまとめて、このように表現します。

日本では、クリスマスはカップルにとってのロマンチックな時期ということになっていますが、他の国の人にとっては家族で過ごす時期であり、チャリティー活動も盛んに行われます。

このクリスマスの精神が表れている代表的な物語として、皆さんご存知のO・ヘンリー作の『賢者の贈り物』があります。

ある貧しい夫婦が、クリスマスに相手にプレゼントを買おうと、自分が一番大事にしているものを手放します。

相手を思いやるがゆえに、皮肉な結果が待っていますが、読んだ後、温かい気持ちになるお話です。

世界には戦争や争い事など悲しいことがたくさんありますが、クリスマスが近づくとそれを止めようという機運が高まるのも、「クリスマスの精神」の表れと言えます。

読んだ後に、子供に思いやりの心が芽生えるようなお話を選んでみたいですね。

【サンタさんのてがみ】楽しさいっぱいの仕掛け絵本

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たいせつなものは
どれも ちゃんと みつかったのに……
でも、さがしている てがみは
みつかりません。
「ぼくが いっしょに さがしてあげる!」
いちばん ちいさな チビねずみちゃんが いいました。

  • 文 ジョセフィン・コリンズ
  • 絵 ゲイル・イェリル
  • 訳 ゆり よう子
  • ひさかたチャイルド 刊
  • 対象年齢 2、3歳から
  • 本体価格1800円(税込1944円)

【 あらすじ 】

森のなかのお家で、子供たちから届いたリクエストの手紙を読んで、クリスマスのプレゼントを用意するサンタさん。

でも、大切な最後の一通がどうしても見つかりません。そんな中、いちはやくお手伝いに名乗りをあげたのが、一番小さなチビねずみちゃん。

家の中をかけずり回って、一生懸命、手紙を探します。うさぎやりすの仲間たちも手伝います……。

広がるサンタさんの地図や封筒から取り出せる手紙など、仕掛けがいっぱいの楽しい絵本です。

一番のお楽しみは、なんといっても最後のページの仕掛けですが、ここでは内緒にしておきます。

ページを開きながら、お子さんも大喜びすることうけあいです。チビねずみちゃんが、お手伝いの喜びと大切さを教えてくれます。

子供は手紙を書くのが好きですよね。この絵本に登場する動物の子供たちにならって、一緒にサンタさんにお手紙を書いてみましょう。

我が家の1歳8ヶ月の娘も、この絵本が大のお気に入り。仕掛けをこわすといけないので、本棚の高いところに置いているのですが、毎日のように指さしで読んでとせがまれます。

【ゆめのゆき】エリック・カールの美しい絵に親しもう

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ちいさな のうじょうに おじいさんが すんでいました。
おじいさんは かたほうの てで かぞえられるだけの
どうぶつを かっていました。

  • 文・絵 エリック・カール
  • 訳 あおき ひさこ
  • 偕成社 刊
  • 対象年齢 3、4歳から
  • 本体価格2400円(税込2592円)

【 あらすじ 】
5匹の動物と小さな農場に住んでいるおじいさん。毎日、朝から暗くなるまで、動物たちの世話をして一生懸命働いています。雪の降るのが待ち遠しいある日、お気に入りの椅子に座って眠っていると、おじいさんは、夢を見ました……。

人気のベストセラー『はらぺこあおむし』でおなじみのエリック・カールの描くサンタクロース。大判のページに描かれた、温かいトーンの美しい絵が魅力的です。

エリック・カールの世界観は、なんといってもその色彩に表れています。ひとくちに白、黒、赤、青、緑といっても、いろいろな色があることを教えてくれます。

サンタに扮して、木を飾り付けるおじいさんを見守る動物たちの表情にも注目を! 最後のページには、素敵な音のしかけもあります。

シンプルながら印象深いお話は、子供の心にも残るでしょう。繰り返しのフレーズのリズム感も楽しめます。

2003年に『大草原の小さな家』の原作者の名を冠した賞「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」を受賞した作品です。

【まどから おくりもの】独特の色使いとシンプルでも楽しい仕掛け

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あれは たぶん サンタクロースさん。
きょうは どうやら クリスマス。
あれは きっと おくりもの。

  • 文・絵 五味太郎
  • 偕成社 刊
  • 対象年齢 3、4歳から
  • 本体価格1000円(税込1080円)
【 あらすじ 】
ヘリコプターに乗ってやってきたサンタさん。窓から誰が住んでいるかをのぞいて、プレゼントを放り込んでいきます。でもあれあれ、窓から見た様子と、家の中の様子は、どうやら違うみたい……。

次のページが部分的にのぞける四角い小さな窓、というシンプルな仕掛けながら、絵の工夫でびっくり、楽しめるところがさすが。五味ワールドならではのセンスが光っています。

トナカイの引くそりではなく、ヘリコプターでやってきたピンクの服のサンタさん。煙突から入っていくのではなく、窓からプレゼントを投げ込んでいきます。

既存のサンタ像とは異なりますが、こんなサンタクロースがいてもいいですね。

サンタさんの勘違いが最後はハッピーエンドにつながるあたり、大人でも思わず、「人生って、案外こんなもの!」と納得してしまいます。何度も開いてみたくなる絵本です。

ビッグブック版もあり、こちらは紙芝居風に読み聞かせることもできます。近所のママ友とクリスマスのお話会を予定している場合などにもおすすめです。

【クリスマスって なあに】子供に教えてあげたい、クリスマスの意味

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「たった いま、ベツレヘムの ちいさな うまごやで、
ひとりの あかんぼうが うまれました。 その
あかんぼうは、すべての ひとの うえに しあわせを
はこんで くれる かみさまの こどもです。」

  • 文・絵 ディック・ブルーナ
  • 訳 ふなざき やすこ
  • 講談社 刊
  • 対象年齢 4、5歳から
  • 本体価格800円(税込864円)
【 あらすじ 】
ある日の夜、空に今まで見たことがないような明るく光る星が表れ、天使たちが、喜びの声を歌い始めました。神の子、イエス・キリストが生まれたのです。星に導かれて、遠いところから3人の学者がイエスの生まれたベツレヘムへやってきました。神の子に贈り物をさしあげるために。

世界中の子ども達に愛されているキャラクター「ミッフィー」の生みの親として日本人にも親しまれているディック・ブルーナが描いた、クリスマスの絵本です。

皆さんは、「クリスマスって何?」と子供に聞かれたら、どう答えますか? プレゼントをもらう日? ケーキを食べる日? ツリーを飾り付けする日?

この本は、その回答を教えてくれます。

聖書を題材に、イエス・キリスト誕生のお話が子供にも分かりやすい表現で語られています。

内容はある程度集中してお話を聞けるようになった子向けですが、かわいらしい絵を眺めているだけでも楽しめる一冊。

オランダで初版が出版されたのは、1962年。日本語版は1982年に登場しています。

出版50周年を記念して2013年に発売された白とゴールドを基調にした愛蔵版は、プレゼントにもオススメです。

【トリフのクリスマス】勇気と思いやりを学べる一冊

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ぼく、ほんとうは フラフープが
ほしいんだ……
だけど、もうふも ほしいな。
やぶれていない、ふわふわの
あたらしい もうふが……

  • 文・絵 アンナ・カリー
  • 訳 松波史子
  • くもん出版 刊
  • 対象年齢 4歳から
  • 本体価格1400円(税込1512円)
【  あらすじ 】

こねずみのトリフは、サンタさんにお願いするプレゼントを決めかねています。本当はフラフープが欲しいんだけれど、兄弟みんなが気持ちよくくるまって眠れる新しい毛布も必要。手紙には「フラフープが欲しい」と書いたけれど、やっぱり、サンタさんに会って、本当に必要なものを伝えよう!そう決心してトリフは雪の降る夜、外に出ていくのでした。

この本のおすすめのポイントは、なんといっても、生き生きとした感情表現と、ストーリーの秀逸さ

フラフープよりも毛布をお願いしようと決めた経緯、一人でサンタさんを待っている様子など、主人公のトリフの心情が細やかに表現されています。

読み進めながら、トリフと一緒にドキドキしたり、心細くなったり、ほっとしたり……思わず感情移入してしまいます。

絵もきれいで、小さなトリフを手のひらに乗せた、サンタさんのやさしげな表情が印象的です。

それと同時に、こんなに小さいのに、夜の森に飛び出したトリフの勇気にも感心させられます。

自分のことより、人のことを思いやる。これこそクリスマスの精神です。

子どもたちにそのメッセージを伝えたいですね。

ほしい本が決まったら、本屋さんへ足を運びましょう

これという本が決まったら、ネットで注文するのもいいですが、是非、本屋さんへ足を運んでみましょう。

基本情報は分かっているとしても、商品サイズや紙の質感、重さなど、実際に手に取ってみなければ分からない情報もあります。

絵本の紙のつるつる、がさがさも、子供にとっては貴重な読書体験の一部です。それが「サンタさん」「クリスマス」という語彙と思い出にも結び付いていくのです。

絵本を就寝前に読むと、言葉が記憶に残りやすいと言われています。ママと一緒に見つけたお気に入りの一冊を読んだあと、お子さんが素敵な夢を見れるといいですね!

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