妊娠後期(妊娠10ヶ月)は臨月!赤ちゃんも出産準備段階。お産の兆候を見逃すな

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2018/05/30

妊娠10ヶ月の臨月頃の妊婦さんの様子

妊娠10ヶ月は、妊娠36週~妊娠40週で「臨月」になります。ママもお産がいつ始まってもおかしくない頃なので、毎日安静にしながら過ごすことが増えてくるでしょう。

赤ちゃんも出産に向けて骨盤内に下がってくるため、胃の圧迫が解放され、胸やけや胃痛が和らぐママもいます。

赤ちゃんの大きさや、お腹の出方には個人差があるため医師から指摘がなければ気にする必要はありません。

妊娠10ヶ月目の赤ちゃんの様子やママの過ごし方、この時期のリスクについて見ていきましょう。

臨月でも早産の可能性がある!妊娠週数の見方

妊娠36週0日から「臨月」になり、出産に向けて赤ちゃんが骨盤内へ降りてきます。

「臨月に入ったからいつ生まれてきても大丈夫!」と思いがちですが、赤ちゃんが生まれても良い期間は、妊娠37週0日~妊娠41週6日までの「正産期」と言われています。

週数 時期
妊娠36週0日~妊娠39週6日まで 臨月
妊娠37週0日~妊娠41週6日まで 正産期(正期産)
妊娠40週0日 出産予定日
妊娠42週以降 過産期

妊娠36週0日~妊娠39週6日までは「臨月」ですが、妊娠36週0日~妊娠36週6日で生まれた赤ちゃんは「早産」となり、機能が未熟なため保育器で処置をする必要があります。

妊婦健診は週1回に!妊娠36週~妊娠40週の赤ちゃんの様子

妊娠36週以降からは、妊婦健診が週1回になります。いつ陣痛がきてもおかしくない状態なのでこれまでのエコー検査とは別に、妊娠36週からは以下の検査も加わります。

  • 血圧測定
  • 尿蛋白検査
  • 子宮収縮の回数と強さのチェック
  • 羊水量
  • NST(ノン・ストレス・テスト)
妊娠36週 
妊娠36週目の赤ちゃんは、体重が2500g~2700g程で、身長にも個人差がありますが約40㎝~45㎝程になります。医師から未熟児や巨大児など指摘がなければ特に心配する必要はありません。
  • 肺や内臓機能も完成し、体温調整もできるようになります。外へ出ても人として生きていけるように機能は揃いました。
  • 手足を動かすようになります。自動歩行反射と言って歩いているような動きを見られ、エコーで確認できることもあります。
  • 全身にあった胎毛が抜け落ち、肌がツルツルしてきます。
  • 子宮内では体を動かすことができず、胎動が減っていきます。
【関連記事】破水しているか胎動だけで判断するのは危険!胎動カウントを習慣づけよう
妊娠37週 
妊娠37週になると、赤ちゃんの体重は2200g~3000gになります。皮下脂肪がついて、血色も良くなり出産に向けて背中を丸め、外に出る準備をしています。
  • 消化器官や生殖器も発達しているので、赤ちゃんのお腹の中に「胎便」と呼ばれる、緑っぽい便が溜まっています。この胎便は、産まれた後に排出されます。
  • ママのおっぱいを飲むために、ママのお腹の中で指しゃぶりをしながら練習をしています。
  • お産がいつ始まってもいいように、骨盤に頭を入れて丸まっています。
妊娠38週 
赤ちゃんの体重は2500~3500g程、身長は50㎝程になります。38週時点で、体重が2500g以下だと低体重と言われますが、特に医師から指摘がなければ問題ありません。
  • 十分な脂肪がつき、肌はピンクになりふっくらと赤ちゃんらしい姿をしています。
  • お腹の中で産道を通ることができるように体を丸めながら出産に向けて準備をしています。
  • 正期産に入っているので、いつ生まれてきても大丈夫な状態です。
妊娠39週
妊娠39週の赤ちゃんは、出産準備に向けて骨盤内に入り身体を固定させ、まるまっています。体を自由に動かすことができなくなっているため、ママも胎動を感じにくくなります。
  • 赤ちゃんの頭蓋骨は産道を通り抜けしやすいようにいくつか隙間があいて別れている状態です。頭を触ると凹んでいますが、産後1年で頭蓋骨が固まっていきます。
  • 胎脂が剥がれ落ち、羊水が白っぽくなります。
  • 39週目の赤ちゃんの体脂肪は15%程で、生れるために必要な体脂肪は完成しました
妊娠40週
妊娠40週の赤ちゃんの体重は、3000g~3700g程になります。予定日を過ぎてもお腹の中でどんどん大きくはなりません。妊娠40週になるとほとんど機能は完成してるので、あとは出産を待つばかりです。
  • 赤ちゃんは生まれたときに産声をあげますが、涙は流しません。涙腺は発達しておらず、生後3ヶ月頃から涙を流すようになります。
  • 妊娠40週目は出産予定日ですが、出産予定日に生まれる赤ちゃんは20人に1人の割合です。

妊娠10ヶ月のママの体の変化とお産の兆候について

妊娠10ヶ月になると、赤ちゃんが骨盤内に降りてくるため膀胱が圧迫されます。いつ赤ちゃんが生まれてもおかしくない時期です。いつもと違う前駆陣痛や、おしるし、破水などお産の兆候を知っておきましょう。

妊娠36週 
臨月に入ると不規則なお腹の張りや痛みを感じやすくなります。お腹の張りが不規則で、痛みの感じ方がバラバラだと前駆陣痛の可能性があります。
  • 赤ちゃんが子宮口に下がってくると、膀胱が圧迫され頻尿や残尿感、尿もれを起こしやすくなります。
  • 足の付け根や恥骨が圧迫され、痛みが強くなります。痛みがひどいときは運動は中止し、安静するようにしましょう。
  • 妊娠36週目で逆子になっていた場合、「外回転術」で治す最適な時期です。全ての病院でできるわけではないので、事前に確認しましょう。
【関連記事】出産間近の妊娠36週までにお産が近い兆候を知っておいて!
妊娠37週 
妊娠37週頃、妊婦健診時に子宮口の開き方によって出産時期を見極めるようになります。子宮口が柔らかくなり少しずつ開いてくると、赤ちゃんが出られるようになります。
  • 「おしるし」は少量の出血で、陣痛が始まるサインでもありますが、おしるしが出たからすぐに陣痛がくるとは限りません。
  • 帝王切開のママは、妊娠37週頃に日程を決めていきます。帝王切開は、双子妊娠、前置胎盤、逆子などリスクのある場合に決定します。
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妊娠38週 
妊娠38週目は、いつ出産しても大丈夫な時期なので出産の兆候として「前期破水」が起こることもあります。陣痛はなく、先に破水が起こります。量が少ないため尿漏れと勘違いしやすいので、アンモニア臭がなければすぐに病院へ向かいましょう。
  • 妊娠38週で、子宮口が1.5~2㎝ほど開いてる人が多く、3㎝になると本格的な陣痛が始まります。
  • 赤ちゃんが骨盤まで下がっている状態(胎児下降感)が分かるようになります。
  • 赤ちゃんが産道を通りやすいように、産道が柔らかくなりおりものの量が増えていきます。
  • 赤ちゃんが子宮口まで下がってくると、膀胱が圧迫されトイレが近くなります。
【関連記事】陣痛開始前に起こる前期破水でも慌てないで!原因・症状と対処法
妊娠39週 
お産の兆候には必ずしも同じパターンにならず、おしるしがなく陣痛が始まったり、おしるしから破水するパターンなど色々な流れがあります。どの流れになっても慌てないように、一般的な流れを覚えておきましょう。
  • 破水する→陣痛が始まる→出産
  • 陣痛が始まる→破水する→出産
  • おしるしが出る→破水する→陣痛が始まる→出産
  • おしるしが出る→陣痛が始まる→破水する→出産
妊娠40週 
妊娠40週目は出産予定日になりますが、多くのママは出産予定日を超えて出産しています。特に、初産のママは遅くなるというデータもあります。正産期は妊娠37週0日~妊娠41週6日までなので、落ち着いて待ちましょう。
  • 胎動の回数が減ると出産が近くなったと感じるようになります。
  • 妊娠40週からはおしるしがいつ来ても大丈夫なように、ナプキンを着けておくと安心です。
  • 破水がいつ起こるか分かりません。一気に大量の水や、ちょろちょろ止まらない水は破水です。厚めのナプキンをつけて病院へ向かいましょう。
  • 陣痛は副交感神経が働く時間帯に起きやすいとされています。間隔を計れるように携帯や時計を準備しておきましょう。
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妊娠36週の早産・妊娠42週以降の過産期のリスクや対処について

妊娠36週0日からは臨月に入りますが、妊娠37週以下の出産は「早産」になります。早産した赤ちゃんは、トラブルが起こりやすく、NICU(新生児集中治療室)での治療が必要になる場合があります。

妊娠36週目の早産のリスクについて

妊娠36週目で生まれた赤ちゃんは、身体機能が未熟なので体温調節ができない、呼吸が上手にできない、ミルクを飲めないなど様々なトラブルが起こります。

そのため、NICU(新生児集中治療室)で治療をすることがあります。

2500g以下の低体重だった場合、発達障害や運動障害、脳性麻痺などのリスクもありますのでこの時期に起こる体の異変を少しでも感じたら早めの受診をおすすめします。

妊娠42週以降の出産リスクについて

妊娠42週以降も妊娠が続くと「過産期」と呼ばれ、赤ちゃんへ送る栄養や酸素の胎盤機能が低下し、トラブルや合併症が起こると言われています。

日本では、約2~3%が妊娠42週以降の分娩があると言われています。誰でも起こりうることを知っておきましょう。

  • 巨大児になるリスク…巨大児は4000gを超える赤ちゃんのことを指します
  • 羊水過少症…羊水が減少し、赤ちゃんを守る機能が失われます
  • 胎盤機能不全…酸素や栄養が供給できず、発育に影響を及ぼします

過産期で兆候がない場合は陣痛促進剤を使う

出産予定日を過ぎて産まれる気配がないとき、前期破水や陣痛が弱いときに陣痛促進剤を使用されることがあります。

薬剤を投与することで、陣痛を促進します。陣痛促進剤は、ママの体の状態や赤ちゃんの危険性も考えて使うことが目的です。

分娩を円滑に進めて母子の負担を軽減する役目もありますので、少しでも不安なことがあれば事前に医師に相談しましょう。

【関連記事】陣痛促進剤は主に4つのケースで使用!効果やリスクについて

妊娠10ヶ月のママの過ごし方や準備について

出産予定日が近づいてくると、早く赤ちゃんに会いたい気持ちが強くなってくるでしょう。しかし、出産予定日に生まれることはほとんどないので、焦らず出産に向けて体を動かしたり、リラックスしながら過ごしていきましょう。

入院・産後準備の再確認を!

出産時期によって持っていく入院用品も再度見直してみましょう。特に、冬場は寒いからたくさん服を持って行っても、意外に病院の中は暖かく「荷物になった」ということもあります。

必要な物の買い足しも、赤ちゃんが生まれてからはゆっくり買い物に行くことができません。今のうちに買い忘れた物がないか再度確認し、チェックしておきましょう。

体を動かしてして陣痛を促そう!

筆者が臨月の時は、出産予定日を過ぎていたため毎日ウォーキングを取り入れていました。

お腹が大きくて動きづらかったですが、ゆっくり歩きながら体を動かしていると気分転換にもなり、何より体力がつきます。

出産予定日から3~4日、毎日ウォーキングを続けて本陣痛が来ました。妊娠10ヶ月に入って、きるだけ早く始めれば良かったな、と思いました。

外出する時は必要な物を持ち歩く

いつ陣痛がきてもおかしくない状況です。緊急な事態にも備えて、外出するときは必ず以下の物を持ち歩くようにしましょう。

  • 母子手帳
  • 保険証
  • 携帯電話
  • 病院の診察券

また、旅行や遠出はせずに近場の外出にとどめ、お腹が大きいのでなるべく車の運転も避けたほうが安心です。

疲れたときはしっかり休息する

予定日を過ぎても陣痛が来ないと不安になってしまい、無理に体を動かすこともあるでしょう。しかし、大きなお腹で思うように動けず、妊娠中は疲れやすくなっています。

しかも、お産という大仕事は体力をかなり奪われます。お産のためにも、疲れたときはしっかり休み無理をしないようにしましょう。

もしも!の場合は陣痛タクシーの利用を考えよう

近年急速に広まっている陣痛タクシーを知っていますか?妊婦さんのために、急な陣痛や破水が起きても速やかに病院へ連れていってくれるサービです。

陣痛タクシーの魅力は、パパが仕事中で駆け付けられなかったり、自分で移動ができないときに陣痛タクシーを呼んで代わりに連れて行ってもらえます。

普通のタクシーだと、出産間近の場合は乗車拒否されることもあるようです。陣痛タクシーは必ず「事前登録」をする必要があります。

会社のHPから登録することができるので、お住まいのタクシー会社に陣痛タクシーのサービスがあるか確認し、早めに登録をしておくといいでしょう。

早産リスクも考えて性生活はおやすみしましょう

妊娠36週以降は、赤ちゃんの早産の危険も含めて破水を引き起こす可能性があるので性生活はお休みします。
お腹の張りが頻繁に起きると、早産リスクに繋がってしまいます。

妊娠37週目の正期産に入るまでは、お腹の赤ちゃんを最優先に考えて過ごすようにしましょう。

妊娠38週以降おっぱいマッサージをは始めてみる

妊娠中に乳頭や乳房マッサージをすると、赤ちゃんが母乳を飲みやすくなります。マッサージは、妊娠37週目以降の妊娠後期から始めるようにしましょう。

早くから始めてしまうと、切迫早産やお腹の張りに繋がります。もし、不安がある場合は医師に相談してから考えてもいいでしょう。

おっぱいマッサージは、必ず行わなければいけないものではないので、無理に行わなくても大丈夫です。

【体験談】小さくても大きくても可愛い赤ちゃん

筆者は2度お産を経験しましたが、1人目は妊娠38週で産まれ、2500gと低体重児でした。

赤ちゃんの体重がなかなか増えていなかったので、妊婦健診の度に心配になっていましたが、医師からは特に指摘もされず、家族からは「小さく生んで大きく育てればいいんだよ!」と励ましてもらいました。

臨月に入ってからは陣痛を促進させるために、毎日ウォーキングをしていました。予定日より早く陣痛が来て、約13時間で出産しました。

産まれた後は黄疸が強かったので、すぐに保育器に入っていました。とても小さな体でしたが、無事に生まれてきてくれた喜びは今でも忘れられません。

2人目の時は3200gで、予定日を過ぎていましたが、二度目の出産なのでとても早く、約4時間程でスルッと無事に生まれました。

妊娠生活というこのかけがえのない貴重な時間はママしか味わうことができません。私も妊娠中に、たくさん赤ちゃんとの思い出を作っておけば良かったな…と振り返って思いました。

赤ちゃんと会えるのは、もうすぐそこまで来ています。妊娠予定日を過ぎても焦らずに、ゆっくり気長に赤ちゃんを待ちましょうね!

予定日を過ぎても気長に!焦らずゆっくり待とう

長かった妊娠生活も終わりになります。約10ヶ月間、赤ちゃんの成長を見守りながら「性別はどっちかな?」「名前はどうしよう?」「どんな子かな?」など色々と考えながら過ごしてきたのではないでしょうか?

赤ちゃんに会える楽しみ、家族が1人増える喜び、つわりの辛さや妊娠中の体の変化にうまく対応しながら、赤ちゃんを迎える準備や洋服選びなど楽しい妊娠生活であったと思います

予定日を過ぎてしまうと少し焦ってしまいますが、必ず赤ちゃんには会えます。赤ちゃんはママのお腹が居心地良いのかもしれません。

今は赤ちゃんに会えるまで、焦らずにゆったりとした気持ちで待ちましょう。ママがリラックスすることで、赤ちゃんにもママの気持ちが伝わるようになりますよ。
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